冬休みと言えば、早期選考が始まる時期ですよね。
就活が本格化する直前のこの季節、学生は何をするべきなのでしょうか?
「冬休みは短期インターンに参加したほうが良いのかなあ…」
「短期インターンって意味あるの?選考には関係ある?」
今回は、就活生が知っておくべき冬休みの短期インターンについて解説します。
就活は時間の使い方が非常に重要です。
短期インターンの特徴やメリットを知り、計画的な冬休みを過ごしましょう。
- 冬休みの短期インターンって何するの?内定にはつながる?
- 冬休みの短期インターンには参加するべき?
- 短期インターンに参加するメリット5つ
- ひとつの短期インターンの期間はどれくらい?
- 春・夏・秋の短期インターンとは何が違う?季節ごとに解説
- 冬休みは計画的に短期インターンに参加しよう!
冬休みの短期インターンって何するの?内定にはつながる?
短期インターンは1年を通して実施されています。
しかし、学生が参加しやすい夏休み・冬休み・春休みに実施されることがほとんどですが、季節によって内容や企業側の目的が異なっているのはご存じでしょうか。
夏休みにサマーインターンに参加した人は多いでしょうが、冬休みの短期インターンには夏とは異なるメリットがあるため要チェックです!
- 1日~3日のコンパクトな短期インターンが多い
- 企業説明会型の短期インターンが多い
- 選考の一部として開催されている場合もある
- 目的①就活が本格化する前に企業の理解を深める
- 目的②内定獲得への第一歩
1日~3日のコンパクトな短期インターンが多い
冬休みの短期インターンは、1dayインターンや2,3日のものが多いのが特徴です。
選考直前ですので、短期インターンを通した成長や、楽しいコンテンツで企業に興味をもってもらうという目的では実施されません。
企業説明会型の短期インターンが多い
短期インターンの中でも1日~3日程度のコンパクトなものは、企業説明会型である場合がほとんど。
企業・学生ともに、選考直前の最終チェックというような意味合いが強いです。
冬休みの短期インターンに参加する人は、志望する企業について理解できていないところがないか、聞いておくべきことはないかを確認するために参加すると良いでしょう。
選考の一部として開催されている場合もある
冬休みの短期インターンの中には、一次選考の役割をもつものも存在します。
インターンの内容は企業説明会と同様ですが、参加することで面接を受けられるのです。
短期インターンに参加することで、入社意欲があることを示せます。
そのため、選考の一部として扱われていない短期インターンでも、志望度が高いものには参加しておいたほうが良いでしょう。
面接時にインターンに参加したことをアピールできますし、単純に企業への理解を深めることにもなりますよ。
一次選考の意味合いをもつ短期インターンに参加する場合は、その場でESの記入を求められたり、社員と話したりすることがあるため、心構えをしておきましょう。
目的①就活が本格化する前に企業の理解を深める
以上をまとめると、冬休みの短期インターンに参加する一番の目的は、企業の理解を深めることです。
既に入社したいと思っている企業でも、興味がある程度の企業でも、理解を深めないと選考を突破するのは難しいですよね。
企業側も、企業について理解がある学生を増やしたい、よく知った上で選考を受けてほしいと考えています。
冬休みは選考直前ということで、やるべきことが他にもたくさんあるでしょう。
自分がやるべきことに優先順位をつけ、その中で志望動機を固めることが必要な場合は短期インターンに参加することをオススメします。
目的②内定獲得への第一歩
先ほどもお話ししましたが、冬休みの短期インターンは選考につながっていることもあります。
選考を受けるために参加を求められることもあるため、志望する企業の短期インターンは参加するものだと考えて良いでしょう。
そのため、志望する企業の短期インターンがいつ行われるのか・応募はいつまでなのかを早めにチェックすることが大切です。
冬休みの短期インターンには参加するべき?
