「もう1月…就活そろそろ始めないとヤバい…!」
「3月までに何をすれば良いのかイマイチ分からない…」
年明け前までに就活を始められていないと、年が明けて急に焦りの気持ちが大きくなってきますよね…
多くの就活生は10月~11月、早い人だと夏からインターンなどに参加し、3月の選考解禁に向けて着々と準備を進めています。
しかし、1月から就活を始めても志望する企業の内定を獲得することは可能です!
今回は、1月から就活を始める人が内定獲得のためにやるべきことについてお話します。
焦りや不安で動くのではなく、志望企業からの内定をもらうために何をするべきなのか逆算思考で考えていきましょう。
- 1月から就活を始めるのって正直遅い…?
- 1月からの就活で絶対するべきこと4つ
- 多くの就活生が1月までに行うこと2つ
- 就活は早く始めるほど良いとは限らない
- 1月からの就活は密度が大切!やるべきことを整理しよう!
1月から就活を始めるのって正直遅い…?
まずは、1月から就活を始めることがどういうことなのかについて理解しましょう。
「他の就活生がいつから就活のために動いているのか分からない…」
「1月から就活を始めるのって、もしかして遅い?」
この記事を読んでいる人の中には、今まで就活に関心がなかったために自分の立ち位置さえも把握できていない人もいるのではありませんか?
正直、3年生の1月は就活を始めるタイミングとしてはかなり遅めです。
実際に私が20卒の就活経験者にお話を伺ったところ、
「11月に就活を始めたが、かなり出遅れた感があった」
「もう少し早くから動き出していれば、もっと選択の幅が広がっていた」
と話していました。
就活を始める時期には個人差がありますが、自己分析や業界・企業研究、ES(エントリーシート)やWebテスト対策、企業説明会やインターンへの参加、OB訪問、面接練習などをまんべんなく十分に行うためにはそれなりの期間が必要です。
1月から就活を始める人は密度の濃い就活をする覚悟をもとう
しかし、多くの就活生よりも出遅れたからといって、諦める必要は全くありません。
本記事で一貫してお伝えしたいのが、密度の濃い就活をすれば良いということ。
1月から就活を始めるのであれば、夏から年末までに始めた人たちよりも密度の濃い就活にして逆転勝利を目指せばよいのです。
密度の濃い就活を実現させるために、本記事では1月からやるべきことをお話してきます。
1月からの就活で絶対するべきこと4つ
では早速、1月からの就活で絶対するべきことを4つにまとめて分かりやすくお話します。
- 企業説明会に積極的に参加しよう
- Webテスト対策は早めに始めよう
- ESの内容を文字数ごとにつくっておこう
- 冬のインターンに参加しよう
企業説明会やインターンに「なんとなくみんなが参加しているから…」という理由で参加するのは非常にもったいないです。
また、ESや面接も、就活の目的や軸がはっきりしていないといくら対策をしても評価されるものになりません。
やるべきことを明確にすると同時に、ひとつひとつの行動の意味や目的を考えることをオススメします。
企業説明会に積極的に参加しよう
就活の第一歩目として、企業説明会への参加をオススメします。
企業説明会には、1つの企業がオフィスなどで開催するものと、「合同説明会」と呼ばれるいくつかの企業の説明を同じ会場で聞くことができるもの、「セミナー」と呼ばれるものもあります。
行きたい業界や企業が全く決まっていない場合は、複数の企業について知れる合同説明会へ参加してみましょう。
企業説明会とインターネットで得られる情報は違う
企業説明会に対して、「意味がない」「ただ話を聞いているだけ」といったイメージがあるかもしれませんが、インターネットでの情報収集だけでは足りない部分を補うためには積極的に参加するべきです。
実際に働く社員さんの雰囲気を見ることができたり、直接不明な点を質問できたりするため、業界や企業に対してよりリアル近い感覚を得ることができます。
また、自分の想像で「この仕事は自分には合わない」「この業界は華やかなイメージ」と決めつけていても実際に話を聞くと違ったなんてことはいくらでもあるので、いろんな業界の企業説明会に行ってみるのもオススメ。
就活をするにあたって、どんな業界や企業が存在し、自分がどんな環境にワクワクするのかを知ることは非常に大切ですよ。
できるだけ多くの企業について知ることが大切
たくさんの企業について知っておくことは、入社後のミスマッチの防止に繋がります。
さまざまな企業の良い点、悪い点を知った上で自分に一番合う企業を選んだほうが、自信をもってその企業を志望できますよね。
また、実際に働いたときの充実感ややりがいにも繋がりますので、できるだけ企業説明会に参加して「知っている企業」を増やしましょう。
