文部科学省と厚生労働省によると、10月時点でしゅうかつせいのおおよそ70%近くはすでに内定しているといわれています。
またコロナ禍の影響によって、例年と比較するとやや内定獲得へのハードルは高くなっています。
就活も終盤戦に入り、大学卒業を4ヶ月後に控えた12月。
内定が無い就活生は焦りや不安でいっぱいですよね。
そこで今回は、12月に内定が無い原因と、内定獲得のために絶対にやっておくべきことを紹介します。
参考:文部科学省
口コミ・評判 | |
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年間開催数 | 1000回以上 |
紹介企業数 | 非公開 |
【22卒】12月は就活生にとって超重要!今スグ始めたほうが良いことって?
12月に無い内定の4年生が絶対にやっておくべきこと3つ
では早速、12月に無い内定の就活生が絶対にやっておくべきことを解説します。
- 他人に協力してもらい自己分析を行う
- 「就活」を攻略する方法を考える
- 志望する業界や職種の幅を広げて応募する
- 就活エージェントを利用する
- スカウト型求人サイトに登録してみる
➀他人に協力してもらい自己分析を行う
12月までに自己分析や業界研究・企業研究、SPI対策、ES作成、面接練習などさまざまな取り組みを行ってきましたよね。
就活はやるべきことが多すぎますが、12月というギリギリの時期にもう一度やり直してほしいのが「自己分析」です。
言葉だけ聞くとやる気が出ないし「そんなことするよりも企業研究をしたり面接を受けたりしたほうが良いのでは?」と思う人もいますよね。
しかし、そのように焦っている人ほど就活において自己分析が足りていないといえます。
自分自身の特性や強み・弱みが分かってこそ会社に貢献できますし、分かっていない人が自分を上手くアピールできるわけありませんよね。
また、自己分析が足りていないのに企業について熱く語られても「代わりはいくらでもいる」状態になります。
大切なのは「自分はこうだ!!!」と決定することではなく、できるだけ「他人から見える自分」と「自分が認識する自分」を理解し、近づけることです。
具体的な自己分析の方法
自分が話した(考えた)内容をメモ
↓
(すべての内容に対して)なぜそう思ったのか?
↓
自分こんなところあるな
↓
こんな価値観があるんだ
こんなことがしたいのかもしれない
机に向かって過去、今、将来の自分のことを考えるというのも大切ですが、実は自己分析は自分ひとりでは完結しないものです。
他人に話すことで自分が本当に熱意をもってできることが分かりますし、他人という比較対象がいるから自分の得意・不得意が分かります。
そのため、友だちや先輩、先生など、さまざまな立場や距離感の人と対話する時間を設けましょう。
話す内容は夢などの大きなテーマでも良いですし、些細なことでも良いです。
軸があるなと感じたり、就活を終えていたりする人に対しては「自己分析がしたいんだよね」と話すと、話題づくりに協力してくれるかもしれません。
また、自己分析のために機会を設けなくても、自分の思考のクセや価値観を探すという意識をもてば自己分析はできていきます。
- 熱中できることや楽しいと思うこと
- 人間関係や社会でイラっとすること
- 抱えている問題、悩み
- 理想の自分
できれば内容はメモや録音をして記録して、どんな人の前にどんな自分がいるのかを分析してみてください。
正直、自己分析ができればそこから就活の軸と呼ばれる「業界・企業選びの条件」が芋づる式に出てきます。
あとは「どうすれば自分をきちんと面接官に伝えられるのか?」を考えられれば内定率は上がります。
「自分はなぜ就活をするのか?」を考える
そもそも「自分はなぜ就活をしているのだろう…?」と考えることも重要です。
就職したくない、就職する理由が無いのに就活をしている時点で軸なんてものはありませんよね。
「就職したいか?」という問いに元気良くYESという人はなかなかいませんが、就活を成功させた人は自分なりの「就職する理由」をもっています。
理由のない行動をひとつずつ無くしていけば、遠いと感じていた内定もすぐそこです。
②「就活」を攻略する方法を考える
自分に軸があっても、やりたいことがたくさんあっても、就活を攻略する方法を知らなければたくさんの就活生の中で勝ち残ることはできません。
そのため、就活の基本的なルールやマナー、内定がもらえる学生の特徴を知りましょう。
具体的には以下のものをチェックしてみてください。
- 好印象を与える態度や行動
- 企業は新卒に何を求めているのか
- 企業はどんな学生を好むのか
など
ただし、自分を偽る必要はありません。
攻略法をつかって自分にマッチする企業に自分のことを知ってもらうという意識をもちましょう。
就活の面接で落ちる理由を徹底解説!やってはいけない行動と受かるコツを紹介!
