就活前にほとんどの学生が参加するインターンシップですが、はじめて参加する場合、どうやってインターン先の企業を探せばよいか分かりませんよね。
今回はインターンシップ初心者の人に向けて、就活にも役立つ賢いインターン先の探し方を詳しくご紹介します。
自分に合った企業を探して充実したインターンシップ生活を送りましょう。
これからインターンシップに参加しようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
大学生必見!長期インターンシップの探し方7選
初めて長期インターンシップを探す時、どこから調べたら興味のある業界のインターンがン見つかるのか、検討がつかない方も多いですよね。
大学生が長期インターンシップを探す時には、下記の探し方を参考にしてみてください。
- 実際に参加している先輩から紹介を受ける
- インターンシップの求人サイトを見てみる
- 気になる業界のベンチャー企業の公式サイトから申し込む
- 大学のインターンシップイベントを利用する
- インスタやTikTOkの企業アカウントを見てみる
- 短期インターンから長期インターンへの移行を試みる
- 就活イベントに参加して応募する
以下で詳しく解説していきます。
実際に参加している先輩から紹介を受ける
大学生向けの長期インターンを探す時には、実際に身の回りで長期インターンに参加している先輩から紹介を受ける方法があります。
学年が上がっていくにつれ、先輩も就活のことを視野に入れてインターンに参加している人もいますから、何らかの有益な情報を手に入れられる可能性があります。
万が一インターン先で求人を募集していた場合、先輩の紹介で選考を受けられる可能性もあります。
また実際に先輩のインターン先の様子を、経験を伴った感想を聞けるので、イメージもつかみやすくなります。
注意!投資系のコミュニティの紹介は避ける
実際にあった話ですが、大学の先輩にインターン先を紹介してほしいと依頼したところ、投資系のコミュニティに招待された学生もいます。
大学によっては、学内で投資の情報商材関連の詐欺が流行っていることもあります。
先輩に紹介を受ける時は、信頼できる人に依頼しましょう。
インターンシップの求人サイトを見てみる
一番オーソドックスな方法として、インターンの求人サイトを見てみるのもいいでしょう。
インターンの求人サイトは、様々な企業が大学生に対してどんなことを求めているのか、実際に働くときの条件が詳細に記載されています。
求人サイトから応募すると、企業とのやりとりもスムーズに進みます。
また様々な企業の求人を、条件を変えて自由に検索できるので、求人の比較も可能です。
インターンの情報も常に発信しているので、初めて長期インターンを探すならぜひ活用してみてください。
気になる業界のベンチャー企業の公式サイトから申し込む
長期インターンを探す時には、気になる業界のベンチャー企業の公式サイトから申し込む方法もあります。
長期インターンは大手企業でも募集しているものの、競争率が高いことからインターンの内定をもらうまでに何回も面接を重ねる必要があります。
ベンチャー企業の場合、企業の公式サイト上から募集していることもあり、内定をもらうまでの期間が長いケースも多いです。
公式サイトからだと、企業理念や事業内容も把握しやすいので、共感できる企業にダイレクトにアプローチできます。
大学のインターンシップイベントを利用する
大学によってはインターンを推奨しているところもあります。
進路指導センターが主催で、インターンシップの紹介を実施しているところもあります。
大学が紹介しているインターンであれば安全ですし、ひとまず長期インターンに触れてみたい学生さんにとっては、とりかかりやすいでしょう。
ただし開催していないところもあるので、一度大学側に問い合わせてみることをおすすめします。
インスタやTikTokの企業アカウントを見てみる
最近では企業もSNSの運用に力を入れており、InstagramやTiktokを活用して、インターン生を募集しているところもあります。
実際にインフルエンサーの個人事務所でも、コンテンツ編集のインターンを募集しているなど、インフルエンサーマーケティングの最先端に触れられるいい機会です。
企業アカウントをフォローしてみたり、関連アカウントを探してみましょう。
投稿内容の中には、実際にインターンとして活躍している人の投稿や、会社のイベントの投稿も見られます。
求人の紹介文だけではわからない部分を重視したいなら、是非企業のSNSアカウントからの応募も検討してみてください。
短期インターンから長期インターンへの移行を試みる
大手企業や有名企業の中には、夏季・冬季の短期インターンを募集し、優秀な学生をそのまま長期インターンとして事業に参加させてくれるところもあります。
短期インターンで採用担当の目に留まる動きを見せれば、後日案内が届く可能性もあります。
短期インターンのカリキュラム内容や、事業内容を把握してから参加できるので、ミスマッチの少ない方法の一つといえます。
就活イベントに参加して応募する
リクルートやマイナビの主催している就活イベントに参加して、長期インターンの受け入れ先を探す方法もあります。
就活イベントでは様々な企業が出展して、企業説明や会社説明会への参加を募集します。
中には会社説明会目的だけではなく、長期インターン選考会の案内を兼ねているところもあります。
公式サイトでは募集せず、説明会のみの情報発信になることもありますから、就活の情報収集目的以外にも参加しておいて損はありません。
実際のインターン生に聞いた!インターンの探し方・決め方とは
「インターンの探し方や決め方といっても、一般的な話じゃないの?」
「実際に働いているインターン生はどうやって求人を決めているんだろう」
と疑問に感じる学生さんも多いはず。
そこで以下では、実際にユアターンと提携している企業で働いている学生さんたちに、長期インターンの探し方や決め方・選んだ基準を調査しました。
インターンの探し方や選び方の参考にしてみてください。
Q1.長期インターンをどうやって探しましたか?
