就職活動

【例文あり】営業職の志望動機の書き方を解説!

営業として働くイメージはできても、志望動機を書くとなると悩んでしまいますよね…

営業職は「ノルマをこなす」「体力的にキツそう」というイメージが先行しがちです。

しかし、クライアントの喜ぶ顔を直接見られる、実績が数字で分かるなど,非常にやりがいのある仕事です。

志望動機を書くためには、営業職の業務内容と求められる人物像を知る必要があります。

今回は、営業職の志望動機を書くための情報や書く際のポイントをまとめました。

たくさんの志望動機の中から選ばれるために、誰よりも魅力的な志望動機を書きましょう!

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志望動機を書くために営業職の業務内容を知る

何をする仕事かわからないのに、営業職の志望動機は書けませんよね。

志望動機を書くためには、営業職の業務内容を把握しておきましょう。

具体的に「営業職に就いたらやりたいこと」を語ることができれば、実際にあなたが営業をしている姿をイメージしやすくなりますよ。

営業職は自社の商品でクライアントの問題を解決へ導く仕事

営業は自社の商品やサービスについてクライアントに説明し、購入・契約してもらう仕事です。

しかし、自社の商品やサービスを買ってもらえるなら誰でもいいというわけではありません。

クライアントの話をよく聞き、本当に自社の商品やサービスが必要なのかを検討します。

そして、クライアントの抱える問題を解決するために商品やサービスを提示するのです。

商品やサービスを買ってもらうためには、商品の魅力やクライアントにとってなぜ必要なのかを納得させなくてはいけません。

近年はインターネットが普及したことで、オンラインで商品を購入することも増えていますが、営業スタイルや商品が変化するだけで営業の必要性は変わりません。

営業職には種類がある!

営業職にはいくつかの種類があります。

新規営業、反響営業、ルートセールス、受付営業などです。

新規営業

新規営業は、新しいクライアントを開拓する手法です。

クライアント数を増やすことによって、売り上げアップを狙います。

突然訪問したり、電話をしたりするため、最初は勇気がいるという人もいるでしょう。

新規営業は断られることも多く、強いメンタルが求められます。

反響営業

反響営業とは、商品を掲載しているホームぺージや広告を見て興味をもった人からの問い合わせに応じる手法です。

商品やサービスに興味がある人に説明するため、新規開拓に比べて心理的な負担は少ないでしょう。

ルートセールス

ルートセールスは、あらかじめ決められたクライアントに対して営業をする手法です。

既に自社の商品やサービスを利用しているクライアントに対して、新商品や別の商品の情報を提供します。

クライアントとのつながりは、商品の購入やサービスの契約が成立したあとも大切にします。

自社の新商品を利用してもらえたり、新規のクライアントを紹介してもらえたりと双方にとってメリットがあるためです。

受付営業

受付営業は、クライアントが「サービスに登録したい」「商品を購入したい」という場合に手続きを担当します。

相手の要望をきちんと聞き、自社の商品やサービスに満足してもらえるように丁寧な対応をしなければなりません。

営業にはさまざまな業態が存在する

法人に向けた営業なのか、個人に向けた営業なのかでもアプローチの仕方が異なります。

また、企業によって扱う商品やサービスはもちろん違います。

商品やサービスによっては専門性が高く、仕組みを理解するのが大変なものもあるでしょう。

コミュニケーション能力を磨くだけでなく、自社の商品やサービスのことをきちんと勉強しておく必要があります。

営業職のやりがい・大変なことは?

営業職に就くと感じられるやりがいや、大変だと感じることも知っておきましょう。

営業職の理解を深めておくことで、志望動機の精度を上げられます。

また、面接の質問の際にも臨機応変に答えることができますよ。

営業職でやりがいを感じる瞬間

  • クライアントに感謝されたとき
  • 新しい商品がうまく売れたとき
  • 新しいクライアントを獲得できたとき
  • 自分の営業力が上がったと感じたとき
  • 会社に貢献していると感じたとき
  • 結果が数字に表れたとき
  • 主体性をもって仕事ができる

自分の頑張りが結果として表れやすいため、営業がうまくいったときの喜びは大きいです。

営業職で大変だと思うこと

  • ノルマや目標に追われる
  • たくさんの人と話すのにストレスを感じる
  • 結果が出ないと辛い

初対面の人と話すことが多いのが営業職の特徴です。

毎日何人ものクライアントと信頼関係を築くことになるので、対人関係でストレスを感じる人にとってはキツいと感じる職業かもしれません。

志望動機を書くために営業職に求める人物像を知ろう

ここからは、営業職に求められる人物像について解説します。

志望動機を書く際に、「企業が求める人間性である」ことをアピールできるかは非常に重要です。

また、自分が営業職に合っているかどうかも知ることができます。

営業職に求める人物像を参考に、志望動機や適正について考えてみてください。

  • 営業職は聴く力が求められる
  • 営業職は分かりやすく説明する力が求められる
  • 営業職は学び続ける姿勢が求められる
  • 営業職は結果にこだわる人が向いている

