現在大学生の中には、「プログラミングを始めたいけれど遅いのではないか?」と心配する方もいるでしょう。
しかし結論から言うと、大学生からプログラミングを始めても遅くはありません。
むしろ大学生のうちからプログラミングを学ぶことで、就活を有利に進められるなどメリットがあります。
そこで今回は、大学生のうちにプログラミングを学ぶメリットや学習方法、注意点などについてご紹介します。
大学生からプログラミングを始めても遅くない理由・メリット5つ
「大学生からプログラミングを学ぶのは遅いのでは?」と思う割れる方もいるでしょうが、タイミングとしては早いといえます。
そこでここでは、プログラミングを学ぶのが遅くない理由やメリットなどについて解説していきます。
- 大学生の特権を利用できる
- 就活で有利になる
- 未経験転職でもアピールになる
- 将来の選択肢が増える
- 年齢が上がると学習へのハードルが高くなる
➀大学生の特権を利用できる
大学背のうちにプログラミングを学ぶ理由には、大学生ならではの特権を最大限に利用できるといったものが挙げられます。
大学生は社会人と比べ自由に使える時間が多く、勉学やサークル、アルバイトなどがありながらもプラスアルファで学べる時間がたくさんあります。
反対に社会人になると、勉強できる時間は土日休みや働いてからとなるので、体力的にも精神的にも負担がかなり大きくなります。
つまり、勉強したいと思っていてもなかなか難しいということですね。
またスクールによっては大学生のうちに学習を始めれば学割が利くケースもあります。
通常よりも費用を抑えて学べるのはかなりのメリットなので、もし少しでも興味がある方は大学生のうちに始めるのがベストです。
②就活で有利になる
大学生のうちにプログラミングを学べば、就活でも有利になるといったメリットもあります。
たとえば、大学在学中にプログラミングを学習してインターンなどに参加して実務経験を積んでいれば、就活ではかなりアピールになります。
ほかにも、プログラミングを個人的に学んでいたことで、ほかの就活生との差別化も図れます。
すでに経験していれば入社への意欲の高さも強調できますので、基本的に理系の方が有利と言われがちなエンジニア就職でも優遇されやすくなります。
研修なども省略されるため、全くの未経験者よりも即戦力として採用される確率も上がるでしょう。
もし将来IT・WEB業界で活躍したいと考えているのであれば、大学生にのうちに学んでおくことをおすすめします。
③未経験転職でもアピールになる
新卒でそのまま就職せず社会人になってから中途入社を目指す際でも、大学生のうちに身につけておいたスキルは役立ちます。
実務経験がなくてもプログラミングについての知識やスキルがあれば、もちろん転職活動でもアピールになります。
したがって、転職を希望した時にプログラミングを学ぶよりも手間が省けるといったメリットがあります。
先にも述べたように、社会人から新しいスキルを身に着けるのはかなり難しいことです。
「まだIT・WEB業界への志望度がそこまで高くない」といった状態でも、大学生のうちに学んでおけば自分の武器のひとつになります。
④将来の選択肢が増える
ITエンジニアは、基本手kにインターネット環境とパソコンがあればどこでも働けるので、ライフスタイルに変化があっても柔軟に働ける可能性がほかの職種と比べても高いです。
さらにエンジニアを含むIT・WEB業界は、今後もますます需要度の高い業界になるため、業種・職種問わず重宝されやすいので将来の選択肢が増えるといったメリットがあります。
たとえ本業としてエンジニアをしないとしても、副業やフリーランスへといった働き方もできます。
「もっと収入を増やしたい」「通勤など枠にとらわれない働き方がしたい」と考えている方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。
⑤年齢が上がると学習へのハードルが高くなる
エンジニアは年齢関係なく学べる分野ではありますが、やはり時間的な面や体力的な面などで年齢が上がれば上がるほど、学習へのハードルが高くなるのは否めません。
転職を目的に社会人から勉強しようと思ってもなかなか勉強時間を確保できないといった問題もあるので、比較的時間のある大学生のうちに学んでおくことをおすすめします。
大学生からプログラミングを学ぶ勉強法
「プログラミングについて学びたいけれど、難から始めたらいいかわからない」といった人も多いはず。
ここでは、大学生からプログラミングを学ぶ具体的な勉強法についてご紹介します。
独学で勉強する
まず一番オーソドックスな方法として、プログラミングを独学で勉強するといった方法が挙げられます。
たとえば、プログラミングに関する動画やサイト、参考書などは世のなかにたくさんあります。
独学で学ぶメリットには、「自分のペースで学べる」といったものがありますが、一方でわからないところがあってもすぐに質問できないといったデメリットもあるので注意しなければいけません。
また独学だとモチベーションを維持するのも難しいので、かなりの気力と覚悟が必要となります。
プログラミングスクールに通う