- wedo合同会社:サイト経由
- 株式会社オスティアリーズ:サイト経由
- 株式会社デジタルトレンズ:サイト経由
- 株式会社BELLOWL:サイト経由
上記の企業様のインターン生に回答いただいたところ、すべての企業のインターン生がサイト経由と回答しました。
インターンを始めるきっかけとして、インターン求人サイトから応募する学生が多いことがわかりますね。
Q2.長期インターンを選んだ基準はなんですか?
今のインターン先に決めた大きな要因としては、インターン生に一事業を任せていただけるということが大きいかと思います。社会経験の少ない、何か特別なスキルを持っているわけでもない学生に会社の一事業を任せることはあらゆる面から簡単なことではないと思います。それにも関わらず、インターン生に対して一メンバーとして接してくださる・扱ってくださることで有意義な経験をできていると感じております。
コロナ禍で大学に行くことも少なくなり、時間があることが多かったため、この時間を有効活用できないかと思い長期インターンに応募しました。また、営業という分野を選んだのも実際に社会人の方々と触れる機会が増え、ビジネスマナーやコミュニケーション能力を効率よく学ぶことができると考えたためです。
裁量権があると求人を見て伝わったのと、面接で頑張ればポジションをもらえるという話をいただいたためです。
将来企画職に携わりたく、企画運営の業務ができる企業を探していました。その中でも大学生扱いをされず、かつ社会に大きなインパクトを与えている今のインターン先を選びました。
長期インターンを選んだ基準は各々異なりましたが、いずれも「将来どうなりたいか」を基準にとらえてインターン先を選んでいることが分かります。
Q3. 実際に入ってみてどんな経験が得られましたか?
理想の働き方とは何か、自分のタスクに伴う責任とは等普段の学生生活では気付くことのできない気付きがありました。また、0から1を生み出すという一生の中でなかなか経験することのできない経験をさせていただけているのは大変有難いことだと感じています。スキル面では、入社当初に担当していた動画編集のスキル(adobe)、現在担当している企画、マネジメントのスキルなど幅広くさまざまなスキルを身に付けることができました。身に付けたと言っても不十分なところ・至らないところもまだまだあるかと思いますので、スキルの質を高められるように精進していきたいと思います。
一言で表すと社会人スキルが身につきました。
基本的なビジネスマナーやマーケティング力、企業アプローチ~商談を経験することで行動力や好印象を持たせるコミュニケーション能力が学べています。
コミュニケーション能力はこれからの就職活動に重要な要素と考えているので、この長期インターンをプレ就職と考え、真剣に行動することで、同世代より一歩進んだ社会人スキルを磨きたいと思ってます。
チームを責任をもって動かす経験、SEO対策やメディア運営のスキル、営業スキル、論理的思考、ビジネスマナーなどのスキルが得られました。
構造化力と分析力です。固定概念に縛られず人の行動背景について分析をしたり、事業において構造化思考を行いながら施策を生み出したりします。リサーチ業務や企画業務を行うことでこれらのスキルが身につきました。
実際に社会人と一緒に働いているインターン生の回答を見てみると、業務をこなす上で学生としてではなく対等に接してもらうことで、通常の学生生活では得られない経験を積めている学生が多いです。
ガクチカとしてだけではなく、卒業後に社会に出る時に役立つスキルを他の学生よりも一足先に得られるメリットは大きいですね。
長期インターンを探す時の9つの絞り込み方
長期インターンを探す窓口が分かっても、自分に合うあるいは興味のある長期インターンを探すまでに落としこむのは難しいですよね。
そこで様々な角度から、長期インターンを詳細に探すことが重要です。
多角的に長期インターンを詳細に探す時のポイントは、以下の通りです。
- 興味のある業界か
- 持っているスキルを活かせる職種か
- 興味のある仕事内容か
