「春から就活をしていたのに、9月まで内定を1社からももらえなかった…」
「納得できる結果ではないため、9月以降ももう少し就活を続けたい」
9月以降の就活は、春夏よりも企業の数・学生の数がグンと減ります。
そんな中、焦りや不安の中で就活を続けるのは辛いですよね。
今回は、9月以降の就活の実態と、内定を獲得するために大切なポイントについて解説します!
自分のこれまでの就活を見直し、最後まで諦めずに面接に挑みましょう!
- 4年生の9月から就活…はもう手遅れ?
- 4年生9月以降の就活は「秋採用」「冬採用」と呼ぶ
- 9月からの「秋採用」で良い企業に出会える?内定はもらえる?
- なぜ9月まで内定がもらえなかったのか考えよう
- 9月からの就活は基本的な部分を見直すことが近道
- 9月以降の面接で押さえてほしいポイント
- 内定がもらえず苦しい気持ちになったら
- 9月以降の就活でも最後まで諦めないことが大切!
4年生の9月から就活…はもう手遅れ?
4年生の9月以降も就活を続けようと考えている人、続けざるを得ない人には内定を獲得するチャンスはあるのでしょうか?
多くの就活生は3月~6月に内定を獲得する
知っている人がほとんどでしょうが、過半数の就活生は3年生の3月~4年生の6月に就活のピークを迎えます。
3月にエントリー開始、6月までには約7割の就活生が内定を1社以上もっているのです。
6月までに内定を獲得できなかった人や、内定はもらったが入社したい企業ではなかった人は、6月下旬~8月下旬の「夏採用」のタイミングで希望の企業の内定獲得を目指します。
また、春に就職先が決まらず、金銭的に余裕がある場合は、休学や留学などで大学卒業年をずらし「就活浪人」することを決める人も出てくるでしょう。
また、就職みらい研究所の就職プロセス調査(2020年卒)によると、9月1日時点での就職内定率は93.7%、進路確定率は85.6%です。
就職内定率 | 93.7% |
進路確定率 | 85.6% |
そのため、8月下旬までに就職先が決まらず、さらに9月以降も就活を続ける人はかなり少ないと言えます。
しかし、9月以降の就活にまったく望みがないというわけではありません。
就職浪人をする気がない人、フリーターなどではなく新卒で企業に入りたい人は、厳しい状況ではありますが就活を続けることは可能です。
「秋卒業」で9月から就活を始める人もいる
9月以降に就活をする人の中には、「秋卒業」の人もいます。
大学在学中の留学や留年によって卒業が半期ずれてしまう人が、少数ではありますが毎年一定数いるのです。
「秋卒業」の人が就活で不利になるわけではない
「秋卒業」の場合は、9月に就活を行っていても何も不自然ではありませんよね。
そのため、9月以降の選考でも時間に余裕があるため、焦ることなく進めていくことができます。
「秋卒業」の人は春採用も視野に入れよう
もし「秋卒業」の人がこの記事を読んでいるのであれば、ひとつだけアドバイスがあります。
それは、たくさんの企業が採用活動を行う3月~6月に就活するのがオススメだということです。
春に就活を行うのは卒業までの期間が短くて不安かもしれませんが、9月から少しずつ就活をして、チャンスの多い春にも選考を受けたほうが選択の幅が広がります。
「秋卒業」の人は、9月以降の採用と春採用の両方を視野に入れましょう。
4年生9月以降の就活は「秋採用」「冬採用」と呼ぶ
4年生9月~11月までの採用活動を「秋採用」、12月以降の採用活動を「冬採用」と呼びます。
企業によっては、1月までの選考をまとめて「秋採用」と呼ぶこともあるので覚えておきましょう。
「秋採用」を実施している企業とは?
