育児休業とは、原則1歳未満のこどもを養育するための休業で、育児・介護休業法という法律に定められています。育児休業の申出は、それにより一定期間労働者の労務提供義務を消滅させる意思表示です。もし、お勤め先の就業規則に育児休業に関する規定がなくても、法律に基づき育児休業を取得することができ、会社側は休業の申し出を拒めません。(引用:厚生労働省)
一時保育を利用しながら育休中の間に転職活動を行いましょう!応募書類と面接では、転職理由と仕事と子育ての両立についてきちんと説明できるかがポイント
育児休業中の転職は家庭と仕事のバランスを考えるママたちにとって、一つの選択肢として増えています。
この記事では、育休中の転職を考える際の円満な退職方法や転職活動の進め方について詳細に解説します。
育休中の転職は家庭と仕事の両立に適した職場を求める際に有効ですが、給付金の最大限の利用や退職のタイミングなど、注意すべきポイントが存在します。
また、履歴書の書き方や面接でのアピールポイントなど、転職活動をスムーズに進めるための具体的なヒントも解説します。
家事と育児に追われる中での転職活動は容易ではありませんが、適切な準備と戦略によって成功へと導くことが可能です。
この記事を育休中に転職を考えているママはぜひ役立ててください。
- ワーキングママが心配する復帰後の事情
- 損せず円満に退職する方法
- 転職活動の注意点
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育休中だけど転職したい…ワーキングママが心配する復帰後の事情
意外と多い!育休中に転職を考えるワーキングママ
働き方や子育ての不安などから、育休中に転職や退職を考える人は意外にも多くいます。 ワーキングママたちが育休中に感じた、不安の声を集めました。
・保育園激戦区で、子どもの預け先が見つからない
・夫が育児に非協力的で負担が多く両立できるか不安
・仕事が激務なので育児との両立が難しい
・産休、育休後の復職はフルタイムという条件が重荷に感じはじめた
・出産を理由に部署を移動された為、復帰後が業務に慣れるか心配
・会社に幼い子のいる女性がいないので、子供の病気などに理解を得られるか不安
育児は想定外の連続
不安の声のほとんどの理由が、出産・育児を経験して初めて見えてくる状況です。出産前は、できる!やれる!と思っていたけれど、いざ子育てをしてみると、子どもの性格や身体の丈夫さ、夫や親の子育てに対する協力度合など、母親を取り巻く状況は千差万別。
「みんなやっているから、私もできるだろう」なんて一括りにはできないのです。出産前には想定できなかった状況になってしまうなんてことはザラにあります。出産前は復帰するつもりでいても、それが厳しくなってしまうママもいるのです。
育休後は浦島太郎状態
1年以上も職場を離れていると、想像以上に職場の雰囲気や仕事内容が代わっていることや、ママ自身も時短勤務などで以前と同じように働けないことから、復帰後のママ達はアウェー感を感じることが多くあるようです。そんなママの気持ちを代弁したインスタが大人気になるほど、多くのママが同じように感じているのです。
転職するなら育休中?それとも復帰後?損せず円満に退職する方法
転職活動は育休中がおすすめ!だけど育休取得時期に注意
転職を考えているのであれば、復帰後より育休中に転職活動するほうがおすすめです。復帰後すぐに転職するのであれば、社内の目も厳しいですし育児と仕事の両立で時間的にも難しくなることは確実です。
ただし、取得中の育休が入社後すぐに取得したものなら、次の転職は難しい可能性があります。転職するなら育休中がおすすめですが、今の会社に入って日が浅い場合は、転職活動が難航する覚悟が必要です。
給付金もしっかりもらって円満退職する方法
産後すぐに退職を考え始めた場合、その時点で会社に退職の意思を伝えると育休打ち切りになる可能性があります。育児休業期間は社会保険料が免除され、育児休業給付金も支給されるのでぎりぎりまで利用したいのが本音ですよね。
育児給付金も利用しつつ、会社へかける迷惑も最小限に留めるとしたら、退職の意思を伝えるのは復職の1か月前ぐらいがベストです。1か月前であれば、例えば育休中に雇用していた派遣社員の契約期間を延長するなど、会社的にも準備ができる猶予があります。
