最近ではオンライン面接をおこなう企業も増えてきていますが、まだ慣れず戸惑ってしまう就活生も多いのではないでしょうか。
元々は対面面接の予定だったのに、急遽オンライン面接に切り替わり対応できないということもありますよね。
今回は、初めてオンライン面接を受ける就活生にも分かりやすく、マナーや注意点、準備すること、コツなどを徹底的に解説します。
オンライン面接をまだ経験していない就活生も、苦手だと感じている就活生もぜひ参考にして、就活を成功させましょう。
オンライン面接とは
オンライン面接とはパソコンやスマートフォンを介して行う面接であり、基本的に対面面接と異なることはありません。
オンライン面接を行うことで、環境さえ整っていれば、遠方の学生でも交通の心配なく面接を受けることが可能であり、企業側もより優秀な人材を見つけることができるため、今後もっと増えていく可能性もあります。
しかし、どうしても画面上だと会話の雰囲気がつかみにくいことがあるので、対面面接よりも意識してコミュニケーションをとることが必要です。
オンライン面接前に準備すること
オンライン面接を行うにあたって、事前に準備することはいくつかあります。
何も準備せずに本番で失敗することがないように、しっかりと確認しておきましょう。
企業から指定されたツールの確認
オンライン面接では企業によって使用ツールが異なります。
事前に面接方法を確認して、指定されているツールのインストールや、動作確認を早めに行いましょう。
ズームやスカイプを使用する企業が多いですが、初めて使用するツールでも困ることがないようにしたいですね。
また、アカウントを持っていない場合は、前もって作ることが必要です。
アカウントを作る際、すでに持っている場合でも、アカウント名や写真が変ではないか、気をつけてください。
アカウント名は企業によって事前に指定されていることもあるので、確認漏れがないようにしましょう。
接続環境が安定した場所を探す
面接の途中で、接続が切れてしまうことがないように、接続環境が安定している場所を探して選びましょう。
基本的に自宅で受ける学生が多いと思いますが、自宅の中でも特に繋がりやすい場所を見つける必要があります。
どうしても自宅で受けることができない場合は、雑音や他の人がうつることがないように、貸し切りのスペースや、個室がある場所で受けることをおすすめします。
説即状況が不安定だと、音声も映像も乱れてしまい、スムーズな面接が行えなくなってしまうので、事前の準備が大切です。
メモやペン、書類を準備する
面接の最後など、その場でメモをとるよう指示されることもあるので、いつでも対応できるように手元にメモや筆記用具を用意しましょう。
もし途中でメモをとる場面があれば、今メモをとってもよろしいでしょうか、と一声かけると良いですね。
また、面接にあたって必要な書類がある場合も忘れず準備が必要なので、持ち物がないかもう一度確認しておきましょう。
背景や明るさなど画面の確認
お互い画面越しの情報が全てですので、画面の確認は大切です。
背景は、できるだけ余計なものがうつらないように、壁の前などシンプルな場所を選びましょう。
背景に部屋の様子がうつってしまう場合は、整理整頓して清潔感を与えることが大事です。
また、部屋の明るさ、カメラの角度も事前に確認しておきましょう。
画面が暗いと、顔がはっきりみえないだけでなく、なんとなく暗いイメージも与えてしまうことがあります。
カメラ角度も、下からうつしている場合、面接官からは見下ろされる印象になるので、あまり良くないでしょう。
カメラと自分の目線は同じ高さになるように、顔が明るく見える場所を選んで面接に挑んでください。
指定された服装を確認
面接直前に、服装が乱れていないか、指定通りの服装ができているか、再度確認しましょう。
スーツの場合でも私服の場合でも清潔感のある服装を意識して整えることが大事です。
また、画面に映らなくても、全身しっかりと着替える必要があります。
全身の身なりを整えることで、自分自身も気合いを入れて面接に臨むことができ、もし面接中に立つようなことがあっても安心して対応することができるので、気を抜かないように気をつけましょう。
通知音を切る
面接中に通知音など、音が鳴る可能性のあるものは全て切っておきましょう。
面接中のマナーモードは基本でので、自宅で受ける場合も忘れずに切り替えが必要です。
また、パソコンで面接をする際にも、パソコンへの通知が面接官に聞こえてしまうことがあるので、全てのアプリケーションの設定を一度把握しておくことをおすすめします。
充電の確認
面接に使用する機器の充電が十分にあるか確認しましょう。
基本的には充電の有無にかかわらず、面接中はコンセントを繋いでおくと安心です。
スマートフォンで受ける場合でも、充電の減りにすぐに対応できるよう、モバイルバッテリーなどを一緒に用意しておくことをおすすめします。
イヤホンを用意する
オンライン面接においてイヤホンは必須ではないですが、イヤホンがあると、よりコミュニケーションがスムーズにとることができるため、便利なことが多いです。
イヤホンがないと、他の雑音が入ってしまうことや、お互いに声が聞き取りにくく、何回も聞き返してしまう、という状況も起こる可能性があるので、少しでも不安がある学生は、イヤホンを準備すると良いでしょう。
面接までに提出物がないか確認
面接日までに履歴書や、体調管理表など、提出物がある企業も多いです。
締め切りを過ぎてしまうと、面接を受けることができなくなることもあるので、事前にしっかり把握して不備がないように気をつけましょう。
オンライン面接中のマナーは?
