就活を進めていくと、辛いと感じる人もたくさんいるのではないでしょうか?
とくに「内定がなかなか決まらない」「周囲の友人などが次々と決まり始めて焦ってしまう」と、「自分なんて…」とネガティブになってしまいますよね。
就活は人生の中でもかなり重要なイベントのひとつであり、適当に進めてしまうと入社後に後悔してしまうこともあるので慎重に進めなければいけません。
そこで今回は就活で辛いと感じてしまう原因や対処法、NG行動などについてご紹介します。
「就活中でとても辛い」「内定をもらうためにできることってある?」と悩んでいる方は参考にしてみてください。
就活が辛いと感じてしまう原因6つ
就活が辛いと思っている方は、「何が辛いと思っているのか」の原因を知ることが大事です。
そこでここでは、就活が辛いと感じてしまう原因でよく挙げられるものについていくつかご紹介します。
辛いと感じる原因や理由は人それぞれなので、ぜひ今の状況を振り返ってみてくださいね。
就活がつらいと感じてしまう原因6つ
- 志望業界や企業が見つからない
- 周囲の内定が決まり始めるプレッシャー
- 面接が緊張する
- 選考が決まらず自分自身が否定された気分になる
- 相談できる人がいなくて辛い
- 内定が出ず焦ってしまう
➀志望業界や企業が見つからない
就活が辛い原因には、そもそも志望業界や企業が見つからないといったケースも挙げられます。
世の中にはたくさんの業界や職種、企業があり、なおかつさまざまな情報が飛び交うため、「自分はどんな企業や業種に就けばいいの?」と迷う方もたくさんいます。
また自分の希望条件が多すぎると、企業を見る目が厳しくなってしまい、結局どこも受けるに至らないといったことも少なくありません。
志望業界や企業が決まらないものには、「就活の軸が定まっていない」「どんなことに興味があるのかわからない」「周囲の評価を気にしすぎてしまっている」などが考えられます。
大学4年になって周りが就活をし始めるからと、なんとなくエントリーしているといった人も多いでしょう。
自己分析や企業・業界研究が足りていない可能性が高いので、実際にエントリーする前にまず、自分の好きなことやこれまでの経験などを振り返ってみてください。
②周囲の内定が決まり始めるプレッシャー
周囲の内定が決まり始めるなか、自分だけが1社も内定を獲得できていないとプレッシャーになります。
ほかにも、家族から「〇〇業界に行ってほしい」「友人が有名企業に決まった」などの圧力があると、「自分はダメな人間だ」とネガティブ施行に陥ってしまうこともあります。
とくに、「周囲に就活へのモチベーションが高い人が多い」「負けず嫌いである」「将来に対して明確なビジョンあがる人」「こだわりが強い人」によくありがちなケースです。
目標や理想が高い分、プレッシャーも大きくなるので、時には息抜きをしてみたり視野を広げることも大切です。
③面接が緊張する
就活では面接は必須の選考ですが、「面接のときに必ず緊張してしまう」といった方にとってはかなりのストレスになってしまいます。
とくに志望度の高い企業だったり、もともと緊張しやすいタイプならなおさらですよね。
就活ではひとりあたりおおよそ数十社程度受けるといわれていますが、苦手な人にとって見ると苦痛でしかありません。
また1社でも最終選考に至るまでは数回は面接を受けることになるため、「また面接を受けなければいけない」と辛くなってしまうこともあります。
面接への緊張を和らげるには練習を重ねて自信をつけるか、自分なりの緊張をほぐすルーティンを持っておくのがおすすめです。
④選考が決まらず自分自身が否定された気分になる
選考が決まらず自分自身が社会から否定された気分になる、というのもまた就活が辛い原因のひとつだといわれています。
とくに不採用が続くと、「自分は社会にとって必要のない人材なのかも」「どこにも就職できなかったらどうしよう」とショックを受けてしまいますよね。