- 給料は希望している金額か
- 働くオフィス環境は理想的か
- 自宅から通いやすいところにあるか
- 業界内での立ち位置・ネームバリューは十分か
- インターンとしての業務内容は希望通りか
- 入れるシフトは希望通りか
以下で詳しく解説していきます。
興味のある業界か
条件にあった長期インターンを探すときには、興味のある業界かを詳細に絞り込んで探してみることをおすすめします。
ひとまず考えてみて、どんな業界で働いてみたいかを考えてみましょう。
広告業界やIT業界、なんとなくでも興味を持てる業界があるはずです。
気になる業界で検索をかけて、片っ端からリストアップしてみると、さらに興味を引く企業のインターンが見つかるでしょう。
長期インターンの募集の多い業界は?
一般的に大学生向けの長期インターンの募集の多い業界は、以下の通りです。
- 広告・マスコミ業界
- コンサルティング業界
- マーケティング業界
- IT業界
いずれも近年拡大を続けている業界ばかりです。
興味のある業界が絞りこめない学生さんは、参考にしてみてください。
持っているスキルを活かせる職種か
長期インターンを詳細に探す時には、持っているスキルを活かせる職種に絞ってみることをおすすめします。
例えば普段からプログラミングに触れている学生であれば、IT業界のインターンが実力を発揮できる可能性があります。
勉強以外のスキルでも、コミュニケーション能力に自信があるなら、コンサルや提案関連のインターンでより実力を磨けるでしょう。
自分の長所をより活かす軸で探してみると、希望通りの長期インターンの経験が積めるでしょう。
興味のある仕事内容か
単純に興味のある仕事内容かも、長期インターンを絞り込んで探す時には必要です。
まったく興味のない仕事内容なのに、ガクチカのためだけに参加していても長続きしません。
長期インターンは一般的に2~3か月以上かけて参加することが多いです。
結果的に短期でやめてしまっては、身に着けられる経験も身につきません。
どんな仕事を体験してみたいかも自分で落としこんでみることをおすすめします。
給料は希望している金額か
長期インターンを始める時は、給料が希望している金額かも考えて、探してみましょう。
みなさんもご存じの通り、長期インターンでは時給が発生します。
アルバイトの時間を減らして参加する場合、それに見合った金額が受け取れないと生活で不便を感じるかもしれません。
ただし長期インターンで高額な給与を求めすぎてしまうと、かえって検索でヒットする求人が少なくなってしまう可能性があるので要注意です。
最低時給を超えている範囲から検索を始めてみるのをおすすめします。
働くオフィス環境は理想的か
せっかく長期インターンを始めるのであれば、働く場所も指定して探してみるのもいいでしょう。
求人を出している企業は、自社でビルを持っていたり、ビル内で場所を借りて営業していることもあります。
中には主要駅近くのランドマークタワーにオフィスを構えていることもあります。
モチベーションを上げるためにも、気に入った環境で働けるかを詳細に決めて探してみることも視野に入れてみてください。
自宅から通いやすいところにあるか
長期インターンを探す時には、自宅から通いやすいところにあるかも重要です。
週に何回か出勤することになるため、大学に通学するときと同じ頻度で出社することもあるでしょう。
オフィスまでの通勤時間が長いと、継続して参加するのが面倒くさくなってしまいます。
可能であれば一本で行ける距離、乗り換えは最低1回までの範囲で探してみることをすすめます。
主要駅の中でも、特に長期インターンの募集が多いエリアは以下の通りです。
- 新宿
- 渋谷
- 六本木(港区)
業界内での立ち位置・ネームバリューは十分か
ガクチカに書くことを目的に長期インターンを探すなら、志望業界内での立ち位置・ネームバリューは十分かもチェックしておきましょう。
就活の面接で長期インターンをしていたことを伝える際、全く関係のない業界よりも、その企業と取引のある企業や業界内で名前の知れている企業の方が印象がいいですよね。
