「短期インターンってただの企業の宣伝じゃないの?」
「短期インターンは時間の無駄?無意味なら行かなくていいかな…」
ちょっとまってください。
最近の就活事情を知らないまま過ごしていると、本格的な就活シーズンに入った時に後悔するかもしれません。
短期インターンが全て無意味かというと、答えはNOです。
内容や目的を理解し、自分にとって意味のある短期インターンに参加することが就活を成功させることに繋げましょう。
今回は、短期インターンに参加するメリット、無意味な短期インターンを避け、有意義な時間にするためのポイントを解説します。
- 就活に短期インターンは必要?それともやっぱり無意味?
- 短期インターンは意味がある!就活のカギを握る重要なイベント
- 短期インターンって何するの?
- 意味のあるインターンを見極める方法
- 説明会型・雑用を任される短期インターンはオススメできない
- 長期インターンはより就活に近い!実際に働き内定を目指す
- 意味のある短期インターンを選んで就活を有利に進めよう!
就活に短期インターンは必要?それともやっぱり無意味?
結論からお話すると、就活に短期インターンは必要です。
もちろん参加しなくても第一志望の企業から内定がもらえます。
しかし、多くの就活生は第一志望の面接を受ける以前に、本当の意味で第一志望を決めることができません。
短期インターンは企業に対して自分をアピールする目的もありますが、企業について深く知るという目的もあります。
「企業の実際の雰囲気はよくわからないけど、企業理念や福利厚生で第一志望を決めた」
「もっといろんな業界を見たかったけど、知る機会がなかったので最初から興味のあった業界へ進んだ」
どんな就活スタイルも間違っているわけではありませんが、業界や企業について深く知り、納得して第一志望を決めることが自己実現に繋がるのです。
短期インターンに参加すれば、参加しないよりも絶対に企業のことを知れますし、自分のことも知れます。
短期インターンというチャンスが目の前にあるのなら、参加するべきです。
https://www.your-intern.com/plus/summe-intern/
就活生の8割以上がインターンに参加している!
就活の常識、スタイルは時代の流れとともに少しずつ変化しています。
最近の就活生のほとんどがインターンに参加した経験があることはご存じですか?
就活生の8割以上がインターンに参加しているということは、やはり多くの人が意味やメリットを感じているのですね。
では、短期インターンには具体的にどんな意味があるのでしょうか?
短期インターンは意味がある!就活のカギを握る重要なイベント
ここからは、短期インターンの意味を具体的に解説していきます。
短期インターンに参加する際は、自分で目的を明確にしておくことが重要です。
「短期インターンなんて無意味」と言う人ほど、参加する際に目的意識が足りないため、自分が知るべきこと・得るべきことをスルーしてしまいます。
短期インターンのメリットを理解した上で、自分なりに意味づけをして参加することが「意味のある時間」にするコツなのです。
- 短期インターンは就活の情報収集にぴったり
- 短期インターンを通して自分の考え方や適性を知れる
- 短期インターンへの参加で入社後のミスマッチを防げる
- 短期インターンを通して自分自身が成長できる
短期インターンは就活の情報収集にぴったり
短期インターンは就活の情報収集にピッタリのイベントです。
- 興味のある業界についてもっと知りたい
- 自分の知らない業界も見てみたい
- 企業の特徴や雰囲気を知りたい
など、志望する業界や企業を選ぶ際はたくさんの情報を集める必要がありますよね。
インターネットで簡単に業界や企業のことを知ることができる時代ですが、画像や文章だけでは正しく業界や企業を捉えることができません。
そこで、自分の目で直接、企業の雰囲気や仕事を確かめられる短期インターンに参加するのです。
企業理念や事業内容といった、言葉で表せるものも大切ですが、実際に入社することを考えると
「本当に社員ひとりひとりがこの企業理念に沿った行動をしているのか」
「この会社の雰囲気の中で自分が何年も働けるのか」
など、実際に企業の企画するイベントに足を運ばなければ感じ取れないことが大きな判断基準となります。
志望度が高い企業ほど、「参加しなくても調べたから大丈夫」と考えず、積極的に短期インターンに参加しましょう。
また、情報収集は、縦の繋がり・横の繋がりの2種類から行うことができます。
- 興味のある企業との繋がりがもてる
- 同じ業界を目指す優秀な学生と繋がれる
興味のある企業との繋がりがもてる
短期インターンに参加することで、興味のある企業の社員さんと直接話すことができます。
実際に働いている人の雰囲気を知ることで、かなり入社後のイメージを膨らませられますよね。
また、企業との直接的な繋がりは、今後の就活に役立ちます。
後日OB訪問を行ったり、就活の相談に乗ってもらったりすれば、内定に一歩近づけると思いませんか?
