「同じ作業ばかりでやりがいを感じられない…」
「仕事に求められる基準が高くてついていけない…」
あなたがインターンをつらいと感じている理由は何ですか?
原因がわかれば、解決することができるかもしれません。
せっかく「頑張ろう」「成長しよう」という気持ちでインターンを始めたのですから、前向きな気持ちを取り戻しましょう。
インターンがつらい、辞めたいと思っている人はこの記事を読んでください。
インターンをつらいと感じる理由を知ろう
あなたはなぜインターンをつらいと感じているのですか?
ここでは、インターンをつらいと感じる理由をいくつか紹介します。
- 理想と現実が大きく違った
- 上司が厳しく、プレッシャーを感じる
- 業務がつまらないと感じる
- 人間関係がうまくいかない
- やりたい仕事をやらせてもらえない
- 全て自分で考えて動かなければならない
理想と現実が大きく違った
インターンに入る前、自分がインターン先で働く想像や、上司や他のインターン生と話す姿を想像していたのではありませんか?
- 思っていたよりも上司と話せる機会は少なかった
- 思っていたよりも難しい業務ばかりだった
- 思っていたよりもインターン生同士の仲が深まらない
- 思っていたよりも学べるものが少ない
理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、つらい気持ちは大きくなってしまいます。
「社会のリアルが知れてラッキー」などとポジティブに捉えておくことをおすすめします。
上司が厳しく、プレッシャーを感じる
- キツいノルマが課せられている
- ミスをすると上司に怒られる
「怒られるのが嫌だから仕事を頑張る」
そんな気持ちになっていませんか?
求められる基準が高かったり、少しのミスで怒られたりするとつらいですよね。
怯えながら仕事をするのは精神的にもよくありません。
話しやすい人に相談したり、自分にとってはハードルが高すぎる業務であることを伝えたりする必要があります。
社員がインターン生の精神状況を正しく把握できていないことはよくあるので、自分でも伝える方法を考えてみてください。
業務がつまらないと感じる
- アルバイトとの違いがわからない
- 単純作業ばかりでやりがいを感じない
- 興味のない内容でつまらない
つまらないと感じる業務ばかりだと「行く意味あるのかな…」とつらい気持ちになって行きます。
しかし、業務がつらいと感じるのは、自分の考え方の問題かもしれません。
どんな業務も、企業にとって必要なことなのです。
インターン生として企業に貢献すると決めたのであれば、考え方を変えることを検討してみてください。
人間関係がうまくいかない
- 上司や先輩となかなか仲良くなれない
- 同期に合わない子がいる…
どんなコミュニティでも人間関係の悩みは生まれるものですよね。
学校であれば「仲の良い子と一緒にいればいい」「合わないなら別に関わらなくて良い」ということができますが、職場ではそうはいきません。
同じプロジェクトに取り組むメンバーとは、人間として合うかとは関係なく良好な関係を築く必要があるのです。
仕事を成功させるための「ビジネスライク」でも良いので、協調性をもって職場の人と接しましょう。
もちろん、いやがらせを受けているなどという場合は別問題です。
自分の精神状態を考慮して、辞めるのは悪いことではありませんよ。
やりたい仕事をやらせてもらえない
「○○という雑誌の企画がやりたくて入ったのに、違う部署に配属されてつらい…」
「同僚がやっている業務の方が楽しそう…私はやらせてもらえないのかな」
インターン生という立場だと、社員に言いづらいこともありますよね。
- 自分の本当にやりたいことが伝えられない
- やりたいと言ったことをやらせてもらえない
インターンに入った目的が達成できないままだとつらくなりますよね。
しかし、興味がないからと言って目の前の業務を雑にこなしているのであれば自分の努力不足の可能性が。
今任されている業務を一生懸命こなし、努力やスキルが認められれば裁量権をもてる可能性があります。
自分の声を通したいのであれば、信頼とスキルを築く時間が必要なのかもしれません。
全て自分で考えて動かなければならない
- 初めてのインターンなのに業務を教えてくれる人が誰もいない…
- 進捗状況を聞かれないからわからなくても質問できない…
- こなした業務に対するフィードバックがもらえない…
自分の能力以上の裁量権があると、何をしていいのかわからない、何が正解なのかわからないという状況に陥ってしまいます。
全て自分で考えて動かなければならないって、かなりつらいですよね。
社員や先輩とコミュニケーションを十分に取れていない可能性があるので、人間関係についても振り返ってみてください。
インターンがつらいときの解決策
ここからは、インターンがつらいときに具体的にどうすればいいのかを解説します。
インターンをつらいままにしておくのはよくありません。
大切な学生生活ですので、自分で改善を試みましょう。
人間は精神的に安定していたほうが、効率よく成長できます。
状況によっては今のインターンを辞める、別のことに挑戦してみるというのも手ですよ。
職場の人に思いを話してみる
つらい気持ちを、職場の人に相談してみましょう。
インターン生を採用・教育するのにはお金がかかります。
お金を払ってまで採用したのに、インターン生が軽視されているとは考えにくいのです。