営業職は聴く力が求められる

営業と聞いて思い浮かぶ人物像といえば、話し上手なイメージがあるかもしれません。

しかし、営業職に本当に必要なスキルは「聴く力」です。

営業で大切なことは、クライアントの問題を解決すること。

営業職には、目の前にいる人が抱える問題を聞き出す力が問われます。

自分が話すこと以上に、相手の話しを聴き、理解する力が求められているのです。

クライアントが抱える課題には、クライアント本人が気づいていないものも含まれます。

雑談から相手の性格を分析し、自分の話し方や質問の仕方を変える力も必要でしょう。

普段相手の話を最後まできちんと聴けているか、相手の気持ちを理解しようとしているかを思い出してみてください。

問題を解決する力が既にあるという人は、「聴く力」がある程度あると言えます。

今まで「聴く力」を意識していなかった人は、今からでも意識してみてください。

志望動機には、実際に誰かの悩みを聞いて解決したエピソードなどを盛り込むと、「聴く力」に説得力が増しますよ。

営業職は分かりやすく説明する力が求められる

営業職は、物事をわかりやすく説明する力が求められます。

クライアントに自社の商品やサービスを売るとき、必須なスキルです。

どれだけ自社の商品が実用的で魅力のあるものだとしても、営業がわかりやすい説明ができなければ商品が売れることはありません。

誰が聞いても理解できる説明は、話の構成から話し方まで様々な要素が必要です。

現時点で「説明する力」に自信がないという人は、志望動機や面接の練習で心がけてみてください。

  • 志望動機として一番言いたいことは何なのか
  • ↑はなぜ一番言いたいことなのか
  • なぜこの会社でないといけないのか
  • 自分の強みは何なのか
  • 会社でどう活かせるのか

ひとつひとつ理由を明確にし、論理的に説明する練習をしてみましょう。

書類選考や面接で説得力のある説明ができれば、「説明する力」はアピールすることが可能です。

実際に営業でも使えるスキルですので、つけておいてほしいスキルと言えます。

営業職は学び続ける姿勢が求められる

営業職は、常に学ぶ姿勢が求められています。

自分が紹介する商品やサービスについては、誰よりも知っている必要がありますし、業界についても詳しくなくてはいけません。

なぜかというと、クライアントが質問したときに答えられないと信用してもらえなくなるから。

「目の前にいる人に商品が売れれば良い」という考え方ではなく、長期的に信頼関係を築ける営業は、優秀な営業だと言えます。

例えば、あなたが家電を取り扱う会社の営業職だとしましょう。

自分が売る冷蔵庫の他にも、他社の冷蔵庫や家電製品全般、家電量販店についても詳しい必要があります。

そのため、営業職は専門的な知識も広い知識も学ぶ必要があるのです。

また、営業職は人と話す仕事です。

話の導入では、最近のニュースや相手の好きな話題をすることもありますよね。

そのため、社会全体についての知識や、今起こっていることに敏感である方が営業職には向いているのです。

「雑談力」「業界のプロ」として、常に学び続ける姿勢が大切です。

志望動機では、向上心や仕事に対する熱意があることをアピールしましょう。

営業職は結果にこだわる人が向いている

営業職は個人の結果を重要視する仕事です。

「頑張った」だけではなく、「今日は○万円売り上げた」「○人との契約を成立させた」「社内で成績がトップだった」など、目に見えてわかる結果が求められます。

そのため、採用では言われた仕事をこなす人よりも、常に数字や結果にこだわる人が選ばれます。

志望動機を書く際は、自分がこれまでに出した結果を例に挙げると説得力が生まれます。

これまでに目に見える結果を出したことがないと言う人は、資格試験に取り組む、サークルで目標人数を設定して勧誘してみるなど、小さなことでもいいので挑戦してみましょう。

自分が営業職に向いているかどうかも知ることができますよ。

営業職の志望動機を書く際のポイントは?

ここからは、営業職の志望動機を書く際のポイントを解説します!

あなたにどれだけ企業への熱意や営業に対する気持ちがあっても、志望動機の書き方が悪ければ人事に伝わらないまま選考が終わってしまいます。

思いが伝わる志望動機のコツを知っておきましょう!

なぜその会社でないといけないのかを述べる

企業を選んだ理由は、「営業がしたいから」だけではありませんよね?

