「6月にまだ内定がひとつもないってもしかしてヤバい?」
「就活が上手くいかなくて焦る…」
「6月は選考解禁の月」と言われていますが、実際は3月から多くの企業が選考を開始し5月1日の時点で就活生の半数以上が内定を獲得しています。
- 学業や部活動で就活を始めるのが遅れてしまった
- 選考を受けてもなかなか内定がもらえず、気付けば6月になっていた
今回は、上記のような状況に苦しむ就活生が後悔なく就活を終わらせられるように、6月にやるべきことをまとめました。
4年生の6月に就活生がやるべきことを押さえて、最後まで就活をやりきりましょう!
- 6月は勝負の月!?多くの就活生は6月に何をしている?
- 4年生6月までに就活生がやるべきことはコレ!
- 4年生6月に就活生がやるべきことはコレ!
- 焦るときこそ休むことが重要!心と身体の健康管理を忘れないで
- 4年生6月から就活を始めても間に合う?
- 6月までに内々定がなくても最後まで自分を信じよう
- 4年生の6月は勝負の月!ひとつひとつの選考を大切にしよう
6月は勝負の月!?多くの就活生は6月に何をしている?
まずは、4年生の6月に多くの就活生が何をしているのかを知っておきましょう。
- 今自分に何が足りないのか
- 今自分は何をするべきなのか(優先順位)
を明確にすることが、就活をスムーズに進めるためのファーストステップです。
- 4年生6月は選考が解禁される時期
- 多くの企業は選考の解禁前から採用活動を開始している
- 4年生6月は7割以上の就活生が内定を獲得している
4年生6月は選考が解禁される時期
4年生6月は、選考が開始される月です。
22卒の就活スケジュールは、学生の学業に就活が影響するのを防ぐため、経団連によって「3月に採用情報公開&エントリー開始、6月に選考開始」と定められています。
しかし、ベンチャー企業を中心に6月以前に選考を開始する傾向があり、就活生のほとんどが6月以前に選考を経験しているのが実情です。
多くの企業は選考の解禁前から採用活動を開始している
ベンチャー企業を中心として、多くの企業が選考の解禁を待たずに採用活動をしているため、3月~のエントリー期間が過ぎるとすぐに面接を受けることになります。
「選考が6月からだから…」と面接練習をしないまま4年生になると、十分な対策ができないまま選考に挑むことになるので気を付けましょう。
面接のピークは4年生の4月~5月
実は、面接のピークは4年生の4月~5月です。
就活は年々早期化しており、今後も6月以前に採用活動を行う企業が増えたり、今の選考時期よりも早く選考を実施する企業が増えたりするでしょう。
4年生6月は7割以上の就活生が内定を獲得している
就職プロセス調査によると、20卒の6月1日の内定率は70.3%。
選考が解禁される月にもかかわらず、既に7割以上の就活生が内定を獲得しています。
また、キャリタス就活2020の学生モニター調査によると、20卒の5月1日の内定率は51.1%。
4月中に1社以上の内定をもっている就活生が全体の半数以上とは驚きですよね。
- 5月1日の内定率は51.1%(20卒)
- 6月1日の内定率は70.3%(20卒)
つまり、就活生の7割以上が、「内定を獲得し就活を終了させている」または「内定を1社以上獲得して就活を続けている(本命企業の選考はまだ)」という状態ということです。
1社でも内定をもっていると気持ちに余裕が出ますし、就活にも勢いがつきます。
しかし、まだ内定(内々定)を獲得していないという人が焦る必要はありません。
就活は早く内定がもらえれば良いというものではないので、自分を見失わずに最後まで頑張りましょう。
新型コロナウイルスの影響も考えよう
22卒、23卒は新型コロナウイルスの影響を大きく受けるため、20卒と同じようにはいきません。
例年の内定率をチェックしつつ、これまでとは違った動きをしていく必要があります。
オンラインで活動することも増えますが、これまでの就活生と同じかそれ以上アクションしていくことで内定に近づきましょう。
4年生6月までに就活生がやるべきこと5つ
ここからは、4年生の6月を迎えるまでに就活生がやっておくべきことについてお話します。
- 現状を把握する・今後の行動を整理する
- エントリーは多めに出しておいたほうが良い
- 面接練習をする・実際に面接を受けてみる
- 自己PR・志望動機の精度を上げる
- 第三者からアドバイスをもらう
やらなければいけないことはたくさんありますが、ポイントを押さえてくことで無駄のない就活準備を行いましょう。
➀現状を把握する・今後の行動を整理する
就活において大切なことは
- 現状を把握しているかどうか
- 今後何をすれば良いのかが分かっているかどうか
この2点です。
特に、「自分の本当にやりたいことが分からなくなってきた…」「今のままで就活が上手くいくのか不安…」など、今の自分に疑問を感じたときには一度立ち止まって考えることをおすすめします。
やるべきことやその優先度を把握し、計画通りに進まなかったら軌道修正をするということを意識しながら就活に取り組みましょう。
この記事を読んでいるのが6月以降という場合は、「これまでの自分が計画性をもって就活できていたのかどうか」を振り返ってみてください。
もしこれまで計画性の無い就活をしていたのであれば、今からでも自分の足りない部分ややるべきことを整理してみましょう。
