「就活で話せるエピソードがない…」
「学生時代に何もしなかったから話をつくらなきゃ…」
就活ではES(エントリーシート)や面接で自分について話す機会がありますよね。
選考を通過するためには、他の学生にはない「すごいエピソード」や実績が必要だと思っていませんか?
しかし、事実ではないことをESに書いたり、面接で話したりすると後々大変なことになってしまいます。
7割以上の採用担当者が「嘘をついたらわかる」と回答しているというデータもあるため、「どうせ嘘だってバレないでしょ」という考えは通用しません。
また、嘘をついて内定までたどり着けることもありますが、嘘を見破れない企業、偽りの自部を歓迎してくれている企業に気持ちよく入社できるでしょうか?
今回は、就活で嘘をつくリスクと、嘘をつかずに就活を成功させる方法を解説します!
- 就活で嘘をついたらかなりの確率で面接官にバレる!
- 就活で嘘をつくと内定取り消しになることもある
- 就活で嘘をつくと最終的には自己嫌悪に陥る
- なぜ面接官は学生の嘘がわかるのか?
- なぜ面接で嘘をつくことがいけないのか?
- 「話を盛る」程度なら良い評価をされる可能性もある
- なぜ就活生は面接で嘘をついてしまうのか?
- どうしたら嘘をつかずに内定を獲得できる?
就活で嘘をついたらかなりの確率で面接官にバレる!
冒頭でもお話しましたが、就活で嘘をついた場合、70%はバレると思っておいたほうが良いでしょう。
「就活で嘘をついてしまったことがある」
「事実だけでは選考に通らない気がするので嘘を考えている」
このような人は、嘘がバレない前提で嘘をついていますよね?
就活でついた嘘がバレるものだと分かっていて、嘘をつく人はほとんどいないはずです。
なぜかというと、嘘をつくと罪悪感が生まれるから。
さらに、嘘をついた人に対して採用担当者がプラスの評価を与えると思えないからですよね。
嘘をつくデメリットが大きいことは、この記事を読んでいる時点でもうわかっているのではありませんか?
バレなかったとしても嘘は自分の首を絞めてしまう
就活で嘘をつくと、たとえバレなかったとしても自分のためにはなりません。
嘘をついて就活をしている自分に嫌気がさしてしまうことや、自分のついた嘘が今後の自分を生きづらくしてしまいます。
ここからは、バレる・バレないに関わらず、嘘がもたらす悲劇についてお話していきます。
就活で嘘をつくと内定取り消しになることもある
就活で嘘をついた結果、内定取り消しになることがあります。
他の企業でもらった内定を辞退したあとに嘘がバレてしまえば、就活は1からやり直しです。
内定取り消しの時期が遅ければ、就職そのものができないかもしれませんよね。
大きなリスクを背負ってまで、あなたは就活で嘘をつくのでしょうか。
就活で嘘をついて入社しても良いことはひとつもない
内定後に嘘が発覚したら絶対に内定が取り消されるということはありません。
内定が出ているということは、嘘をついた部分以外でも評価されているわけですから、少し話を盛った程度であれば企業側も多めに見てくれるでしょう。
しかし、選考で嘘をついた企業に入社して、良い気持ちで仕事をすることはできるでしょうか。
自分について事実とは異なる情報があったり、見せかけの人格で居続けたりするのは精神的に厳しいですよね。
志望した企業にありのままの自分を評価してほしい、居心地の良い環境で働きたいと思うのであれば、就活で嘘をつくことはやめましょう。
就活で嘘をつくと最終的には自己嫌悪に陥る
就活で嘘をついていると、就活がつらく苦しいものになります。
嘘をついているときに感じるストレスや、嘘をつかなくてはならない自分に嫌気がさすのです。
また、ESや面接で実際の経験について話すのであれば、楽しかった・充実していた・達成感があったなどの気持ちを思い出すことができますよね。
しかし、記憶にないことを話すというのは想像以上に難しく、つまらないと感じるでしょう。
就活そのものの楽しさや充実感のためにも、嘘をつくことはおすすめしません。
なぜ面接官は学生の嘘がわかるのか?
嘘をつくと、就活が上手くいかなくなる場合が多いということがわかりました。
特に、自分の就活や働き始めてからの満足度に関わるので、「前向きな人生にしたい」「悔いのない就活にしたい」と考える人は嘘をつかない就活をしてくださいね。
では、なぜ面接官やESを読む採用担当者は、学生の言葉が嘘であることを見破ることができるのでしょうか?