自分と社員や先輩、同僚とのコミュニケーションが取れていないと、インターンはうまくいかなくなります。
「仕事をする場だから、人間関係はどうでもいい」と思う人もいるでしょうが、自分がやりたいことをやるためにはコミュニケーションが必要です。
「実は○○の企画にも携わってみたくて…」
「この仕事って本当に意味あるのかな…」
「毎日のノルマがキツいと感じていて…」
「先輩ともっと話したいけど声をかけていいのかわからなくて…」
話しやすい人で構わないので、自分の思いを声にすることは重要です。
つまらない業務だと思っていたことが、実はとても重要なことだったり、実は他のインターン生も同じことを思っていたりと新しい気づきがあるものです。
- 伝わっていると思っていた
- 言っても無駄だと思っていた
相談してみても状況が変わらなければ、企業の方針に合わないだけです。
辞めるという選択肢もあると思って、まずは職場の誰かに思いを話してみてください。
職場以外のコミュニティで思いを話してみる
職場の人には話しづらい悩みを抱えている場合は、職場以外のコミュニティを頼りましょう。
地元の友だち、学科やサークルの友だち、家族など…
ひとりで溜め込むとつらい気持ちは増すばかりです。
誰かに状況を話すだけで、インターンに行くことが気楽になることもあります。
また、「こうしてみたらいいんじゃない?」「こういう考え方もあるよ」と自分にはなかったアイデアをもっている人がいるかもしれません。
今、インターン先以外にコミュニティが思い浮かばないという人は、新しいコミュニティをつくるのもひとつの手です。
人間は、いくつかのコミュニティをもっていないと精神的に不安定になります。
学校や趣味などの集まりに参加してみるとリフレッシュできますよ。
業務や人間関係についての考え方を変えてみる
自分のインターンや業務に対しての考え方を見直してみませんか?
つまらない単純な作業
→誰にでもできる作業だけど、誰よりも早くできるようになろう
厳しいノルマ
→乗り越えれば自分が成長できる
同僚と仲良くなれない
→同僚と盛り上がるにはどんな風に話せばいいかな?
→関係が改善したらコミュニケーション能力も上がって一石二鳥
上司が怒りっぽくて怖い
→仕事に本気で取り組んでいるんだ
このように、出来事や物事を前向きな捉え方に変えることを「リフレーミング」と呼びます。
心理療法にも使われる手法で、インターンだけではなくあらゆる場面で活用することができます。
例えば、「仕事でミスをした…」という場面。
「自分は仕事ができないダメなやつだ…」と捉えるか「次はミスしなくて済む!良い経験だった!」と捉えるかでは自分にとって全く違った意味合いのものになります。
リフレーミングできない物事は存在せず、「つらい」と感じていることは全て別の捉え方に変更が可能です。
筆者も、嫌な経験や失敗を「良い経験だった」「今後に活かそう」と全て前向きに捉えるようにしています。
もし、あまりにもインターン先の環境が悪く、辞めるという選択をしても「自分が前に進むために必要なことだった」と捉えて良いのです。
インターンを辞める前に考えてほしいこと
これまでに、インターンでのつらい気持ちを乗り越える方法をいくつか紹介しました。
インターンをつらいと感じている今のあなたには大きく2つの選択肢があります。
- 今の気持ちを改善した上でインターンに取り組む
- 今の気持ちは改善されないと判断しインターンを辞める
この記事にたどり着いたあなたが、今のつらい気持ちを抱えたままインターンを続けることはおすすめできません。
自分の行動や考え方を変えてみて、それでもインターンがつらいのであれば辞めるのもひとつの手です。
しかし、一度考えてみてほしいことがあります。
将来同じような壁を乗り越えられる?
「インターンつらい!辞める!」といって辞めてしまうのは案外簡単なことです。
しかし、つまらないと感じる業務、人間関係などは他のインターンや将来就職したときにもぶつかる問題ではありませんか?
つらいかもしれませんが、努力をして問題を乗り越えた人は成長できます。
同じ問題にぶつかったとき、「あのとき乗り越えられたから大丈夫」と思えたら、就職先ではつらい思いをしなくて済みます。
せっかく「頑張ろう」と思って入ったインターン。
自分の努力次第でどうにかなりそうなら、踏ん張ってみる価値はあります。
黙ってやめる、愚痴をいうことに意味はある?
インターンを辞める際に、きちんと辞めることを伝えない人がいます。
職場の人はあなたのことを心配しますし、迷惑です。
自分はつらい状況から逃れて楽になれたかもしれませんが、本当にそれでいいのか考えてみて下さい。
裁量権や会社の業務の一部を任された身として、最後まで責任をもつのが社会人としてあるべき姿です。
インターン生として一度契約を交わしているのであれば、「学生だから」という甘えは許されません。
辞める2周間前にはインターン先にきちんと伝え、感謝の気持ちを伝えましょう。
就職後に関わることになる可能性も考えられるので、職場の人とはできるだけ良好な関係のまま終わらせられるとなお良いです。
インターンがつらいならそのままにしてはいけない
いかがでしたか?
インターンがつらいのをそのままにしておくのはよくありません。
自分のために、現状から一歩踏み出してみて下さい。
後悔のない学生生活が送れることを願っています!