内定につながらない理由はたくさんありますが、「企業が求める人物像にマッチしていない」「書類や面接時のマナーが良くない」「人気企業・業界ばかり狙っている」といったものが考えられます。
もう一度企業研究をおこなったり、第三者に面接や書類添削などをしてもらうといいでしょう。
⑤相談できる人がいなくて辛い
就活はだれしも初めての方であることから、「誰にも相談できなくてつらい」と思う人も少なくありません。
相談できない理由はいくつかありますが、「周囲に就活について相談できる人がそもそもいない」「相談するのが気恥ずかしい」といったものが挙げられます。
プライドが邪魔をしてしまったり、周囲がぞくぞくと有名企業に内定が決まっている状態だとやはり聞きづらいですよね。
親しい人だとかえって聞きづらいこともあるので、就活エージェントやキャリアカウンセラーなど第三者に相談した方が不安を解消できる可能性もあります。
⑥内定が出ず焦ってしまう
いつも最終面接が決まらないなど、内定が出ず焦る気持ちが就活が辛いと感じる理由になることもあります。
1社からも内定が出ない人もいますが、いくつかの企業からは内定をもらえるけれど自分の本命からはもらえないなど人それぞれです。
内定が出ずに焦ると、友人と会ったりすることにも消極的になってしまい、どんどんふさぎ込んで負のスパイラルに陥ることもあります。
もし「いつも決まった選考で落ちてしまう」といった方は今一度面接などの振り返りをおこなったり、時には気分転換として遊ぶ日をつくるのも大事です。
就活が辛いと感じたときの対処法【対処法】
就活が辛いと感じる原因についてご紹介してきましたが、では具体的に辛さを解消するためにはどのように対処すればいいのでしょうか?
ここでは、就活が辛いと感じるケース別に対処法をそれぞれご紹介していきます。
「何から始めたらいいかわからない」「とにかく就活が辛い」といった方はぜひ参考にしてみてくださいね。
志望業界や企業が見つからない場合
志望業界や企業がなかなか見つからなくて就活が辛いと感じる人は、以下の方法を試してみるといいでしょう。
- 自己分析をする
- 合同説明会に参加する
自己分析をする
就活の軸を見つけるためにはまず、自己分析を徹底的におこなうことが大事です。
具体的な自己分析の方法には、「自分が好きなこと」「得意な分野」「興味・関心のあること」「人から褒められること」から考えてみるのがおすすめです。
自分が興味のあることややりたいことであれば長く働ける可能性も高いですし、得意な分野であれば社会からも評価されやすいので上記のバランスが取れた業界を選ぶといいでしょう。
たとえば、人を楽しませることが好きでコミュニケーション能力も高いのであれば、接客業や販売業などが向いているといえます。
就活サイトなどでは自己分析や適職診断ができるものもあるので、ぜひ利用してみてくださいね。
またユアターンでは、以下の自己分析ができるサイトがあるのでぜひチェックしてみてください。
合同説明会に参加する
合同説明会に参加してあらゆる企業や業界の話を聞くことで、思わぬタイミングで志望業界や企業が決まることもあります。
やりたいことが決まらない状態というのは、そもそも視野が広すぎたり業界のことについてよく知らない可能性があります。
企業のホームページをチェックするのもひとつですが、少しでも興味がある分野については直接足を運んでみたほうがいいでしょう。
とくに合同説明会では、さまざまな業界や企業を一度に見れるので「まだ業界が絞れていない」といった方にもおすすめです。
最近ではオンラインの合同説明会なども開催されているので、地方の就活生も気軽に参加できますよ。
長所が見つからない場合
就活をしていると、「自分の長所が見つからない」「自分に自信がない」と悩む方もたくさんいるのではないでしょうか?