③志望する業界や職種の幅を広げて応募する
「自分はここに行きたい!」「私はこれがやりたい!」と、ひとつに決めるのは12月に無い内定の就活生にとっては毒です。
自分なりに軸をもって取り組んでいるのかもしれませんが、実際に上手くいっていないのですから考え直すべきです。
先ほどもお話しましたが他人(人事)から見た自分と、自分が認識している、こう思っている自分が違っていれば「本当にこの人これが得意なのかな?」「ここより向いている業界ありそうだな…」と思われます。
また、単純に挑戦する数が少なくて内定がもらえていない可能性も。
自分のイメージできることは、自分の経験の範囲内のものでしかありません。
そのため、一度選択肢の幅を広げて面接を受けてみてください。
④就活エージェントを利用する
12月から早期内定を目指すのなら、就活エージェントを利用するのが一番です。
とくになかなか内定が決まらないといった方は、「そもそも志望業界や職種が合っていない」「自己分析が不足している」「選考対策が足りない」といったことが考えられます。
就活エージェントは早期内定まで一貫してサポートしてくれますし、内定が決まらない原因について教えてくれるメリットがあります。
「何から始めたらいいかわからない」「もう応募できる企業が見つからない」と悩んでいる方はぜひ利用してみて下さい。
⑤スカウト型求人サイトに登録してみる
就活サイトは様々なタイプがありますが、時間に制限があるのであればスカウト型求人サイトに登録してみるのがおすすめです。
スカウト型求人とは自分のプロフィールを登録しておけば、興味を持った企業や人事担当者、エージェントなどから直接スカウトが来る仕組みのことを指します。
事前に自分の学歴や能力を見てスカウトをしてくれるので、選考時も有利に進む可能性が高いですし、入社後のミスマッチも防げます。
それまで気にかけてこなかったような企業や業界と出会え、視野が広がるきっかけにもなるので使ってみるといいでしょう。
12月に無い内定な就活生の特徴5つ
ここからは、12月に無い内定な就活生の特徴・あるあるを解説します。
「12月なのに内定がもらえない」といった方はぜひ以下のポイントについてチェックしてみて下さい。
- エントリー数が少ない
- 面接で自信がもてず声が小さい
- 自分の学歴や経験を過信している
- ESのクオリティが低い
- 人気企業ばかり受けている
➀エントリー数が少ない
エントリー数が少なく、持ち駒が無くなってしまったパターン。
エントリーしたらSPIや書類審査があり、それを通過した中から面接を受けることになりますよね。
10社エントリーして10社の面接を受けられるわけではないので、少し多めに、少しでも興味がある企業にはエントリーしておくべきです。
むやみやたらに応募するのもNG
エントリー数を増やしすぎるのも危険です。
書類の提出期限を管理しきれなかったり、すべての面接の質を落としてしまったりする可能性があります。
たくさんエントリーしても、自分のスケジュールをきちんと管理して選考を進める企業を絞るなどの工夫をしましょう。
②面接で自信がもてず声が小さい
面接で自信のない人や元々声が小さい人は12月に無い内定になる可能性が高いです。
どれだけあなたが素敵な人でも、面接の場で本当の自分を知ってもらえなければ落ちてしまいます。
また、企業側の気持ちになってみれば分かりますが、自信の無い人を採用しても活躍してくれそうにないですよね。
こちらも自己分析をして自分が自信をもって強みだ・好きだといえることを明確にすれば改善します。
苦手な人でも始めと終わりだけは大きな声を出そう
面接の印象をアップしたい人は、心理効果として実証されている「初頭効果」と「親近効果」を使いましょう。
「初頭効果」は第一印象のことです。
入室時の身だしなみや姿勢、笑顔(表情)で勝負しましょう。
「親近効果」は「終末効果」とも呼ばれ、最後の印象が良ければ面接全体の評価も高まります。
どれだけ楽しいデートだったとしても最後の最後に嫌なことがあればその日は「楽しかった」とはいえませんよね。
逆に、最後に恋人の笑顔が見られたら素敵な思い出になります。
声が小さい人は、最初の挨拶や自己紹介、話の最後のフレーズ、最後の挨拶だけでも大きな声を出しましょう。
質問に対してまずは元気良く「はい!」というだけでも大きく印象が変わります。
オンライン面接対策をしよう
オンライン面接は、対面での面接とは攻略法が異なります。