Webテスト対策は早めに始めよう
Webテスト対策は、できるだけ早めに手を付けましょう。
なぜ早めに始めるべきかというと、Webテストを受けるタイミングが選考の中でも始めの方だからということと、忙しくなればなるほど後回しにしてしまいがちなことであるから。
Webテスト対策を後回しにしていると、「Webテストの受験、今日が締め切りだ…!」ということになりかねないのです。
特に、大手企業の内定を目指すならWebテスト対策をきちんと行っておく必要があります。
Webテストは一次選考で足切りに利用される場合が多く、一次選考を通過しないと志望企業に自己PRや志望動機を伝えることすらできません。
Webテストの過去問や予想問題はインターネットで無料で見ることができるため、今から少しずつでも進めていきましょう。
ESの内容を文字数ごとにつくっておこう
3月の情報解禁と同時に、多くの企業はエントリーを募集、続いてESの提出を求めます。
つまり、ESの準備は1月~2月までに完了させておく必要があるのです。
平均エントリー数は27社、多い人は40社以上の選考を受けます。
30~40社のESを短期間で提出するためには、ある程度の型をつくっておく必要がありますよね。
業界や企業によって自己PRや志望動機の細かな部分は変えるとしても、自分自身について話すことに変わりはありません。
そのため、200文字、400文字、600文字の3パターンのESをあらかじめつくっておくことをオススメします。
複数企業を受けてもESの設問は同じようなものが多いため、アレンジして使いまわすことができるのです。
複数企業のESに対応できるよう、エントリーの受け付けが始まる前にESの型を用意しておきましょう。
ESは量をこなしてクオリティを上げよう
ESは、書けば書くほど精度が増すものです。
そのため、実際にESを提出するまでに何度かESを書いてみることが内定の可能性を高めます。
ESを繰り替えし書くことで自分自身について、自分の本当にやりたいことについても考えることになるため、自分の人生にとっても価値のある作業だと言えますよね。
ESの内容はそのまま面接の内容になるため、面接対策の一環としても有効です。
冬のインターンに参加しよう
1日~2週間に短期インターンに参加しましょう。
インターンといえば夏、就活に対する意識が高い人たちが参加するものというイメージがあるかもしれません。
しかし、今やインターンは一部の就活生だけが参加するものではありません。
就活生の9割以上がインターンに参加したことがあるという調査結果もあるため、1月の時点でインターンに参加していない人は就活生の中でもかなり少数だと言えます。
就活生の9割が参加するほど、メリットの大きなインターン。
- インターンに行くと自分の行きたい業界や職種が分かる
- インターンに行くと学生や社会人と繋がれる
- インターンに行くと就職活動が有利になる
など、就活生にとって欠かせない手段です。
短期インターンについては他の記事も参考にしてみてください。
1月からの就活で内定を獲得するためには
以上の1月からの就活で絶対するべきこと4つから、内定獲得のために大切にしてほしいことをまとめると
- 説明会やインターンなどの直接企業に接触できる機会を逃さない
- 自分の行きたい業界・企業を定める
- ESやWebテストなどは事前準備が大切
ということが言えます。
まずは、ブレなく自分の行きたい業界や企業を決めることが大切。
そのために企業が開催するイベントやOB訪問などに足を運びます。
そして、自分の志望する進路が定まったら、内定獲得のためにWebテストやES、面接練習を行いましょう。
3月からの本格的な就活時期まではあっという間です。
夏から今回紹介したことをコツコツ行ってきているライバルもいるため、目的意識をはっきりさせて密度の濃い就活をしていきましょう。
1月からの就活スケジュール
もし大学3年生の1月から就活を始めるのなら、以下の流れで進めていくといいでしょう。
- 大学1月~2月…自己分析、業界・企業研究、冬期インターンシップ、OB・OG訪問
- 大学3年3月~大学4年5月…企業説明会、就活解禁日、書類提出
- 大学4年6月~大学4年9月…本選考、内定
- 大学4年10月~…内定、内定式
大学3年の1月から就活を始めるのなら上記の流れで進めていくといいでしょう。
一般的に就活解禁日が3月からだと言われていますが、年々早期化しますし企業や業界ごとに異なるケースがあります。
とくにマスコミやIT、外資系企業は早い傾向にあるので、もし目指している方は早めに準備しておくといいでしょう。
企業が1月から開催しているイベントとは?
