「インターンや就活って早くても夏休みからじゃないの?」と思う方、黄色信号です。
私は、ギリギリまで内定が1つももらえていない、途中で目指す業界が変わったという先輩たちを実際に見てきました。
多くの人が「そろそろ就活の時期だから行きたい企業を探さなきゃ」と義務感のようなもので就活を始めます。
就活の時期になってから自分のやりたいことや行きたい業界、将来のことについて本気で考え始めていては遅いのです。
早めに就活を始めることは、「意識高い系」でもなんでもありません。
自分が納得のいく就活をするためには当たり前のことです。
今回は、大学3年生が今すぐにインターンを始めたほうが良い理由を詳しく解説します!
3年生は今すぐにインターンを始めたほうがいい理由
インターンに行くと自分の行きたい業界や職種が分かる
「やりたいことが見つからない」「知っている業界の中だったら人材かなあ」となんとなく思っていませんか?
「やりたいことが見つからない」というのは、ほとんどの場合選択肢を知らないから思うことです。
また、自分の知っている範囲の中だけから志望する業界を決めている状態は危険と言えます。
就活中に本当にやりたいことに気づき、企業研究を始めても最初から同じ業界を目指していた人にかないませんし、そもそも採用面接の募集が終わっている可能性もあります。
インターンに参加することは、業界や企業を知るために一番手っ取り早い方法なのです。
実際に企業で働く人の話を聞いたり、業務を体験させてもらえたりするので当たり前ですよね。
3年生になったら、まずはたくさんのインターンに参加するところから始めましょう。
「就活」のはじまりではなく、「本当の自分」を知るためにはとても良い機会となります。
本当の自分を知らない限り就活は前に進まない
本当の自分を知るためには「好き」も「興味がない」も確かめる必要があります。
「マスコミ業界に行きたいから」と言って、マスコミ業界のことだけを調べてマスコミ業界のインターンはばかり行くのはあまりおすすめしません。
嫌いとまで感じるお仕事について調べる必要はありませんが、まだ興味をもったことのない業界や職種については一度調べてみましょう。
「興味がない」から「やっぱり興味がもてない」と確認することもできますし、「意外と面白そう」と思うかもしれません。
自分の「好き」だけではなく「興味がない」「どうでもいい」が本当なのかを確かめると、より自分のやりたいことが明確になります。
「私ってやっぱりマスコミ業界に行きたいんだ!」「マスコミ業界もいいけど、他の業界の話も聞いてみようかな」と、どう思うにしてもたくさんの業界を見ることは大切です。
企業にとっても「たくさんの業界を見てきた中で御社を志望します!」という学生のほうが説得力をもてますよね。
3年生は今すぐにインターンを始めることで、より多くの時間を使い、たくさんの業界や企業を見ることができます。
本当の自分を知れば、自然と就活は前に進みますよ。
インターンに行くと学生や社会人と繋がれる
インターンに参加すると、同じ業界を目指している他の学生と出会えたり、気になる業界で実際に働いている社会人と話すチャンスが訪れたりします。
また、たくさんインターンに参加すれば、聞いたこともないような職種の人に出会えるかもしれません。
他の学生や社会人と話せば、たくさんの情報が手に入ります。
就活において、多くの人と繋がりをもつことはインターンで得られる情報以上に貴重です。
インターンに参加した際は、ただ企業からの説明を受けるだけではなく、周りの人に積極的に声をかけましょう。
インターンに行くと就職活動が有利になる
インターンに行くと、就活が有利になる場合があります。
短期インターンでは2割程度しか選考を含んだインターンはありませんが、長期インターンは採用に大きく関わります。
長期インターンはそもそも参加している学生が全体の4%と少なく、「長期インターンをしていた」というだけで関心をもってもらえます。
一方で短期インターンは全体の7割が参加しているので「まあ参加するのは普通だよね」という評価にしかなりません。
さらに、長期インターンは実際に企業で社員と同じ業務をすることが多いため、経験と実績を得られます。
入社1年目からバリバリ働ける人材は就活においてとても有利でしょう。
そして、長期インターンに参加するためには本格的な就活より先に行動する必要があります。
1dayインターンや採用面接で忙しい中で長期インターンを始めるよりも、できるだけ早めに始めたほうが良いのです。
あなたが今大学3年生ならば、今すぐに長期インターンを始めることが就活にとっても自分自身にとってもプラスでしょう。
内定直結型インターンもあるので、実力次第では長期インターンに参加した企業にそのまま入社することもできます。
長期インターンについてはこのあと詳しく説明します。
インターンの開催時期・申し込み期限は?
では、実際にインターンが開催される時期や申し込み期間はいつなのでしょうか?