なかには人から何かを褒められたときにも、「就活でアピールするほどではないかも…」となる人もいるはずです。
人には誰しも長所やほかの人にはない素晴らしいところがあります。
自分の長所に気づくためには、以下の方法を試してみるといいでしょう。
- 短所から考えてみる
- 周囲からの評価を聞く
- 過去に言われた言葉について振り返ってみる
短所から考えてみる
「短所から長所なんて考えられるの?」と不安に思う方もいるでしょうが、長所は短所の裏返しといったこともあります。
具体的にいうと、短所である部分をなるべくポジティブに変換して長所のように見せることです。
たとえば、就活の短所でありがちな「優柔武断」といった特徴のある方であれば、「思慮深い」「慎重な性格」といった方向に変えてみて下さい。
ほかにも、「注意力散漫」「集中力がない」「飽きっぽい」といったネガティブなものは、「好奇心旺盛」「アンテナが広い」といった言葉に変換できます。
短所だと思っていたものでも、業界や企業によっては求められる人物像にマッチすることもあるのでぜひ試してみてくださいね。
周囲からの評価を聞く
「自分に長所なんてあるの?」と悩んでいる方は、思い切って周囲に自分の長所について聞いてみるといいでしょう。
自分では当然だったり、とくに特別なことはしていないと思っていても、他人から見たらすごいことだったというケースは実はよくあります。
たとえば、自分の中で好きでやってきたことがあっても、周囲にとっては「長く続けてきているのがすごい」「クオリティが高くて驚いた」といったケースもあり得ます。
ただし、すごいと感じるものについては人それぞれです。
就活で長所としてアピールしたいのなら、友人や家族、就活エージェントなど少なくとも数人程度から聞いて共通している点を取り上げるといいでしょう。
また、「私の長所って何?」とストレートに聞くのが恥ずかしいといった人は、「私ってどんな人に見える?」と聞いてみると聞きやすいのでおすすめです。
具体的なエピソードなどがあると、より就活でも説得力や再現性が高まるので聞くときはなるべく掘り下げるようにしてみてください。
過去に言われた言葉について振り返ってみる
就活ではなるべく大学生時代のことを話すのが好ましいですが、なかなか見つからないという方は、過去に言われた言葉やメッセージなどを見返してみるのもひとつです。
高校自体の卒業アルバムやサークル活動、アルバイトなどを辞めるときにもらったメッセージカードなどがあれば、当時かかわりの合った仲間から自分の長所が書かれているかもしれません。
また高校生以前の成績表には、担任から「真面目にコツコツ部活動に取り組んでいた」「リーダーシップがある」など、内面的な評価などが書かれていることもあります。
周囲の内定獲得によるプレッシャーの場合
周囲が内定を決めはじめてプレッシャーに感じていたり、必要以上に追い込んでしまう方は、そこまで追い込む必要はないと考えを改めることが大事です。
- 周囲と自分を切り離して考えてみる
- 失敗は成功の元だと捉える
周囲と自分を切り離して考えてみる
「〇〇企業に行ってほしい」「周囲がぞくぞくと内定が決まり始めて焦っている」のなら、周囲の状況や願望と自分を切り離すことが大事です。
やはり実際に働くのは自分ですし、早く内定を決めたいからと妥協した職場に決めてしまうと入社後のミスマッチが発生するおそれがあります。
また世間体のために、有名企業や人気企業で働きたいという方も要注意です。
知名度が高い企業だからといって自分に合っているとは限りませんし、逆に言えば中小企業やベンチャー企業でも優良企業はたくさんあります。
「自分は自分である」といった意識を持ち、「自分はどう働いていきたいか」「自分の興味と適正に合う職場はどこか」を慎重に見極めることが大切です。
失敗は成功の元だと捉える
「絶対に失敗できない」といったプレッシャーによって就活が上手くいかないのであれば、「失敗は成功の元」だとポジティブに考えてみてください。
とくに面接では、場数を踏めば踏むほど質問されるパターンや答え方にも慣れますので、徐々にリラックスしながら受けられるようにもなります。
とくに就活生の大半は、「どこも決まらなかったらどうしよう」「有名企業に必ず就職しなければいけない」など悪いプレッシャーに押しつぶされがちです。
