「マーケティングのインターンに興味があるけど、実際どんな仕事内容なの?」
マーケティングに興味があっても具体的な内容についてよく知らない大学生は多いのではないでしょうか。
マーケティングのインターンの募集は非常に多く、どんな企業でも必要とされるスキルと言えます。
商品を売るために必要不可欠な仕事のため、スキルをもっていれば就活にも強くなれます。
今回はそんなマーケティング職インターンの仕事内容についてわかりやすく解説します!
マーケティングとは商品が「売れる仕組み」をつくること
まずは、マーケティングの定義についてわかりやすく解説します。
マーケティングをひとことでまとめてしまうと、商品が「売れる仕組み」をつくることを指します。
「商品」というのは、私たちのイメージよりも幅広い意味で使われています。
説明すると、生産・流通し、お金などで交換できるものは全て「商品」です。
私たちがイメージしやすい、衣類や食品、車、家などはもちろん、郵便宅配やコンサルティング、占いなどのサービス、あらゆる権利や情報はすべて「商品」と言えます。
商品が「売れる仕組み」をつくる一連の流れには、様々な業務があります。
マーケティングの一連の流れをざっくり分けると
- 顧客が求めている商品はなにかを調査
- つくった商品の存在を顧客に宣伝する
- 商品はどのくらい売れたか、宣伝の効果はどうだったかを分析
そして、この流れを何度も繰り返し「売れる商品」にします。
どんな商品でも、調査→宣伝→効果の検証が行われ、顧客がよりほしい!と思うように商品の機能や宣伝の仕方を改善します。
マーケティングのインターンでは、企業に所属して商品が「売れる仕組み」をつくることができるのです。
リアルマーケティングとデジタルマーケティングに分けられる
マーケティングは大きく2種類に分けることができます。
それは「リアルマーケティング」と「デジタルマーケティング」です。
それぞれどのような特徴なのでしょうか?
リアルマーケティングは顧客から直接調査・分析する
リアルマーケティングは、顧客(消費者)が実際に商品やサービスを手にする現場で調査することを指します。
例えば、電動ハブラシを売るとしましょう。
実際に電動歯ブラシを販売している店舗に出向き、どんなお客さんが購入したのか・しなかったのかを調査します。
現場に立ち会うことで、お客さんの特徴だけではなく、なぜ買ったのか・買わなかったのか生の声を聴くこともできるのです。
調査から分かった事実を基に商品の改善や宣伝方法を考えます。
デジタルマーケティングはインターネットで調査・分析する
デジタルマーケティングは、WebサイトやSNS、Eメール、スマートフォンアプリなどインターネットを使うものを指します。
リアルマーケティングとの違いは、顧客の感想から分析するといった感覚的なものではなく、統計データなどの数値を情報とする部分です。
「Webマーケティングという言葉をよく見るけど何が違うの?」という人も多いですよね。
簡単に言うと、Webマーケティングはデジタルマーケティングの一部です。
しかし、「Webマーケティング」という言葉の知名度もあり、多くの企業がデジタルマーケティングとWebマーケティングを同じ意味で使っています。
そして、マーケティングのインターンではWebマーケティングに携わることがほとんど。
リアルマーケティングもWebマーケティングも商品が「売れる仕組み」を考えるということには変わりないので、マーケティングスキルをつければ応用することが可能です。
将来どんな商品を扱う企業に入りたいのか決まっていない方でも、Webマーケティング職のインターンに参加する価値はあります。
ですので、ここからはWebマーケティングの仕事内容を中心に解説します!
Webマーケティング職インターンの仕事内容
ここからはマーケティングのインターンに参加するほとんどの学生が携わるであろう「Webマーケティング」の仕事内容についてより詳しくお話します!
