最近では、就活においてインターンシップへの参加が一般的ですよね。
そんな中、「サマーインターン行ったのに、冬も行くべきなの?」「冬は内定に直結するって本当?」という疑問を持つ方が多いと思います。
そんなあなたに、冬休みのインターンについて徹底解説していきます。
冬インターン(ウィンターインターン)とは?
冬インターン(ウィンターインターン)とは、12月~2月ごろに開催されるインターンシップのことです。参加者は、就活生である大学3年生や、大学院生です。
就活生のみなさんは、サマーインターン(夏)、オータムインターン(秋)、ウィンターインターン(冬)といった流れでインターンを受けていくことになります。開催するインターンの時期や、
開催回数などは企業によって異なります。募集・選考時期は、10月くらいから始まります。中には、オータムインターンと被ってくる人もいるため、就活の時期の秋以降は忙しくなっていきます。
サマーインターンと冬のインターンの違いは?
冬のインターンは、サマーインターンよりも就活の雰囲気が濃くなってきます。サマーインターンは、比較的気軽に参加できるもので、企業の志望度も低い人たちが集まっています。
あなたも、業界研究のためや、視野を広げるため、とりあえず参加してみようといった理由で参加したことがあるのではないでしょうか?
一方、冬のインターンには、ある程度業界を絞っている人や、職種を絞っている人が多く集まります。そのため、就活生の本気度のレベルは、夏に比べたら高く、それに伴って参加できる可能性も低くなってきます。企業の中には、内定に直結したり、参加することで選考に有利になる場合があります。
特に、外資系やベンチャー企業などは内定を出すこと自体が早いため、冬のインターンは重要なものになってきます。
冬のインターン参加のメリット
冬のインターンは、内定に直結したり、2次選考へのチケットなど、選考に有利になる可能性が大です。志望度の高い就活生が集まれば、その中から優秀な学生を早いうちに確保したくなるのは当然のことです。
「これは選考には一切関係ありません。」と書いてあっても、大いに関係があるのが現状です。志望度が高い企業では、自分の志望度の高さや能力をアピールできるといいでしょう。また、冬のインターンは、会社研究の最後のチャンスと考えたほうがいいです。インターンが終われば、本選考が始まります。
そのため、自分の中で受ける企業がまだ決まっていない場合は、この冬のインターンである程度固める必要があります。
冬のインターンを探す媒体
冬のインターンを探す方法としては、3つあります。
就活情報サイト(アプリ)
有名な情報サイトとして挙げられるのは、マイナビやリクナビ、ワンキャリアなどの媒体です。
多くの企業を一気に探すことができるため、インターン情報の収集だけでなく、企業の情報を集めるのにもおすすめです。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターには、就活情報が満載です。
アドバイザーなどもいるため、上手に活用していくといいでしょう。その大学の学生に来てもらいたい企業からの募集を無駄にしないよう、情報は常に気にしておくべきです。
企業の採用HP
企業の採用ページから申し込むこともできます。詳細が書かれているならば、就活情報サイトよりも気にしてチェックしてみるといいです。
時々、就活情報サイトには掲載しない企業もあるため、自分の気になる会社では、しっかりマイページを作っておくべきです。
冬のインターンのために事前に準備するべきこと
冬のインターンに参加するための準備として、5つ挙げられます。冬の時点でしっかり準備をしておくと、本選考にも活かせるので、真剣に取り組んでいきましょう。
自己分析
これが一番就活には必要です!絶対に必要です。
面接やWeb対策以前に、きちんと自分のことを理解してください。自分を知ることから、就活は始まります。
ここでは詳しく解説しませんが、自分が大事にしている考え方や、今後どうなりたいのかなどを具体的に説明できるようになってください。
最近では、現役の会社員と直接会って、自己分析のお手伝いをしてもらえたり、会社について詳しく教えてもらえるマッチングアプリも出ています。こういった他者の協力も得て、自分について理解を深めてください。
情報収集
インターンや、会社の情報をきちんと把握しましょう。いつまでにエントリーをしないといけないのか、いつ開催されるのか、本選考にはつながっているのかなど、事前に集められる情報は揃えましょう。
