就活や留学などを目的として、TOEICの勉強を始める大学生はたくさんいます。
TOEICでは就活や高得点をとれば自分の地震にもつながります。
しかし「TOEICの勉強って大学生活の内いつから始めたらいいの?」と悩まれる方もいるのではないでしょうか?
とくにTOEICのスコアは通用する期間が定められているので注意しなければいけません。
そこで今回は、大学生がTOEICの勉強を始めるのに適したタイミングやおすすめの勉強方法などについてご紹介します。
TOEICの勉強は大学1年生の内から勉強を始めるのがベスト
「TOEICの勉強をしたいけれど、いつから勉強すればいいかわからない」といった方もたくさんいるのではないでしょうか?
大学生は人生の内でも時間がたっぷりとあるといわれていますが、それでも学業やアルバイト、サークル活動などで忙しいのも事実。
結論から言えば、TOEICの勉強を大学生のうちにするなら大学1年生のうちからスタートしたほうが良いといわれています。
大学1年生のうちからTOEIC対策をするメリットとは?
先にも述べたように、TOEICの勉強は大学1年生の内から始めるのがベストです。
なぜなら、大学1年だとまだ大学受験時の英語の知識が残っているため、短期間で点数アップを目指しやすいからです。
反対に大学4年のギリギリだと、学部や学科によっては英語kらかなり離れているので、英語の内容をもう一度はじめから思い出さなければいけません。
またTOEICで高得点を目指すには、英語が得意な方でも時間がかかるといわれています。
1年の内からTOEICの勉強をはじめておけば、長期的なスパンで徐々に点数アップを目指せますし、イレギュラーがあっても柔軟に対応できるメリットがあります。
したがって、もしTOEIC受験を目指すのであれば、なるべく早いうちから取り組むことがおすすめです。
就活対策なら2年前までが評価対象となる
厳密に言えば、TOEICの点数自体に有効期限はないといわれています。
しかしTOEICの認定証の再発行には2年の期限があるため、もし就活対策としてTOEICをアピールしたい方は気を付けなければいけません。
また企業の募集要項によっては「〇年以内に受験したスコアのみ」といったように、条件が付いているケースもあります。
実際、内定後に証明書の提出を義務付けられることもあるので、就活シーズンに手元に証明書がある状態にしておくと安心です。
もし就活対策でTOEICを受けるのなら、スケジュール管理も頭に入れておきましょう。
受検するなら就活解禁の2カ月~6ヶ月前
もし就活対策用にTOEICを受験するなら、就活解禁日である3月よりも2カ月~6ヶ月前までに受けておくといいでしょう。
2カ月前はかなりギリギリですが、TOEICの受験結果はネット発表なら約17日、公式認定書をもらう場合は試験からおおよそ1ヶ月程度かかるからです。
もし企業が公式認定書の提出を求めてきたら、すぐに提出できるようにするためにも1ヶ月前までには手元にあると安心です。
なお時間にある程度の余裕がある方や、徐々に点数を上げてベストスコアを提出したいといった場合は6カ月前から受験を始めることをおすすめします。
なぜなら6カ月前であれば、最低でも3回は受験できますし、就活までには4ヶ月以上の対策ができるからです。
もちろん6カ月よりも前に受験できるようであれば、早ければ早いほどいいのは事実です。
就活までに1年以上の時間がないといった方はぜひ参考にしてみて下さい。
就活対策でTOEICを受験するメリット3つ
TOEICの受験や勉強を始めるベストタイミングについてご紹介してきましたが、「そもそも就活でTOEICは具体的にどんなメリットがあるの?」と思う方もいるでしょう。
そこでここでは、就活対策でTOEICを受験するメリットについてご紹介します。
- 外資系企業・グローバル企業の選考で有利になる
- 周囲の就活生と差をつけられる
- 自信につながる
➀外資系企業・グローバル企業の選考で有利になる
外資系企業やグローバル企業を目指す就活生にとっては、TOEICのスコアで高得点を獲得できればかなり有利になるといわれています。
ほかにも、商社・物流・旅行関係・航空業界・金融・小売(海外商品を取り扱うもの)業界だと、業務で英語を使うところもあるため重視される傾向が強いです。
とくに就活生から人気の企業だったりすると、ほかの就活生もハイレベルなので700点以上、最低でも600点以上あるといいといわれています。
反対に海外展開していないようなIT系などの企業を志望していれば、そこまでTOEICのスコアがアピールポイントにならない可能性もあります。
自分が目指す業界や企業がどのような社風・業務内容をおこなっているのかをチェックしておくといいでしょう。
②周囲の就活生と差をつけられる
外資系企業やグローバル企業を目指してはいなくても、有名企業や大企業、就活生から人気の企業を目指しているのなら、TOEICのスコアの高さがアピールになることもあります。
