「大学在学中に資格を取って就職活動で役立てたい!」と考えている学生の皆さん。
通信制の教育で取れる資格を探してはいませんか?
資格を取るには学校に通うのが一番の近道ではありますが、通学する時間を取るのも難しいですし、何より費用もかかります。
通信制の教材を活用することで、スムーズに資格を取れるようになる可能性もあります。
そこで今回は通信制教育で取得できるおすすめの資格を簡単なものから、難関の資格まで幅広く選出してご紹介。
気になる資格があればぜひ、取得を検討してみてくださいね。
通信制教育で取得できるおすすめ簡単資格25選
①医療事務
医療事務は病院内で診療報酬などの計算を行ったり、受付や会計を行うために活用できる資格です。
医療機関では診療報酬の点数に応じて、窓口で支払ってもらう金額を算出します。
民間の資格であるため、病院で働くときに必須になる資格ではありませんが、持っておくと医療事務の求人に応募するときには役に立ちます。
また女性の多い職場であることが多く、勤務時間も選びやすいので出産後の再就職先として選ばれることも多いです。
学習期間も3か月からと取り掛かりやすく、様々な通信教育でカリキュラムが組まれていますので、自分に合う教育を見つけやすいメリットがあります。
②簿記検定
簿記は企業内の出納を管理するのに役立つ資格です。
どの企業に入っても経費精算など経理に関わる作業を担当する可能性はありますから、事前にどんな計算で企業のお金が動いているのかが分かるようになります。
1級~3級まであり、3級の合格率は50%程度と比較的取り掛かりやすいので、通信教育を利用して取得しておくと後々役に立つ可能性も高いです。
最近では企業会計をクラウド化しているところもあり、ツールをいじる時にも役立つこともありますから、簡単なところから始めてみるのもおすすめです。
③メンタル心理カウンセラー
メンタル心理カウンセラーは、日本能力開発推進協会認定主催の資格で、メンタルケアの入門的な立ち位置にある資格です。
皆さんもご存じの通り、日本はストレス社会ですから企業内でも社員のメンタルケアに取り組むところが増えています。
メンタル心理カウンセラーは心理学やカウンセリングについての知識を身に着けられるので、社会に出た後自分の精神衛生管理にも役立ちます。
メンタル疾患を一度患ってしまうと、回復するまでに多くの時間を要しますから、自分の社会人生活にも役立てられる資格です。
④登録販売者
登録販売者はドラッグストアで医薬品の販売に携わる時に、役立つ資格です。
薬剤師は第1類医薬品までのすべての医薬品の販売が可能です。
一方で登録販売者は一般用医薬品販売に携われる資格です。
ドラッグストアでは様々な医薬品が販売されていますから、薬剤師がいない時間帯でも薬が購入できるように、現在需要が高まっている資格です。
年々地方ではドラッグストアの出店数も伸びていますから、資格を利用できる機会も多くなることが予想されます。
⑤食育アドバイザー
食育アドバイザーとは、栄養バランスから食材に関する基礎知識を身に着けられる民間の資格です。
生活習慣を改善するためのアドバイスから、成長や健康維持に役立つ献立の作成等、日常生活でも知識を活かせるのがポイントです。
また食費関連の仕事でも活かせたり、将来料理関連の講師として活動するときにも役立つでしょう。
⑥衛生管理者
衛生管理者は企業内で50人以上が常時在籍している場合、1人は取得を求められる資格です。
第一種衛生管理者と第二種衛星管理者に分けられており、ガスなどを取り扱わない一般企業であれば、第二種が求めらえrます。
衛星管理者は労働者の職場での健康・衛星に関する指導や保全をすることが求められます。
労働安全衛生法によって決められている国家資格なので、履歴書にもかける立派な資格であるといえます。
また今後社員数を増やそうと考えている企業では、少しでも資格保有者がいてほしいと考えていますから、就職活動でも武器になる可能性があります。
⑦ヨガインストラクター
ヨガインストラクターは民間の資格で、ヨガスタジオなどで働くときに活用できる資格です。
民間の資格の中には本場インドのヨガスタイルを学べるものもあります。
自分の健康増進にも役立てられますし、ダイエットにも役立てられるでしょう。
ヨガインストラクターとして働く道も開けます。
⑧カラーコーディネーター
カラーコーディネーターは、東京商工会会議所が主催する民間資格です。
色の性質などを学び、カラーコーディネートの知識を身に着けることができます。
色彩能力や色の組み合わせの知識がつくので、日常生活だけではなく就職した後に何らかのデザインをするときに役立てられます。