企業のHPや就活情報サイトを参考にするのはもちろんですが、口コミサイトを活用するとより理解を深めることができます。
特に、本選考につながっているのかどうかは、企業のHPに記載されません。そのため、内定をもらった人の口コミサイトや、選考を受けた人の体験談などを参考にして、今後の流れをしっかり理解しておきましょう。
ES対策
エントリーシート(ES)に書く内容をしっかり整理しておきましょう。学生時代に力をいれたことや、自己PRなどは定番です。
自己分析の成果が、このESに表れてきます。わかりやすい文章を書くためにはどうしたらいいのかなど、基本的な書き方も勉強しておくといいでしょう。
Webテスト対策
Webテストやテストセンターの対策も事前にしておきましょう。実施されるかどうかは、企業ごとに異なるので、情報収集は抜かりなく行いましょう。
また、企業によって通過できるボーダーラインが異なるため、自分の行きたい企業のレベルの把握も必要です。対策本が販売されていたり、ネット上でも無料で模擬試験を受けられるため、上手に活用していくべきです。
面接対策
面接でも、自己分析の成果が表れてきます。面接では、質問に対して、的確に簡潔に答える必要があります。話す内容がまとまっておらず、最終的に何をいっているのかよくわからない答えをする人がいます。
そういった人は、情報を詰め込みすぎて、まとを外してしまっているため、マイナスのポイントとなります。がちがちに固めるのも、原稿を読んでいる風になってしまって、コミュニケーションがとれない人に見えてしまいます。
あくまで面接はコミュニケーションの場です。ある程度頭の中で受け答えのシミュレーションをして、「会話」を意識していきましょう。面接の練習としては、キャリアアドバイザーの人や、現役社会人、就活経験者などの協力を得るといいでしょう。
その姿を動画でとって、あとから自分でチェックすると、意外な発見があるためおすすめです。
どうせなら内定が欲しい!
チャンスがあるならすぐにでも内定が欲しいですよね。
冬のインターンで内定をもらいたい場合、自分の志望度をアピールする必要があります。大切なのは「積極性」です。積極的に社員の人とコミュニケーションをとって、積極的に会社への理解を深めていくのです。
また、ESや面接で伝えた協調性や強みが本物だということを、人事の人に理解してもらう必要があります。内定が欲しい人、有利に進めていきたい人は、グループワークなどだけでなく、プロセスすべてに力を入れていきましょう。
参加するうえで気を付けるべきこと
目的意識を明確に持ってインターンに挑みましょう。参加してから「楽しかった」「つまらなかった」などといった浅い感想しか出ないのは、参加する意味がありません。しっかり、今後の就活に活かせる情報や経験を得て帰りましょう。
また、冬のインターンで燃え尽きてしまうことに注意です。就活は、どこかで必ず息切れをしますし、心が折れます。それでも大丈夫です!ずっと走り続けられる人はめったにいません。息切れをしてしまったり、疲れてしまったら、休みましょう。そして、きちんと反省をしましょう。
冬のインターンに参加することを目的としないで気を抜かないためには、自分の将来をきちんと見据えることが大切です。
冬インターンで失敗しちゃった…。でも大丈夫!
冬のインターンは、志望度の高い人が集まるため、参加できる確率が落ちます。「インターンに落ちたから、この会社にはもう受からない」ということはありません。
インターンに参加していなくても、内定をもらっている人はたくさんいます。インターン参加者から引き抜かれる人もわずかです。
だから、インターンに参加できなかったり、爪痕を残せなくても落ち込まないでください!なぜ落ちたのか、どこがいけなかったのかなどをきちんと反省すれば、何かが見えてくるはずです。
冬のインターンは選考を有利に進められる可能性あり!
冒頭でも申し上げましたが、冬のインターンは、選考をパスできるなど選考を有利に進められる可能性が高いです。
しかし、その分参加できる可能性が低いので、ウィンターインターンに参加できなくてもそんなに落ち込むことはありません!(申し込めばほぼ参加できるタイプのインターンは絶対に参加しないといけない企業さんもありますが、、。)
就活は、たくさん失敗するものです。初めての経験で、初めて社会に出ていく準備をするのだから当然です。失敗した分だけ、反省をして次に活かせるチャンスが増えるので、いろんなインターンに挑戦してみてください!