ガクチカとして長期インターンを自分のブランディングとして活用したい方は、業界マップや各企業の関連性を調べてから、応募先を選定しましょう。
インターンとしての業務内容は希望通りか
長期インターンを探す時には、インターンとしての業務内容はイメージ通りかも考慮しておきましょう。
インターンとして働く際、実際に事業に参画するのと、ただ雑用をするのでは得られる経験値も大きく異なります。
労働力として見られているのか、あるいは成長できる環境を与えてもらえるのかを判断して、参加する企業を選定しましょう。
注意!最初から事業に本格的に携われることはない
「最初から本格的に事業を動かしたい」と考える学生は多いですが、基本長期インターンで最初から事業に本格的に携われることはありません。
業務の基本的なことを身に着けてから、事業に参画しても問題ないかの判断を経て、段階的にステップアップしていきます。
最初からビッグなことに携われると思い参加し、ギャップに幻滅してしまう学生さんは多いです。
しかし企業側も事業経営を考える必要がありますから、求められるレベルに達するまで堅実に業務をこなすことをおすすめします。
入れるシフトは希望通りか
長期インターンはシフト制ですから、希望しているシフトで入れるかも考慮に入れておきましょう。
長期インターンを募集している企業の求人には、最低勤務日数の欄が設けられています。
バイトや学業との兼ね合いも必要でしょうから、シフトの条件があっているかもチェックしておきましょう。
長期インターン探しで後悔しないための事前準備
長期インターンについて調べていると、最初に当たった企業との相性が悪く、後悔した体験談も散見されます。
「徹底して探したいけど、もしも探し方を間違えたらどうしよう…」と考える方も多いですよね。
大学生が長期インターン探しで後悔しないためには、インターン参加前の事前準備も必要です。
みなさんが長期インターンを探す時にすべき事前準備は、以下の通りです。
- やりたいこと・得意なことを洗い出す
- 長期インターンの目標を決める
- 基本的な事務スキルを身に着けておく
- 履修内容の整理
以下で詳しく解説していきます。
やりたいこと・得意なことを洗い出す
長期インターン探しで後悔しないためには、やりたいこと・得意なことを洗い出してみましょう。
インターンの参加をするにあたり、やりたいことや得意なことが明確になっていないと、ただ無駄に時間を過ごすことになります。
周囲から褒められた経験のあるスキルや、将来自分が仕事にしてみたいことを書き出して、出来ることをリストアップしてみましょう。
長期インターンの目標を決める
長期インターン探しで失敗しないためには、長期インターンの目標を決めてみましょう。
インターンとして企業で働くことを通して、何を成し遂げたいのか、曖昧でもいいのでゴール設定をしてみてください。
例えば企業で広告運用のスキルを学んで、業界で通用するスキルを身に着けたいでも構いません。
ひとつでも目的が見つかると、それに向かってどんな行動をとればいいのかが明確になります。
基本的な事務スキルを身に着けておく
長期インターンを始める前には、基本的な事務スキルを身に着けておくことをおすすめします。
一般的に使用しているマイクロソフトオフィスのツールは勿論のこと、Googleのスプレッドシートも覚えておくといいでしょう。
実際、長期インターンを始めた時に事務スキルが身についておらず、最初の段階で挫折してしまうこともあります。
事務スキルは大学の課題でも活かせますから、自宅である程度スキルを身に着けておくと不要な挫折を防げます。
履修内容の整理
長期インターンを始めるときには、履修内容の整理もしておきましょう。
不用意に空きコマを作って無駄な時間を過ごしてしまうと、インターンに参加できる時間を捻出しづらくなります。
またテスト期間も考慮しておかないと、勉強時間の効率も悪くなってしまいます。
単位を落とすのはもってのほかですから、計画的に無理のない履修登録を心がけましょう。
企業によっては「インターン選考」がある!
