「就活したくないな…」
「就活をしないって選択肢、アリ?」
多くの大学生が就活をしている現在の日本社会ですが、就活は義務というわけではありません。
「なぜ就活をしないといけないの?」
と就活に対して違和感をもっている人や
「本当は就活したくないけど、周りはみんな就活しているし…」
と少数派になるのが怖いという気持ちから、仕方なく就活をしようと考えている人もいるのではないでしょうか?
就活をする・しないを決めることは、自分の人生にとって大きな選択ですよね。
今回は、「就活しない」人にはどのような選択肢があるのか?就活しなくても大丈夫なのか?という疑問を解決していきます。
就活をすること・しないことのメリットとリスクを知って、後悔のない選択をしましょう!
- 「就活しない」って実際アリなの?
- 「就活したくない」と「就職したくない」は全然違う
- 就職をしないとどうなるの?選択肢は?
- 就活しない人のメリット4つ
- 就活しない人のリスク4つ
- 「就活する」ことの何が良いの?
- 【まとめ】就活しないのはアリ!リスクを考えた上で判断しよう
「就活しない」って実際アリなの?
ほとんどの大学生が就活をする日本社会において、「就活しない」ことを考えている多くの人は不安な気持ちを抱えているでしょう。
親から反対される人もいるでしょうし、「就活しない」道を選んだことで困難が待ち受けているかもしれないと思うとなかなか決断できませんよね。
しかし、就活する・しないにどちらが良いとか、こちらを選ばないと失敗する、こちらを選ぶべきだというものはありません。
就活をしたからといって人生が上手くいく保証はありませんし、逆もまた然りなのです。
自分が信じる道であれば、どのような選択をしても良いのですが、「信じられる道」にするためにはその道を選ぶ根拠が必要ですよね。
「就活したくない」と「就職したくない」は全然違う
あなたが「就活しない」という道を考えている理由は何ですか?
「就活しない」ことを考えている人には
- 「就職活動」をするのがめんどくさい・嫌
- 「就職」して組織の中で働くのが嫌
- そもそも働きたくない
と大きく分けて3パターン存在します。
「就職活動」が疲れた、めんどくさい、やりたくないという人は、「就職はしたいけど…」「就活しなくても就活できたらな…」と考えているのではありませんか?
その場合は、就活に対する考え方を変えることで前向きに捉えられるようになるかもしれません。
「就職活動」をするのがめんどくさい・嫌に当てはまる人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
また、「就活に疲れた…」という人は、一旦就活について考えるのを辞めてみるという手もあります。
就活自体を辞めてしまうのではなく、一度休むことが必要なのかもしれません。
「就活」をしなくても「就職」する方法はある
「就職活動」に対する考え方を見直すこともひとつの手ですが、就活をしなくても「就職」する方法がないわけではありません。
実家が自営業の場合は、就活をしなくても実家の後を継ぐことで収入が得られます。
公務員になる場合は、様々な企業の面接を受ける「就活」と違い、公務員試験を受けることが「就活」の一環だと言えますよね。
「就活」をどのように定義するのかは人それぞれですが、自分がやりたくない「就活」を回避する方法はたくさんあります。
長期インターンに参加してそのまま就職
「就活」をせずに「就職」する方法のひとつとして、長期インターンに参加するという方法があります。
長期インターンに参加し、学生のうちに実務を経験・スキルアップすることで、企業からそのまま内定をもらえる場合があるのです。
自分が就職しても良いと思える企業であれば、内定をもらった時点で就職先は決定し、就活をする必要がなくなります。
周りが就活をしている間にも、実務経験を積むことができる点や、企業で実際に働いてみることができる点もメリットですね。
「内定直結型」の長期インターンであるかどうかは企業によって異なるので、「内定」目的で長期インターンに参加する場合は採用担当者に確認してみることをおすすめします。
「就活」しないで「就職」したい人は、就職しても良いと思える企業に出会うために長期インターンに参加してみましょう。
就職をしないとどうなるの?選択肢は?