「結局、冬休みの短期インターンは参加したほうが良いの?」
結論からいうと、それは人によって異なります。
短期インターン=参加するべき
短期インターン=参加しても意味がない
と決めつけてしまうのではなく、「今の自分に短期インターンは必要なのか」、「短期インターンに行く意味があるのか」を考えることが大切です。
短期インターンよりもやるべきことがある人もいれば、短期インターンに行ったほうが良い人もいます。
3年生の夏休みは選考までに時間があったため、「とにかくサマーインターンに参加して選択肢を増やそう」という考え方が通用しましたが、冬休みはより時間の使い方を考えなくてはいけないのです。
時間に余裕があれば参加しよう
冬休み前には、「やるべきことが多すぎて、気持ちに余裕がない!」という人が増えてくるでしょう。
これから精神的にも身体的にもどんどん余裕がなくなってくるため、むやみに予定を詰め込むのは危険です。
先ほどお話したように、自分にとって短期インターンへの参加が必要であれば参加するべきですが、既に時間の余裕がない人は無理して参加する必要はありません。
「周りが参加しているから」「友だちが意味ないと言っているから」などの他人軸で意思決定をせず、自分軸で参加を決めるのが正解です。
短期インターンに参加するメリット5つ
ここからは、短期インターンに参加するメリットを5つにまとめて紹介します。
- 業界・企業への理解を深められる
- さまざまな学生・社会人と関われる
- 現実と理想のギャップを知れる
- 礼儀やマナー、面接の練習ができる
- 将来やりたいこと・なりたい姿がイメージしやすくなる
業界・企業への理解を深められる
冬休みの短期インターンに参加する目的でもお話したように、業界研究・企業研究をするためには非常に効率的な方法です。
インターネットや本でも知ることは可能ですが、実際に働く社員さんから語られることのほうがイメージしやすいと思いませんか?
面接で企業への熱意を伝えられる
面接では、企業への熱意をアピールしますよね。
短期インターンや企業説明会に参加しないで熱意を伝えるのは正直言ってかなり難しいです。
企業の雰囲気や社員さんの口から語られた言葉を知っているかどうかはかなり重要ですので、短期インターンには是非参加してみましょう。
入社後のミスマッチを防げる
業界や企業について理解を深めることは、自分が入社した後に充実した社会人生活を送れるかどうかにも関わります。
内定を獲得することは、単なる通過点でしかありません。
自分が働きたい環境、やりたい仕事が手に入らなければ、本当の意味で就活に成功したと言えないのです。
業界・企業によって仕事のハードさや人の雰囲気、常識がかなり異なるため、給料だけでなく環境にもこだわりをもって業界・企業研究を行いましょう。
さまざまな学生・社会人と関われる
短期インターンのメリットとして、同じ業界を目指す学生、実際に働いている社会人と交流できることが挙げられます。
同じ業界を目指す学生は、ライバルであり仲間です。
短期インターンで知り合った学生と話すことは、今の自分に足りないところを知るきっかけにもなれば、情報交換にもなります。
また、目指す業界で働く社会人はそのまま目標にできますよね。
就活に関するアドバイスをもらえることもあるため、聞きたいことがあれば積極的に声をかけましょう。
現実と理想のギャップを知れる
短期インターンに参加することで、自分のレベルと目指すべきレベル、企業の理想像と実際のギャップが分かります。
企業説明では、求める人材について話されることが多いため、自分が今から何をやるべきかを知れるのです。
また、企業の雰囲気を感じることで、本当に行きたい企業かどうか判断することもできます。
想像だけで自分や企業について判断するのではなく、現実を確認することが大切です。
礼儀やマナー、面接の練習ができる
短期インターンでは、緊張感がある中で説明を聞いたり、社員さんとやりとりをしたりする場面があります。
採用面接は、元々のコミュニケーション能力や明るさも大切ですが、練習や慣れも非常に大切です。
礼儀やマナーは、身体に染み込んでいないとできません。
面接前に短期インターンを経験しておくことで、面接の質を上げることができるのです。
将来やりたいこと・なりたい姿がイメージしやすくなる
短期インターンに参加することで、自分が本当にやりたいこと・なりたい姿がイメージしやすくなります。
最近、「職業選択」の考え方が変わってきていることはご存知でしょうか。
現在はAI(人工知能)が発達し、人間が行う必要のある仕事が変化しているため、10年後に今ある職業が存在しているかわからないという状況です。
そのため、私たちは、「どんな自分になりたいか。そのために今何をやるべきか」を考えた職業選択をしなければいけません。
短期インターンに参加することで、自分が働くイメージがしやすくなります。
その上で、「やりたいことができそうか、なりたい自分になれそうか」を考えることができるのです。
就活に不安やモヤモヤがあるのなら、短期インターンに足を運ぶことで解消されるかもしれません。
ひとつの短期インターンの期間はどれくらい?