②エントリーは多めに出しておいたほうが良い
次に、エントリーの際のポイントについてお話します。
エントリーは「多すぎるかな?」と思うくらいの数がちょうど良いです。
自分の選択肢を狭めないためにも、40~50社はエントリーしておくことをおすすめします。
「40社も選考を受けるの!?」と思うかもしれませんが、40社からESで落ちたり、「なんか違うな…」と思って選考を辞退する企業が出たりするため、実際に選考を受ける企業はもっと少ないです。
エントリーの時点で業界や企業を絞りすぎると、選択の幅が狭まってしまうため注意しましょう。
エントリーのコツについてはこちらの記事を参考にしてください。
③面接練習をする・実際に面接を受けてみる
先ほどもお話しましたが、選考のピークは4年生の4月~5月です。
6月に本命企業の面接を控えている人は、4月~5月の選考を6月の選考に活かせるように動くべきだと思いませんか?
面接は、コミュニケーション能力や学生時代の経験よりも、「慣れ」や「練習」が重要です。
6月の選考のために、4月~5月にいくつかの企業の面接を受けてみましょう。
もちろん、「練習」のつもりではなく、ひとつひとつの面接に本気で挑まないと意味がありません。
そして、面接を受けるだけではなく
- 面接官への伝え方(言葉の選び方など)
- 自己PR・志望動機の内容
- 表情や姿勢、マナーなど
について、毎回振り返ることが一番大切です。
④自己PR・志望動機の精度を上げる
落ちてしまった選考のことを考えるのは辛いかもしれませんが、上手くいかなかった面接ほど「なぜ上手くいかなかったのか?」をよく考えましょう。
自己PR・志望動機の精度を4月~5月で上げておけば、6月の本命企業の選考に通過する確率はグンと上がるはずです。
⑤第三者からアドバイスをもらう
模擬面接を受けるだけではなく、第三者から客観的なアドバイスやフィードバックをもらうことも大切です。
実際の選考ではなぜ不採用になってしまったのかの理由を教えてもらえないケースも多く、選考に直接関係のない立場の方に相談してみると思わぬ落とし穴が見つかる可能性もあります。
なるべく親や見知った友人などではなく、自分のことをよく知らない年上の社会人の方に担当してもらうといいでしょう。
就活エージェントや学校の就活支援課などを利用するのもおすすめです。
自分ではきちんとやっているつもりでも、他人から見ると「マナーができていない」「受け答えが不十分」「話す内容が薄い」といったことは実はよくあります。
基本的に無料で利用できるのでぜひ活用してみて下さい。
6月の選考後に就活生がやるべきこととは?
ここまでで6月までに就活生がやっておくべきことを知ることができました。
6月は選考解禁の月ですが、就活の終盤戦であることは間違いありません。
6月以降も就活を続けることは可能ですが、やはり6月中に内定を獲得しておきたいですよね。
次に、4年生の6月に就活生が意識するべきポイントについてお話します。
- 面接を受けたら必ず振り返りをしよう
- 面接の内容や伝え方を改善しよう
面接を受けたら必ず振り返りをしよう
先ほどもお話しましたが、面接を受けた後の振り返りは非常に大切です。
「就活ノート」といい、自己分析や業界・企業研究、面接の良かった点・悪かった点を記録するノートを常に持ち歩いている就活生も多いですよ。
良かった面接も、悪かった面接も、次の選考に活かすためにきちんと振り返り、反省点や次に活かしたいことを記録しましょう。
6月は実際に面接を行いながら、日々自分をアップデートさせることを意識してください。
面接の内容や伝え方を改善しよう
面接を振り返る際、具体的に何を考えれば良いのか分からない人もいますよね。
まずは、面接官の気持ちになって考えてみることをおすすめします。
面接官が採用したいと感じる学生なのかを考えてみれば、話の内容や伝え方、態度などを改善していくことが可能です。
また、落ちた原因を考えることも大切ですよね。
自分の面接の仕方が原因なのではなく、単なる企業とのミスマッチが原因の場合は深く考えすぎず切り替えましょう。
就活情報サイトや企業のホームページをこまめにチェックしよう
「就活を始めるのが遅かった…」という人は、就活情報サイトや企業のホームページを定期的にチェックするようにしましょう。
エントリー期間を過ぎて応募できなかった企業が二次募集を出していたり、新しく新卒の求人が出ている可能性があります。
少しのチャンスも逃さない姿勢が成功に繋がりますよ。
オンライン就活対策も強化しよう
22卒以降の就活は、オンラインで行うことが多くなります。
グループディスカッションや面接は、オンライン対策を行わないと自分の力を発揮しきれません。
家族や友人とオンラインで会話してみたり、表情や声から好印象を与えられるように工夫をしたりと、オンライン就活対策を強化しましょう。
焦るときこそ休むことが重要!心と身体の健康管理を忘れないで
6月に入った時点で内定が1社もないと、焦りや不安が出てきますよね。
「7割以上の就活生が内定をもらっているのに…ヤバい!」
「このままどこからも内定が出なかったらどうしよう…」
不安に思う気持ちが分かりますが、ネガティブに考えても就活は上手く進みません。
焦って「もっと頑張らなきゃ…!」と思うときこそ、適度な息抜きを忘れないでくださいね。
身体的にも精神的にも健康であることが成功の秘訣です。
4年生6月から就活を始めても間に合う?