「ひとりでプログラミングを学習するのは不安」「何から始めたらいいかわからない」といった方はプログラミングスクールに通うのもひとつです。
プログラミングスクールには、おもに通学型とオンライン型とに分かれます。
家の近所や学校から近い距離にプログラミングスクールがあれば、通学型の方が講師との距離が近く、人脈も広がるのでおすすめです。
またオンラインスクールでは近場にスクールがないといった人のほかに、授業やアルバイト、サークルなどで忙しい日々を送る大学生にも向いています。
オンラインだと自宅でいつでも受講できますし、スクールによっては24時間いつでも相談に乗ってくれるところもあるのでぜひ探してみてください。
大学生におすすめのプログラミングスクール3選
先にも述べたように、独学だとプログラミングを学ぶのが不安といった方はプログラミングスクールに通うのがおすすめです。
プログラミングスクールではスキルが学べるだけではなく、ひとりひとりの目標や理解度に合わせて学習カリキュラムを立ててくれるといったメリットがあります。
ほかにも、就職支援として企業を紹介してもらえたり、学割が利くなど大学生にとってはうれしいポイントがいっぱい。
ここでは、とくに大学生が通いやすいおすすめのプログラミングスクールについてご紹介します。
侍エンジニア
料金 | 入学金…約98,000円 4週間プラン…約68,000円 12週間プラン…約188,100円 |
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特徴 |
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侍エンジニアは、現役エンジニアからマンツーマン授業を受けられるプログラミングスクールです。
挫折しづらい環境が整えられており、レッスン満足度もナンバーワンといった口コミもあるので未経験の人でも始めやすいでしょう。
就職・転職のサポートにも強く、未経験でも最短1ヶ月でITエンジニアを目指せるので、短期間で学びたい方や就活でアピールしたい大学生にはおすすめ!
指定のカリキュラムなどはなく、ひとりひとりの目的や目標に合わせたカリキュラムを作成してくれるのもうれしいポイントです。
侍エンジニアには無料のカウンセリングも実施されており、くわしい学習方法や業界についても教えてくれるので気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
Code Camp
料金 | 入学金…約33,000円 オーダーメイドコース…約275,000円~/20回~ プログラミングコース…約165,000円/2カ月~ |
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特徴 |
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Code Campはレッスン満足度97,1%とかなり高い、完全オンライン対応のプログラミングスクールです。
365日朝7時~夜23時まで開講しており、授業やアルバイト、サークルなどで忙しい大学生にもうってつけです。
オーダーメイドコースでは全30種類以上のカリキュラムが学び放題で、取り扱っているプログラミング言語も多いので自分が学びたい分野も必ず見つかるはずです。
さらに、キャリア支援などのサポートも充実しているので安心です。
Code Campの無料カウンセリングでは、自分に合った学習内容やスケジュールについて教えてくれるので、プログラミングについて不安要素がある方はまず相談してみるといいでしょう。
クリップテックアカデミア
料金 | 入学金…約29,800円 1ヶ月…約108,000円 3ヶ月…約264,000円 6ヶ月…約468,000円 |
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特徴 |
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クリップテックアカデミアはプログラミングスクールの中には珍しい、大学生限定のプログラミングスクールです。
「独学では限界を感じる」「興味はあるけれど何から始めたらいいの?」「就活で使える強みを作りたい」といった大学生におすすめ。
現役で活躍すエンジニアから直接学べるので、より実践的なスキルや知識が身につきます。
また就職へのサポートも充実しており、卒業生は書類選考・一次面接免除などが適用される企業もあるので就活もスピーディに。
「少しでも早く内定を獲得したい」「絶対にエンジニア就職したい」といった強い気持ちがある方は登録しておくといいでしょう。
またクリップテックアカデミアには、オンライン上のコミュニティスペースなどが提供されているので、情報共有や人脈を広げられるといったメリットもあります。
大学生向けおすすめの安いプログラミングスクール10選を紹介!
大学生がプログラミングの学習を始める際のポイント5つ
大学生のうちにプログラミングを学習する上では、どんなことを意識すればいいのでしょうか?
