「短期インターンって選考と関係あるの?」
「選考に関わるなら短期インターンに参加しておきたいな…」
短期インターンとは、1日~2週間程度で行われるインターンシップのこと。
企業説明会のようなものから、グループディスカッション、就業体験のようなものまでさまざまなプログラムのものがあります。
そんな短期インターンですが、実は本選考や内定につながるものがあるのです。
今回は、内定につながる短期インターンについて詳しく解説します。
また、短期インターンで内定を獲得できる人の特徴についてもお話するので最後まで見逃せませんよ!
- 短期インターンは本選考・内定につながる?
- 業界によって短期インターンに違いはある?
- 知っておきたい短期インターンのメリット6つ
- 内定につながる短期インターンで評価を得るには?
- 短期インターンを活用して就活を有利に進めよう!
短期インターンは本選考・内定につながる?
結論からお話すると、本選考や内定につながる短期インターンはあります。
ただし、すべての企業が短期インターンを採用目的で実施しているわけではないので、内定獲得のために短期インターンに参加する人は注意が必要です。
それではさっそく内定につながる短期インターンについて詳しく解説していきます。
- 本選考や内定につながる短期インターンは存在する
- 採用目的の短期インターンは開催期間が長い!
- 内定が出る人の7割以上が短期インターン参加者
本選考や内定につながる短期インターンは存在する
先ほどもお話しましたが、本選考や内定につながる短期インターンは実際に存在します。
「内定につながる短期インターン」とは一体どういうことかというと、企業が参加した学生を評価して内定を出したり、早期選考や本選考に招待したりするということが短期インターン期間中に行われるということです。
- 短期インターンでの活躍で内定がもらえる
- 短期インターンでの活躍で早期選考に招待される
- 短期インターンでの活躍で一次選考が免除される
企業は優秀な学生に早く内定を出したいと考えているため、本選考が始まる前から学生を評価しています。
そのため、「所詮インターンだから」という気持ちで短期インターンに参加するのは非常にもったいないです。
また、興味のある企業が内定につながる短期インターンを実施しているのであれば参加しておきたいですよね。
ひとつでも内定をもっておくと安心して就活が進められるため、学生にとっても早期内定や早期選考は魅力的です。
では、内定につながる短期インターンを実施する企業はどのくらいあるのでしょうか。
短期インターンを採用目的で行う企業は年々増加している
短期インターンを採用目的で開催している企業は年々増加しています。
最近では、短期インターンで採用することを認める就活ルールも検討されているほどなので、今後も採用目的の短期インターンは増加していくでしょう。
「キャリタス就活 2019 学生モニター調査」によると、短期インターンに参加した19年卒の8割以上が、参加後に何らかのアプローチを受けたという結果が出ています。
学生側としては、内定につながる短期インターンはできるだけ参加しておきたいですよね。
採用目的の短期インターンは開催期間が長い!
では、どのような短期インターンが内定につながるものなのでしょうか?
短期インターンにはいくつかの種類があります。
開催期間が1日のみで、企業説明会のようなものや、5日間でグループでプロジェクトを進めたり、プレゼンを行ったりするものなど。
学生が説明を聞くだけの1dayインターンでは、なかなか学生の人間性や能力を測れませんよね。
そのため、企業が採用目的で開催する短期インターンは、開催期間が長いという特徴があります。
開催期間は1週間以上
内定につながる短期インターンに参加したいのであれば、1週間以上のものを選びましょう。
短期インターンを通してあなたが企業に合うのかどうか、ポテンシャルや能力はあるかを評価されます。
早期選考や内定のチャンスがあるのであれば、短期インターンに参加する前に対策をしておきたいですね。
短期インターン参加のために選考が設けられている
内定につながる短期インターンは、参加のために選考が設けられています。
つまり、内定につながる短期インターンはある程度優秀な学生と判断された人しか参加することができないのです。
特に知名度が高い企業の短期インターンは、倍率が高く本当に一部の学生しか参加することができません。
興味のある企業があるのなら、今のうちからES(エントリーシート)や面接対策を行っておいたほうが良いでしょう。
内定が出る人の7割以上が短期インターン参加者
実は、株式会社リクルートキャリアの就職白書によると、7割以上の学生が、内定した企業の短期インターンに参加していたというデータがあります。
内定を獲得したすべての企業が短期インターンで待遇を受けたわけではありませんが、短期インターンに参加したことが選考でなんらかのポイントとなった可能性が考えられますよね。
つまり、内定につながる短期インターンでなくても、選考を受けようと考えている企業があれば参加したほうが良いのです。
業界によって短期インターンに違いはある?