オンライン面接でのマナーを消化します。
まだ慣れていない就活生も、初めてで分からないことが多く不安な就活生もぜひ参考にして、満足のいくオンライン面接にしましょう。
面接開始時刻の10分前には画面の前に待機
直前の待機で不調に気がつき、面接時間に遅れてしまうことがないように、面接開始時刻の10分前には待機して、接続状況や画面、マイクの調子の最終確認をおこないましょう。
また、指定されたURLに飛ぶことができない、接続トラブルでうまく繋がれない、ということもあるので、余裕を持って待機することで対処に時間を割くことができます。
オンライン面接では何があるか分からないので、常に余裕を持った行動と確認を怠らないようにすることをおすすめします。
企業側からアクセスがきたらしっかりあいさつ
面接官が入室すると面接が始まるので、対面面接と同じようにあいさつを忘れないようにしましょう。
第一印象は大切なので、はきはきと聞き取りやすく、表情にも気をつけましょう。
目線は画面ではなくカメラをみる
面接中、ついつい画面越しの面接官をみてしまうことがあると思いますが、目線は常にカメラを意識して、話すようにしましょう。
カメラ以外の所をみていると、面接官にはどこをみているか分からないため、カンニングペーパーを見ているのではないかと勘違いされてしまうこともあります。
しっかりと誠意を伝えるためにも目線には注意しましょう。
表情や声の高さ、話すスピードに気をつける
対面面接とは違いオンライン面接だと、その人のイメージがわかりにくいです。
その分、笑顔や、声の大きさ、高さを普段よりも意識する必要があります。
オンラインだと聞き取りにくいことも多いため、大きな声で適切な間をあけてゆっくりハキハキと話すようにしましょう。
真顔や低い声で話すと、怖い、暗いという印象を与える可能性もあるので、面接官の話を聞いているときも表情は常に心がけ、明るい雰囲気作りをすると良いでしょう。
姿勢を常に意識する
自宅で面接を受けていると無意識に姿勢が崩れてしまうこともあります。
画面越しの自分もみて、カメラに対する距離や角度、肩までしっかりうつっているか、背筋が伸びているか確認しましょう。
面接官の話を聞いているとどんどん顔が画面に近くなることがあるので、初めと同じ姿勢を保つように注意が必要です。
退出時はあいさつを忘れない
オンライン面接の帯出は、基本的に企業側から切られるのを待ちましょう。
何か指示がない限り、自分からすぐ抜けることは避けてください。
また、退出する際、ありがとうございました、失礼いたします、などのあいさつを忘れずにすることを覚えておくことが大切です。
オンライン面接の注意点は?
初めてのオンライン面接に様々な不安も多いですよね。
オンライン面接ならではの注意点を説明するので、事前にチェックして万全の状態で面接を迎えましょう。
トラブルが起こった時の対処法を調べておく
オンライン面接にはトラブルがつきものです。
途中で面接が切れてしまった、声が全く聞こえない、パソコンの使い方が分からない、など多くのトラブルが起こりうることを前提に、それぞれの対処法をしっかり把握しておくことが大切です。
また、面接を受ける企業の緊急連絡先も事前に確認しておき、いつでも連絡が取れるようにしましょう。
面接の際にトラブルがあったからといって、採用か不採用かに直結するわけではないので、まずは焦ることがないように冷静に迅速な対応をとり、諦めないようにしましょう。
まとめ
今回はオンライン面接のマナーやコツを紹介しました。
マナーや面接内容においては、対面面接と大きく異なることはないので、いつも通りリラックスして臨みましょう。
しかし、オンライン面接ならではの注意することや、準備するものは多いので、事前に把握し、本番で順調に進められるように用意が大切です。
オンライン面接では、画面の情報がとても重要になるので、身だしなみや態度など自分でできる範囲のことを最大限おこない、自信を持って面接に挑みましょう。