ここでは、大学生がプログラミングの学習を始める際のポイントについてご紹介します。
- プログラマーの仕事を理解する
- やりたい言語を決める
- 予算を事前に把握しておく
- すぐに高単価を目指そうとしない
- 諦めないことが大事
➀プログラマーの仕事を理解する
本格的にプログラミングの学習を始める前にまず、「プログラマーとしての仕事とはどんなものなのか」などを理解することが大事です。
一般的にプログラマーとは、プログラミング言語を使って設計書をもとにプログラムに落とし込んでいく仕事をおこなう人を指します。
またプログラミングの知識やスキルを持っていれば、さまざまな仕事への選択肢も広がります。
- ソフトウェア開発者…
ソフトウェア開発者は、プログラミング言語を使用してアプリケーションやシステムの開発を行います。おもにエンタープライズソフトウェア、モバイルアプリ、ウェブアプリ、ゲームなどの開発に携わります。 - データサイエンティスト/データアナリスト…
データサイエンティストやデータアナリストは、データを分析し、洞察を得るためにプログラミングや統計解析技術を使用しながら仕事をします。ほかにも、ビッグデータの処理や機械学習アルゴリズムの開発も行います。 - セキュリティエンジニア…
セキュリティエンジニアは、システムやネットワークのセキュリティを確保するための対策や監視を行います。おもにプログラミングのスキルを使用して脆弱性の診断やセキュリティシステムの開発なども担当します。 - WEBプログラマー…
WEBサイトやECサイト制作などにおいてWEB上でのシステムをつくる - ゲームプログラマー…
おもにSNSやスマートフォンといったゲームのプログラムを作る
「プログラマーになりたい」といってもそれぞれ仕事内容は異なるため、「自分はどんなプログラマーになりたいか」を考えることが重要です。
②やりたい言語を決める
プログラマーの仕事について理解出来たら、次は目標に対してどんな言語が必要なのかややりたい言語について決めましょう。
プログラミング言語には主に以下のものが挙げられます。
- Java(ジャバ)…
Javaはオブジェクト指向プログラミングをサポートする言語で、クロスプラットフォームのアプリケーション開発や大規模システムの構築に広く使用されています。 - JavaScript(ジャバスクリプト)…
JavaScriptはウェブページの動的なコンテンツやインタラクションを作るための言語です。 - Python(パイソン)…
Pythonはシンプルで読みやすい文法が特徴の汎用プログラミング言語です。おもにデータサイエンスや機械学習、Web開発など幅広い用途に利用されています。 - PHP(ピーエイチピー)…
PHPはウェブ開発向けのスクリプト言語であり、動的なウェブページやWebアプリケーションの開発に広く使われています。
上記のほかにもプログラミング言語には、「C++(シープラスプラス)」「Ruby(ルビー)」といったものがあります。
しかし基本的には、Java・JavaScriptといった言語であればどこの企業・業種でも通用し需要度も高いので、はじめて学ぶのなら抑えておくことをおすすめします。
自分が将来関わりたいと思っている仕事や案件などに合わせて学習することが何よりも重要です。
大学生が学ぶべきプログラミング言語!文理系を問わず習得可能な言語はコレ!
③予算を事前に把握しておく
プログラミングをまなぶにあたっては、プログラミングスクールに通うといった方法もあります。
しかしスクールとなると、大学生にとってはかなりの出費になることが予想されます。
おおよそプログラミングスクールでは期間によっても異なりますが、およそ20~90万円が相場だといわれています。
さらに入会金などが別で必要となるケースもあり、初期費用だけでもかなりかかることも。
分割にも対応しているところもありますし、学割などが適用されるところもあるので、サービス内容なども踏まえていくつかのスクールを比較するのがおすすめです。
④すぐに高単価を目指そうとしない
プログラミングはスキルが身につけば、「すぐに高単価案件を任せてもらえる」「すぐに大手に就職できる」と思う方もいるでしょうが、実際はそういうケースは少ないです。
プログラマーとして高単価や結果に結びつけるには、実務経験を積んで徐々に自分のスキルを上げていくことが何よりも大事。
とくに大学生の間では時給換算にすると低いと感じることもあるでしょうが、経験を積むタイミングだと思い地道に進めていくようにしましょう。
⑤諦めないことが大事
最近はエンジニアを目指してプログラミングを勉強する人もたくさんいますが、プログラミングの学習では挫折する人が特に多いといわれています。
とくに「コードを作る際につまずいてしまう」「わからないところが出てきて諦めてしまう」といったことが原因で頓挫してしまうパターンがほとんど。
プログラミングスクールであればすぐに講師に相談できる環境がありますが、それでも自分自身で諦めない心を持つことが何よりも大事です。
「つまずいてもとりあえず作ってみる」「すぐに質問できるようにしておく」「プログラミング学習を習慣にする」など対策を練るようにするといいでしょう。
大学生からプログラミングを始めるのは遅くない!
今回は、大学生のうちにプログラミングを学ぶメリットや学習方法、注意点などについてご紹介してきました。
先にも述べましたが、大学生からプログラミングを学び始めるのは決して遅くありません。
むしろ社会人になってからだと、なかなか学習に割けられる時間もないので、比較的時間が確保しやすい大学生の間に勉強しておくのは英断だといえるでしょう。
また大学生のうちにプログラミングを学んでおけば、「そのまま就活で有利に働く」「プログラミングスクールなどでIT企業を紹介してもらえる」といったメリットもあります。
IT・WEB業界はこれからもどんどん需要が高まっていく業界でもあるため、就職や転職に活かしたいといった人以外にも、副業やフリーランスといった将来の選択肢の幅も広がります。
今回の記事を参考に、ぜひプログラミングの学習に取り組んでみてくださいね。