全ての企業が「秋採用」をおこなっているわけではありません。
おもに「秋採用」をおこなっている企業には以下のものが挙げられます。
これから「秋採用」を目指す方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- 大企業の子会社
- ベンチャー企業
- 内定辞退者が出た企業
大企業の子会社
大手企業の子会社は「秋採用」をおこなっており、ほかの企業よりも遅い時期まで長く募集していることが多いので狙い目です。
大手企業よりも募集数は少ないものの、大企業とそん色ない給与や福利厚生などがあるためおすすめ。
ただし「秋採用」は春や夏に何らかの事情で就活ができなかった能力の高い就活生がライバルとなるため、子会社やグループ会社であっても高倍率になるおそれもあるので対策が必要です。
「大企業を受けて落ちたけど諦めたくない」といった方はぜひチャレンジしてみるといいでしょう。
ベンチャー企業
早期内定のイメージがあるベンチャー企業ですが、実はベンチャー企業も「秋採用」を頻繁におこなっています。
ベンチャー企業は事業拡大や新規事業の立ち上げなどでつねに人手不足に陥っているので、「秋採用」でも多くの人材を確保しようと動いているのです。
ベンチャー企業で働くメリットはいろいろありますが、「若手が多く、自分と同世代の人がたくさん働いている」「風通しが良い社風である」などが挙げられます。
大企業や有名企業と比べると倍率もハードルもそれほど高くないので、興味のある業界や職種があれば応募してみるといいでしょう。
内定辞退者が出た企業
企業が「秋採用」を実施する理由のひとつには、内定辞退者が出たからというのものがあります。
本来は就活解禁日や夏採用で人材を確保すべきだったのが、思ったよりも新卒が集まらなかったということも中にはあります。
イレギュラーで「秋採用」をおこなっている企業は年によって変わるので、情報収集することが何よりも大事です。
また採用基準は春や夏採用と変わらずハードルが高いので、入念な準備と対策が必要となります。
9月からの「秋採用」の就活事情とは?
春夏に採用活動を行い、学生を確保した企業が多いのは事実。
9月からの「秋採用」では、就活生が入社を決められるような良い企業に出会えるのでしょうか。
誰もが知っている大企業・有名企業からの求人があるかというと、かなり少ないのが実際のところです。
しかし
- 朝日新聞
- 資生堂
などは「秋採用」も行っているため、有名企業に入れるチャンスがゼロというわけではありません。
- 9月から就活しても優良企業に出会える可能性はある
- 9月以降は中小企業の求人が多い!
- チャンスが少ない分行動することが大切
- 知名度や規模にこだわらず企業に出会うことを意識しよう
- 通年採用の企業もチェックしよう
9月から就活しても優良企業に出会える可能性はある
9月以降の就活でも、優良企業に出会えるチャンスはあります。
狙い目なのが、大手企業のグループ会社です。
学生からの知名度が低く、9月までに採用人数を上手く集められないグループ会社は「秋採用」を実施します。
しかし、大手企業のグループ会社は、年収や福利厚生などの待遇が大手企業とほとんど変わらないところもあるのです。
そのため、大手企業のグループ会社を狙えば9月以降の就活でも条件の良い企業に入れる可能性があります。
9月以降は中小企業の求人が多い!
