私生活から学校生活まで、今ではあって当たり前、持っていて当たり前な存在にまでなったスマホ。
契約プランによって月の支払額が6~8,000円、高い人では月1万円以上支払っている方もいます。
そのスマホの支払いを、大学生になってから自分でしている方もいれば、親にお願いしてスマホ代を支払ってもらっている学生もいます。
月々の収入が高額でも、家族全員分のスマホ代、学費、生活費に割り振っていくのはしんどいものがあります。
そこで今回は、親にスマホ代の支払いをお願いしている学生割合・自分で支払いをしている学生の割合に関する解説をしていくのと同時に、毎月の支払いを安く済ませる方法をご紹介します。
親にスマホ代を支払っている学生の割合は?
ここでは、スマホ代を毎月親にスマホ代の支払いをしてもらっている学生の割合と自分で支払いをしてもらっている学生の割合を解説します。
親にスマホ代を支払ってもらっている学生は6割!
自分のスマホ代を毎月支払っている学生もいれば、支払いをしていない学生もいます。
【自分で毎月のスマホ代を支払っていない学生の理由】
- 家族割引を利用している
- お金がない
などの理由でスマホ代を支払っていません。
スマホ料金には「学割」や「家族割」が適用されるプランがあります。
それを利用して個々人の支払額を軽減している家庭もあれば、自分の分は自分で支払いたい「献身的精神」を持ち合わせていても、「アルバイトの給与が低いうえ、定期代や優先的にお金を使わなければならないモノがあるので支払いができない」などの理由から、親の手を借りている学生もいます。
その一方で4割近くの学生が自分で支払っている
大学生が自分で毎月のスマホ代を支払っている割合は、4割弱の学生がアルバイトからの給与で支払いをしています。
【自分で毎月のスマホ代を支払っている学生の理由】
- 自分から進んで払うようにした
- 大学進学を機に交わした親との約束だから
などの理由でスマホ代を支払っています。
支払いをしている学生に共通して言えることは、「自立の第一歩」を踏まえて、自分で支払うようにしている学生もいれば、大学に通わせてもらっているから、少しでも親の負担を軽減したいという献身的精神で自分のスマホ代を支払うようにしている学生もいます。
親にスマホの支払いをお願いする上で支払い負担を軽減する方法
ここからは家族で月々のスマホ代をお得にするSIM契約をご紹介します。
家族で格安SIMに切り替える
現在「au」「docomo」「Softbank」の大手携帯会社をご家族でご利用されている場合、1人当たりの平均支払額は6~8,000円、高い人では月1万円以上もの支払いをします。
たとえば4人家族で1人当たり約7千円前後の支払いをする場合、月々の支払い金額は約3万円近くします。
そこには「学割」や「家族割」が適用されています。
それでも、このお値段を毎月支払うのは大変ですよね。
そんな月々の支払額の負担軽減でおすすめなのが、家族で「格安SIM」に切り替えるです。
おすすめする「格安SIM」は、以下の3社です。
BIGLOBEモバイル
まずは「BIGLOBEモバイル」です。
おすすめポイントは、インターネットとの併用割が適用されることです。
ご家庭の中には、大学進学を機に1人暮らしを始める学生もいます。当然、下宿先にインターネット回線契約を結ぶことでしょう。
そこでおすすめなのが、インターネットとの併用割が適用される「BIGLOBEモバイル」です。
「BIGLOBE」が提供している「BIGLOBE光」に契約すれば、毎月の通信料が300円割引されます。
さらに、「BIGLOBEモバイル」には「エンタメフリーオプション」という、YouTubeやU-NEXTなど全21種類の対象サービス利用時にかかるデータ通信量消費がありません。
未成年者が「BIGLOBEモバイル」を契約する場合は、保護者名義で契約します。
UQモバイル
次にご紹介するのは、「UQモバイル」です。
おすすめのポイントは、「通信速度」です。
「UQモバイル」の売りは格安SIMの中でも高い通信速度を誇っています。
低価格プランになる「プランS」でも低速時速度は300kbpsで中画質の動画が快適に視聴できます。
通信速度を重視したい学生には、おすすめの格安SIMです。
また未成年者でも保護者の同意書なしで契約できます。
楽天モバイル
最後は「楽天モバイル」です。
おすすめポイントは、データ量をどれだけ使用しても、月額3,278円(税込み)でご利用できることです。
ここまでご紹介してきた格安SIMの中では少々高いところになりますが、日ごろからデータ通信を利用してYouTubeやU-NEXTなどをご利用されている方には打って付けです。
また1人暮らしを始める学生ならば、インターネット回線も用意します。
固定回線を引けば、月額料金が加算でしまい月々の支払いが!ってなりますが、「楽天モバイル」に契約していれば、スマホのテザリング機能を利用すれば、PCがスマホを経由してインターネットに繋がります。
「楽天モバイル」を契約される場合、18歳以上であれば、Web、または店頭のいずれかで契約できます。
会社はそのまま?大手携帯会社が出している格安プラン
格安SIMへの切り替えに抵抗を感じるご家庭も少なからずいるでしょう。
そこでここからは、大手携帯会社「au」「docomo」「Softbank」が出している格安プランのご紹介です。
ahamo
まずは「docomo」が提供しているオンライン専用プラン「ahamo」です。
「ahamo」は、月額2,970円でデータ容量20GBまでご利用可能なうえ、5分以内の通話は無料というオンライン専用プランです。
仕事柄5分以上通話をする機会が多い方は、かけ放題オプションに加入すると、よりお得な価格でご利用できます。