ここからは、「今から就活を始めるのって大丈夫?」という疑問にお答えしていきます。
- 学業や部活動が理由で6月から就活を始める人はいる
- 就活が周りよりも長引くことを覚悟しよう
- 新卒を募集している企業は限られる
周りの就活生と自分を比べず、自分の軸をもって取り組めば逆転はいくらでも可能です。
学業や部活動が理由で6月から就活を始める人はいる
実は、やむを得ない理由で就活の開始が遅い人が一定数います。
学業や部活動など、学生生活で頑張ったことがある人は、時期が遅かろうと企業が求める人材に当てはまる可能性が高いため、問題なく就活を進めることができるでしょう。
しかし、ただ就活のやる気が出なかったなどの理由で準備をしてこなかった場合は、優秀なライバルと戦うことになるので覚悟が必要です。
就活が周りよりも長引くことを覚悟しよう
心構えとして、就活が周りよりも長引くことは覚悟しましょう。
就活が長引くことは決して悪いことではありません。
しかし、それを理解していないと「周りはもう内定が出ているのに…」とモチベーションを下げることになります。
そのため、「自分には自分の就活スケジュールがあるんだ」と強い気持ちでいることが大切です。
募集している企業が限られるケースもあるので要注意
もうひとつ覚悟してほしいのが、3月からコツコツ就活を続けてきた人よりも選択肢が少ないということです。
考えてみれば当たり前のことですが、実際に求人数を見ると焦ってしまいますよね。
限られた求人の中で、自分に合う企業に出会うために、情報収集や説明会への参加は積極的に行いましょう。
就活エージェントや企業説明会を積極的に利用しよう
6月から就活を始める人は、就活仲間を見つけることが難しいですよね。
就活について誰かに相談したい、プロにサポートしてほしいという場合は、就活エージェントや説明会、OB・OG訪問等を利用して出会いを増やしましょう。
ただし、就活エージェントを利用する場合は口コミを確認することをおすすめします。
大学4年6月から内定獲得をするコツ3つ
6月から就活をおこなう、もしくは6月から内定獲得を目指すのなら効率的に就活を進めまければいけません。
そこでここでは、大学4年6月から早期での内定獲得を目指すコツについてご紹介します。
- 採用されやすい業界・企業に応募する
- 優先順位をつけて就活を進める
- 就活エージェントを利用する
➀採用されやすい業界・企業に応募する
早期内定を目指すのなら、採用されやすい業界や企業に応募するといいでしょう。
中々内定が決まらな人の特徴には、「大企業や有名企業ばかり応募している」「人気業界ばかり見ている」といったものが挙げられます。
やはりたくさんエントリーしたとしても、倍率や競争率の高い業界や企業だと、どれだけ学歴やスキルがあっても採用されづらくなってしまいます。
そこまで興味がなくても1社でも内定が決まっていれば安心材料にもなります。
たとえば、IT業界や介護、運送、医療関連などはつねに人手不足の状況に陥っているので狙い目です。
人手不足の業界はややブラックになりやすいといわれていますが、企業研究や優良求人を取り扱うサイトであれば避けられるケースもあります。
②優先順位をつけて就活を進める
6月まで内定が決まっていないといった方は、効率的に就活を進めるために優先順位を決めることが大切です。
もし6月からイチから就活準備を始めるとなるとどうしても時間が足りません。
たとえば面接対策では、希望業界や職種でよく聞かれる質問に対する答えを事前に準備しておき、比較的聞かれにくい質問については後回しにするなど。
ある程度的を絞って対策をした方が、短期間でも結果を残しやすいのでおすすめです。
また、不採用になった際は必ず振り返りをすることも忘れてはいけません。
反省をせずただやみくもに選考を重ねていても、同じ過ちを繰り返すだけですからね。
もう少し内容やエピソードを盛り込んで深掘りするなどを積み重ねていけば、どんどんクオリティも上がっていくはずです。
③就活エージェントを利用する
早期内定を目指すのならひとりきりで就活を進めるのはあまりおすすめしません。