すでに気になる業界や企業がある人は申し込み忘れることがないようにしましょう。
まだ特に決まっていないという人は、まんべんなく業界を見られるようにインターンの日程を把握しておくことをおすすめします。
短期インターンは8月と2月の開催が多い
1dayインターンや2~5日の短期インターンのピークは大学生の長期休暇がある8月と2月です。
企業によって早めの6月や秋に開催するところもあります。
また、同じ企業でも複数回開催することが多く、サマーインターンと秋、冬のインターンではプログラム内容が異なる場合もあります。
熱意をアピールしたいのであれば複数回参加するのもよいでしょう。
短期インターンの申し込み時期は6月から始まる
短期インターンの申し込み時期は、開催する日から約2ヶ月前~という場合が多いです。
8月のインターンは6月に募集開始、2月のインターンは年末に募集を開始します。
募集時期や期間は企業によって異なるため、3年生の春には調べておく必要があります。
また、先着順や抽選、選考で参加者を決めるインターンも多いので、「本当に行きたい企業」に絞らず複数のインターンへの応募をおすすめします。
複数のインターンに応募する際は、日程が被ってしまわないように気をつけましょう。
長期インターンは一年中始められる
長期インターンの場合は、基本的にいつでもインターン生を募集しています。
3年生だけでなく1,2年生も募集している企業もあるので、働いてみたい企業があれば条件を確認しすぐに連絡してみましょう。
長期インターンはすぐに始めたほうがいい>
先ほどもお話しした通り、長期インターンは3年生でなくとも参加できる場合が多いです。
職種は営業、マーケティング、エンジニア、ライターなどさまざまで、インターンの求人サイトを見るとたくさんの企業が募集しています。
企業側も長く働いてくれる学生のほうが教育しやすいため、6ヶ月以上~という条件を設けている企業もあります。
3年生の募集が早めに打ち切られてしまう可能性も考えられるので、「長期インターンで経験を積みたい」「就活で話せることがほしい」という人はすぐに動き始めましょう。
長期インターンは有給!就活の費用がインターンで稼げる!
就活で不安なのが「お金」の問題ですよね。
インターンや採用面接に参加するためにバイトをすることができなかったり、毎回の交通費で生活費を削る必要が出てきたり…
しかし、長期インターンは基本的に有給です。
就活で話せる経験をしながらも、生活費を稼ぐことができます。
今までバイトをしていた時間をそのままインターンに使えるので、長期インターンのハードルは案外低いのです。
しかし、「お小遣い稼ぎ」「就活で話せるから」という理由よりも、「自分の成長のため」「会社に貢献するため」といった気持ちで取り組んだほうが自分のためになります。
長期インターンに参加したい人は前向きな気持ちを忘れないようにしましょう。
意味のあるインターンと無意味なインターンがある?
インターンには「意味のあるインターン」と「無意味なインターン」が存在します。
一体どういうことなのでしょうか。
目的なくインターンに参加しても意味がない
短期インターンにたくさん応募したり、長期インターンを始めたりして「よし!就活で成功できる!」という考え方ではまだまだ甘いです。
大切なのはインターンの内容です。
内容というのは、学生側の意欲や行動も含めたものです。
「短期インターンに参加したけど、ただつまらない話を聞くだけだった」
「長期インターンをしているけど、上司が何も教えてくれない」
それは、インターンが悪いのではなく自分が悪いです。
上記の感想をもつインターン生はおそらく受け身でインターンに参加していたのでしょう。
インターンは成長できる場所ですが、「成長させてもらえる」わけではありません。
上司や先輩の良いところをたくさん盗み、自分で考えて動くことでインターンに価値が生まれます。
たとえ採用面接で「長期インターンに参加してたくさんのことを学びました」と言えたとしても、話に中身がなければ内定は出ないでしょう。
自分なりの目的や目標をもってインターンに参加し、自分から動くことでつまらないと感じていたインターンも意味のあるものに変わります。
業界問わずたくさんのインターンに参加するのは意味がある
目的・目標をもち意欲的にインターンに参加することは前提ですが、業界問わずたくさんのインターンに参加することは価値があります。
できれば長期インターンで実用的なスキルを身に付けながら、あらゆる業界の1dayインターンに参加してみましょう。
大学3年生にとって時間はとても貴重です。
いろんな業界を知ることは、たとえ自分と関わりのない業界だとしても良い経験になります。
インターンへの参加が就活を前に進める!
いかがでしたか?
短期インターン、長期インターンはどちらも就活のスタートダッシュのために良い機会です。
3年生なら今すぐ長期インターンにチャレンジしてみてください!
たくさんの経験から自分を知り、納得できる就活にしましょう!