「単位を落としてしまった」「再履修したいけど、必修と被っていて取れない」そんなお悩みをお持ちではないですか?
再履修科目と必修科目が被ってしまうのはよくあることです。
そんな時、どちらを優先して単位を取るべきなのかしっかり考えなければなりません。
判断を間違えると最悪、留年になってしまいます。
本記事では、再履修科目と必修科目が被ったときの対処法をご紹介!
後半では留年を回避する裏技も解説しているので、ぜひ最後までお読み下さい!
再履修ってなに?
再履修とは、一度履修したものの単位を落としてしまったため、もう一度単位を取得することをいいます。
例えば、1年生の前期で英語の単位を落としてしまった場合、二年生の前期でもう一度同じ授業を受けて単位を取り直します。
つまり、このように単位を取得するため、次年度に同じ授業を再度受けることを再履修と言うのです。
再履修を必ずしなければならないのは、必修科目を落としたときです。
必修科目の単位は取っていなければ卒業できないため、再履修が義務となります。
ちなみに、既に取得した単位を再履修することはできません。
再履修の権利を与えられるのは単位を落とした人のみです。
どうしても同じ授業をもう一度受けたい場合は「聴講」という制度があるので、教授に相談してみて下さい。
聴講が認められると、単位はもらわずに授業に参加することができます。
必修科目ってなに?
必修科目とは、卒業するまでに必ず取らなければならない単位のことです。
逆に言うと、必修科目を取らないと卒業することができません。
そのため、必修科目を落とした場合は、必ず再履修をすることになります。
多くの学校では対象学年が定められており、その学年の学生が受けます。
しかし、単位を落としてしまうと他学年と必修科目を受けることになるのです。
必修を落とすとどうなるの?最悪留年!
必修を落とした場合、必ず再履修しなければなりません。
なぜなら、単位を取得しないと卒業できないからです。
選択科目や選択必修科目は、その単位を必ず取得しなくても卒業できますが、必修単位は必ず取らないと卒業できません。
そのため、必修を落とすのは大きなリスクになるのです。最悪、留年になってしまいます。
ここでは、留年の可能性がある大きな問題点を3つご紹介します。
再履修科目と必修科目がかぶる
再履修科目が必修だった場合、次の年に必ず取らなければなりません。
しかし、次の年の同じ時間に違う必修科目が入っていることが起こりえます。
例えば、「月曜3コマに再履修科目の英語が入っているが、同じく月曜3コマに必修科目の数学が入っている」という場合です。
その場合、どちらかを選んで履修し、次の年にどちらかを再履修しなければなりません。
4年生でこのケースに該当した場合は留年が確定です。
授業が隔年で開講される
毎年開かれず、隔年で開講される講義も多くあります。
例えば、1年生と3年生の時にしか開講されないという場合です。
1年生で単位を落としてしまった時、次の年は開講されないので3年生で受けることになります。
しかし、3年生で再履修する講義が他の講義と被っていた場合どうでしょうか。最悪、授業を再履修できません。
この場合には再履修できないので、留年確定です。
他の授業も受けられなくなる
必修科目の中には、ある単位を取っていなければ、ひと段階上の違う講義を受けられないというものがあります。
例えば「英語Ⅰ」の単位を取得しなければ「英語Ⅱ」を受けられないというケースです。
英語Ⅰを落としてしまった場合、必然的に英語Ⅱの単位取得も一年遅れることになります。
そうなると、場合によっては卒業が遅れることになりかねないので注意が必要です。
大学で単位を大量に落としたらどうなるの?留年のリスクは?対処法を解説!
再履修科目と必修科目のどちらを優先すればいいの?
必修科目は落とすとかなり大変になることが分かったはずです。
どちらの講義を優先するか聞かれると、もちろん必修科目を優先すべきと答えます。
しかしどちらも必修科目ということもありえますよね。
次に再履修科目と必修科目が同じ時間にかぶってしまった場合、どちらの講義を受ければ良いのかを解説します。
自分の状況を確認しよう!
まずは、自分が再履修科目と必修科目のどちらを優先すれば良いか確認してみましょう。
自分がAとBでそれぞれタイプの何番に当たるか考えてみてください。
【A再履修科目】
タイプ①必修科目で、この単位を取らないと、他の単位も取れない(英語Ⅰ→英語Ⅱなど)
タイプ②必修科目で、必ず今年単位を取らなければならない
タイプ③必修科目だが、卒業するまでに取ればよく、今年取らなくても必ず履修できる
タイプ④必修科目ではない
【B被ってしまった必修科目】
タイプ①この単位を取らないと、他の単位も取れない(英語Ⅰ→英語Ⅱなど)
タイプ②必ず今年単位を取らなければならない
タイプ③卒業するまでに取ればよく、今年取らなくても必ず履修できる
自分は「A③とB①だ!」というように、自分の組み合わせを確認してみてくださいね。
再履修科目を優先する組み合わせは?
再履修科目を優先する組み合わせはこちらです。
- A①ーB③
- A②ーB③
このような場合は、再履修科目を優先して取りましょう。
今年受けるはずだった必修科目は来年以降にも取れます。
必修科目を優先する組み合わせは?
必修科目を優先する組み合わせはこちらです。
- A③ーB①
- A③ーB②
- A④ーB①
- ④ーB②
- A④ーB③
このような場合は、必修科目を優先して取りましょう。再履修科目は、来年以降にも取れます。
どちらを優先してもいい組み合わせ
どちらを優先してもいい組み合わせはこちらです。
- A③ーB③
- A④ーB③
このような場合は、卒業までに必ず単位が取れるので、どちらを優先しても大丈夫です。
場合によって考えなければならない組み合わせ
場合によって考えなければならないのはこの組み合わせです。
- A①ーB①
- A①ーB②
- A②ーB①
- A②ーB②
このような場合、どちらを優先した方が良いのか明言することができません。
自分のカリキュラムをよく確認して決定しましょう。場合によっては留年になる可能性もあります。
先輩や担当の教授、学務などに相談するのがおすすめです。
留年の危機!諦める前に確認して欲しい裏技
「カリキュラムをよく確認した結果、留年が確定になってしまった……」
そう諦めている方に確認して欲しいことがあります。ぜひチェックしてみてください!
違う時間に違う学部向けの授業が開講されていないか
同じ授業が、違う学部向けに開講されている場合があります。
特に必修科目だと多くの学生が受けるので、別々の時間にやっている可能性も大です。
一度確認してみましょう。
違う学校で同じ授業が開講されていないか
違う学校で同じ授業が開講されている場合もあるので確認してみましょう。
私は教育大生なのですが、他にも教育大学がたくさんあるので、そこで同じ授業を受けることができました。
何時間もかけて行くのは大変ですが、留年をするより良いと思う方はぜひ確認してみてください。
おそらく自分で調べるのは難しいと思うので、学務などに問い合わせてみるのがおすすめです。
単位は計画的に取ろう!
本記事では、「再履修科目と必修科目が被ってしまった場合どうしたらいい?」という疑問にお答えしました。
まずはすぐ諦めずに、今後の計画を立てることが大切です。
単位を落としてもしっかり再履修ができれば、留年せずに済むので、しっかり確認しましょう!
単位を落としてしまった方も無事に再履修し、卒業できることを祈っております!
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