同じ業界を目指す優秀な学生と繋がれる
短期インターンで出会うことができるのは、企業の人だけではありません。
同じ思いをもって参加しているさまざまな学生と関わりをもつことができます。
特に、厳しい選考がある短期インターンには、優秀な学生が集まっているため、参考になるアドバイスをもらえる可能性が高いのです。
就活に対して一生懸命な学生と関われば、良い刺激を受けられるでしょう。
短期インターンを通して自分の考え方や適性を知れる
短期インターンでは、自分の考え方や適性を知る、つまり自己分析をすることができます。
企業によってプログラムはさまざまですが、学生同士でディスカッションをしたり、企画を練ったりすることが多いです。
自分で考える・伝えることで、普段の生活の中ではなかなか気づくことのできない特性(得意・不得意)や、本当にやりたいことを知れる可能性があります。
「自分が本当にやりたいことってなんだろう…」
「なんとなく大企業や人気の業界を見ているけど、本当にそれって正解なのかな…」
就活の時期だから、周りが行動しているからという理由で就活を始めた人は、自己分析がきちんとできていない場合が多いです。
短期インターンは自分の気持ちを見つめ直す良い機会となります。
短期インターンへの参加で入社後のミスマッチを防げる
短期インターンに参加することで、就活よりもっと大切な入社後の納得感や満足感を高めることができます。
人気だから・給料が高いから・内定がもらえたから…といった理由で企業を選んだ場合、就活自体は成功と言えても、その後の長い人生を後悔のあるものにしてしまうかもしれません。
短期インターンに参加し、きちんと企業を理解した上で入社することで、「思っていたのとなんか違う…」「こんなはずじゃなかった」といった入社後のミスマッチを避けましょう。
また、企業についてよく知っておくことで、複数内定が出た場合に判断しやすくなります。
後悔のない就活、後悔のない人生にするためにも、就活で気は抜けません。
短期インターンを通して自分自身が成長できる
短期インターンに参加することによって、自分自身をレベルアップさせることができます。
就活を成功させるためには、3年生の夏の時点での自分のレベル(実績や自己分析の精度など)を冬までに上げる必要がありますよね。
業界や企業について知り、経済について知り、社会人として恥ずかしくないレベルまで上げるために、短期インターンを上手く活用しましょう。
先ほどもお話しましたが、自分の意見をプレゼンしたり、グループをまとめたりするため、自分の考えをまとめて伝える訓練になります。
短期インターンで良い評価を得ることも大切ですが、長期的な目で見ると面接や社会人になってからのための「練習」や「経験」として捉えられるのです。
短期インターンって何するの?
ここまでのお話で、短期インターンの意味・メリットについては分かりましたか?
ここからは、短期インターンの内容について触れていきます。
短期インターンは1日~2週間程度のインターンのこと。
内容は大きく2種類に分けられ、
- 企業説明会・セミナー型インターン
- 課題解決・プロジェクト型インターン
と呼ばれます。
企業のオフィスで開催されることもあれば、合宿のようなスタイルのものもあり、面白い内容の短期インターンを探すだけでも企業の色を知ることができますよ。
企業説明会・セミナー型インターン
企業説明会・セミナー型インターンは、1日のみの開催がほとんどです。
名前の通り、企業についての説明がほとんどで、グループワークは行われません。
「あまり時間は割けないけど、雰囲気だけは確認しておきたい!」という企業であれば、企業説明会・セミナー型インターンに参加しても意味があるでしょう。
しかし、自分の成長や参加する学生と交流する、企業に印象を残すなどの目的は果たせません。
課題解決・プロジェクト型インターン
課題解決・プロジェクト型インターンは、多くの学生がイメージする短期インターンです。
グループで実際に企画をしたり、社員さんに対してプレゼンをしたりするため、自分の実力が分かります。
選考も兼ねてインターンを開催している企業もあるため、興味のある企業の短期インターンでは準備が必要です。
また、インターンの参加資格を得るために選考が設けられていることも多いため、ES(エントリーシート)を書く練習をしておいたほうが良いでしょう。
短期インターンの詳しい内容については、こちらの記事もオススメです。
意味のあるインターンを見極める方法
では、自分にとって意味のあるインターンを見分けるにはどうすれば良いでしょうか?