1月から就活生がやるべきスケジュールについてご紹介してきましたが、反対に企業ではどんな動きがあるのでしょうか?
おもに企業側では、1月に以下のイベントを開催しています。
- 冬期インターンシップの予約、開催
- 一部ベンチャー企業の内々定
- 業界研究系のイベント
冬期インターンシップの予約、開催
1月は冬期インターンシップの予約や開催などが始まるタイミングです。
この時期のインターンシップの特徴としては、1日で完結するものなど比較的短めのものが多い傾向にあるといわれています。
インターンシップに参加するメリットとしては、「就活解禁日前に企業や業界について知れる」「選考に関する情報を得られる」ほかに、「一部選考を免除された特別ルートを紹介される」などが挙げられます。
ただし、短期のインターンシップのデメリットとしては、「深いところまで知れない可能性が高い」「募集枠が限られており、参加ができないケースがある」などがあるので注意しなければいけません。
1月や2月は大学生にとっても授業やサークルなどで忙しい時期でもあるので、スケジュール管理などが重要となります。
一部ベンチャー企業の内々定
一般的に就活解禁日は3月からですが、一部ベンチャー企業や業界によっては解禁日前に内々定を出すところもあります。
おもにミドルベンチャー・メガベンチャーが多いですが、理由としては「大手などに学生が流れないようにするため」「確実に就活生を確保するため」だと考えられています。
ほかにも他社と同時期に内々定を出すことによって、内定辞退率が高まることから早めに出しているといったケースもあります。
業界研究系のイベント
1月は業界研究系のイベントなどが積極的に開催されています。
1月のイベントの特徴としては合同説明会とは異なり、直接採用を目的としたものではなく、あくまで企業との出会いや業界についての紹介などがメインとなることが多いです。
また規模の大きなイベントだと、インターン情報などについて話してくれることもあるので、冬期インターンを検討している方は参加しておくことをおすすめします。
多くの就活生が1月までに行うこと2つ
ここからは、夏~年度末までに就活を始めた人が1月までに行っていることを紹介します。
今の自分の立ち位置を知るために参考にしてみてください。
- 1月までに行きたい業界・企業を絞っている
- 1月までにESやWebテスト、面接対策を始めている
1月までに行きたい業界・企業を絞っている
年度末までに就活を始めた人は、1月までに志望業界や志望企業を絞っています。
もちろん、今後気持ちが変わる可能性はありますが、一旦は方向性を定めてESや面接の内容を考える人が多いのです。
1月から就活を始める人は、1月までに業界研究や企業研究が終わっている人もいるということを頭の片隅に置いて行動するようにしましょう。
焦って空回りするのは良くないですが、夏から就活を始めている人に追いつこうという気持ちでいることは大切です。
ネガティブに捉えず、他の就活生の状況を向上心に変えていきましょう。
1月までにESやWebテスト、面接対策を始めている
行きたい業界や企業が定まってくれば、ESやWebテスト、面接などの選考対策に移ります。
先ほどもお話したように、ESや面接はエントリーが始まる前からでも内容を考えることができますし、練習を重ねれば精度を上げておくこともできますよね。
また、Webテスト対策も年始までに始めておけば時間に余裕をもつことができます。
夏から就活を始めている人は、一足先にOB訪問などで志望する企業の社員さんと繋がりをもち、ESや面接のアドバイスを受けていることも。
1月から就活を始める人も、内定というゴールから逆算してやるべきことをリスト化しておけば、余裕をもって就活をすることは可能です。