「就職しない」ことを考えている人の中には、「そもそも就職したくないから」「働くこと自体が嫌」という人もいるでしょう。
ここからは、就活も就職もしないという人にどんな選択肢があるのかについてお話していきます。
- フリーター(アルバイト)になる
- フリーランス(個人事業主)になる
- 起業する
- 大学院への進学
- 世界一周の旅に出る
- 実家にお世話になる
フリーター(アルバイト)になる
就活をしないで大学を卒業した場合は、フリーターになるという選択肢があります。
フリーターとは、正社員として企業に雇われるのではなく、アルバイト(非正規雇用者)として雇われて働く人を指します。
フリーターには好きな日数、好きな時間だけ働けるというメリットがあるため、正社員よりも自由度が高いという印象をもっている人も多いです。
資格試験の勉強がしたいなどの理由で就職をしない場合は、勉強時間を確保しながらアルバイトで生計を立てることもできます。
しかし、収入が少ない・社会保険(年金や失業保険など)に加入できない・社会的信用がないなどのデメリットも。
クレジットカードやローンなどの契約が結べなかったり、恋人の両親に信用してもらえず、結婚を諦めなくてはならなかったりする可能性があるため、よく考えてからフリーターの道を選ぶ必要がありそうです。
フリーランス(個人事業主)になる
個人事業主として個人で事業を営み、お金を稼ぐ人のことをフリーランスなどと呼びます。
分かりやすい例でいうと、事務所に所属していないYouTuberやブロガー、個人で仕事を引き受けているプログラマー、デザイナーなどが個人事業主です。
個人事業主は組織に所属しないため、自分でなんでも決めることができます。
働く時間や場所、内容などを自分で決めることができるため、自己管理のできる人であれば「自由」だと感じられるでしょう。
利益はすべて自分のものになるため、事業が上手くいけば、正社員よりも高収入を得られるかもしれません。
しかし、利益を生み出せるかどうかは自分にかかっているので、収入が不安定になるリスクもあります。
正社員のように毎月一定の収入が約束されているわけではないため、「自由」とはいえ遊んでばかりはいられないのです。
起業する
「就職」したくないなら、自分で会社をつくってしまえばいい!と思う人もいるでしょう。
起業する場合も、フリーランスと同じで自分の意思で何でも判断することになります。
起業する目的や、やりたいことが決まっているという場合はチャレンジしてみると良いでしょう。
また、起業を経験すると、経営や社会についての理解を深めることができます。
大学院への進学
「まだ働きたくない!」という場合は、大学院への進学や、専門学校へ入学するという手があります。
しかし、学びたいこと・身に付けたいスキルがないのに「働きたくない」という理由で学校に通うのはお金がもったいないですよね。
そのため、「進学」は学校に通う目的がある上で選択しましょう。
いつかは学生を卒業して働かなくてはならないという事実は変わりません。
世界一周の旅に出る
大学卒業後、就職せずに旅に出るという選択肢もあります。
「旅をするのにもお金が必要なのでは…?」と思う人もいるでしょうが、目的がはっきりしているのであればクラウドファンディングなどで資金を調達することが可能です。
また、大学を卒業する前から計画をしていれば、周りが就活をしている間にアルバイトで資金を稼ぐことも可能ですよね。
旅をしながらブログを書いて自分について発信することで、思わぬ仕事の依頼が来ることもあります。
世界を旅することは視野を広げ、自分の人生について考える良い機会なので、「やってみようかな」と思った人は是非挑戦してみてください。
実家にお世話になる
「実家にお世話になる」などと優しい言い方をしましたが、分かりやすくいうと「ニートになる」ということです。
両親が稼いだお金で生きていくことは楽そうに思えますが、実際は辛いものです。
両親の気持ちや、自立できない自分への思いで、「自由」という感覚からはどんどん遠ざかっていくでしょう。
ニートをすることを完全に否定するわけではありませんが、自分が死ぬまでニートで居られるわけではないと思うと、あまりおすすめできません。
就職しないならそれなりに目的が必要
就職しない人の選択肢は、今回紹介したものだけではありません。
また、生きるためにはお金を稼がなくてはいけませんが、就職する以外にも方法はたくさんあるのです。
自分の目的・やりたいことに沿った道なのであれば、応援してくれる人は必ずいます。
就活や就職することに違和感がある人は、後ほど紹介する「就活しない」ことのリスクを知った上で自分の道を選びましょう。
就活しない人のメリット4つ
ここからは、就活・就職しない人のメリットを紹介していきます。
- 時間の使い方を自分で決められる
- 「組織」や「上司」で悩まない
- 人間関係から解放されるのは間違い
- 「決定権」が自分にある
※ここでは、就活せず、就職もしないという前提でお話します。
時間の使い方を自分で決められる
先ほどもお話しましたが、正社員のように決められた時間、場所で働く必要がありません。
フリーターやフリーランスとして働く場合でも、早朝や深夜など、自分の好きな時間に働くことが可能です。
「時間や場所を自由に選びたい!」という人は、就活をしない生き方が向いているのかもしれません。
しかし、「収入の安定性」や「福利厚生」など他に大切にしたいことがある場合は、条件を天秤にかけて決めることをおすすめします。
「組織」や「上司」で悩まない
企業などの組織に属さないことで、「組織のルール」や「上下関係」などで悩む可能性がなくなります。
人間関係で悩む社会人は非常に多く、志望する業界や企業に入れたとしても、人間関係が上手くいかないことですぐに辞めてしまう人も多いのです。
個人として生きる場合は、組織のサポートがない・上司に指示されないという状態で自己管理をしなければいけませんが、それさえできれば「自由」を感じられるでしょう。