まずは自分がインターンに対する目的を明確にすることが大切です。
- 業界や企業を知るため
- 色々な人と繋がりたいから
- 早期内定を獲得したいから
やりたいこと、行きたい企業が決まっている人もいれば決まっていない人もいます。
慎重に就活を進めたい人もいれば、直観を信じる人もいますよね。
短期インターン自体に付けられている目的だけではなく、自分がこのインターンで何を得たいのかを決めることで価値を最大化できるのです。
ここでは、自分自身の目的を明確にした上での、短期インターン選びのポイントを紹介します。
- 活動内容が明確なインターンを選ぶ
- 時間やお金がかかっているインターンを選ぶ
- 高倍率・選考回数が多いインターンに挑戦してみる
- 過去のプログラムで学生からの評価が高いものを選ぶ
活動内容が明確なインターンを選ぶ
短期インターンの概要を読んで、プログラムがよく分かるものを選ぶことをオススメします。
企業によっては、「企業のことを知ってもらえればいい」というスタンスで、あまり内容にこだわっていないところも。
無意味な時間を過ごさないために、できるだけ内容の分かる短期インターンに応募しましょう。
選び方にこだわれば、無意味だと感じるインターンにあたることを避けられます。
時間やお金がかかっているインターンを選ぶ
企業がインターンにどれくらい力を入れているかを見ることも大切です。
例えば、宿泊代を負担してくれる・バスツアー形式(旅行会社などに多いです)・海外研修など、企業が時間やお金をかけて開催するインターンは得られるものも大きそうですよね。
企業が採用に力を入れているという証明にもなりますので、新入社員に対する教育が手厚い企業を求めている人は是非チェックしてみてください。
高倍率・選考回数が多いインターンに挑戦してみる
インターンとひとことでいっても、募集人数や内容は企業によって異なります。
もちろん倍率も、学生からの認知度や人気度によって左右され、企業によって大きな差があるのです。
高倍率・選考回数が多いインターンに挑むのは勇気がいることかもしれませんが、良くも悪くも自分の現在のレベルを知るために是非挑戦しましょう。
インターンの選考に落ちたからといって、実際の採用に響くわけではないため、ESや面接練習としても意味があります。
また、先ほどもお話したように、高倍率のインターンほど優秀な学生が集まり、ディスカッションの内容も濃くなるでしょう。
自分の成長のための良い刺激となるため、レベルの高い環境を知ることはとても大切です。
過去のプログラムで学生からの評価が高いものを選ぶ
インターンの開催は、学生がたくさん時間を確保できる夏休みと冬休み、そして春休みに集中しています。
そして、毎年行っている企業がほとんどですので、先輩たちも自分が気になっているインターンを経験した可能性が高いです。
インターネットでは、実際にインターンに参加した先輩の感想が読めることもあるため、積極的にインターンの口コミを取り入れましょう。
ただし、悪い口コミのインターンには参加しないほうが良いとは限りません。
まだインターンの開催回数が浅い企業では、学生からの評価をもとに改善しているところも多いため、興味をもてば参加してみることをオススメします。
無意味なインターンを避ける方法として、インターネットの情報を参考にしてみてください。
説明会型・雑用を任される短期インターンはオススメできない
短期インターンの中には、「わざわざ会場まで出向いて、多くの時間を費やしたのに意味がなかった…」と感じるものもあります。
就活生が無意味だと感じる短期インターンの特徴として
- グループディスカッションを期待していたのに、説明会・セミナー型インターンだった
- 実際の業務を体験できると思っていたのに、アルバイトと大差ない雑用だった
などが挙げられます。
「短期インターンは無意味」と感じている人は、注意深く概要を読む、口コミを見るなどのこだわりが足りない可能性が高いです。
自分の目的に合ったインターンを選ぶことで、無駄な時間を無くしましょう。
長期インターンはより就活に近い!実際に働き内定を目指す
インターンには、短期インターンの他にも長期インターンというものが存在します。
長期インターンは1ヶ月以上企業に所属し、実際に業務をこなすことで適性を知ったりスキルアップしたりするものです。
長期インターンとアルバイトの違いは目的」にある
「長期インターンとアルバイトの違いがよく分からない…」という人もいますよね。
アルバイトの一番の目的は、給料です。
一方で長期インターンは、自分や企業の成長と内定獲得を目的としています。
お給料ももらえるため、社会経験やスキルアップをしたいのであれば、アルバイトの時間を長期インターンにするという手もありますよ。
長期インターンについてはこちらの記事もご覧ください。
意味のある短期インターンを選んで就活を有利に進めよう!
いかがでしたか?
短期インターンを意味のあるものにできるかどうかは、あなたの選び方や意識次第です。
せっかくのチャンスを無駄にしないようにしましょう!