「WEBテストって友だちに頼んでもバレないよね…」
「選考にどうしても通過したいし代行してもらおうかな…」
人気企業・本命企業のWEBテストを受験するとき、通過できるか不安になりますよね。
WEBテストが得意な友人と一緒に受験するなど、いわゆる「替え玉受験」を考えている人もいると思いますが、実はリスクを伴う行為なのです…
「こんなことになるなら、自分で受験すればよかった…」と後悔しないように、今回は替え玉受験のバレるタイミング、バレたらどうなってしまうのかについてお話していきます。
- 替え玉受験って何?
- 実際にWEBテストで替え玉受験をする人はいる
- WEBテストの替え玉受験がバレるのはいつ?
- WEBテストの替え玉受験をしないほうが良い理由
- 企業側は替え玉受験を黙認!?
- 人生にとって重要な就活…誰かに任せていいの?
替え玉受験って何?
替え玉受験とは、受験者本人を装って他の誰かがWEBテストを受けること。
WEBテストは自宅や大学など、PCがあればどんな環境でも受験できるため、実際に替え玉受験をする就活生は多くいます。
また、友だちと一緒にWEBテストを受けて答えを教え合ったり、インターネットで解答を調べながら受験したりすることも可能です。
友だちとの協力プレーやインターネットを使っての受験は替え玉受験とは呼びませんが、自分の実力でWEBテストを受けていないことに変わりありません。
替え玉受験が許されるのかどうかは捉え方によって違います。
「替え玉受験できる環境なのが悪い」と言ってしまえばそれまでですし、「すべて自分の実力で選考に通過したい」と思う人は周りが替え玉受験をしていても流されないでしょう。
実際にWEBテストで替え玉受験をする人はいる
先ほども述べた通り、WEBテストで替え玉受験をする人は実際に存在します。
世の中には「WEBテストは協力プレー」「就活は団体戦」といった発言を堂々とする人が多くいるため、かなりの就活生がWEBテストで替え玉受験やそれに準ずる行為をしていると考えて間違いないでしょう。
しかし、どんな手段であれ、自分の実力だけで受験しなかった場合は「不正行為」と見なされてもおかしくありません。
自分が知らないうちに不正行為をしていたということにならないためにも、替え玉受験の例を紹介します。
友だちと一緒にWEBテストを受験する
多くの就活生がやってしまう不正行為として、友だちと一緒にWEBテストを受験することが挙げられます。
自宅や友だちの家、大学などにPCを持ち寄れば、簡単にWEBテストを受けられるのです。
WEBテストを複数人で受験する就活生がいるということは、世の名にも広く知られています。
企業側が対策を講じていないということは、不正行為を黙認しているとも言えますが、決して堂々と許されていることではありません。
「みんなやってるしこんなの普通だよね」と軽い気持ちでいると痛い目に合うかもしれないので気をつけましょう。
替え玉受験のリスクについては後ほど詳しく解説します。
WEBテストが得意な友だちに受験させる
「友だちと一緒に…」ではなく、友だちに自分のWEBテストを丸投げする行為。
協力プレーはグレーゾーンかもしれませんが、こちらは完全に替え玉受験だと言えます。
許されない行為ではありますが、バレなければ「許す」も「許さない」もないため軽い気持ちで友だちに頼む就活生は多いです。
他人任せで選考に突破し、内定をもらっても嬉しくないと思うのですが、みなさんはどう感じるでしょうか?
替え玉受験の代行業者まで存在する
実は、就活の替え玉受験はビジネスになっています。
「合格しなかったら返金!」
「1教科1000円!」
「塾講師が代行します!」
などとうたい、有料でWEBテストを代行するサービスが存在するのです。
インターネットで検索するとたくさんの代行業者があることが分かりますが、どれも信用できるとは言い切れません。
利用するかどうかは自分次第ですが、就活という人生にとって重要なことを他人に任せていいのかを考えてみてください。
WEBテストを受けた時点では替え玉かどうか分からない
WEBテストの替え玉受験は不正行為です。
しかし、誰がWEBテストを受験したのか特定する方法はありません。
「不正だとバレないからOK」と考えるのか「バレるかどうかは関係なく、やってはいけないことはしない」と考えるのかは自分次第です。
WEBテストの替え玉受験がバレるのはいつ?
先ほど、WEBテストは誰が受けたのか分からないというお話をしましたが、替え玉受験をしたことがバレてしまう可能性はあります。
そのため、WEBテストの替え玉受験を考えている人はリスクを伴うということを頭に入れておきましょう。
では、いつ企業側は替え玉受験に気付くのでしょうか。
WEBテストの替え玉受験は面接でバレる
実は、WEBテストの替え玉受験がバレるのは、WEBテスト選考の段階ではありません。
WEBテストに合格した後の面接で替え玉受験をしたかどうか分かるのです。
なぜかというと、WEBテストの成績と学生の発言や雰囲気が合わないことに面接官が気付くから。
「WEBテストはこんなに好成績なのに、一般常識に答えられない」
「学歴にしてはWEBテストの点数が高すぎる」
企業の人事担当者は、毎年たくさんの学生と顔を合わせています。
企業をよりよくするための新卒採用ですので、優良企業であるほど人事担当者の人を見る目が養われている可能性が高いです。
そして、面接官は「WEBテストに合格できるような学生なのか?」と疑いをもった場合、問い詰めることもあります。
WEBテストについて質問されてしまえば、当然嘘をつくか本当のことを打ち明けることになりますよね。
このような様々な要因によって、替え玉受験をした就活生が最終面接まで残る可能性はかなり低いのです。
企業が求める人材と自分が合わないのは仕方がない
WEBテストを実施する企業は、学生にある程度の知識や教養を求めているということが言えます。
自分の力でWEBテストを突破できない人であれば、替え玉受験で面接まで辿り着いてもどこかで落とされてしまうことがほとんどでしょう。
ライバルは自分の力でWEBテストを突破した人たちです。
替え玉受験をするという思考力、判断力の人が他の人よりも好印象を与えることは非常に難しいことだと思いませんか?