次に、業界によって短期インターンの目的に違いがあるかどうかについて解説していきます。
興味のある業界がどのような目的で短期インターンを開催しているのかチェックしておきましょう。
短期インターンによっては準備や対策が必要なので、早めに動き出すことをオススメします。
- 外資系企業
- 商社
- 大企業・上場企業
- BtoB企業
- IT・ベンチャー企業
外資系企業
外資系企業は、それ以外の企業と大きく採用スタイルが異なります。
実は、外資系企業に就職したいのであれば短期インターンへの参加はマストです。
企業は短期インターンを通して学生の人間性や能力を判断するため、短期インターンまでに自己分析などを済ませ、自分の能力を最大限に発揮できるようにしておく必要があります。
また、外資系企業の短期インターンや本選考がそれ以外の企業よりも早い時期に行われます。
3年生の春には就活の流れを抑えておき、夏には短期インターン選考(Webテスト・ES・面接)対策を行わなければならないため、外資系企業に少しでも興味がある人は早めに動き出しましょう。
商社
大手商社では、短期インターンが内定につながることも多いため、興味のある人は積極的に参加していきましょう。
ただ、商社は学生に非常に人気があるため、短期インターンの倍率は非常に高いと言えます。
短期インターンに参加し、内定につなげたいのであれば、早めにESや面接対策を行う必要があるでしょう。
大企業・上場企業
大企業や上場企業は、採用目的よりも企業の業務内容を学生に知ってもらうという目的で短期インターンを開催することが多いです。
ただ、参加する意味がないかというとそういうわけではありません。
短期インターンは業界研究や企業研究、自分と合っているかどうか確認する良い機会です。
本選考で話す内容を練ることができるため、そういった意味では内定につながると言えます。
BtoB企業
BtoB企業は、普段学生に存在をアピールできないため、企業の特徴や良さを伝えるために短期インターンを開催します。
内定につながる短期インターンもありますが、そもそも企業の事業内容などが分からないこともあるため、企業を知るために参加すると良いでしょう。
現時点で知らない業界や企業についても、短期インターンで知り、自分の選択の幅を広げていきましょう。
IT・ベンチャー企業
IT企業やベンチャー企業は、短期インターンよりも長期インターンに力を入れている場合が多いです。
長期インターンを通して、学生のうちから社会で通用する人材に育て、そのまま内定を出すことで即戦力を集めたいと考えています。
長期インターンでは社会人としてのマナーや実践的なスキルを身に付けられるため、IT企業やベンチャー企業に興味がある人は、学年問わず長期インターンを経験するのがオススメです。
知っておきたい短期インターンのメリット6つ
ここからは、短期インターンのメリットについてお話していきます。
- 業界や企業について知れる
- さまざまな学生と関われる
- さまざまな社会人と関われる
- 自己分析ができる
- 自分自身の成長の機会となる
- 礼儀やマナー、面接の練習になる
短期インターンには、早期選考や本選考、内定につながること以外にも多くにのメリットがあります。
しかし、大切なのは自分がどういった目的で短期インターンに参加するのかを明確にすることです。
短期インターンのメリットを意識した上で、自分なりに目標や目的をもって参加することをオススメします。
業界や企業について知れる
短期インターンの一番のメリットは、参加する企業やその業界についての理解を深められることです。
インターネットで調べるだけでは、実際の様子や雰囲気を知ることは難しいですよね。
興味のある業界や企業について、調べたことを確かめるつもりで参加するのも良いですし、よく知らない業界や企業について知りにいくのも良いでしょう。
短期インターンでは、気になることを社員さんに質問するチャンスがあるため、分からないことを無くすつもりで参加すると有意義な時間になるのではないでしょうか。
大企業・上場企業について知れる
