就活活動をしていると必ず耳にする「1dayインターン」という言葉。
「1dayインターンってなにするの?」「1dayインターンって行く意味あるのかな…」と疑問に思っている就活生も多いでしょう。
1dayインターンへの参加は業界や企業について知ることができる上、自己理解に繋がります。
1dayインターンについての知識を今のうちに身につけておきましょう。
今回は、1dayインターンの意味や内容について詳しく解説します!
1dayインターンのメリットはたくさんある!
「1dayインターン」は近年の就職活動では当たり前の存在となっています。
実際に多くの企業が1dayインターンを開催しており、学生にとってのメリットも多いです。
では、実際に1dayインターンに参加するとどんなメリットがあるのでしょうか?
1dayインターンに行くと業界研究を深められる
1dayインターンに参加すると、業界や企業をより深く知ることができます。
もちろん志望する業界や企業について、インターネットやパンフレットで知ることは可能です。
しかし、1dayインターンではその先まで知ることができます。
1dayインターンは、開催する企業の本社が会場になる場合がほとんどです。
そして、実際に働く社員さんが案内をしてくれたり、企業について説明してくれたりします。
つまり、インターネット等では分からない、企業の雰囲気や詳しい情報を手に入れることができるのです。
文字での情報だけでなく、雰囲気や社員さんが自分に合うかどうかを確かめることができます。
知りたいことがあれば質問することもできるので、疑問に思うところはどんどん聞いて、業界や企業についての理解を深めましょう。
1dayインターンに行けば同じ業界を目指す学生と繋がれる
1dayインターンに参加すると、自分と同じ業界を目指している仲間に出会えます。
就職活動をしていると同じ業界や企業を志望している学生をライバルと捉えてしまいがちですが、関わりをもつメリットはたくさんあります。
就職活動は情報戦ですので、OBや企業研究をしている学生からの情報はとても貴重です。
お互いが調べた企業について情報共有することで、自分も相手も就職活動を進めやすくすることができます。
また、実際に「お互いの存在が励みになり、最後まで就職活動をやり抜くことができた」といったエピソードも。
もしも「自分の目指す業界が決まっていない…」という場合でも、1dayインターンに参加する意味はあります。
1dayインターンに参加している他の学生の雰囲気や話から「この業界は自分に合っているのだろうか」ということを考えることができるのです。
周りや自分自身を知るために、まずは1dayインターンに参加して近くにいる学生と話してみましょう。
1dayインターンは社員さんとの繋がりをつくれる
1dayインターンに参加すると、気になっている企業の社員さんに会うことができます。
実際に働いている人の話を聞くことで、1dayインターンに参加した企業のイメージはかなり鮮明になるでしょう。
最近では、入社して3年以内の離職が問題視されています。
離職率が高い原因は、学生が企業のことをあまりよく知らずに入社してしまうことにあるのです。
せっかく内定がもらえたのに、すぐに辞めることになってはもったいないですよね。
そんな、「学生と企業のミスマッチ」を防ぐためにも、気になっている企業の社員さんと繋がりを持つことは大切です。
また、1dayインターンに参加した時点で興味がない企業だとしても、社員さんと仲良くなっておく意味はあります。
広く情報収集をすることで「この業界は興味があるな…」「この企業は自分には合わないな…」といった判断がしやすくなるのです。
1dayインターンは気軽に参加できる
1dayインターンは2days以上のインターンに比べて参加しやすいのが特徴です。
1dayインターンの場合、企業は「1dayインターンに来てくれたのだからウチを志望しているに違いない…!」なんて思いません。
お互い「興味」の段階なので、色々な業界や企業の1dayインターンに参加することができます。
また、日数が1日と短いため日程調整もしやすいですよね。
気持ちの面でも日数の面でも気軽に参加できるため、「就活ってなにから始めればいいの…?」という人におすすめです。
1dayインターンにはデメリットもある
1dayインターンにはデメリットもあります。
と言っても筆者は1dayインターンのデメリットをあまり感じていません。
紹介する2つのデメリットが、先ほど紹介してメリットに勝ると思うのであれば1dayインターンに参加する必要はないでしょう。
1dayインターンは基本無給
1dayインターンは基本的に給料が出ません。
インターンと聞くと実際に業務をするイメージがあるかもしれませんが、1dayインターンでは業務には触れません。
また、企業側は1dayインターンを開催するために資料や人件費等を使っています。
企業の利益に貢献するわけではないので、報酬は出なくて当たり前でしょう。
例外で、遠方からの1dayインターン参加者を受け入れるために交通費が支給されることもあります。
気になる方は1dayインターンに参加したい企業の募集要項を確認してみましょう。
1dayインターンは内定に直結しない
1dayインターンは基本的に採用の選考は兼ねていません。
1日だけでは参加した学生をよく知れないため、これも仕方がないです。
しかし、稀に1dayインターンにも選考を兼ねているものもあります。
選考を兼ねている1dayインターンについてはこのあと説明します!
1dayインターンには種類がある!
1dayインターンにはいくつかの種類があります。
企業の概要説明がメインの「企業説明・座談会型」
オフィスを見て回れる「職場見学型」
出された課題の解決に取り組む「プロジェクト・ワーク型」
の大きく3種類です。
種類によって企業側の目的も異なります。
それでは1dayインターンの種類について詳しくみていきましょう!
1dayインターン種類①企業説明・座談会型
1つ目は「企業説明・座談会型」です。
これは、「企業説明会」とほとんど同じ内容と考えて良いでしょう。
社員さんが企業の概要や理念について説明してくれます。
「企業説明・座談会型」の1dayインターンは、「もっと業界や企業について詳しく知りたい!」という就活生におすすめです。
他の学生や社員さんと話す機会は設けられていないことが多いため、情報交換や選考を有利にしたいという場合には向きません。
自分から周りの参加者や社員さんに話しかけられるであれば、人脈づくりをすることも可能です
企業や志望する学生の雰囲気を知ることはできるので、気になる企業の1dayインターンにはぜひ参加してみてください!