より効率的に進めたいのなら、就活エージェントを利用するのがベストです。
就活エージェントのなかには「最短〇週間で内定」など早期内定を謳っているところもあるのでチェックしておくといいでしょう。
ほかにも求人紹介だけではなく、書類添削や面接対策、入社後のフォローなど一貫してサポートしてくれるメリットもあります。
サービス内容や得意とする業界などは就活エージェントによって異なるため、自分の希望に合ったエージェントを探してみてくださいね。
6月から内定獲得を目指す際の注意点4つ
6月から内定獲得を目指すコツについてご紹介してきましたが、注意すべきこともあります。
ここでは、6月に就活をおこなう人が気を付けることをご紹介します。
- スケジュールを詰め込みすぎないようにする
- ほかの就活生と比べない
- 業界を絞りすぎるのはNG
- 焦って決断しない
➀スケジュールを詰め込みすぎないようにする
6月までに内定がないと「とにかく何かしないと」と焦って、とにかくいろんな企業にエントリーしてしまいがちです。
しかし、あまりにもスケジュールを詰め込みすぎると、選考を受けることそのものが目的となるので内定獲得から遠ざかることもあるので要注意。
また予定を入れすぎると、本命企業の最終面接が急に入った際にもどちらかを断らなければならなくなります。
いくら焦る気持ちがあったとしても、ある程度のゆとりをもってスケジュールを組むようにしましょう。
ハードすぎると身体的にも精神的にも負担がかかるため、スケジュール管理にはバランスが重要です。
②ほかの就活生と比べない
どうしても自分だけ内定が決まっていないと不安が襲いますが、自分とほかの就活生と比べないことが内定へのコツです。
比較するとネガティブな気持ちになりますし、選考を受けることに対しても消極的になり悪循環になってしまうことも。
スタートが速い人はそれだけ早く内定が決まるのは当然です。
また内定は数が多ければ多いほどいいわけではありませんし、最終的に入社するのは1社なので「人は人、自分は自分」の意識を持ちましょう。
③業界を絞りすぎるのはNG
業界や職種をある程度絞って就活するのは決して悪いことではありませんが、なかなか決まらないのに希望条件をそのままにしておくのもNGです。
業界や企業にはエントリーの締め切りというものがあり、時期を過ぎてしまうと「応募できる企業がひとつもない」といった状況になりかねません。
したがって、就活を進める際はなるべく視野を広く持つようにしましょう。
また業界以外にも、「大手や有名企業が良い」などのこだわりが強すぎるのも問題です。
6月の就活では特にこだわって探している時間も余裕もないので、臨機応変に柔軟に条件を見直すようにしてみてください。
④焦って決断しない
6月ともなると「とにかく早く決まりたい」といった想いから、妥協して企業の内定を決める人もいますが注意が必要です。
どの企業に入社するかの決断は今後の人生に大きな影響をおよおぼすため、一時的な感情で決めると後悔してしまいます。
なかには、入社後のミスマッチやブラック企業で働かなければいけないおそれも。
最終的に決めるときは、「目先の利益ばかり求めていないか」「重要な部分を妥協していないか」などをよく見極めるようにしましょう。
6月までに決まらなくても最後まで自分を信じることが大事!
今回は6月から就活を始める人や内定がない人向けに、今すぐやるべきことや注意点などについてご紹介してきました。
ほかの就活生は内定をもらえているのに、6月までに内定がもらえないとなると不安ですよね。
しかし1社も内定がなくても最後まで諦めないことが大切です。
焦る気持ちは分かりますが、気分を下げても良いことは何もありません。
6月でも内定をもらえないのか、スタートがそもそも遅かったのか人によってそれぞれですが、早期内定を目指すようにしましょう。
もし早期内定を目指すのであれば、就活エージェントを利用するのがおすすめです。
就活エージェントでは求人紹介だけではなく、書類添削や面接対策など一貫してサポートしてくれるところもあるので、効率的に就活を進められます。
今回の記事を参考に、6月から内定獲得を目指してみてくださいね。