インターンには短期インターンと長期インターンの2種類があります。
長期インターンを募集している企業のほとんどがベンチャー企業や中小企業なため、大企業・上場企業について知りたい人は短期インターンがオススメです。
実際に社員さんから企業理念や事業内容などについて聞ける機会ですので、面接対策のためにも是非参加してみてください。
また、短期インターンに力を入れている企業は、交通費や宿泊費が全額支給だったり、プログラムに力を入れていたりします。
質の高い短期インターンは、参加することが経験や成長に繋がりやすいため口コミなどを見て参加するようにしましょう。
さまざまな学生と関われる
短期インターンに参加すると、さまざまな学生と出会い、交流することができます。
普段関わることのない大学や学部の学生と話すことで、お互いが自分にはない価値観や考え方を知れるのです。
また、同じ短期インターンに参加している学生同士は、目指す業界が似ている可能性が高いですよね。
ライバルであり仲間である学生と情報交換をしたり、交流をしたりすることで良い刺激を受けることができます。
さまざまな社会人と関われる
短期インターンでは、実際に社会に出て働く人と関わることもできます。
社会人と話す機会は普段なかなかないため、社会人になるにあたって知っておきたいことや、業界や企業について質問するチャンスです。
また、志望する企業で実際に働いている人は、目指す姿とも言えますよね。
行きたい企業にはどんな人が働いているのか、実際に働いている人のようになるには何が足りないのかを具合的に考えられる貴重な機会です。
短期インターンに参加する際には、社員さんと話す機会を積極的に活用しましょう。
自己分析ができる
短期インターンに参加し、グループディスカッションやプロジェクトを進めていくと、自分の得意・不得意や楽しいと思うこと、組織の中でのポジションなどが分かってきます。
プログラムを通して自分自身を知ることができるため、業界や企業、職種を絞る際に役に立つのです。
「家で自己分析をしたけど、イマイチ分からない…」という人も、実際に頭や身体を動かし、他人と関わることで何か見えてくるかもしれません。
自分自身の力や特性を知るためにも、短期インターンへの参加はオススメです。
自分自身の成長の機会となる
短期インターンは自分の実力や特性をはかるものであると同時に、成長する機会でもあります。
先ほどお話したように、業界や企業、職種について知ることで世の中に対する理解が深まったり、学生や社会人との交流で視野が広がったり、自己分析ができることで自分の強みを活かした行動ができるようになります。
知れば知るほど、経験すればするほど成長し、レベルの高い企業から内定が出る可能性が高くなっていくのです。
夏休みや春休みなどのまとまった時間に自分を成長させたいのであれば、是非短期インターンを利用してみましょう。
礼儀やマナー、面接の練習になる
短期インターンに参加することは、本選考の練習や、本選考までに社会人としての立ち振る舞いに慣れることに繋がります。
短期インターンで礼儀やマナーを意識したり、社員さんと話したりすることを経験した人とそうでない人では、どちらが本選考に落ち着いて挑めるでしょうか。
人事の人柄が分かる、どのような態度で接すれば良いか分かる、礼儀正しくいることに慣れていることは、本選考を有利に進めるために非常に大切です。
初対面の人や社会人と話すことが不安、緊張しやすいという人は、短期インターンを経験して自信をつけましょう。
内定につながる短期インターンで評価を得るには?
「短期インターンで評価されたい!」「内定をゲットしたい!」、本記事を読んでいる人はそう思っているでしょう。
しかし、もちろんただ短期インターンに参加しただけで内定はもらえません。
短期インターンで社員さんに好印象を与える方法については、こちらの記事をご覧ください。
短期インターンを活用して就活を有利に進めよう!
いかがでしたか?
短期インターンを上手く活用して、就活を有利に進めることはできます。
本選考よりも早い段階で内定につながる行動をして、将来やりたいこと・なりたい姿に着実に近づいていきたいですね!