しかし失敗することで得るものはありますし、成長へのきっかけにもなります。
「失敗してもなんとかなる!」と大きく構えた方が上手くいくケースもあるので、リラックスして臨むようにしましょう。
面接で緊張してしまう場合
面接そのものが辛いという方は、いかに緊張やプレッシャーを和らげられるかどうかが重要なポイントとなります。
緊張やプレッシャーを解消するためには慣れることが一番なので、以下の方法を試してみるといいでしょう。
- 模擬面接などで練習を積む
- 社風が似ている企業を練習として受ける
模擬面接などで練習を積む
面接でプレッシャーを感じる原因には不慣れなことが考えられるため、模擬面接などで面接の練習を積むのがおすすめです。
友人やキャリアセンターに依頼するのもいいですし、ひとりで面接練習している様子を録画・録音して見直すのもひとつです。
なるべく本番の面接に近い状態で練習をすることで、本番でもそこまで緊張を感じずに望むことができます。
面接で落とされることが多いといった方は、志望動機や自己PRなど内容に問題があるパターンもありますが、そもそも面接時の態度や振る舞いに問題がある可能性も充分考えられます。
面接官との受け答えだけではなく、入室から退室、身だしなみなども客観視して改善することで、徐々に面接へのプレッシャーも軽減されるはずです。
就活エージェントによっては面接後にフィードバックをもらえることもあるので、真摯に受け止め本番の面接までに対策を練っておくといいでしょう。
社風が似ている企業を練習として受ける
「模擬面接ではなかなか身が入らない」といった方は、本番のリアルな状況に慣れるため実際に企業をいくつか受けることをおすすめします。
やはり本番の面接では、模擬面接や面接練習とは違う緊張感や想定外の質問などに対応する力が身につきます。
ただし、本命の企業の近くに受けると対策が不十分になる可能性があるので、受けたい企業の2週間から1カ月前くらいに受けておくのがベストです。
本命企業よりも前に受けることで改善する時間もとれますし、もし受かっていれば自信をもって本命の面接に臨めるので成功率もあがります。
練習として企業を受ける場合は、なるべく社風が近い企業の面接を受けるとより有益な学びができるはずです。
たとえ練習であっても手を抜くことなく、しっかりと対策をおこなって受けるようにしましょう。
相談者がいなくて悩んでいる場合
身近に相談できる人がいなくて悩んでいる方は、これまで関わりのない第三者からアドバイスをもらうのがおすすめです。
- キャリアセンターに相談する
- 就職エージェントに登録してみる
- ハローワークに行ってみる
キャリアセンターに相談する
大学には「キャリアセンター」と呼ばれるものがあり、おもに就職支援や進路支援をサポートしてくれるので、そこで相談に乗ってもらうのもひとつです。
大学内にあるものなので無料で利用できますし、大学のOB・OGの相談にも乗ってきた経験もあるので理解してもらいやすいでしょう。
「就職エージェントに相談するのは少しハードルが高い」といった方は、まず大学のキャリアセンターと話してみるのがおすすめです。
就職エージェントに登録してみる
「希望業界は決まっているけれど、どう対策したらいいかわからない」「企業が見つからない」といった方は、就職エージェントに登録してみるといいでしょう。
就職エージェントとはおもに就活生に企業を紹介するサービスのことで、専門知識を持ったキャリアアドバイザーから内定までのサポートを受けられるのが特徴です。
キャリアアドバイザーのなかには業界や職種に特化した人がいるので、的確なアドバイスを受けられますし、書類添削や面接対策など具体的なフォローもしてくれます。
「自己分析ってどうすればいいの?」「自分にはどんな企業が合うかわからない」「内定が決まらない理由が知りたい」方はぜひ一度相談してみてください。
ハローワークに行ってみる
就活に関する不安がある方は、ハローワークに行ってみるのもひとつです。
ハローワークは大学生だけではなくあらゆるバックグラウンドを持った人が相談しにくる場なので、長期的なキャリアプランも踏まえて相談できます。
しかし、新卒採用には特化していなかったり、公開されている情報に制限があるなかで、自分が希望する職種や業界・企業が見つかるとは限らないため注意が必要です。