Webマーケティングも、商品が「売れる仕組み」の一連の流れのなかでやるべきことがたくさんあります。
インターンでは、マーケティングの一連の流れ全てに関わった業務をする場合もあれば、一部の業務を任される場合もあります。
企業によってインターン生の業務に違いがありますので、これからマーケティング職のインターンに応募する方は「マーケティングのどの業務に携われるのか」を確認することをおすすめします。
仕事内容①市場調査(マーケティングリサーチ)をする
「市場調査(マーケティングリサーチ)」はマーケティングの最初のステップと言える仕事です。
商品開発の段階で「顧客が求めているもの」、つまりニーズを知るために行います。
モニターが回答したアンケートや行政機関や研究で出ている統計データを基に「顧客が求めているもの」を把握します。
ここでは情報収集や分析をするスキルが必要とされます。
仕事内容②広告宣伝活動をする
顧客のニーズが分かり、商品を開発しても、存在が顧客に知られないと意味がありませんよね。
そこで、広告宣伝活動を行います。
Webマーケティングの広告宣伝活動では、どんな広告や宣伝方法で顧客が商品に興味をもつのかを統計データ等から考えます。
Webマーケティングの場合は
- SEO(検索エンジン最適化)
- リスティング広告
- アフィリエイト広告
- SNS広告
- ソーシャルメディア対策
- メールマーケティング
などの手法があり、それぞれにメリットやデメリットがあるためターゲット層や商品に応じて使い分けます。
また、複数の手法を組み合わせて宣伝活動を行うこともあります。
これらはすべてインターネット上で行う宣伝活動で、インターンでは社員と方針を考えながら自ら宣伝手法を実践します。
仕事内容③効果の検証をする
仕事内容①,②で行った活動が実際に売り上げに結びついていたのか検証する業務です。
調査や宣伝など、マーケティングの活動にどのくらいの費用がかかったのか、活動によってどのくらいの売り上げになったのかを出します。
これを「費用対効果」といいます。
また、「どのくらい認知度が上がったのか」「これからどのくらい顧客が増えそうか」を出すことで長期的に商品が売れるようにします。
これらのマーケティング活動を繰り返すことで、どんどん商品が売れるようになっていきます。
マーケティング職インターンで得られるスキル
先ほど紹介したマーケティングの仕事を通して、どんなスキルがつくのでしょうか?
わかりやすくまとめると
- 情報収集ができるようになる
- データの処理や分析ができるようになる
- 仮説を立てて検証する力がつく
- 購買行動について詳しくなれる
- 社会の動きを常に考えられるようになる
- ITやWeb分野に強くなる
といったスキルがつきます。
どのスキルも学生のうちに身に付けておけば、就活で有利になるでしょう。
Webマーケティングのインターンでついた力は社会に出たときに役に立つものばかりなのです。
マーケティングの長期インターンに参加するメリット
マーケティングは本や講義でも学ぶことができますが、インターンに参加するからこそ得られることがさんあります。
ここではインターンでマーケティングを学ぶメリットを紹介します。
長期インターンへの参加を考えている人は是非参考にしてください!
実際の事業に携わることができる
マーケティング職のインターンに参加する一番のメリットは、実際にマーケティングをができることです。
本や大学の講義でわかったつもりになっても、「マーケティングができる」とは言えません。
マーケティングは世の中と密接しており、実際に商品を売りながら世の中にアンテナを張っていかなければなりません。
実際の商品を実際に売ることで、本当の「マーケティング力」をつけることができます。
これはどんな商品、どんな企業でも活かすことができるため、学生のうちから経験しておくことで他の学生よりも一足早く社会に通用する人間に近づくのです。
もちろん就活に強くなれるので、興味があるなら是非挑戦してみてください。
目指す業界の社会人や学生と出会える
実際に企業に所属するため、興味のある業界の社会人や学生とで出会うことができます。
マーケティングについてのアドバイスを聞く、就活やその先のキャリアについての相談をしあうことができます。
情報交換や既にマーケティング力のある人からの助言を聞ければ、ひとりで学ぶよりも効率よくスキルを高めることができますよね。
また、マーケティングに関すること以外にも刺激を受けられる環境なので、人間力を上げることもできます。
長期インターンは学生が成長する環境が整っている場所と言えるので、すぐに就活しない人でも参加することには価値があります。
マーケティングのインターンに挑戦してみよう!
いかがでしたか?
学生のうちにインターンで経験できるマーケティングは、幅広い職業で応用ができるスキルです。
また、長期インターンへの参加はスキル面以外でも成長できる場面がたくさんあります。
学年の関係ないインターンも多いので、あなたも参加してみてはいかがでしょうか?