とくに上記の企業だと、高学歴の優秀な就活生が応募していることも多いので、周囲の就活生と差をつけたい方はTOEICを受験することをおすすめします。
一般的に履歴書に書けるのは500点以上だといわれていますが、ほかの就活生も同じくらいだとあまり印象に残らないため、600点以上あると安心です。
具体的に書類選考や集団面接といった、短い時間で自分をアピールしたいといった時に注目されやすくなります。
しかし、TOEICで高得点をとったから必ず受かるとは限りませんので、志望動機や自己PR、TOEICを受験した目的などについては深めていく必要があります。
③自信につながる
就活をしていると、「なかなか内定が出ない」「ガクチカがない」「ほかの就活生より劣って見える」など何かと自分に自信を無くしがちです。
しかしTOEICで高得点をとった経験や、高得点獲得のために努力した経緯などは自分の自信につながります。
必ずTOEICでなければいけないことはありませんが、比較的認知度が高く、点数も数値化できるので面接官にも伝わりやすいのでおすすめです。
就活対策でTOEICをアピールする際のポイント3つ
せっかくTOEICの勉強をしたのに、就活でうまくアピールできないともったないですよね。
TOEICは受験すればいいというわけではなく、アピールするには一定の基準を満たす必要があります。
もし就活対策でTOEICをアピールしたいのなら、以下のポイントを踏まえて対策してみて下さい。
- 業界・企業・職種によって求められるスコアが異なる
- 履歴書に書くなら600点以上が望ましい
- 2年以内に受験した結果を提出する
➀業界・企業・職種によって求められるスコアがことなる
TOEICのスコアは目指している業界や企業、職種によって求められるスコアが異なります。
とくに海外に展開する企業や業務で英語を使用する企業、商社や金融機関なら700点以上などかなり高得点のスコアを求められる可能性も。
反対に、そこまで英語力を必要としない企業だと思ったような高評価を得られなかったり、そこまで高いスコアでなくてもほかの就活生と差をつけられることもあります。
企業によっては、募集要項に「TOEIC〇〇〇点以上」など記載していることもありますので、志望企業の制約を事前にチェックしておくと安心です。
②履歴書に書くなら600点以上が望ましい
TOEICの勉強を検討しているけれど、具体的に何点を目標にすればいいのと迷う方もいるでしょう。
あくまで一般的に企業が就活生に求めるスコアは最低でも600点以上だといわれています。
またTOEICの公式サイトによると、730点以上が「どんな状況でも適切にコミュニケーションができる素地を備えている」といった評価になるため、英語力をアピールしたい方はひとつの指針にしてみるといいでしょう。
もし、英語力以外のアピールポイントがあるといった方は、とりあえず600点以上を目指すのをおすすめします。
③2年以内に受験した結果を提出する
先にも述べたように、基本的にTOEICのスコアには有効期限がなく、いつ受検した者でも評価されます。
しかし就活でTOEICをアピールにしたいのなら、なるべく経過年数が浅く、少なくとも2年以内に受験した結果を提出することをおすすめします。
なぜなら、英語力は日がたてばたつほど落ちていくので、入社時に高い英語力がほしい企業にとっては何年も前のものだと信ぴょう性にかけるからです。
2年はTOEICの認定証を再発行できる期間となっています。
また、企業によっては「〇年以内に受験したスコアが対象」と指定してくることがあります。
内定後に証明書の提出を求められることもあるので、無くさないようにしっかり手元にある状態にしておきましょう。
大学生のTOEIC平均点は?企業が求める点数や勉強方法を解説
TOEICの学習方法3つ
TOEICの勉強方法にはいくつかの方法があります。
そこでここでは、TOEICの学習方法についていくつかご紹介します。
- 参考書
- アプリ
- 英会話スクール
参考書
一番オーソドックスなTOEICの学習方法としてまず、参考書で独学で勉強するといったものが挙げられます。
書店に行けば、TOEIC対策用の参考書はたくさん並んでいます。
目標スコアや苦手な分野に特化した参考書など、自分に合った参考書を見つけるのが大切です。
もし可能であれば、実際のTOEICの問題の模試などが封入されているものであれば問題慣れもできるのでおすすめです。
もし「たくさんあって選べない」といった方は以下のコラムもチェックしてみて下さい。
アプリ
TOEICはアプリでも対策ができます。
参考書などでコードが表示されてるケースもありますし、TOEIC対策用のアプリなどもたくさんあります。
アプリで学習するメリットには、「空きコマや通学時間にいつでも学べる」「参考書を持ち運ぶ手間が省ける」といったものが挙げられます。