ここからは、「短期インターンのことが良くわからない!」という人のために、短期インターンの期間についてお話します。
短期インターンの期間は、1日~2週間程度がほとんどで、企業や内容によってさまざまです。
特に1日のみの短期インターンのことを1dayインターンと呼びます。
1dayインターン
1dayインターンは、企業説明会と同じであることがほとんど。
1日といっても3時間程度ですので、実際の業務を経験したり、グループディスカッションをしたりするには時間が足りないからです。
業界や企業、職種についての理解を深めたい学生が参加します。
1dayインターンの特徴・メリット
1dayインターンはインターンの中で最も短時間ですので、たくさんの企業の説明を聞きたい人が気軽に参加できます。
興味のある企業の理解を深める、雰囲気を知るという目的での参加がオススメです。
- 業界・企業について理解が深められる
- 拘束時間が短いため参加しやすい
2日~2週間のインターン
2日以上ある短期インターンは、実際に企画を行ったり、グループワークを行ったりすることが多いです。
企業の雰囲気を知れることに加え、自分の実力を試す、企業に自分をアピールすることができます。
1dayインターンは授業がある時期も開催されますが、2日以上の短期インターンは夏休みなどの長期休暇に開催されることが多いです。
2日以上の短期インターンの特徴・メリット
2日以上の短期インターンは、拘束時間が長い分、学生と企業の相互理解が深まりやすいです。
自分自身の成長のため、内定に近づくために参加する学生が多く、人気企業では参加するために選考を突破する必要があるものもあります。
- グループディスカッションやプロジェクトが行える
- 優秀な学生は企業から評価される
- 参加するために選考を受ける必要がある
インターンの期間についてはこちらもご覧ください。
1ヶ月以上の長期インターンは全くの別物!
1ヶ月未満のインターンを短期インターンと呼ぶ一方で、1ヶ月以上のものを長期インターンと呼びます。
短期インターンと長期インターンの違いは期間の長さだけではありません。
短期インターンは実際の業務に触れる機会がほとんどなく、「職業体験」と呼ぶには少し物足りないですが、長期インターンは実際に企業に所属して業務を行います。
つまり、長期インターンは短期インターンとは全くの別物。
企業に対する理解が深まるのはもちろんのこと、頑張り次第では実績を残したりスキルアップしたりすることが期待できます。
長期インターンについて詳しく知りたい人はこちらの記事がオススメです。
春・夏・秋の短期インターンとは何が違う?季節ごとに解説
最後に、「冬休みの短期インターンについてはよくわかったけど、他の季節のインターンとは何が違うの?」という疑問にお答えします。
就活までの期間が異なることから、季節によって短期インターンの内容や目的も異なるのです。
- 夏休みの短期インターン(サマーインターン)
- 秋の短期インターン
- 春休みの短期インターン
夏休みの短期インターン(サマーインターン)
夏休みは、短期インターンが一番多く開催される時期です。
インターンといえば夏というイメージをもつ人も多く、「サマーインターン」と呼ばれています。
さらに、就活に対して前向きで優秀な学生が集まる傾向にあるため、参加すれば自分にとって刺激になること間違いなしでしょう。
まとまった時間が取れるため、海外インターンや合宿型のインターンが開催されることもしばしば。
夏休みの短期インターンは「就活に向けて色々な業界・企業を見てみたい!」「さまざまな経験を通して成長したい!」という人にオススメです。
秋の短期インターン
秋の短期インターンは、冬休みの短期インターンと同様で1dayや1週間以内の比較的コンパクトなものが多いです。
しかし、外資系企業、IT企業、コンサル系は短期インターンが選考の役割を果たしたり、参加することが選考を受ける条件となったりします。
上記の業界、職種を希望する人は、夏から情報収集を行いましょう。
春休みの短期インターン
春休みの短期インターンは、1dayや数日のものもあれば、比較的長期間のものもあります。
就活解禁の時期ですので、多くの企業がインターンを開催する時期です。
インターンに対する学生の意欲が高い時期のため、倍率が高く、選考の難易度も上がります。
そのため春休みの短期インターンは、ESや面接対策を行ったり、結果を残せるように事前準備を行ったりすることが大切です。
せっかくの機会ですので、全力で挑んで内定につなげましょう。
冬休みは計画的に短期インターンに参加しよう!
いかがでしたか?
冬休みは自分のスケジュールややるべきことの優先順位を把握した上で、短期インターンを上手く活用しましょう。
長期インターンと短期インターンを両立させることも可能ですので、「挑戦したい!」という思いがあれば調べてみることをオススメします。
冬休みは、是非内定につなげることを意識して過ごしてみてください。