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介護職のインターン内容!参加した学生の多くがイメージとのギャップに驚いた!?

介護 インターン 内容 アイキャッチ

家族の中にはシニア世代が、福祉・介護施設に通っているということから面会で、「介護施設」に訪れることが度々他遭ったという学生もいるでしょう。

そこで仕事をしている介護士の仕事をする姿を見て「自分も介護士になりたい」という、高い志を抱いた学生も多くないのではないでしょうか?

しかし、「介護」に対するイメージは

  • 体力的にも精神的もきつい仕事。
  • 給与水準が低くて、辞めていく人が多い。

そんなマイナスのイメージが強い「介護」ですが、「介護士」を志す学生が、介護施設で行われたインターンに参加した結果、イメージとのギャップに驚いたと言います。

そこで今回は、介護のインターン内容と、実際にインターンに参加された学生の声をご紹介します。

これを読んだとき、「介護」に対するイメージが、大きく変わると幸いです。

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介護職のインターンの内容

ここでは、「介護」のインターン内容と参加する時の志について解説します。

介護職のインターンプログラム:1例

「介護」のインターンは、実際に福祉・介護施設に赴いて行われます。

以下は、介護のインターンのプログラム内容です。

時刻プログラム体験内容
10:00集合・オリエンテーションタイムスケジュールの確認
10:30施設見学各部屋の県家具・説明
11:00職場体験利用者との対面
12:00休憩昼食・休憩
13:00クラブ準備・活動補助レクリエーションの準備
14:45片付け
15:00交流会・振り返りインターンの振り返り・質疑応答

先輩職員との交流・意見交換会

インターン参加レポート記入・提出

16:00インターン終了

介護のインターンは、訪れる施設によって体験内容が異なりますが、基本形は上記プログラム1例に添って行われます。

インターンの期間も1dayのものが多く、長くても2~3日間、最長のもので2週間前後インターンを開催するところもあります。

【介護インターン対象施設】

  • 高齢分野に属する施設・サービス
  • 児童分野に属する施設・サービス
  • 障がい者・障がい児分野に属する施設・サービス

の上記3分野・サービスを行っている施設を中心に職業体験を行っていきます。

また近年は「新型コロナウイルス」の感染防止対策の一環で、ZoomやSkype等を用いて行われる「オンライン形式」のインターンを行うところが増えています。

インターンに参加する時の心得

以下は介護のインターンに参加する時の心得です。

【インターン参加の心得】

  • 介護施設インターンは「利用者の生活第一」で進んでいく
  • 職員からの指示・ルールは絶対かつ施設独自のルールに準ずる
  • 身だしなみ、交流のマナーは最重要
  • 社会人としてのマナーも求められる

心得①介護施設インターンは「利用者の生活第一」で進んでいく

福祉・介護施設で行われるインターンに参加する際は、「施設利用者の生活がそこにある」ことを第一考えて挑むことです。

利用者1人1人に、そこでの暮らし方、生活リズム・ペースがあります。

安易な気持ちで利用者の生活領域に土足で踏み入ることは、不作法です。

また、福祉・介護施設は利用者の「自立」を促進するために、個々人に支援計画を作成しています。その計画に基づいて支援サービスを提供しています。

インターン開催は、利用者の生活、職員の業務の妨げにならない範囲で実施されます。

心得②職員からの指示・ルールは絶対かつ施設独自のルールに準ずる

インターン参加に伴う総則や指示に従うことです。

当日の詳しい総則や指示に関しては、オリエンテーションの時に説明されますので、しっかりメモを取りましょう。

その中でも、「施設利用者とのコミュニケーション」が、介護インターン参加中は多くなります。利用者と親しくなるのは構いませんが、声掛けは「公平」に行うことです。

利用者が一堂に会する活動の時は、1人に絞らず、全員に声掛けをしていきましょう。

また、職員からの指示、仕事のお願いをされた時は、内容を復唱して確認を取って返事をしましょう。

心得③身だしなみ、交流のマナーは最重要

3つ目は「身だしなみ」と、交流時の「マナー」です。

参加する時は、安全性を考慮してピアスや指輪などは外し、長い髪は1本にまとめるなど「清潔第一」でいましょう。

またインターン参加中はスマホや外部との連絡、必要以上の私語は慎みましょう。

心得④社会人としてのマナーも求められる

インターン参加中は、「報連相」を忘れないことです。

  • 報告:職員からお願いされた仕事を終えたら、必ず報告すること。
  • 連絡:利用者から何かお願いをされた時は、職員に連絡して指示を仰ぐこと。
  • 相談:インターン中に感じた疑問・不安は、自己判断せず、職員に相談し、確認を得てから行動に移すこと。

またインターン中、体調が悪くなったら無理せず、近くにいる職員に連絡しましょう。

福祉・介護職のインターンに参加する学生の傾向

ここでは、実際に介護のインターンに参加した学生の声、インターン参加前に抱いている介護のイメージについて解説します

学生が抱く介護職のイメージ

インターン参加前に抱く介護に対するイメージは、冒頭で述べたものを含めて

  • 体力的かつ精神的にきつい仕事
  • 休暇が取りにくい
  • 離職率が通年を通して高い

などの「マイナス」イメージが、非常に強い傾向にあります。

なぜこうまでも「マイナス」イメージが定着してしまったのかとは、「介護」の苦悩・苦労ばかりが目に留まりがちだからです

その結果、苦手意識が芽生え、遠巻きに「介護=苦労が絶えない仕事」などのイメージが定着したと考えられます。

参加目的

実際に介護インターンに参加される学生は、「何を目的・理由」を持って参加しているのかをご紹介します。

【参加目的】

  • 業界研究の一環
  • 仕事・業務内容に興味があったから
  • 志望する業界が「福祉・介護」の世界だったから

などの目的・理由を持って参加しています。

そして、実際に参加した学生の多くがイメージとのギャップに驚いています。

参加者の中には

『インターンを通して、実際に業務を体験していくと同時に、施設利用者との交流が欠かせない「介護」の世界は、人と接する機会が多い接客・サービス業以上に濃い時間を過ごした』