1dayインターンの種類②職場見学型
2つ目は「職場見学型」です。
これは、実際に働いている様子を見学することができます。
グループに分かれて社員さんが案内してくれるので、種類①の「企業説明・座談会型」よりも自分が働く姿をイメージしやすいでしょう。
「職場見学型」の1dayインターンは人気で「企業説明・座談会型」よりも枠が少ないため、はやめの申し込みをおすすめします。
こちらも選考を兼ねていることはほとんどないので、あくまでも自分が企業を知るために参加しましょう。
しかし、「1dayインターンに参加した」というエピソードを話せる、企業の具体的なイメージを持てるという点では面接を有利にできます。
興味のある企業のインターン情報は常にチェックしておきましょう。
1dayインターンの種類③プロジェクト・ワーク型
3つ目は「プロジェクト・ワーク型」です。
参加した学生でグループを作り、企業から出された課題を解決したり、議題についてディスカッションしたりします。
「プロジェクト・ワーク型」は2日以上のインターンに多いタイプですが、1dayインターンで実施している企業もあるのです。
課題解決の際にはグループ内で意見やアイデアを出せるのかどうか、グループをまとめることができるのかが問われます。
社員さんがグループにひとりついていて、学生を評価する場合もありますよ。
「プロジェクト・ワーク型」には、ある程度企業についての理解があり自分の能力が見られる前提で参加したほうが良いでしょう。
企業に良い印象を与えられれば選考を有利に進めることができる可能性があるので、興味のある業界で実施している企業があればぜひ応募してみてください!
選考ありの1dayインターンは内定に繋がることがある
1dayインターンにはたいてい定員が設けられていますが、基本は先着順か抽選です。
しかし、きちんと選考を行って参加者を決めるものがあります。
選考を行うインターンは2日以上がほとんどですが、まれに1dayインターンにも選考があるのです。
選考を突破した学生のみが参加できるインターンには採用の選考を兼ねているものが多いのが特徴です。
1dayインターンと内定を結びつけたい!という人は選考のあるものに応募することをおすすめします。
1dayインターンに参加する目的を考えよう
1dayインターンには様々な種類があることがわかりました。
志望する業界や企業が明確でない場合、自分の目的に合わせて参加する1dayインターンを決めるのもひとつの手です。
たくさんの業界や企業の概要を知りたいのであれば「企業説明・座談会型」
実際に自分が働く姿をイメージしたいのであれば「職場見学型」
自分を試したい、評価されたいのであれば「プロジェクト・ワーク型」
ぜひ、たくさんの企業の1dayインターンに参加してみてください!
1dayインターンを開催する企業の目的
1dayインターンは、企業にとっても学生にとっても意味のあるものです。
学生側のメリットは分かりましたが、企業側にはどんな狙いがあるのでしょうか?
1dayインターンを開催する企業の目的を3つ紹介します。
目的①企業の認知度を上げるため
1つ目は、企業の認知度を上げるためです。
特にBtoB企業(法人を顧客としている企業)は普段の生活の中で知る機会が少ないため、就活生に企業の存在を知ってほしいと考えています。
1dayインターンはたくさんの学生が気軽に集まってくれるため、良い人材を迎えるためにも大切なのです。
目的②企業への理解を深めてもらうため
2つ目は、企業について理解してもらうためです。
先ほどお話したように、近年は企業と学生のミスマッチが問題視されています。
新卒採用は、教育も含めて非常にお金のかかることです。
企業側は、学生に長く自分の会社にいてほしいと考えています。
たくさんの学生を集め、正しく自分たちについて知ってもらうために1dayインターンを開催しているのです。
目的③学生と繋がりをもつため
3つ目は、学生と繋がりをもつためです。
学生側が企業の情報や社会人との人脈をほしがっているのと同じで、企業側も学生の情報や繋がりをほしがっています。
優秀な学生や熱意のある学生に興味をもってもらうために1dayインターンを開催しているのです。
1dayインターンで「面白そうな会社だな」と思ってもらえれば、将来的な会社の成長に繋がります。
1dayインターンに参加したあとにやるべきこと
1dayインターンに参加することで志望する業界や企業について知ることができ、自分の目標が分かってきます。
では、志望する企業から内定をもらうには何をすればよいのでしょうか?
ここからは、1dayインターン参加後にやるべきことについてお話します。
2days以上のインターンに参加しよう!
1dayインターンに参加して「もっと企業について知りたい!」「企業に自分をアピールしたい!」と思っている方は、2days以上のインターンに参加してみましょう。
インターンには5日間~のものがあり、期間が長い分得られることも大きいです。
社員さんとの繋がりを深められ、自分の存在を志望する企業にアピールすることができるのです!
実際の業務を体験できるプログラムもあるので、自分に向いている職種かどうか確認することもできます。
内定ルート!長期インターンに参加しよう!
「ここに入りたい!」そう思える企業が見つかれば、長期インターンがないか探してみましょう。
長期インターンを募集している企業であれば、参加を強くおすすめします。
理由は、長期インターンは内定直結型が多いからです。
企業と自分の関係が密接になる上、学生のうちから業務を教わることができます。
1dayインターンは意味がある!積極的に参加しよう!
いかがでしたか?
1dayインターンにはメリットがたくさんあり、参加することは大いに意味があります。
就職活動を少しでも進めたい方は、ぜひ1dayインターンに参加してみてください!