9月以降の就活の特徴は、ベンチャー企業や中小企業からの求人割合が春夏に比べて多いことです。
また、学生からの知名度が低いBtoB企業からの求人も比較的高い割合を占めます。
つまり、9月以降の就活は、知名度やシェアで企業を選ぶことが難しいということです。
企業名を聞いたことがないからといってスルーと就職先が決まらなくなってしまうため、選り好みせずにたくさんの企業を見ていきましょう。
秋採用を行っているベンチャー企業、中小企業の中にも、自分にマッチする企業や優良企業があるはずです。
元々大手企業を志望していた人も、時間が限られていることを自覚してベンチャー企業や中小企業の選考を受けることをオススメします。
「大手企業に就職すれば安泰」という時代はすでに終わっているため、ベンチャー企業、中小企業でも将来性をもって働くことは十分可能ですよ。
チャンスが少ない分行動することが大切
9月以降の就活は、春夏に比べて圧倒的にチャンスが少ないです。
なぜかというと採用活動を行う企業の数が少ないから。
もちろん就活生の数も少ないですが、自分の選択肢が少ないことには変わりありません。
チャンスが少ない分、自分で考えてたくさん行動することが求められます。
就活エージェントに相談したり、実際に企業の人と会う機会を増やすなど、工夫して就活を進めていきましょう。
知名度や規模にこだわらず企業に出会うことを意識しよう
9月以降の就活では、大手企業や有名企業にこだわらず、幅広い業界や企業を見ていくことが大切です。
条件にこだわりすぎると、企業が見つからなかったり、選択肢がほとんどないという状態になったりします。
就職浪人をせずに新卒で就職したいのであれば、たくさんの企業に出会いましょう。
通年採用の企業もチェックしよう
通年で採用活動を行っている企業はたくさんあります。
「秋採用」の募集と合わせて、通年採用の企業もチェックしましょう。
誰もが知っている企業を例に挙げると
- ユニクロ
- ソフトバンク
- リクルート
- ソニー
- ネスレ
- DeNa
- メルカリ
などが通年で採用活動を行っています。
しかし、採用活動を行っているという事実だけで安心してはいけません。
内定を獲得するためにはそれなりの改善が必要なので、自分の就活への考え方や面接の仕方をよく見直してから面接を受けましょう。
「秋採用」に応募するメリット
なんとなく不利になりやすそうなイメージがある「秋採用」ですが、実は「秋採用」にはメリットがたくさんあります。
そこでここでは、「秋採用」に応募するメリットについてご紹介します。
競争率が低い
「秋採用」はそもそも競争率が低いといったメリットがあります。
先にも述べたように「秋採用」をおこなう企業自体少なく、就活生のほとんどは6月頃に内定が決まっています。
ライバルが少ないとわかれば精神的にも負担が減るので、就活もしやすいといえるでしょう。
ただし採用枠が少ないのは事実なので、「秋採用」であっても気を抜くのは禁物です。
思わぬ優良企業と出会える可能性が高い
「秋採用」には、春や夏に出会えなかったような思わぬ優良企業と出会える可能性が高いといったメリットがあります。
たとえば先ほど紹介したような、大手企業の子会社やグループ会社など。
ほかにも、ベンチャー企業や中小企業であっても福利厚生が充実しているなどのホワイト企業はたくさんあります。
したがって、もし夏あたりに内定が決まっていたとしても、より良い企業と出会うために秋まで就活を延長してみるのもひとつです。
「秋採用」に応募するデメリット
「秋採用」にはさまざまなメリットがありますが、中にはデメリットもあります。
おもに「秋採用」で考えられるデメリットやリスクには以下のものが挙げられます。
そもそも応募できる企業が限られる
そもそも「秋採用」では応募できる企業が限られるといったデメリットがあります。
大手企業や人気企業などは内定辞退者がいるなど、よほどのイレギュラーがなければ募集されることはほとんどありません。
したがって、絶対に目指したい業界や企業が大手などであればなるべく春や夏のうちに終わらせておくのがベストです。
優秀なライバルと戦うことになる
「秋採用」はなんとなく春や夏採用で上手くいかなかった人が受けるイメージがありますが、実はそうではありません。
なかには、国家試験といった資格取得にチャレンジしている人や公務員をめざしていた人、留学から帰ってきた人なども同じ場で戦うことになります。
上記の人たちは学歴だけではなく能力や、ひとつの物事に対して取り組んできたといった行動力の高さなどが評価されるのでかなり優秀であることが多いです。
もちろん自分がアピールできるものがあれば問題ないですが、競争率が低い分、能力の高い人と戦わなければならないので覚悟が必要です。
9月まで内定がもらえない理由とは?