インターンやグループディスカッションでも同じことがいえるでしょう。
PC画面上で、自分の声がどのように聞こえるのかを、あらかじめ家族や友人にチェックしてもらうことをおすすめします。
またPCの画質や音質、通信速度なども調節できるのであればするべきです。
回線の調子が悪いところで面接を受けるのはNGですので、就活を機にWi-Fiを新調することも検討しましょう。
③自分の学歴や経験を過信している
自分の学歴や経験を過信している人も12月まで無い内定になる可能性があります。
学歴や「ガクチカ」は単なる判断基準です。
それよりも企業は、なぜそのような行動をしたのか、経験から何を感じたり学んだりしたのかという「人間性」を知りたがっています。
12月まで内定が無いのであれば、学歴や過去のことに頼らず、今ここにある自分で勝負してみましょう。
④ESのクオリティが低い
書類選考の時点で落とされてしまうのであれば、ESのクオリティが低い可能性が高いです。
ESは書いて終わりではありません。
たとえば、「提出期限ギリギリになって提出する」「誤字・脱字が多い」「文字が汚い」「文章量が多いもしくは少なすぎる」など。
ESの基本的な書き方ができていないと、「常識がない」「入社意欲がない」とマイナスイメージにつながります。
正直、字のきれいさは人によりますが、何よりも丁寧に書くことが大事です。
自分ではなかなか判断できないといった方は、就活エージェントを利用して書類添削してもらうのもひとつです。
⑤人気企業ばかり受けている
就活に失敗しがちな人の特徴として、人気企業や有名企業ばかり受けているといったものが挙げられます。
いくら学歴やスキルに自信があったとしても、ほかの就活生からも人気の企業をうけるとどうしても落ちてしまう可能性が高いです。
知名度が高い企業だからといって、自分に合っているとはかぎりません。
反対に、中小企業やベンチャー企業などでも優良企業はたくさんあるので、12月の時点で内定がないといった方はもう少し視野を広げて就活をしてみるようにしましょう。
12月に無い内定から逆転する2つの方法
次に、無い内定から逆転する方法を、冒頭の3つ以外にも2つ紹介します。
- メンタルボロボロの人は一度切り替える
- 自分が落ちる原因を分析する
➀メンタルボロボロの人は一度切り替える
まず、12月に入り身体的にも精神的にも限界を迎えているという人は、一度きちんと休みましょう。
家でダラダラするよりは、温泉に入ったり自然に触れたり、癒やされる行動をするのがおすすめです。
内定がもらえない流れを断ち切り、明日から元気良く頑張りましょう。
②自分が落ちる原因を分析する
自分が落ちる原因を知れれば、解決策を考えることができますよね。
落ちるタイミングによっても振り返り方が違いますので、書類選考と面接の2つの段階に分けて考えてみましょう。
- 書類選考で落ちる場合
- 面接で落ちる場合
書類選考で落ちる場合
書類選考で落ちる場合は、エントリーシートを見直しましょう。
エントリーシートで大切なのは、一貫性です。
また「この会社でしか自分の実現させたいことはできません!」という思いとその根拠が述べられていることが求められます。
事業内容などの表面的なことだけでなく、企業の理念やビジョンから自分の価値観と合う部分を見つけましょう。
面接で落ちる場合
自分で面接後に振り返りをするのはもちろんのこと、落ちた企業にフィードバックを求めるという方法もあります。
また、面接練習を誰かに手伝ってもらい、感想や改善点を求めることも大切です。
自分だけでは気付けないことは意外とたくさんありますので、ここはプライドを捨てて友だちや先輩を頼りましょう。
就活支援サービスに頼る
エントリーシートから面接まで、就活に関するサポートを行ってくれるサービスはいくつもあります。
就活を経験してきた先輩や就活や業界に詳しいプロのアドバイザーに頼りましょう。
ただ仲間やアドバイスをしてくれる人がいるだけで、孤独な就活ではなくなり精神的なストレスが減りますよね。
基本的に学生は無料で利用できるため、今内定が無い人はすぐに利用することをおすすめします。
口コミ・評判 | |
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年間開催数 | 1000回以上 |
紹介企業数 | 非公開 |
12月に内定ゼロは正直やばい?