WEBテストを自分で受けて絶対に落ちるというわけではないので、自信がないという人も自力で受けることをおすすめします。
自分の力で合格できれば嬉しさや自信になりますし、落ちても「自分と企業の求めるものやレベルが違ったんだ」とすっぱり諦めることができますよね。
他人の力を借りて入社しても苦労するだけですので、WEBテストは自分の力で受けましょう。
WEBテストの替え玉受験をしないほうが良い理由
ここからは、WEBテストの替え玉受験をしない方が良い理由を具体的にお話していきます。
先ほど、WEBテストの替え玉受験が面接でバレる可能性は高いというお話をしましたが、100%バレるかと言われるとそうではありませんし、替え玉受験をした人でも内定まで辿り着ける可能性はあります。
また、「バレて落ちても平気な企業だし…」という人もいるでしょう。
しかし、WEBテストの替え玉受験をする際に伴うリスクはまだあります。
リスクをすべて把握した上で、WEBテストの替え玉受験をするかどうかを判断してくださいね。
- 替え玉受験をしても良い点が取れる保証はないから
- 罪に問われるリスクがあるから
- バレると内定取り消しになるから
- 替え玉受験をして内定をもらっても気持ち良くないから
替え玉受験をしても良い点が取れる保証はないから
WEBテストで替え玉受験をするリスクとして、自分が取れる点数よりも低いスコアが出ることもあるということです。
替え玉受験の代行業者の場合、お金が絡むため後悔するでしょうし、お金が関わらなくても「こんなことになるなら自分で受けておけばよかった…」と後悔することになりますよね。
替え玉受験をしたときに一番モヤモヤするのは、不合格だった場合です。
行きたいと思う企業ほどWEBテストを絶対に突破しなければいけないという気持ちになりますが、そこで他人に頼ってしまうのは良くありません。
替え玉受験をすることにした自分も、頼まれた人も良くない気持ちになりますし、終わってしまったことはどうすることもできないのです。
もちろん替え玉受験をして合格すれば良いかもしれませんが、落ちるリスクがあることも頭に入れておきましょう。
罪に問われるリスクがあるから
WEBテストの替え玉受験をすると、実は罪に問われるリスクがあるのです。
自分の名前で他人がWEBテストを受けると、「私文書偽造罪」や「電磁的記録不正作出罪」、「不正アクセス行為」などの罪で訴えられる可能性があります。
実際に就活生が罪に問われたケースはほとんどありませんが、企業は訴えることが可能な状態であることはしっかり理解しておいてくださいね。
バレると内定取り消しになるから
内定をもらった後でも、替え玉受験がバレた場合は内定を取り消されることがあります。
内定を取り消されても、選考の中で嘘をついていたことが事実であれば受け入れるしかありませんよね。
内定をもらった後に替え玉受験がバレることは珍しいかもしれませんが、内定後も気にしなければならないという事態は避けたいところです。
替え玉受験をして内定をもらっても気持ち良くないから
替え玉受験をすることによるリスクは、精神面にもあります。
自分が後悔しない就活をするためにも、替え玉受験はおすすめしません。
仮に替え玉受験をして内定をもらった場合でも、モヤモヤしてしまう可能性はありますよね。
自分の力で勝ち取った内定に価値があると考える人は、替え玉受験はやめましょう。
企業側は替え玉受験を黙認!?
替え玉受験を考えている就活生の皆さんは、企業側が替え玉受験に対してどう思っているのか気になりますよね。
企業側は、替え玉受験の存在を知らないわけではありません。
WEBテストを行っている企業は、学生がある程度友だちと協力したり、替え玉受験を行っていることを想定しています。
しかし、誰が替え玉受験を行っているのかを特定するということはほとんどありません。
まさに、企業はWEBテストの替え玉受験を暗黙の了解としているのです。
WEBテストは足切り目的がほとんど
WEBテストがそこまで厳しく管理されていない理由は、企業がWEBテストを足切り目的で使用しているためです。
学生がたくさん集まる大企業や有名企業は、定めたレベル以上の学生だけを面接することで採用の効率化を図っています。
そのため、WEBテストに自信がないからといってWEBテスト対策ばかりを行うのはおすすめしません。
多少勉強しておくことは大切ですが、自分が合格できる企業とWEBテストのない選考に絞った方が効率的です。
採用したい人材かどうかは選考で判断できる
企業がWEBテストに厳しくない理由はもうひとつあります。
多くの企業が新卒採用で学力を重視していないからです。
中途採用がスキルや実務経験を必要とするのに対して、新卒採用ではポテンシャル、つまり現時点で能力がなくても入社後に頑張ってくれそうな人を必要とします。
そのため、WEBテストの成績は二の次で、面接での印象や企業との相性で採用するかどうか判断するのです。
あくまでも対策に力を入れる点は面接であることを覚えておきましょう。
人生にとって重要な就活…誰かに任せていいの?
いかがでしたか?
就活は人生にとって非常に重要な役割を果たします。
「自分の力では落ちてしまうかも…」という不安な気持ちはわかりますが、他人に任せる就活はもっと自分に対する不安を生むと思いませんか?
替え玉受験は禁止されているものではありませんが、長期的な目で見て判断しましょう。