組織に所属したくないという人は、「就活しない」生き方が向いているのかもしれません。
人間関係から解放されるのは間違い
先ほど、「組織」や「上司」に悩まないというお話をしましたが、すべての人間関係から解放されるわけではありません。
個人として生きる場合でも、アルバイト先の社員さんや取引先の企業、旅先で出会う人など、他者と関わっていくことになります。
フリーターやフリーランス、旅人だからといって孤独というわけではないのです。
関わりたくない人とは距離をとりながら、他者と助け合って生きていきましょう。
「決定権」が自分にある
フリーターやフリーランスとして生きる場合、自分で選択・決定していく場面がたくさんあります。
就職した場合、組織に所属している分「自分が決める」機会は少ないです。
自分が働いた分だけ稼ぐことができますが、「なんかだるいなー」と思えば簡単にシフトを削ることができますし、怒られることもありません。
「決定権」は上手く使うことができれば自分のやりたいことを実現させることができるのです。
ただし「就活しない」生き方をする場合、「自由」を手に入れた分「責任」が大きくなることを忘れないでくださいね。
就活しない人のリスク4つ
続いて、就活・就職しない人のリスクについてお話していきます。
- 収入に安定性がない
- 福利厚生などのサポートがない
- 社会的な信用が得られない可能性がある
- 相談できる相手が周りにいない
収入に安定性がない
先ほど説明したように、就職をしない場合、収入が安定するという保証がどこにもありません。
もちろん就職をしたとしても景気によってはリストラされてしまうことがあるかもしれませんが、確率としては低いですよね。
逆に、フリーランスとして毎月安定した収入を得ている人もいるので、すべての場合で収入が不安定とは言い切れませんが、リスクがあるということは覚えておいてください。
福利厚生などのサポートがない
正社員としての待遇が受けられないことが、就職しない人のデメリットです。
企業によっては「家賃補助」「出産手当金」などの福利厚生が充実しています。
個人として生きるということは、守ってくれる組織がいないということです。
組織に属さないことは気楽で自由かもしれませんが、その分サポートが受けられないということを理解しておきましょう。
社会的な信用が得られない可能性がある
フリーターやフリーランスとして生きる場合、企業などの法人に比べて社会的な信用は低いです。
先ほどもお話しましたが、クレジットカードの審査がなかなか通らなかったり、ローンが組めなかったりする可能性があります。
社会的に信用されたいと思うのであれば、就活をするのが一番の近道と言えるでしょう。
相談できる相手が周りにいない
就活しないことによって、社会人としてのコミュニティに属することができません。
学生時代の友人はみんな就職し、それぞれ新しい人間関係を築くことになるため、周りに手を貸してくれる人がいないという状況に陥りやすいです。
そのような状況にならないためには、自ら社会人の人脈を増やしていくしかありません。
誰かと一緒になにかをしたいという人は、後々独立するとしてもまずは就活をしたほうが良いでしょう。
「就活する」ことの何が良いの?
「就活することって何の意味があるの?」
そう思っている大学生は多いのではないでしょうか。
就活に対する考え方は人それぞれですが、良いことはたくさんあります。
- 自分のやりたいことを考えるきっかけになる
- 世の中に存在する業界や仕事を知れる
- 社会人と関わる機会になる
- 自分の人生を決めるひとつの機会になる
「就活」をただ「就職」するだけだと考えず、自分の人生について考える機会だと考えれば、就活の価値は高まりますよね。
型通りの「就活」が嫌だという場合は、自分の方法で就活をすればいいですし、自分が満足できる就活であれば「上手くいった」と言えるでしょう。
「就活しない」理由が明確ではない場合は、就活することも少しだけ考えてみてください。
就活するか迷っているならキャリアチケットに登録するべき
就活しないという選択もアリですが、もしかして「就活が面倒くさい」「就活をするのが嫌」だから動き出す気になれないのではありませんか?
また「就職が本当に正しい道なのか」「自分に合う進路ってなんだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。
就活は不安がつきまとうし、自己分析や企業研究、ES作成、エントリー、面接などやるべきことが多すぎて面倒ですよね。
しかし、そんな面倒臭さが理由で就活への動き出しが遅れたり、メリットも多い新卒で就職する道を捨てたりするのはもったいないです。
そこで「就活しない」という選択肢を考えているあなたにおすすめのサービスを紹介します。
自己分析から内定獲得までキャリアのプロがサポート
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【まとめ】就活しないのはアリ!リスクを考えた上で判断しよう
いかがでしたか?
記事の内容をまとめると、就活・就職をすることで
- 自分のやりたいことを考えるきっかけになる
- 世の中に存在する業界や仕事を知れる
- 社会人と関わる機会になる
- 自分の人生を決めるひとつの機会になる
というメリットがあります。
また、就活・就職をしないことで
- 時間の使い方を自分で決められる
- 「組織」や「上司」で悩まない
- 人間関係から解放されるのは間違い
- 「決定権」が自分にある
というメリットがあります。
一方で
- 収入に安定性がない
- 福利厚生などのサポートがない
- 社会的な信用が得られない可能性がある
- 相談できる相手が周りにいない
というリスクが考えられるため、就活しない場合はメリットとデメリットを受け入れた上で行動しましょう。
就活する・しないに関わらず、自分の人生を選択する時期であることには変わりないため、自分が納得できる選択ができると良いですね。