最後に、12月に無い内定はどれほどやばいのかについてお話します。
- 約7割の学生は就活を終えている
- 採用を行っている企業自体はある
約7割の学生は就活を終えている
まず、12月には7割以上の4年生が就活を終えています。
全体の3割に入っていると思うとかなり焦りますが、内定が無いものは仕方がないです。
ここからはどれだけ踏ん張れるか、プライドを捨て、自分を変えていけるのかが求められます。
特に20卒以降の就活は、コロナの影響で多くの業界で採用人数が減りました。
例年よりも、内定が無い状態はやばいといえます。
採用を行っている企業自体はある
問題なのは、12月に採用を行っている企業はまだあるのかということですよね。
結論からいうと、採用を行っている企業はあるので安心してください。
しかし、大企業や有名企業の席が埋まっていたり、求人数が少なくなっていたりするのは事実。
自分では上手く見つけられなくなってきたら、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどを頼りましょう。
落ち着いて考える・動くことが大切
最後に、12月まで無い内定でも落ち着いて行動することが大切です。
「焦らない」というのは「大丈夫だと思う」のとは少し違います。
「自分を変えるために行動することで、今の状況を大丈夫にする!」と思うことで面接での印象も良くなります。
焦りや不安で動くのではなく「じゃあどうすれば良いのだろう?」と冷静に考えることが内定への近道です。
大学4年12月からでも採用をおこなっている企業とは?
ここでは、大学4年の12月からでも応募できる企業の特徴についていくつかご紹介します。
もちろん以下の企業が全て募集をかけているとは限らないため、必ず自分の目でチェックすることを忘れてはいけません。
- 内定辞退者が出て追加で募集している
- 社会的知名度が低い
- 通年採用をおこなっている
➀内定辞退者が出て追加で募集している
企業が12月に募集をする場合、内定辞退者が出たことによって、追加募集をおこなうケースがあります。
就活は年々早まっている傾向にあるといわれており、入社する直前や内定者懇親会直前に辞退する人も実は少なくありません。
中には大手企業や人気企業なども含まれているので、狙い目だったりもします。
ただし応募が集中しやすい企業や業界だとどうしてもすぐに殺到してしまうので、非公開求人として扱われていることが多いです。
非公開求人と出会うには就活エージェントなどを利用するのがおすすめです。
②社会的知名度が低い
社会的知名度が低い大手のグループ会社や中小、ベンチャー企業も12月に採用をおこなっていることがあります。
自分が知らないだけで、規模は小さくても優良企業やホワイト企業はたくさんあります。
特に12月以降に採用をしている企業は、採用意欲が高いと言われているので比較的内定を取りやすい傾向にあると言われています。
もし12月に就活をするのであれば規模の大小にこだわらず、広い視野を持って就活をおこなってみてください。
③通年採用をおこなっている
企業や業界によっては1年を通して採用活動をおこなう、通年採用を実施しているところもあります。
一般の就活スケジュールに基づいておらず長期的に募集しているため、これまでの選考でうまくいかなかった人はチャレンジしてみることをおすすめします。
ただし通年採用をおこなう企業は大手企業が多いといわれており、倍率はいつ応募しても高めなので入念な準備と対策が必要です。
3月までに就活が終わらなかった際の進路の選択肢
もし内定をもらえないまま卒業を迎えてしまったらどうすればいいのでしょうか?
もし3月までに入社先が決まらなければ、以下の選択肢があります。
- 就職浪人する
- フリーターになる
就職浪人する
「結局3月まで決まらなかった」といた方は、就職浪人するといった選択肢があります。
就職浪人とは、大学を卒業してから働かず就職活動を続ける人のことを指します。
就活を続けるのであれば「新卒」ではなく、「既卒」として扱われるため注意が必要です。
ただし企業によっては、既卒3年以内でも新卒として扱われるケースもあります。
学校がないのですべて就活に充てられるといったメリットがありますが、「なぜ就職していないのですか?」と聞かれることもあるので対策しておくようにしましょう。
フリーターになる
正社員として採用されなかった場合、とりあえずアルバイトとしてフリーターになる選択肢もあります。
正社員と比べてアルバイトは採用のハードルが低いメリットがあります。
しかし一方で、「正社員よりも雇用が不安定」「社会的信用が低い」「働きながら就活するのは難しい」といったリスクがあるため注意しなければいけません。
もし安定した働き方がしたいのであれば、将来的に正社員登用のある要件で応募するなどを検討したほうが良いでしょう。
大学4年の12月でも諦めないで内定獲得を目指そう!
今回は、大学4年の12月の就活の進め方や内定獲得のコツについてご紹介してきました。
12月に内定がないとやはり「このままどこにも就職できないのでは?」と焦ってしまいますが、通年採用や追加募集をおこなっている企業はまだあるので諦めるのは早いです。
しかし、採用をかけている企業や募集人数は限られるので、かなり工夫が必要になってきます。
「何から始めたらいいかわからない」「なぜ採用されないの?」と悩む方は就活エージェントを利用するのがおすすめです。
就活エージェントでは求人紹介だけではなく、書類添削や面接対策などを受けられるメリットがあります。
今回の記事を参考に、ぜひ12月からの就活で内定獲得を目指してみて下さい。