スタートが遅い人ほど計画性が求められるため、まずは作戦を立てましょう。
就活は早く始めるほど良いとは限らない
就活は早く始めた方が時間的にも精神的にも余裕をもって動くことができます。
参加できる説明会やインターンの数も増えますし、自己分析や業界研究などをじっくり行うことも可能です。
しかし、「夏に始めたから」「年末までに動き出したから」といって、就活が100%上手くいくとは限りません。
夏に動き出しても、テキトーに業界や企業を選べば失敗しますし、途中でサボっていれば年明けから動き出す人と何ら変わらない条件で選考を挑むことになります。
早く始めるに越したことはありませんが、大切なのは中身です。
ここからは、1月から就活を始めるメリットについてもお話していきます。
1月から就活を始めるメリット4つ
1月から就活を始めることにもメリットはあります。
おもに1月から就活を始めるメリットには以下のものが挙げられます。
- 就活本番に向けて意識を上げられる
- 情報収集や企業研究に時間をかけられる
- 書類・面接対策を万全にできる
- ライバルが少ない
➀就活本番に向けて意識を上げられる
3月の就活解禁日になってから準備をし始めると、やはり精神的な焦りを感じなかなか本来の力を発揮できません。
しかし解禁日の1~2カ月前あたりから行動しておくと、まだ解禁されていないので余裕をもって落ち着いて準備ができます。
半年前などだとどうしても中だるみしやすくなりますが、1月なら中だるみしにくいのでおすすめです。
②情報収集や企業研究に時間をかけられる
就活では情報収集や企業研究、自己分析は必要不可欠です。
就活解禁日から情報収集をし始めると、もう情報が少し古くなっていたりほかの就活生を大きな差をつけられてしまうことも。
説明会などは予約制などだったりしますし、企業によっては1月あたりから説明会や冬インターンなどを開催している企業もあります。
また企業研究に時間を割けられれば、企業が求める人物像や能力などについても把握できるのでより効率的に就職活動ができます。
③書類・面接対策を万全にできる
1月から就活を始めれば、書類・面接対策を万全にできるといったメリットがあります。
やはり前日になってからなどギリギリの準備だと失敗する可能性が高いので、準備に時間をかけるにこしたことはありません。
提出する前に何度も推敲できますし、不足している部分を補う時間もまだあるので完成度の高いものに仕上げられます。
④ライバルが少ない
3月の就活解禁日後に就活を始める学生がほとんどでしょうが、年々就活のスタートは早くなっていく傾向にあるといわれています。
1月だとまだ就活を始めている学生は少ないので狙い目です。
ほかにも早い時期に始めると、「OB・OG訪問の回数を増やせる」「希望の企業や業界を絞れる」「特別ルートを案内してもらえる」といったメリットもあります。
企業や先輩社員との出会いが増えれば増えるほど、業界や職種への理解も高まるので内定率アップにもつながります。
密度の濃い就活にすれば1月からでも遅くない!
いかがでしたか?
1月からの就活で絶対にするべきことは
- 企業説明会に積極的に参加しよう
- Webテスト対策は早めに始めよう
- ESの内容を文字数ごとにつくっておこう
- 冬のインターンに参加しよう
この4つ!
内定からの逆算思考で、自分のやるべきことを明確にしていきましょう!
つまり、1月から就活を始めても、考え方、動き方によっては遅くないということです。
エントリーや選考が始まっているわけではないので、いくらでも巻き返すことができる今、短期集中型の密度の濃い就活を始めましょう!