また、ハローワークは公共機関であることから、相談時間や内容についても一般的な就活サイトとは異なるので事前に対応可能かどうかを調べておきましょう。
内定が出ず焦っている場合
内定が出ずに焦っている時は、考え方を見直すことが大事です。
ここでは、内定が出ないときにやるべき対処法についてご紹介します。
- 夏・秋・冬採用を検討する
- ほかの業界や職種に視野を広げてみる
夏・秋・冬採用を検討する
6月までに内定が出なくて焦っている方は、「夏採用」「秋採用」「冬採用」を取り入れている企業に応募してみるといいでしょう。
一般的に、夏は6月末~8月末、秋は9月~11月末、冬は12月~入社までの3月末までの期間に選考をおこなっているので、利用するのもひとつです。
おもに内定辞退のために空いた分を補充するため、公務員試験後に民間企業を目指す就活生向けに通常の就活期間を過ぎてから採用を開始する企業もたくさんあります。
選考難易度はやや高くなるとされていますが、長期的に就活を続けることで本当に自分に合った企業と出会えるチャンスが広がるのでおすすめです。
ほかの業界や職種に視野を広げてみる
なかなか希望企業に決まらないといったときは、思い切ってほかの業界や職種に目を向けてみるといいでしょう。
なぜなら、面接が原因で落とされてしまう場合は、面接時での態度のほかに企業と就活生とのミスマッチが原因である可能性があるからです。
つまり、選考におちたということはミスマッチを防げたということなので、ポジティブにとらえるようにしましょう。
たとえば、コミュニケーション能力を発揮したくて営業職を希望しているのなら、同じ会話力を活かせる接客業なども見てみるとより内定率が高まります。
ほかにも転職を見据えて、大手や有名企業の下請けの会社や中小でも関連企業に就職して、将来的に希望企業に転職する方法もひとつです。
世の中には自分の知らない職種や業界、自分では気づかなかった思わぬ適職もあるので、なかなか決まらなくて辛い人こそ視野を広げてみてください。
「NNT」ってどういう意味?内定がもらえない就活生の9つの特徴と解決策
就活が辛いと感じたときにやるべき行動6つ
就活が辛いと感じる理由や原因について解説してきましたが、なかなかうまくいかない状況が続くとやはりネガティブな気分になりますよね。
そこでここでは、就活がしんどい時に乗り越えるための行動についていくつかご紹介します。
「とにかく就活を続けるのが辛い」「今すぐ切り替えたい」「少しの間だけでも気分転換したい」方はぜひ参考にしてみてくださいね。
就活がつらいと感じたときにやるべき行動6つ
- 就活以外のことに没頭してみる
- 適度に休みを取る
- 就活関連のSNSを見ないようにする
- 小さな成功体験を積む
- 就活エージェントに相談してみる
- 落ちた原因を分析する
➀就活以外のことに没頭してみる
長い就活期間に辛いと感じるのであれば、1日や数日間でも就活以外のことに没頭してみるといいでしょう。
一度就活から離れてみることで良いリフレッシュにもなりますし、メリハリができてかえって集中しやすくなることもあります。
たとえば、すぐにできる気分転換には以下のものが挙げられます。
- ショッピングに出かける
- 1日だけは趣味に充てる
- 日帰りもしくは数日程度は旅行に出かける
- おいしいご飯を食べに行く
- 友人と遊ぶ
- 非日常が味わえる自然などに触れてみる
あまりにも長すぎる気分転換は就活に切り替えられないおそれもあるため、ながくても1週間以内などに収めるように注意しましょう。
就活から距離を置くことで、自分がやりたいことが見えたり、思わぬ解決への糸口が見つかることもあります。
②適度に休みを取る
就活は書類作成や面接対策などやるべきことがたくさんあるため、適度に休みを取ることもときには大切です。
また、常に就活のことを考えて行動しているとどうしても身体的・精神的にも負担が大きくなり、ついネガティブに陥ってしまうこともあります。
たとえば休息では、「思いっきり長時間寝る」「料理をする」「好きな音楽を聴く」「散歩をする」などが挙げられます。
就活ではとくに睡眠不足になって判断力が鈍ったり、食欲がわかないといった体調不良になることもしばしばあります。