適性検査とESや面接の内容が一致しないから
選考には自分の言葉でアピールするESや面接以外にも、適性検査や性格検査というものがあります。
SPIや玉手箱、クレペリン検査などは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
適性検査や性格検査は、多くの企業で採用されている選考方法です。
学生が「企業には忍耐力があることをアピールしたい」「勉強を一生懸命やってきた、一般常識もわかるように見せたい」と思っていても、実際に忍耐力や知識がないと適性検査や性格検査の結果には反映されません。
つまり、ESや面接で嘘をつくと、適性検査の結果と矛盾が起きてしまうのです。
もちろん、適性検査や性格検査の結果が事実とズレている可能性もあるので、100%一致している必要はありませんし、適性検査を考慮する度合いも企業によって異なります。
適性検査の結果を気にしすぎる必要はありませんが、嘘をついて適性検査と面接などでの発言に大きな違いがあると嘘がバレてしまうことは知っておきましょう。
嘘をつくと表情に出るから
事実にない話をしているとき、無意識のうちに表情や話し方、声のトーンが変わっている場合があります。
企業の採用担当者は、これまでにたくさんの学生の採用面接を行ってきました。
嘘をつくと、思い出して話しているのではなく、文章をつくって話している感じがしたり、嘘をついているという不安感から表情が暗くなったりします。
自分ではバレないと思っている嘘でも、採用担当者は見抜くことができるのです。
ありのままの自分に自信がないかもしれませんが、嘘をついたところでそのエピソードは自分のものにはなりませんよね。
「嘘をついている」ことが自分を苦しめることになるので、本当の自分と向き合いましょう。
話の具体性がない・言えるはずのことが言えないから
嘘のストーリーを完璧につくって面接に臨んだとしても、面接官の質問にすべて答えられる人は少ないでしょう。
面接官は、学生の話が曖昧であればあるほど深堀りしてきます。
事実であれば、予測していなかった質問をされても、思い出して話すだけなので問題ありません。
しかし、嘘をついているとその場で内容を考えなくてはいけなくなるので、話の矛盾が起こったり、曖昧なことしか言えなかったりするのです。
ESに書かれている内容を面接で聞かれることも多いので、ESに書いてあることとの内容のズレも起こってしまいます。
特に、できないことを「できる」と言ってしまうと、専門的な質問をされたときに答えることができなくなるので嘘をつくべきではありません。
入りたい企業の面接を失敗に終わらせたくないのであれば、嘘はやめましょう。
なぜ面接で嘘をつくことがいけないのか?
それでは、なぜESや面接で嘘をつくと採用担当者からの評価が下がってしまうのでしょうか。
これは就活に限らず、どのような人間が信用されるのかを考えればわかるはずです。
どんな人間と一緒に働きたいか、仕事を任せたいかを採用担当者の気持ちになって一度考えてみてください。
企業側の目的や気持ちを考えることで、なぜ嘘がいけないのかだけではなく、どうすれ良い印象を与えられるのかもわかります。
嘘をつくと面接官からの信用を失うから
新卒の採用面接で一番重要なのが、人物像や意欲です。
企業は学生に対して最初から知識やスキルを求めているわけはありません。
今までにスゴイことをしてきたかどうかよりも、企業の理念や社風に合った人物あることをアピールすることのほうが重要なのです。
自分を良くみせようとして嘘をついてしまうことはよくあることです。
しかし、嘘をつくような人間であることはかなりのマイナス評価になると思いませんか?
嘘をつくと人格や仕事への適正を疑われるから
嘘をつくと、仕事がきちんとできるかどうかも疑われることになります。
採用担当者は、嘘をついた学生に対して「任された仕事を一生懸命やってくれるのだろうか」「都合の良いことばかりを言ったり、自分のミスを隠したりしないだろうか」と疑いの目をもちます。
また、事実ではないことを話しているという点から、全体把握能力が足りないとみなされることも。
嘘をつくことによって、仕事をきちんとこなせない人間だと思われるため、自分に自信がないとしても嘘はつかず、ありのままの姿を最大限伝えたほうが良いのです。
「まったくの嘘」は絶対にダメ!
就活生が面接などでついてしまう嘘も、「重い嘘」と「軽い嘘」があるはずです。
たとえば、実際に参加していたサークルについて話すとき。
自分が提案したわけではない企画を「自分で考えました」「企画によってサークルの団結感を生み出すことに成功しました」と言うことは嘘ですよね。
これは、企画をしたこと自体がそもそも嘘、つまり「まったくの嘘」なのです。
このように一切存在していないこと(0)を事実として存在していた(1)と嘘をつくことは「重い嘘」だと言えます。
しかし、自分も企画に参加し意見も出したが、企画を思いついたのは自分ではないという場合。
企画案に賛成したり、企画の成功に尽力したりしていたのであれば、すべてが嘘だとは言えないですよね。
「自分で考えた」という部分は嘘ですが、自分の関わった企画について「話を盛ってインパクトを大きくした」ので「軽い嘘」だと言えます。
自分の経験をどう伝えるのかは非常に重要です。
事実でないことを言うのは良くありませんが、アピールの手段として「話の誇張」は認められることもあります。
0を1にする「まったくの嘘」は絶対にやるべきではありませんが、エピソードの伝え方を工夫することは大切です。
「話を盛る」程度なら良い評価をされる可能性もある
先ほどもお話したように、「まったくの嘘」ではなく「話の誇張」「話を盛った」程度なら高評価に繋がる場合があります。
では、一体「話を盛る」ことで何が評価されるのでしょうか?