⑨精神保健福祉士
精神保健福祉士とは、精神的な疾患を抱える人をサポートする職業につくために必要な資格です。
精神保健福祉法に基づいて設置されている国家資格であり、医療機関や行政での需要が高いです。
同じようなっ資格で産業カウンセラーがありますが、より精神的な疾患のある人に社会復帰にまつわるアドバイスを専門的に行うのであれば、精神保健福祉士の方ができることの範囲が広いです。
⑩終活ライフケアプランナー
終活ライフケアプランナーは、一般財団法人日本能力開発推進協会が主催する、終活に関する知識やケアについて学べる資格です。
人生の終わりにだんだんと近づいていくにつれて、今後の貯金や生活に対して不安感を抱く人は多いです。
資格を取得しておくことで様々な観点から終活に関するアドバイスができるので、金融や不動産などの幅広い年代を相手にする業界では知識を活かすことができます。
⑪日本語教師
日本語教師は、日本語教育能力検定試験という資格を取得することでなれる職業です。
受験者の制限はなく、年に1回参加できることから大学在学中にチャレンジしやすい資格であるといえます。
基本的に日本語教師に関する国家資格はありませんが、日本語教師として将来働きたいと考えている場合、採用資格に含まれることもありますので取っておいて損はありません。
⑫食生活アドバイザー
食生活アドバイザーは食品の安全性から料理についての知識まで、日本の食生活に関連する知識を学べる資格です。
利用できる業界は幅広く、医療福祉業界から飲食業界は勿論のこと、流通や生産の場でも活用できる非常に汎用性の高い資格です。
企業内でも資格取得が推奨されることもあり、今後の進路選択によっては就職活動に役立てられるかもしれません。
⑬MicrosoftOfficeスペシャリスト
MicrosoftOfficeスペシャリストは、Microsoftが運営しているパワポやWord等の文書作成ツールのスキルを測る資格です。
企業に入社した後は、Microsoft社が販売しているオフィスソフトを使って仕事を進めることになりますから、取っておいて損はない資格であるといえます。
大学では学ぶことができないので、一回勉強して取得しておけば、レポートや卒論でも役に立つ知識とスキルが身につきます。
⑭コスメ検定
コスメ検定とは日本化粧品検定を指す、民間の資格です。
化粧品の成分を学び、スキンケアやメイク等の知識を測る試験を受けることになります。
普段の化粧はもちろんのこと、美容業界で働くときにも役立つ資格です。
⑮整理収納アドバイザー
整理収納アドバイザーは、ハウスキーピング協会が認定している民間資格です。
整理整頓に関するコツや知識を持っているので、部屋の片づけを効率的に学ぶことが可能です。
家事代行の社員やバイトとして働く際に役立てることができるでしょう。
⑯実用ボールペン字
資格認定とまではいきませんが、将来直筆の文章を書くことになる場合は、実用ボールペン時講座を受けておいて損はないでしょう。
社会に出るとボールペンで物を書く機会が増えますから、きれいな字がかけるこtにこしたことはありません。
講師からの添削指導により、文字の癖を矯正してもらうことが可能です。
⑰色彩検定
色彩検定はカラーコーディネーターと似たような資格ではありますが、文部科学省からの支援を受けている資格です。
カラーコーディネーターが商品のデザインに役立つのに対して色彩検定ではファッション業界で活かせる知識が見に着くとされています。
難易度も低く取り掛かりやすいので、大学に通いながらでも取得しやすい資格であるといえます。
⑱アロマテラピー
アロマテラピー検定はアロマテラピーに関する基礎知識を学べる資格です。
人を癒す効果のあるアロマテラピーは、最近では健康維持の目的でも利用されることが増えています。
健康的な生活を送るため、加えて生活の質を上げるのに役立てられる資格なので、取っておいて損はありません。
⑲調剤薬局事務
調剤薬局事務は病院に併設されていることが多い、調剤薬局の窓口業務を行うのに役立つ民間資格です。
もちろん未経験でも就業はできますが、資格がある方が採用される可能性が高くなります。
薬学に関する知識から保険調剤の実務に関する知識まで、幅広い知識が問われることになります。
年間で2回、試験が開催されますので気になる方は是非取得してみてください。
⑳ネイリスト
ネイリストも国家資格はありませんが、民間でジェルネイル検定やネイリスト検定もあります。
ネイルサロンは未経験でも採用してくれますが、正社員として働きたいのであれば資格を取得しておくと安心です。
