「偽りの自分を作ってまで企業に評価される必要あるの?」
「やりたいこともないのに企業なんて決められない!」
周りは就活を頑張っているみたいだけど、自分は就活の意味が分からなくなってしまった…というアナタ。
残念ですが、就活の意味の答えはありません。
しかし、就活の「意味」や「目的」をきちんと自覚して就活を行っている人はいます。
就活の意味は誰かに定義されているものではなく、自分が考えて意味づけるものなのです。
今回は、就活の意味が分からなくなってしまった就活生のみなさんへに伝えたいことをまとめました。
- 「就活」は義務ではない
- 就活をする人は自分なりに「意味」や「目的」をもっている
- 就職をする3つのメリット
- 有名企業に就職することが成功ではない
- 就活の意味が分からなくなったときは自己分析をしよう
「就活」は義務ではない
「就活ってやることいっぱいでめんどくさいなー」
「何でこんなことやらなきゃいけないんだろう」
そう感じてしまう就活生は、就活に義務感をもっているのではありませんか?
しかし、
「やるのもやらないのもあなたの自由」
「めんどくさいならやめればいいじゃん」
と言われて就活を辞めてしまう人はほとんどいませんよね。
ではなぜ、あなたはやりたくもない・楽しくないことをしているのでしょうか?
それは、
- 就活しないと大学卒業後にニートになってしまうから
- 周りの人がみんな就活しているから
などという理由ではないでしょうか。
就活しないと大学卒業後にニートになってしまうから
前者の「就活しないと大学卒業後にニートになってしまうから」という理由の場合、既にあなたにとっての「就活の意味」はあります。
就活する意味は、就職するため。
- 安定したお給料をもらって、生きていくため
- 関わりたい業界・挑戦したい分野があるから
「そんなことでいいのか!」と思うかもしれませんが、就活する理由って単純にそういうことなのではありませんか?
周りの人がみんな就活しているから
後者の「周りの人がみんな就活しているから」という理由の場合、周りの人はなぜ就活をあんなに頑張っているのか考えてみてください。
親しい友人に聞いてみるのも良いでしょう。
そうすれば、就活生全員が同じ理由、同じ目的で就活をしているわけではないこと、「そんな意味をもって就活をしているのね」と気付けることがあるかもしれません。
就活をする人は自分なりに「意味」や「目的」をもっている
先ほども述べたように、就活をする「意味」や「目的」は人それぞれです。
- お金を稼ぎたいから
- 両親に喜んでもらいたいから
- 有名企業に就職して、社会的地位を手に入れたいから
- 小さいころからの夢を叶えたいから
- 大学に入って興味をもった分野に関わり続けたいから
- 地元をもっと豊かにしたいから
- 本当にやりたいことのために、今は就職してスキルアップしたいから
どんな「意味」や「目的」でも、自分の中で明確なものであれば、正しい・間違っているというものはありません。
上記のような「やりたいこと」「なりたい姿」「叶えたいもの」を達成するために就職することを決め、就職するために就活をしているのです。
就活は単なる手段であり、就職することも自分が選ぶ環境のひとつでしかありませんよね。
「就活」以外に就職する方法がある場合や、自分が就職する必要がない場合は、無理に就活する必要もないのです。
しかし、多くの人は「やりたいこと」「なりたい姿」「叶えたいもの」のために就職を選びます。
自分もそうなのか、本当はそうではないのかは自己分析をして見つけるものです。
「意味」や「目的」が明確であれば選考にも通過できるようになる
なかなか選考を通過することができず、「上手くいかない…」と感じている人もいるでしょう。
就活が上手くいかないことで、「就活の意味って…」などと落ち込んでいる人は、「就活の意味を見失ってしまったから上手くいかない」のかもしれません。
自分が志望している業界や企業を選んだ理由=就活の「意味」や「目的」です。
自分が就活をする「意味」や「目的」をきちんと言語化できれば、就活が上手くいくようになる可能性は大いにあります。
企業は、理念やビジョンに共感してくれ、企業を選んだ理由や目的が明確である学生を好むから。
「志望理由」に決まりきった答えなどなく、意思がはっきりしている人を評価します。
そのため、自分の就活の意味を知ることは就活を成功させるためにも非常に重要なのです。
就職をする3つのメリット
ここからは、就活をする意味が分からない人のために就職する3つのメリットを紹介します。
- まとまったお金(給料)がもらえる
- 組織に属することで生活が守られる
- 社会的な信用が得られる
もし上記の中に自分に必要だと思うことがあれば、就活をする意味として考えても良いのではないでしょうか。
まとまったお金(給料)がもらえる
就職をして正社員になると、アルバイトをしてもなかなか手に入らないまとまった額のお金が毎月振り込まれます。
経済的に自立して生きていくためには、働いてお金をもらわなければいけませんよね。
多くの就活生は、大学卒業後に自立して生きていくために就活をするのではないでしょうか?