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育休中、保育園内定後の転職活動の注意点
育休中に保育園の審査に通っている場合、転職は早めに
「育児休業からの復帰」として保育園に応募し受け入れが決まっている場合は、退職してしまうと受け入れが取り消されてしまう場合があります。保育園は、働くことが前提で入園できるところなので、新しい職場(転職先)の「就労証明書」を提出期限前に準備する必要があります。保育園への入園を希望していて審査に通っている人は、自治体に必要書類や提出期限を確認し早めに転職先を見つけましょう。
育休終了後、転職先が決まっていなく、就労証明書が出せないとなると、保育園激戦区では退園の可能性があるので、できるだけ早い転職活動が大切です。
育休中の転職活動には一時保育のある保育園の利用がおすすめ
育休中に転職活動をするときにネックとなるのが、子供の預け先です。近くに頼れる人がいない場合は、一時保育を利用しましょう。一時保育は就労以外の理由、家族の病気や冠婚葬祭、私的な理由でも子供の保育が困難な状況の時は、半日や一日単位で子供を預かってくれるサービスです。
認可保育園などで実施していることが多く、地域によって受け入れ年齢・人数・利用料などはさまざまです。お住まいの自治体の一時保育について一度調べてみましょう。
育休中の転職活動に成功するには?履歴書や面接のポイント
育休中の転職活動、履歴書作成で重要なのは転職理由
採用する企業側にとっては、育休も他の休職あまり変わりのない扱いなので、育児休業中であることを告げる義務はありません。しかし、育児休暇取得中ということは予め伝えておいた方がベターです。
育休は復職を前提とした制度なので、育休中の転職はあまりよいイメージがないのが現実です。育休中の転職では、なぜ「転職しなければならないのか」をきちんと説明できることが重要です。
難関!育休中での就職活動は、応募書類の整え方や面接の攻略法
応募書類に育児休業中と明記する
前述しましたが、育児休業中であることを、相手企業に言う義務はありません。しかし、育児をしながら働ける環境を求めての転職であれば、現在育児休業中であり、それが終了してから転職したいことは明記しておく必要があります。そうすることで、企業とのミスマッチを早い段階で防ぐことができます。
育休の期間は勤続年数に含めて良いの?
休職中でも企業に在籍していることになるので、勤続年数に含めることができます。しかし、職務経験の年数で「○○の経験3年以上必須」などの条件に触れそうな場合は、きちんと確認した方が良いでしょう。
仕事と子育ての両立をうまくやれるかどうかが鍵
子育て中だからという理由で中途採用を避けるような企業は、ずいぶんと減ってきています。企業が気にしているのは「仕事と子育ての両立を上手くやれるかどうか」です。
これは、面接でも良く聞かれる質問です。自分にはどんなサポート体制があるのか、どのような方法で両立生活をやっていこうと考えているのかを明確に伝えることがポイントです。
育休中の転職活動はサポート必須
ただでさえ、家事と育児に追われている育休期間。自分だけで転職活動を進めると、思うように進まず、内定がとれないまま復帰となる可能性もあります。育休中の転職には、女性の転職に強い転職エージェントに相談しましょう。
書類や面談のサポートを受けたり企業選びに助言をしてもらったりすると、スムーズに転職活動が進みます。また、育休中の転職活動の進め方や円満に退職する方法もアドバイスしてもらえますよ。
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まとめ
育休中に転職を考えているのであれば、一時保育を利用しながら育休中の間に転職活動を行うようにしましょう。
さらに、退職の意思を復職1か月前くらいに伝えるようにすると、育児給付金ももらえて円満に退職することができます。
応募書類と面接では、転職理由と仕事と子育ての両立についてきちんと説明できる必要があります。自由に動き回れるわけではない状況ですが、転職エージェントのサポートを上手に利用して乗り切りましょう。
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