上記の休息でもなかなか疲れが取れないといった場合は、病院に相談してみるのもひとつです。
③就活関連のSNSを見ないようにする
周囲のない手が決まり始めて焦っている方は、就活関連のSNSから一度シャットダウンしてみましょう。
やはりSNSでは就活時期になると、つぎつぎと情報が出てきますし、中にはネガティブなものやポジティブなものなどに振り回されることも少なくありません。
先にも述べましたが、就活をうまく進めるためには自分と周囲とを比較せず、切り離して考えることが何よりも大事です。
SNSはとくに他人の意見や情報の影響を受けやすいものなので、就活に集中したいときはあまりに見ないことをおすすめします。
しかしSNSから就活の情報を得たい方はにとっては、かえって有益な情報を得やすくなるメリットもあります。
使い方には気を付けて、あまりにもSNSの情報に振り回されるといった方は遠ざける工夫をするようにしましょう。
④小さな成功体験を積む
内定がなかなか出ないと「自分はなんてダメな人間なんだ…」とネガティブになってしまいますが、小さな成功体験を積むことで自信を取り戻せるケースもあります。
たとえば、「書類選考に通過する」「面接で笑顔を意識する」「とりあえず1社エントリーしてみる」など就活に関することならなんでもかまいません。
就活が上手くいかない人は暗い雰囲気が面接官に伝わっている可能性もあります。
しかし、小さな目標でも達成すれば自分にも自信が持てますし、そこから明るい雰囲気に変わって面接でも好印象を残せることもあるのです。
就活が上手くいかない時ほど、自分かできたときや過去の自分よりも成長したところを認めて前向きに進めていくようにしましょう。
⑤就活エージェントに相談してみる
就活エージェントに相談すれば、企業選びのことから書類・面接対策に至るまであらゆる就活の悩みに答えてくれるのでおすすめです。
就活エージェントには業界や企業に特化したプロのエージェントが在籍していることも多く、企業側がどんな人材が欲しいと思っているのかなどを把握しているため有益なアドバイスをもらえます。
ほかにも、「そもそも自分に合った企業が見つからない」「就活を何から始めたらいいかわからない」「どうして上手くいかないの?」といった初期的な悩みにも寄り添ってくれます。
つまり、目指したい方向性が決まっている方でも、精神的に参ってしまっている方でも就活エージェントの利用はおすすめなのです。
⑥落ちた原因を分析する
就活であまりにも上手くいかないようであれば、「どうして内定をもらえないのか」の落ちた原因を分析することが何よりも大事です。
内定がもらえない理由は人それぞれですが、ここではよくある失敗や上手くいかない時にやるべきことについてご紹介します。
- エントリーシートを見直す
- 面接を振り返る
- SPI対策をおこなう
エントリーシートを見直す
書類選考の時点で落ちてしまうといった方は、一度自分の書いたエントリーシートを見直してみるといいでしょう。
「誤字・脱字のチェック」「文字は丁寧に書かれているか」「企業の求める人物像に合った自己PRや志望動機を書けているか」など思わぬ落とし穴はたくさんあります。
さらに企業によっては、パソコン作成よりも手書きの方が評価が高いといった業界もあるので、合わせて企業研究などもしておくといいでしょう。
また、エントリーシートの通過率を上げたいのであれば、実際に泣いてした人のエントリーシートや就活エージェントに添削を依頼するのもひとつです。
内定がもらえるものと自分自身のエントリーシートには必ず違いがあるはずなので、上手くいかない時こそ見直してみましょう。
面接を振り返る
就活でも面接でよく落とされてしまうといった方は、面接内容を振り返ってみることをおすすめします。
面接でのビジネスマナーや面接官からの質問に対して適切に答えられているかどうか、あらためて思い返してみてください。
就活エージェントやキャリアセンターなどでは、面接対策をおこなってくれるところもあるので、とくに緊張しやすい人は利用してみるといいでしょう。
何度も面接練習を繰り返したり、自分が他人に与える印象などを改善していけば、自然と面接に対しても苦手意識がなくなるはずです。
SPI対策をおこなう