秋卒業の人は例外ですが、春から就活を続けている人に考えてほしいことがあります。
それは「企業や面接官は不満を抱くけど、自分に非はないと思っていませんか?」
「内定がもらえない要因を考えて、改善まできちんと行いましたか?」ということ。
9月までに内定が出なかった人を否定するわけではありません。
しかし、上記の質問に自信をもって答えられない人は、内定を獲得するためにもう少しだ自分と向き合ってほしいのです。
今自分が置かれている状況や、自分の適性を勘違いしたままでは、最後まで満足のいく結果は出ません。
9月以降も就活を続けるのであれば、自分が無い内定である理由をよく考えてみてください。
- 本質を捉えた自己分析ができていない
- 無駄なプライドや固定観念がある
- 客観的な意見を受けたことがない
- 高望みしすぎている
- 魅力的なESが書けていない
本質を捉えた自己分析ができていない
就活を意識し始めてから今までの間に、一度は自己分析をしたでしょう。
しかし、もしかして正しく自己分析ができていないために、就活が長引いてしまったのかもしれません。
浅い自己分析で自分について勘違いをしてしまうと、正しくないのに「自分はこんな人だ」「こういう職業が向いている」と思い込んで就活を進めることになります。
結果、自分の志望する業界や企業と、自分自身がマッチせず、面接を受けたすべての企業から「不採用」を言い渡されることになるのです。
企業に自分をアピールする前に、まずは本当の自分を知りましょう。
自分のこれまでの選択や行動すべてにしつこいくらい「なぜ?」と疑問をもつことで、自分が本当に企業に求める条件や、得意なことが見えてきます。
就活が上手くいかないと感じているなら、面接を受ける前に自分を見つめ直して本当の自分に気付いていくことが重要です。
無駄なプライドや固定観念がある
- 学生時代に留学やサークルを頑張ったのに
- 他の学生が内定をもらえるなら自分ももらえているはずなのに
就活に対して前向きで、自信もあるのに全然内定がもらえないという人によく読んでほしい部分です。
たくさん面接を受けたのに1社からも内定が出ないという人は、無駄なプライドや固定観念に縛られている可能性があります。
無駄なプライドというのは、「親や友人から有名企業に入るだろうと期待されている」「自分の学歴だったらそれなりの企業に入らないと恥ずかしい」などといった本当は大切にしなくても良い条件のこと。
固定観念とは、他人の意見によって考えを曲げない、頑固な考え方・意識のことを指します。
固定観念があるということは、他人から見た自分と自分が思っている自分にズレがあるということ。
「ベンチャー向きだと思っているが、周りには安定性のある企業が良いと言われる。でも私はベンチャーだけを受ける」などと頑固な姿勢で就活を続けていると、自分に能力があっても受けた企業から採用をもらえることはありません。
無駄なプライドや固定観念は捨てて、「自分って意外とこういうのが向いているのかも」と他人からの評価を素直に受け入れることも重要です。
客観的な意見を受けたことがない
あなたはこれまでに、他人から自分や自分の就活について意見を求めたことはありますか?
「本質を捉えた自己分析」や「無駄なプライド、固定観念を捨てる」ことを達成するためには、他人からの客観的な意見が必要になります。
家族や友人、就活エージェント、OB・OG訪問で出会った社会人、面接官…自分の聞きやすい人で良いので「社会」からの評価を受けてみましょう。
自己分析に関しては、「昔から現在までの自分のことをよく知っている人」か、就活エージェントなどの「就活生の自己分析を手助けするのが仕事の人」に頼ることをオススメします。
自分だけで考えると、どうしても偏った考え方で物事を捉えがちです。
自分にはない価値観や広い視野を取り入れるために、客観的な意見を取り入れるようにしましょう。
たくさんの人からアドバイスをもらうと、なにを信じれば良いのか分からなくなってしまうため、就活について相談する人は何人かに決めておくのがオススメです。
高望みしすぎている
就活に失敗しやすい人の特徴には、条件面で高望みしすぎていることが挙げられます。
たとえば、「大手や有名企業ばかり受けている」「スキルや学歴がないのに高収入企業ばかり応募している」など。
やはり大手企業や好条件の企業はほかの就活生も応募しており、競争率が高い傾向にあり内定獲得は難しいです。
就活はたくさん内定獲得するのが偉いわけでもありませんし、大手企業が必ずしも自分に合っているとは限りません。
とくに「秋採用」となると、どんどん好条件の求人は減っていくのでベンチャー企業や中小企業などにも目を向けてみてください。
魅力的なESが書けていない
「そもそも書類選考が突破できない」といった方は、ESの作り方に問題があると考えられます。
ESではおもに「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)「自己PR」」「志望動機」などをメインに、企業によって様々な質問をされます。
書類だけで「面接してみたい」「興味がある」と思われるためには、魅力的なESを書く必要があります。
また、ESの基本的なルールができていないと、どれだけいいエピソードであっても見送られることもあるので要注意。
たとえば、「誤字・脱字がある」「空白が多い(内容が薄い)」「締め切りギリギリに提出する」などありませんか?