「バレない誇張」「話の上手さ」は能力として高評価
自分の経験やエピソードを魅力的に、「スゴイ」と感じさせるように話せることは
ひとつのスキルでもあります。
営業などの顧客と直接話す仕事は、商品やサービスを良くみせることや、話し相手の心を掴むことが求められます。
面接で多少事実と違ったことを話したとしても、言葉選びや話の展開が面白いといった点が評価されることもあるのです。
学生に誠実さよりも、仕事の質を求める企業などはこのように評価することがあります。
企業の方針や社風によって評価の基準は異なる
どのような学生を求めているかによって企業が評価するポイントも異なりますので、自分の志望する企業を研究することは非常に重要です。
誠実な人、温厚な人を求めている企業で嘘をつくと、バレたときに確実にマイナスイメージになりますよね。
しかし、野心のある人、結果にこだわる人を求めている企業では「嘘をついてまで採用されない」ということが良い評価をもたらすこともあります。
就活で嘘をつくことは、先ほどお話したように自分の心にダメージを与えるためおすすめしませんが、「企業の求める人物像」は確認しておきましょう。
なぜ就活生は面接で嘘をついてしまうのか?
ここからは、なぜ就活生は面接で嘘をついてしまうのかについてお話します。
最初から「就活では嘘をつこう!」と考えている人はほとんどいないはずです。
なんらかの理由があり、仕方がなく嘘をついてしまいます。
自己分析不足で自分について語れないから
就活で嘘をついてしまう人は、自己分析が足りていない場合が多いです。
「自分にはなんの強みもない…」
「学生時代なにもしてこなかった…」
上記のような発言をし、就活に絶望している人を見かけますが、本当に「強みがない」「学生時代なにもしなかった」のでしょうか?
「強みがない」は思い込みかも…
学生時代、「本当に」なにもしなかったのか、自分の良いところは「本当に」「1つも」ないのかと言われると、「そんなことない!」と思いませんか?
自分について知る時間が十分になく、強みやガクチカを言語化できていないだけかもしれません。
就活がこれからの人は、ESや面接で嘘をつくことにならないよう、「これまでの自分」「今の自分」「これからの自分」について一度よく考えてみてください。
自分に自信がないから
就活で嘘をつく人の中には、「自己分析はきちんと行ったが、ありのままの自分に自信がもてない」という人もいます。
今の自分に自信がないから、偽りの自分で選考に通過しようと嘘をつきます。
しかし、嘘をつく自分のことを好きになれますか?
就活で嘘をつくことで、もっと自分自身に自信がもてない・嫌いという状態になってしまいますよね。
今「自分に自信がない」という人は、「社会に出てどのような自分になりたいか」を軸に就活することをおすすめします。
今からでも「好きな自分」「自信がもてる自分」になるために動き出せます。
面接でつく嘘を考える時間を、前向きなことに使いませんか?
どうしたら嘘をつかずに内定を獲得できる?
「今まで何もしてこなかった」「自分に自信がない」という就活生が、嘘をつかなくても選考に通過するにはどうすればよいでしょうか?
「本当は嘘なんかつきたくない」
「ありのままの自分を評価してほしい」
就活で嘘をつき、後悔している人も本当はそう思っているはずです。
自分についてきちんと知る・表現する
先ほどもお話しましたが、自分についてもう一度知る努力をしましょう。
大それたことである必要はありません。
そして、企業が求める人物像に合わせて、言葉の選び方を変えることも重要です。
同じ事実でも採用担当者の心を掴む書き方・話し方をするだけで評価が大きく変わります。
また、内容だけでなく、物事を説明できる力も評価されるポイントのひとつです。
自分が実際に経験した出来後の過程を、順序立てて話せることが高評価に繋がりますよ。
内定がほしいなら就職エージェントが絶対におすすめ
みなさんは就活エージェントがどういうものかご存知ですか?
就活エージェントとは、就活を無料でサポートしてもらえるサービスのこと。
キャリアチケットは、なんと無料で自己分析から面接対策まで行ってくれます。
実は、キャリアチケットを利用することで効率的に就活を進めることができるため、実際に内定率が上がるのです。
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嘘をつかない就活のほうが楽しい!
いかがでしたか?
「嘘ついてもバレなきゃいいや」そう考えている人は、もう一度嘘をつくリスクについて考えてみてください。
自分の人生にとって就活は非常に重要です。
ありのままの自分で就活に挑んで、後悔のない人生を送りましょう!