またネイリストは衛生管理も求められるので、ネイルサロン衛生管理士の資格も取得しておくといいかもしれません。
通信制で本格的に勉強が必要な資格5選
通信制で取得できる資格の中には、簡単なものではなく本格的な勉強が必要になる難関国家資格のものもあります。
以下で解説していきます。
①行政書士
行政書士とは、公的機関に提出する認可証などの書類作成や提出など公文書作成に携わるのに必要な資格です。
また公文書を作成する際に詳細なコンサルティングを行うこともあり、企業から依頼を受けて仕事をすることが多いのが特徴です。
法律の知識を身に着けることになるので、企業内でも法務関連の資格を活かすこともできるでしょう。
毎年合格率は10%と国家資格の中では比較的難易度が高い方に分類されるものの、初めて法学に触れる人にとっては長期間の学習が必要になります。
②宅地建物取引士
宅地建物取引士は不動産取引で必要になる資格です。
賃貸物件、分譲物件を販売する事業所で働くときには、従業員5人当たりに1人の設置が求められています。
宅地建物取引士のみが行える不動産取引の説明があるため、不動産業界で働きたいと考えているなら取っておいて損はない資格です。
合格率は15%程度と国家資格の中では比較的取得しやすいものの、幅広いジャンルの法律や計算式を覚えなければならないため、独学で取得するのが難しい場合もあります。
③司法書士
司法書士は法務文書の作成や法律事務を行うことのできる国家資格です。
不動産登記業務から商業登記業務、検察庁への告訴等、幅広い業務に携われる職種です。
何と合格率は3~4%と非常に狭き門。
実は文系が取得できる資格の中でも特に難関の資格であるといわれており、独学で勉強し続けるのは難しいこともあります。
④社会保険労務士
社会保険労務士とは、企業に欠かせない社会保険・労働に関連する法律についての知識を問われる資格です。
雇用に関連する書類を官公庁に提出するときに必要になる書類の作成から、労務管理に関するアドバイスまで幅広い業務に対応出来ます。
社労士事務所に所属することもあれば、人事部で重宝されることもあります。
⑤公認会計士
公認会計士とは、企業内の監査や会計・税務に関連する実務やコンサルティングを行うために必要な国家資格です。
自分で独立開業する選択肢もありますが、一般企業内に所属して活躍する方も居ます。
実は公認会計士は国家三大資格といわれており、弁護士や医師と並ぶ国家資格として知られています。
試験科目が非常に多く長期間の勉強が必要になるので、きちんとしたテキストで長期間にわたり勉強する必要があります。
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通信制を活用して資格取得を成功させる方法
通信制の教材や教室を利用して資格取得を成功させる方法は、以下の通りです。
- カリキュラムによく目を通しておく
- 取得目標を決めてスケジュールを組む
- 自分の勉強スタイルに合う講座を選ぶ
以下で詳しく解説していきます。
カリキュラムによく目を通しておく
通信制の教材では学ぶ内容は同じであるものの、学んでいく際のカリキュラムが異なる場合があります。
勉強のスケジュールを組むうえでカリキュラムの把握は必須事項になりますから、サイトの情報を参考にして、納得できるカリキュラムを選んでいきましょう。
またカリキュラムの中には、専門家によるサポートが受けられることもあります。
サポート体制の詳細も併せて確認しておくと、万が一勉強中にわからないことが生じても対応してもらいやすくなります。
取得目標を決めてスケジュールを組む
通信制の教材を活用して資格取得を目指すなら、きちんと取得目標を決めてスケジュールを組むことも大切です。
漠然と資格のために勉強していても、緊迫感がなく最終的にテキストがタンスの肥やしになることもあります。
きちんと取得目標を決めることで、効率的に資格取得まで勉強できるようになります。
自分の勉強スタイルに合う講座を選ぶ
自分の勉強スタイルに合う講座を選ぶことも大切です。
テキストを解いていく形式の講座や、専門の講師の映像授業を受けられるものもあります。
一人でじっくり派、あるいは講師と一緒に勉強したい、アドバイスが欲しい派など様々ですから、しっかり吟味することをおすすめします。
通信制の講座を活用して今後に役立つ資格を取得しよう
いかがでしたか?
大学生はどの年代よりも時間がありますから、通信制の教材を活用して資格取得の勉強に勤しむこともできるでしょう。
就職活動に役立つ資格を取得できることもありますから、興味のある資格を見つけて勉強を始めてみてはいかがでしょうか。