  • 企業の理念と自分の思いが近かった
  • 商品や事業内容に惹かれた
  • 社員さんと実際に話して自分に合うと思った

理由は必ずあると思います。

志望動機には、企業を選んだ理由を必ず入れましょう。

「この会社でないといけない理由」は、できるだけ具体的に述べます。

  • 自分が共感したのは、理念のどこの部分なのか&それはなぜなのか
  • どの事業のどんなところに惹かれたのか&それはいつ・なぜなのか
  • 企業のどういった雰囲気が自分に合うと思ったのか&それはなぜなのか

わかりやすく、相手が納得できるように話す練習をしてみてくださいね。

なぜ営業職に就きたいのかを具体的に述べる

営業職を希望している理由も、具体的なエピソードを交えて説明しましょう。

  • どこで営業職について知ったのか
  • 営業職をやりたいと思ったのはいつ・どんなときだったのか
  • 営業職でどんな目標をもって仕事がしたいか

自分の過去、現在、未来で一貫性のある説明ができると、企業側が納得できる志望動機ができますよ。

注意点ですが、大きな夢や変わったエピソードが書ければ人事に好印象を与えられるなどと考えて嘘をつくのは絶対にNGです。

選考が進めば嘘は必ずバレてしまいますし、嘘をついて入社しても後々自分が苦しむことになるだけです。

自分のありのままの思いやこれまでの経験を、最大限に伝えることを意識しましょう。

自分が営業職で活かせるスキルを経験から述べる

営業として自分がアピールできるスキルや経験があれば、簡潔に述べましょう。

  • 接客のアルバイトで売上に貢献したため、営業でもスキルを活かせます
  • 英検1級に合格するまで、諦めずに試験勉強を続けた精神力があります

「営業に向いてそうだな」「会社で活躍してくれそうだな」と会社で働く自分の姿をイメージしてもらえるように具体的な言葉で書くように意識しましょう。

自分の能力を過小評価したり、自分からはアピールしなかったり、謙虚な日本人は多いですよね。

謙虚なことは決して悪いことではありませんが、ビジネスの場では自分のスキルや人間性を伝えられる人間が評価されます。

自分の強みを自分で認識し、企業に伝えることが就活を成功させるコツなのです。

志望動機は論理的に分かりやすく書く

志望動機は論理的にわかりやすく書きましょう。

  • こう考えたからこう行動した
  • この目標を達成するためにはこのスキルが必要なのでこの勉強をした

志望動機を書く際は、自分の考えや行動が道筋を立てて説明できているかを意識してみてください。

論理的な文章の作成や論理的に物事を考える力は、営業職に限らず社会人にとって必要だと言えます。

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営業職の志望動機の書き方【例文】

ここからは、営業職の志望動機の書き方をいくつか紹介します!

例文通りに書くのではなく、あくまでも自分の経験を自分の言葉で書くことを忘れないでください。

先ほど解説したポイントを押さえれば、企業に思いが伝わる文章が書けるはずです。

【例文①】営業職の志望動機

 私が貴社の営業を志望した理由は、貴社の〇〇(商品名)を日本中の家庭に届けたいからです。私は、〇〇を使うことで家族の雰囲気が以前よりも良くなり、コミュニケーションが増えたと感じました。家庭が明るいことは、生活にとって非常に大切なことだと思っています。〇〇は、昨年発売を開始したばかりなので、これから全国の家庭で使われるようになり、日本に明るく楽しい家庭が増えれば良いなと思いました。貴社の〇〇に対する~~~といったコンセプトにも共感したため、営業としてもっと多くの家庭に〇〇を伝えたいです。貴社に入社しましたら、◯◯に限らずたくさんの商品の良さを伝えられるように精進いたします。

【例文②】営業職の志望動機

私が貴社の営業を志望した理由は、貴社のサービスをもっと多くの人に知ってもらうために、私の対人関係能力を活かしたいと思ったからです。貴社の◯◯というサービスは、現在世界中の人が利用しており、サービスを利用しなければ出会えない人とのつながりを作っています。私自身、貴社のサービスでアメリカの友人を作り、彼女が日本に遊びに来た際は観光地を案内しました。貴社のサービスによって自分の人間関係や世界が広がったことに感動し、貴社の事業に携わりたいと思いました。私は、大学でサークルの幹部を務めていました。後輩がサークルを居心地の良いコミュニティだと感じてもらえるように、ひとりひとりに直接声をかけ、心配事があれば解決策を考えました。貴社では、サークルで培った対人関係能力を活かし、貢献したいと考えています。

【例文③】営業職の志望動機

私が貴社の営業を志望した理由は、貴社の経営理念に共感しているためです。昨年の春から約1年間、貴社で営業のインターンをさせていただきました。社員さんの自社製品に対する熱い思いや、営業へのこだわりに感銘を受け、社員としてもっと貴社に貢献したいと思いました。貴社は教育を非常に大切にしており、気持ちの面から営業について教えてくださりました。貴社に入社しましたら、営業成績トップを目指すのはもちろんのこと、後輩やインターン生に対する教育にも携わりたいと考えています。

営業職を理解して魅力的な志望動機を書こう!

いかがでしたか?

営業職は志望する人数が多いため、自分だけのエピソードでアピールすることが重要です。

また、営業職として求められているスキルや経験は小さなことでも挑戦してみることをおすすめします。

ポイントを意識して、思いの伝わる志望動機を書きましょう!

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