ESは細かいところまで見られているといった意識をもって書くことが大事です。
もし「どうして通らないのが分からない」といった方は、就活エージェントなどを利用して書類添削をおこなってもらうことをおすすめします。
9月からの就活は基本的な部分を見直すことが近道
3月から就活をしていたのに9月までに内定がもらえなかった人や、自分が納得できる結果を出せなかった人は、一度自分の就活を見直すことが大切です。
- 面接でのマナーを再確認しよう
- 数をこなしても身だしなみチェックは忘れないで
- ひとつひとつの選考の質を見直そう
面接でのマナーを再確認しよう
面接でのマナーを改めて確認してみましょう。
春から就活をしている人は、これまでにかなりの数の面接をこなしていると思います。
面接に慣れていることは良いことですが、数をこなしている人ほど、「慣れ」によって姿勢や態度がだらけている可能性が考えられるのです。
また、9月以降も就活を続ける人は、体力的にも精神的にも疲れている人がほとんど。
疲れを残したまま、だらけてしまったまま面接を受けても、面接官に良い印象を与えることはできません。
ひとつひとつの面接を大切にすることで、内定の確率も上がります。
もう一度面接マナーをきちんと確認してみましょう。
数をこなしても身だしなみチェックは忘れないで
面接のマナーと同じように、身だしなみも「慣れ」によってだらけがちです。
「もうスーツを着るのには慣れたから」と、鏡で確認せずに家を出ていませんか?
面接の流れと身だしなみのチェックは、毎回確認してから面接に挑むことをオススメします。
鏡で自分の髪型や服装、表情を見て気合を入れましょう。
ひとつひとつの選考の質を見直そう
ここまでのお話で伝えたいことと同じですが、ひとつひとつの選考が雑になっていないかもう一度よく考えてみてください。
9月以降の選考では体力的にも精神的にも余裕がない中、面接で疲れを見せたり、熱意がないまま挑んでしまったりすることが増えてきます。
しかし、他の就活生も同じ状況ですので、ここで差別化を図れば一気に内定に近づくことができると思いませんか?
もう一度ひとつひとつの選考を丁寧に受けているのか見直しましょう。
自己PR・志望動機はその企業に本当に適切?
面接のマナー、身だしなみともうひとつ、面接の内容に「丁寧さ」を意識してみましょう。
数をこなせばこなすほど、「この前受けたところと同じ業界だから自己PRは同じでいいや」と考えてしまいますよね。
しかし、少しでも的外れな内容を話せば、面接官は学生が手を抜いていると分かるのです。
選考が重なると大変かもしれませんが、自己PRや志望動機が受ける企業に対して適切かどうかをひとつひとつ考えてみてください。
9月以降の面接で押さえてほしいポイント
春夏から就活を続けている人、秋卒業で周りに就活仲間がいない人は、焦りや不安の気持ちを抱えてしまいますよね。
内定がもらえない自分に嫌気がさしたり、将来に希望がもてなかったり…
しかし、自分を追い詰めても何も良いことはありません。
選考でも自信の無さや元気の無さでマイナス評価を受けてしまいます。
ここからは、9月以降の面接で押さえてほしいポイントをお話します。
9月以降も就活を続ける人は、何かしらの「理由」をもっていますよね。
面接官はもちろん、今も就活をしている理由が気になります。
自分が「なぜ」就活をしているのか、自信をもって話せるようにしておきましょう。
- 就活を続けている理由を明確にしよう
- 「内定が無い」ことは正直に話そう
- 就活エージェントを利用する
- 「秋採用」をおこなっている企業の情報を探す
- 適度に息抜きをすることがとても大切
- 最後まで自分を信じる気持ちを忘れないで
➀就活を続けている理由を明確にしよう
先ほどもお話しましたが、「なぜ就活を続けているのか」「なぜ御社でないといけないのか」を明確にしましょう。
特に、内定を1社以上もっているのに就活を続ける場合、動機がはっきりしていないと面接官は納得してくれません。