企業に所属することで、勤続年数や成果に応じて昇進することができ、給料をアップさせることができます。
また、ボーナスがもらえる企業もたくさんあります。
フリーターではなく、就活を経て企業に入社するメリットは「まとまったお金がもらえる」という点ではないでしょうか。
組織に属することで生活が守られる
就職することで、就職しない人が受けられない待遇があります。
それは、福利厚生です。
福利厚生とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬のこと。(Wikipediaより)
例としては、
- 社会保険料の一部を企業が負担
- 児童手当などの子育て支援
- 通勤補助
- 家賃補助
- 社員旅行
などが挙げられます。
特に、家賃補助や子育て支援は、自分や家庭を支える重要な役割を果たしますよね。
福利厚生が充実した企業を選ぶ学生もたくさんいます。
就職をすると、企業が生活のサポートをしてくれるというメリットがあるのです。
社会的な信用が得られる
企業に所属するということは、社会的な信用を得ることでもあります。
逆に、就職していないと社会的な信用が得られないため、クレジットカードを作ったりローンを組んだりすることができない場合があるのです。
「将来はマイホームを建てたい…」
「海外旅行をたくさんしたいな…」
経済手な自立ができていたとしても、社会的信用がないばかりに夢を叶えることができなくなるかもしれないのです。
そのため、やはり重要なのは「やりたいこと」「なりたい姿」「叶えたいもの」。
就職すること自体が良い・悪いということではなく、自己実現のために必要なものはなにかを考えてみましょう。
有名企業に就職することが成功ではない
「有名企業に就職できなきゃ負け」
「大企業の内定をもらえることがすごいこと」
そういった考え方は、今の世の中では既に通用しなくなってきています。
なぜかというと、企業はただの「環境」であり、自分自身にどれだけの市場価値があるのかが求められる時代だから。
有名企業に入れたからといって、そこで何も吸収せず、スキルがない状態では世の中に認めてもらえないのです。
有名企業に就職できれば一生安泰という時代が終わった今、大企業でも、中小企業でも、ベンチャー企業でもどこでも良いので「自分に合った企業」に就職することが大切です。
自分の「やりたいこと」や「自分が企業に貢献できること」を考えた上で、企業に求める条件を設定していきましょう。
有名企業に落ちたからといって、あなたがダメなわけでは決してありません。
たまたま合わなかっただけで、他に輝ける場所が必ずあるのです。
就活の意味が分からなくなったときは自己分析をしよう
いかがでしたか?
就活が自分にとってメリットのあること・夢を叶えるために必要なことだと分かれば、前向きに取り組めるはずです。
自己分析といっても、「やらなければいけないこと」だと思わずに「意味」や「目的」を知るために考える時間だと捉えてください。
- 自分が今後やりたいこと
(死ぬまでに何がしたいか) - どんな生活がしたいか
- どんな人間になりたいか
自分と向き合ってみれば、きっとあなただけの就活の意味が見えてくるでしょう。