筆記試験でよく落とされるのであれば、まずはSPIや玉手箱などの対策を早急におこなうようにしましょう。
「SPIなんてどう対策すればいいの?」と思われる方も多いでしょうが、本屋さんなどに行けばSPI対策用の本などが並んでいます。
また、SPIにもいくつかの分野があり、自分の苦手な分野を中心に対策してみるのもおすすめです。
就活が辛いと感じたときにやらないほうが良い行動3つ
就活が辛いと感じたときにやるべき対処法や行動についてご紹介してきましたが、反対にやらないほうが良い行動もあります。
具体的に以下の行動に走ってしまうと、ますます就活が辛いと感じてしまったり、結果につながらなかったりするので要注意です。
就活がつらいと感じたときにやらないほうが良い行動3つ
- なんとなく就活を続ける
- やみくもに企業に応募する
- ひとりで抱え込む
➀なんとなく就活を続ける
周囲に合わせてなんとなく就活を続けると、入社後のミスマッチや早期退職につながるため避けたほうが良いでしょう。
就活の軸や志望動機が定まっておらず、たまたま内定した企業が「自分の思った仕事内容ではなかった」「社風が自分に合わなかった」と後悔するケースは少なくありません。
ほかにも早めに採用してくれるからとすぐに内定を決めてしまうと、思わぬブラック企業に遭遇する可能性も。
また、周りが受けるからエントリーしてしまうと、やはり志望動機や自己PRの内容も薄くなってしまうため、採用担当者にも伝わり不採用につながるおそれもあります。
「この職業や職種に興味がある」「希望企業だからこそ!」といった目的や志望度の強さがないとなかなか受かりません。
受かったから行くのではなく、「なぜ就活をするのか」「自分の理想の働き方とは?」の本質的なことから考えることが大事です。
②やみくもに企業に応募する
内定が決まらないからといって、希望ではない職種などにやみくもに企業に応募するのはやめましょう。
「面接練習をしたい」といった目的があるのなら別ですが、「数を打てばどこかしら受かるはず」「とりあえず有名・人気企業を受けておこう」といった気持ちで就活すると、失敗しやすくなります。
本当に働きたいと思っていないため志望動機にも深みがなくなりますし、仮に内定が決まって入社したとしても「こんなはずじゃなかった」と自分自身が後悔してしまう可能性が高いです。
就活が上手くいかない時は無鉄砲に受けるのではなく、もう一度銃かつの軸を見直してみたり、短期間だけリフレッシュの時間を取って気分転換するのもおすすめです。
③ひとりで抱え込む
就活が上手くいかない人ほど、ひとりで抱え込むのはよくありません。
内定が決まらない原因はたくさんあり、自分で客観的に気づける人はいいですが、なかには自分では気づかない人もたくさんいます。
何が原因かわからないまま進めていっても同じ失敗を繰り返すだけなので、第三者に相談してみるようにしましょう。
第三者とはおもに、友人やキャリアカウンセラー、就活エージェントが挙げられます。
書類添削や面接対策といった具体的なアドバイスをもらえるだけではなく、就活に関する不安や悩みも気軽に相談できるメリットがあります。
就活が辛い時は気分転換をして乗り切ろう
今回は就活で辛いと感じてしまう原因や対処法、NG行動などについてご紹介してきました。
就活は誰にとっても初めての経験でありながら、今後の人生を大きく左右する重要なイベントのひとつでもあります。
「失敗したくない」といったプレッシャーもありますし、「自分だけなかなか内定が出ない」といった状況に陥る人も少なくありません。
ときには「辛い」「やめたい」と思う日々もあるかもしれませんが、まずは今の状況を受け入れることが大事です。
今回の記事でもご紹介したように、これまでの就活のやり方や自己分析、企業分析をもう一度やり直してみるのもひとつですが、ときには気分転換をするのもおすすめです。
1日や長くても1週間程度は就活のことからは一旦離れ、自分のやりたかったことやストレス発散できることをやってみましょう。
精神的にも身体的にもリフレッシュできたら、かえって就活に対する考えもクリアになったり、行動力や気持ちの切り替えができることもあります。
今回の記事を参考に、自分に合った方法で就活の辛さから脱出し、前向きな一歩を踏み出してみてくださいね。