また別会社への切り替えなどで「ahamo」を解約することになっても、違約金が発生しません。
pove
次は「au」が提供しているオンライン専用プラン「povo」です。
「povo」は、月額2,728円で毎月20GBまでご利用できます。
データ通信を多く利用する機会がある方にはおすすめの契約プランですが、国内通話が30秒毎22円かかってしまいます。
少しでも通話料金を安く済ませるなら、通話オプションに加入するしか手はありません。
LINEMO
最後は「Softbank」が提供しているオンライン専用ブランド「LINEMO」です。
「LINEMO」は、ここまでご紹介してきた「ahamo」「povo」とは異なり、2種類の料金プランから選択できます。
【ミニプラン】
月額990円でデータ通信3GBまでご利用できます。
このプランは、普段Wi-Fi接続する機会が多い、またはあまりスマホを利用する機会がないという方向けのプランです。
【スマホプラン】
月額2,728円でデータ通信20GBまでご利用できるプランです。
同業2社が出しているオンライン専用プラン同様、20GBまで使用できます。
さらに、両プランとも「LINE」は使いたい放題なので、通話やメッセージの送受信にかかるデータ通信消費量は0です。
「LINE」を多く利用される方にはおすすめのプランですが、国内通話には30秒毎に22円かかりますので別途申し込みが必要です。
不要なオプションを外してもっと価格安くする
「格安SIM」への切り替えや、現在契約を交わしている大手携帯会社から乗り換えず、契約プランのみの変更のいずれかをすることで、月々の支払いを軽減することができます。
しかし、ここまでやっても月々の支払額は安くなったとは言い難いです。
今以上に支払い料金を安くする手は、プラン契約時に付与したオプション契約で、ご利用頻度が低いものを解約していくことです。
各携帯会社との契約を交わす時、「このオプシヨンをつけておくといいですよ」ということでつけてもらったけど、実際に使用する機会がないオプションってありますよね?
意外にも、次の料金が高くなっている原因は、このオプション料金による加算というケースが多いです。
契約プラン切り替えの時、一度オプションの見直しもしましょう。
意外と使用していないものが多いはずです。
SIM選びのポイント
ここからは格安SIMに切り替えるときのポイントです。
回線速度
まずは「回線速度」です。
速度が速ければ早いほど、アプリの更新やインストール、Web閲覧や動画視聴がスムーズにできます。
「回線速度」を重視する場合は、最大速度ではなく、回線の実測値から比較しましょう。
スマホやポケットWi-Fiなどのモバイル通信では、「ベストエフォート方式」と呼ばれるその時々で出せる最大値のデータ通信方式を採用しています。
格安SIMの実測値はTwitterの口コミなどから得られます。
また大手携帯会社が持つ回線とは別で、独自の回線を有している「UQモバイル」や「ワイモバイル」は通信速度が速いということで、定評がある格安SIMです。
月額料金
次は「月額料金」です。
スマホ代を毎月自分で払っている学生にとって、「月額料金」は是が非でも押さえておきたいポイントです。
月額料金を重視する場合は、自分が1ヶ月でどれだけのデータ通信利用を使用しているかを把握してからプラン選択をしましょう。
たとえば、動画視聴はPCで行い、SNSやアプリゲームを日常的に使用する方は3~7GBがおすすめです。
逆に動画視聴もスマホでする方は、10GB以上がおすすめです。
割引キャンペーン実施中に申し込む
格安SIMの運営を務めている会社では、顧客獲得のために現金キャッシュバックや月額料金の割引など、お得なキャンペーンを定期的に実施しています。
格安SIMに切り替えるなら、割引キャンペーンを活用して申し込みを済ませるのがおすすめです。
ただし、契約切り替えをする際は自分が今契約を交わしている携帯キャリアとは異なる回線の格安SIMに申し込むことです。
たとえば「au」ユーザーが、「au」の回線を借りて運営している「UQモバイル」に切り替えても、自社の顧客数に変化がないため、特典が適用されません。
割引キャンペーンや特典を得るためは、事前に適用条件を確認してから切り替えを行いましょう。
オプションでお得に
格安SIMの中には、大手では取り扱っていない独自機能を有したオプションや機能を提供しているところがあります。
たとえば「BIGLOBEモバイル」では、YouTubeやABEMA、U-NEXTなどの全21種類のアプリを利用した時にかかるデータ通信量がカウントされない「エンタメフリーオプション」があります。
月額料金が多少加算されますが、利用頻度が高いものを利用した時に消費するデータ通信量が0になるなど、自分にとって特になるものがあるなら率先して取り入れてみましょう。
まとめ
以上が、親にスマホ代の支払いをお願いしている学生割合・自分で支払いをしている学生のの割合に関するの解説と、月々のご利用料金を安くする格安SIM・大手携帯会社が提供している契約プランのご紹介でした。
「学割」や「家族割」などの割引キャンペーンを利用しても、1人当たりの支払い金額は月々6~8,000円近くかかります。
この額を家族全員分支払うのは、正直しんどいものです。
月々これだけの額を支払うなら、支払額の半分を学費や家計の足しになることに回したいですよね?
そこでおすすめの方法が家族で「格安SIM」または大手携帯会社が提供している「オンライン専用プラン」に切り替えることです。
契約内容によっては今の支払金額よりも数千円安くなりますし、その浮いたお金を別のことにプールできます。
今の生活状況を一変したいという気持ちがあるなら、これを機に契約プランを見直してお得な契約プランに切り替えましょう。