就活をしていく中での心境の変化など、これまでの過程も話せるようになっておくと良いでしょう。
面接までに紙に書き出して、自分の頭を整理しておくのがオススメです。
②「内定が無い」ことは正直に話そう
もし、9月までの選考で内定が1社からも出なかった場合は、素直に「内定が無い」ことを伝えましょう。
質問されなければわざわざ話す必要はありませんが、事実を受け入れた上で面接に臨むことが大切です。
そして、無い内定をこれまで受けた企業や面接官のせいにするのではなく、自分の至らなかった点を明確にしておきます。
自分が改善すべき点に気付いたということと、改善した上で「秋採用」に臨んでいることをアピールしましょう。
③就活エージェントを利用する
9月の時点で内定がない人は、早期内定獲得を目指すために就活エージェントを利用するのがおすすめです。
就活エージェントは自分では見つけられない企業を紹介してくれるだけではなく、書類添削や面接対策など就活に関するサポートを全面的に受けられるメリットがあります。
とくに「秋採用」をおこなっている企業は少ないため、自分で情報を得るのは難しいです。
しかしエージェントでは、大手のサイトでは掲載されていない独占求人や非公開求人などを保有していることも多いです。
「スタートが遅く、なるべく短期間で内定獲得を目指したい」「不採用が続いているが何が原因かわからない」「就活って何から始めたらいいの?」といった方はぜひ利用してみて下さい。
④「秋採用」をおこなっている企業の情報を探す
「秋採用」を目指すのなら、そもそも「秋採用」を実施している企業の情報を探さなければいけません。
「秋採用 企業」と検索すれば出てきますが、それでもレパートリーや自分が希望する業界がないこともあるので、就活サイトを利用するのが一番です。
ほかにも、「通年採用」「追加募集」といったワードを入れれば選択肢も広がるので、ぜひ調べてみてください。
⑤適度に息抜きをすることがとても大切
就活が長期化すればするほど大切にしてほしいことが、息抜きです。
好きなことをしたり、1日就活のことを考えない日をつくったりしましょう。
「逃げ」だと感じる人もいるかもしれませんが、就活を成功させるためにかなり効果的な方法です。
自分や就活に対して前向きな気持ちでいる学生を企業はほしがります。
就活に必要なこととして、思いっきり就活から逃げる日を設けましょう。
⑥最後まで自分を信じる気持ちを忘れないで
不採用と言われ続けると、自分には価値がないと感じたり、社会から否定されていると感じたりしますよね。
社会は内定のない就活生を否定しているわけではありませんが、社会を信じることが難しいのなら、自分だけは最後まで自分を信じましょう。
最後までやってみないとどうなるか分かりません。
上手く周りに相談しながら、一歩ずつ進むしかないのです。
就職エージェントneo
就職エージェントneoは、就活サポートやカウンセリング、就活アドバイスに定評がある就活エージェントです。
「なかなか内定をもらえないが原因がわからない」「自分に合った企業や業界について知りたい」といった就活生が陥りがちな不安にも寄り添ってくれます。
また、企業が求める人物像やニーズなども業界別に把握しているため、早期内定やマッチング率が高いです。
不採用の際は理由なども教えてもらえるので、次の選考にもつなげられます。
\就活サポートが充実!/
9月以降の就活でも最後まで諦めないことが大切!
いかがでしたか?
9月以降の就活のポイントとして
- 9月から就活しても優良企業に出会える可能性はある
- 9月以降は中小企業の求人が多い!
- チャンスが少ない分行動することが大切
- 知名度や規模にこだわらず企業に出会うことを意識しよう
- 通年採用の企業もチェックしよう
この5点が挙げられます。
9月以降の就活は、かなり厳しいものになると予想されます。
しかし、優良企業の求人はあるので諦める必要はありません。
自分の考え方や就活の仕方を一度しっかり見直して、納得できる結果になるように最後まで頑張りましょう!