という感想を述べている学生もいます。

また、参加する学生の多くが、インターン内容で期待しているものをまとめると以下のようになります。

【インターンに期待していること】

  • 福祉・介護業界に対する理解
  • 仕事・業務内容の理解
  • 社風を知りたい
  • 学校で得た知識・スキルをインターンの場で試してみたい

実際に参加した学生の声

ここからは、実際に介護インターンに参加された学生の声です。

『高齢者施設のインターンに参加しました』

私は今回、高齢者施設の1dayインターンに参加しました。

参加前は「介護=苦労することが多々ある」というネガティブなイメージがあって、前日まですごく不安でした。

ですが、実際に介護の仕事を体験して、イメージと現実とのギャップに驚きました。

個人プレイで、職場雰囲気をいいものへとしていくというより、チーム全体でいい雰囲気にしていこうという「団結力」があっていいなと思いました。

また私は、福祉・介護関連の資格を持っていないこともあって、できることに限りがありましたが、利用者の1人から「それでもいいんだよ」と、野菜お言葉を頂きました。

できないことを無理にやって利用者を怖がらせるよりも、できることを最大限活かしてケアしていくことと職員さんからも言ってもらえました。

今回のインターンを通して、得られるものがあまりにも大きく、目標に向けてもっと力を付けていこうと思いました。

――大学3年生・男性

『訪問介護のインターンに参加しました』

私は、今回デイサービスや特別養護老人ホーム、訪問介護サービスなどを行っている福祉施設のインターンに参加しました。

目的は、看護と介護、それぞれの現場での立ち回り方や現場雰囲気の違いを知りたいと思って参加しました。

看護と介護の違いは、利用者と患者との「距離感」でした。

看護の仕事では、医師の補完という立場から患者を診ますが、介護の仕事は、表立って利用者のお世話を進めていきます。

加えて、他組織・他企業の方とも連携を組んで、仕事をしていく必要があると感じました。

また利用者と接するときは、「過去の経験やノウハウに頼るのではなく、その人にとってより良いものになるのか、見て支援する」ということを学びました。

経験に則って行う支援よりも、その人に寄り添った支援を行うことが、介護職には求められていることを、現場に入って実感しました。

――大学3年生・女性

介護業界で求められる人材

最後は介護業界に適性がある方の特徴です。

ホスピタリティ

業界で求める人材の特徴は「相手に寄り添うホスピタリティ」を持ち合わせていることです。

人間誰でも歳を重ねれば、平然とできていたことができなくなります。

介護の現場では、そんな方々の気持ちに寄り添ってサポートできる姿勢が求められます。

また高齢者ともなれば、その日の気分や小さな変化に敏感です。

主観だけで物事を考えず、相手を第一に思って行動ができるホスピタリティある人材を求めています。

元気が取りえ

介護の現場では、「利用者の生活を第一」に考えています。

利用者に心地いい雰囲気で生活を送ってもらうためにも、「活気あふれる元気な方」に入ってきてもらいたいと思っています。

介護・支援する相手は「高齢者」と接する機会が多く、大きな声を張って話すことが日常茶飯事です。

加えて認知症の方や寝たきりの方を介護するときもあります。

意思疎通が難しくて、こちらの言うことを聞いてくれないことに腹を立てていては、精神的にきついだけです。

相手を元気づけるためにも、まずは自分が元気でいることです。その元気が伝播して施設の雰囲気を活気溢れるものへとします。

体力に自信がある

介護の現場では、日中のみならず、早朝深夜など不規則な勤務時間の中仕事をしていくので、体力に自信がある方が求められます。

実際に、身体が不自由な方を支援する場合、入浴のサポート、寝返りのサポートなど、相手の体を持ち上げて支えられるだけの体力が求められます。

気配りができる人

介護の現場では、利用者だけに気配りをするのではなく、その家族にも気配りができることが求められます。

確かに現場では、利用者に寄り添った介護サポートを行うのが当然です。

しかし、家族の視点から見れば、赤の他人に身内の世話をしてもらうことに不安を抱く方もいます。

そんな不安を拭うためにも、利用者とその家族が安心して介護サービスを受けてもらえるよう、状況に応じてコミュニケーションを図ることが、現場では求められます。

まとめ

介護のインターン内容と、実際にインターンに参加された学生の声をご紹介しました。

インターン参加以前は多くの学生が、「介護業界」に対するネガティブなイメージを抱く中で、実際にインターン参加後はイメージとのギャップに驚いている学生が大半を占めています。

インターンに参加した学生の中には、無資格でできる子が限られていることに不安と心配を抱いている方もいますが、「利用者」にとって自分ができることを最大限行うことこそが、介護の現場で求められていることではないでしょうか。

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