単語や長文、リスニングなどすべてのパート対策ができるものもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
英会話スクール
参考書やアプリに比べるとお金はかかりますが、英会話スクールでTOEIC対策をするのもひとつです。
英会話スクールには目標スコアに合わせたコースが用意されているところもあります。
さらに、何よりTOEICで高得点をとった実績のある講師がレクチャーしてくれる安心感があります。
学習進度やスケジュールなども管理してくれるので、「ひとりで英語を勉強するのが不安」「途中であきらめた経験がある」「そもそも何から勉強すればいいかわからない」といった方にもおすすめです。
英会話スクールも自分に合ったところを選ぶことが大事なので、無料体験ができるところなどで一度受講してみてください。
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TOEICで高得点をとるコツ4つ
TOEICの勉強方法についてご紹介してきましたが、高得点を目指すのならいくつか抑えておかなければいけないポイントがあります。
そこでここでは、TOEICで高得点を目指す方のために学習のコツについてご紹介します。
「なかなか点数が伸びない」「何から始めたらいいの?」といった方はぜひ参考にしてみて下さい。
- 時間配分を意識する
- 単語力を上げる
- リスニング力を身に着ける
- 600点以上なら問題集を繰り返し解くことが大事
➀時間配分を意識する
TOEICで高得点をとりたいのならまず、時間配分を意識することが大事です。
TOEICはおもに「リスニングセクション」と「リーディングセクション」で構成されており、それぞれ100問で120分のテストとなっています。
ちなみにPart1~4まではリスニング、Part5~7はリーディングとなっています。
リスニングは写真描写問題や会話問題をおもにとりあつかっており、リーディングでは短文穴埋め・長文穴埋め・長文読解で構成されています。
全体の構成を知ることで、どこにどれくらいの時間を割けばいいかわかるはずです。
また、TOEICでより効率的に点数を取りたいのなら、リーディングパートの長文読解において時間のロスをなるべく減らすことが重要です。
なぜなら、長文読解での時間のロスが減らせればほかの問題の見直しや、全体的にもゆとりをもって問題に取り組めるからです。
反対にリスニング問題は音声を聞く時間が決められているので、解く時間もある程度決まっているのでなかなか調整するのは難しいと予想されます。
時間配分については何度も演習を解き、自分のペースを把握して少しずつ調整していく方法が最も有効なのでぜひ試してみて下さい。
②単語力を上げる
TOEICのスコアを上げるには、なによりもまず試験に頻出される英単語を優先的に覚え単語力を上げることが大事。
TOEICでは目指すスコアの高さによっても多少異なりますが、おおよそ2,000~3,000程度の単語を覚える必要があると言われています。
書店に行けばTOEIC対策用のテキストはたくさんありますし、問題集や参考書ではよく出る順に単語やフレーズなどを網羅しているのでおすすめです。
また、単語の覚え方はいろいろありますが、「繰り返し読みながら覚える」「覚えられない単語は何度もチェックする」「アプリなどを入れてスキマ時間で学習できる環境にしておく」などがあるので、自分に合った方法で覚えてみましょう。
③リスニング力を身に着ける
TOEICのリスニングパートは、リーディングパートに比べて難易度が低い傾向にあるといわれています。
また本場のナチュラルスピードよりもゆっくりでなまりなども少ないので、日本人でも聞き取りやすいといった特徴もあります。
つまり、「リスニングが苦手…」といった方でも何度も演習を重ねれば誰でも得点につなげられるということですね。
公式問題集を繰り返し解き続けていれば、徐々に自然とリスニングにも慣れてくるはずなので、日常生活からなるべく英語を聞き取る訓練をしておくといいでしょう。
また何度も繰り返しているのになかなかリスニングに慣れないといた方は、そもそもの基本的な基礎知識や単語力、構文などが不足している可能性があるので、単語やフレーズなどを覚えるところから始めてみて下さい。
④600点以上なら問題集を繰り返し解くことが大事
先にも述べたように、就活の場でTOEICのスコアをアピールしたいのなら600点以上を目指すのがベストです。
しかし、ある程度、単語やリスニングの能力を身につけたら、なかなか点数アップが難しくなっていくことも。
「とりあえず参考書を1周した」「単語力はあるはずなのに実際の模試ではなかなか点数が取れない」といった方は、何度も問題集を繰り返し解いてみましょう。
問題を解いていくうちに自然と時間配分や問題の傾向などがわかっていき、徐々に英語力も上がっていくはずです。
また、何周ももしや問題集を解き返していると、思わぬ自分の苦手分野や課題が見えてくることもあります。
目標スコアに近づくまで最後まであきらめず、根気よく取り組むことが大事です。
大学生におすすめのTOEIC勉強法!高得点を目指すコツも紹介
TOEIC対策におすすめの英会話スクール2選
先にも述べたように、TOEICでは参考書を使って勉強する方法もありますが、英会話スクールに通うのもおすすめです。
英会話スクールにはTOEIC対策に特化したコースもありますし、TOEICで高得点を獲得した講師が在籍しているので、より効率的に点数アップが目指せます。
そこでここでは、TOEIC対策におすすめの英会話スクールについてご紹介します。
英会話スクールは参考書と比べて費用が掛かりますが、「英語学習のモチベーションを維持するのが難しい」「何から勉強したらいいの?」「プロからアドバイスしてもらいたい」といった方はチェックしてみてください。
ベルリッツ
料金 | 入学金…約33,000円 2カ月コース…約99,000円 |
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特徴 |
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ベルリッツは語学教育サービスをおこなっているベルリッツ・ジャパン株式会社が運営する、40年以上の実績がある英会話スクールです。
TOEIC対策ができるコースには、2カ月で集中的に学べるオンラインコースと専属の日本人講師からマンツーマンで指導してくれるコーチングコースがあり、自分に合ったスタイルで学べます。
またベルリッツに在籍している日本人講師はTOEICでも900点以上の実績を持っているので、TOEICへのノウハウや知識も豊富なので安心。
リーディングだけではなく、点数アップが難しいとされているリスニングのコツなども徹底的に対策してくれるので、独学では限界を感じている方にはおすすめです。
なかには145点も点数アップを実現した人もいるといった口コミもあります。
「短期集中で高得点を目指している」「100点以上の点数アップを狙っている」大学生はまず、無料オンラインレッスンを受講してみてください。
\無料オンラインレッスンもアリ/
スタディサプリENGLISH
料金 | ベーシックプラン…約18,348円/6ヶ月 パーソナルコーチングプラン…約74,800円/3ヶ月 |
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特徴 |
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スタディサプリENGLISHは、回数無制限で学べるオンラインの英会話です。
24時間いつでも学べるので、「なかなか自分で勉強できる余裕がない」「学業やアルバイトなどなかなか勉強時間を確保できない」大学生におすすめです。
また、スタディサプリENGLISHの中にある「パーソナルコーチプラン」といったサービスでは、より綿密なTOEIC対策専用の学習ができます。
ほかの英会話スクールのマンツーマンだとかなり費用が掛かりますが、スタディサプリENGLISHのオンラインコーチングだとかなり費用を抑えられるメリットがります。
さらにスタディサプリENGLISHでは、日々のTOEIC学習がアプリやスマホで完結できるので、スキマ時間でもどこでも学べるといった魅力があります。
ひとりひとりの目標に合わせて「いつ、何を、どれだけやるのか」を明確に指示してくれるため、「過去にTOEIC学習をあきらめた経験がある」方でも安心してやるべきことができます。
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TOEIC対策におすすめの大学生向け英語スクール13選を紹介!
TOEICの勉強は計画的に学習・受検することが大事!
今回は、大学生がTOEICの勉強を始めるのに適したタイミングやおすすめの勉強方法などについてご紹介してきました。
TOEICは就活でアピールするために受験する人も多く、「いつから勉強すればいいの?」「何点取ればアピールになるの?」と気になる方も多くいます。
もし就活でアピールしたいのなら遅くても2カ月前、もう少し余裕のある方なら就活まで6ヶ月前までに受験しておくといいでしょう。
なお学習についてはなるべく早い段階から始めるのが良く、大学1年の受験時の貯蓄がある時に始めるのがベスト。
まだ英語力もそこまで落ちていないはずなので、大学生活のうちで高得点を狙る可能性が非常に高いからです。
ただし、TOEICで高得点を獲得したからといってかならず企業に受かるとは限りません。
志望動機や自己PR、ガクチカ、TOEICの勉強を始めたきっかけなど本質的な部分の対策をしたうえで、あくまでプラスアルファとして使うようにしましょう。
今回の記事を参考に、ぜひTOEICにチャレンジしてみて下さいね。