インターンは誰でも無制限に参加できるというわけではありません。
とくに就活生から人気のある企業や業界の場合、インターンでも就活同様、「インターン選考」があるため事前のチェックが必要となります。
インターン選考のタイミング
インターン選考のタイミングは厳密にいうと企業によって異なりますので、基本的には希望企業の募集要項をチェックしておくのが一番です。
一般的には、大学生が参加しやすい夏季休暇や冬期休暇などのタイミングが多い傾向にあり、募集自体はそれよりも1ヶ月程度早い時期だとされています。
したがって、例えば夏のインターンに参加したいなら5月や6月あたりにはもう募集を始めているため、春ごろからある程度の目星をつけておくといいでしょう。
インターン選考の方法
人気企業をはじめ、応募が殺到した企業では選考が設けられているケースが多いです。
インターンもまた書類選考や面接などが行われ、場合によっては動画での選考などが実施されることもあります。
よく質問されるのは、「志望動機」「自己PR」「インターンで何を学びたいと考えているのか」が多く、それぞれきちんと答えられるよう準備するようにしましょう。
インターンを探す際の注意点5つ
インターンを探す際はむやみに探しても見つけられません。
ここでは、インターンを探す際に注意すべき点についていくつかご紹介します。
- 極端に選択肢を狭めすぎない
- 目的意識をもって探す
- 知名度の高さだけで判断しない
- 選考の有無を確認する
- インターンの実施期間と場所は必ずチェックする
➀極端に選択肢を狭めすぎない
インターン先を見つけるにあたって、始めから極端に選択肢を狭めすぎてしまうとなかなか見つからないので注意が必要です。
そもそもインターンの目的とは、業界や企業、仕事などについての理解を深めることにあります。
そのまま選考につながるケースもなくはありませんが、せっかく業界研究をするのであればなるべく視野を広げた方が絶対にいいです。
思わぬ自分に合った仕事が見つかる可能性もありますし、希望していた仕事でもミスマッチというのはよくあります。
興味のある分野がいろいろある方はとくに、短期インターンなどをたくさん経験しておくと就活の際にも役立つでしょう。
②目的意識をもって探す
「なんとなくみんなやっているから」といった軽い気持ちでインターンを探すと、いざ就活になってもアピールとして語れる部分が少なくなってしまうので要注意です。
「インターンシップでどんな経験を積みたいのか」「何を得たいのか」「アルバイトよりもインターンシップを優先する理由」などについてよく考えてみて下さい。
インターンは社会人と同じスケジュールで動き、学業やアルバイト、遊びなどを犠牲にして参加するので、少しでも有意義な時間にしたいですよね。
さらに参加した後は、参加前と比較して業界や職種へのイメージがどのように変わったのかもまとめられるとより望ましいでしょう。
③知名度の高さだけで判断しない
つい人気企業や有名企業ばかりのインターンに参加しがちですが、知名度の高さだけで判断するのはあまりおすすめしません。
競争率が高いですし、有名企業のインターンに参加したこと自体が目的になる可能性があるからです。
また有名企業だからといって実務経験ができるとは限りません。
反対に、知名度が低くてもより実務に近い仕事を経験できたり、現場の雰囲気を感じれるところもたくさんあります。
自分の目的に合った企業を選ぶことが何よりも大切なのです。
④選考の有無を確認する
インターンによっては選考がある企業もあるので、探す際は必ず選考の有無は確認するようにしましょう。
もし選考があるのなら、書類や面接対策などが必要となってきます。
一般的に選考がある企業というのは競争倍率が高い傾向にあり、実際のインターンの時期よりも1ヶ月程度早いタイミングから募集をし始めます。
また選考がないところでも、定員が決まっているので申し込みなども含めてなるべく前倒しで進めていくようにしましょう。
⑤インターンの実施期間と場所は必ずチェックする
インターンを探すときは実施機関と場所を必ずチェックしておくようにしましょう。
昨今のコロナの影響によってインターンもオンライン化が始まっている企業が増えてきており、地方に住んでいても自宅からインターンを経験できます。
しかし今でも企業に直接訪問するスタイルもあるので、「インターンは1日で完結する者か半年など長期なのか」「自宅もしくは大学からどのくらいの距離に企業があるのか」などを逆算しなければいけません。
授業やアルバイトとの兼ね合いもあると思うので、無理のない範囲でシフトなどを調節するようにしましょう。
業界別!長期インターンの仕事内容
「長期インターンって実際何をするの?」と考える方もいるでしょう。
そこでここでは、業界別に長期インターンで学ぶ仕事内容についていくつかご紹介します。
営業
営業職の長期インターンでは主に以下の仕事に就いて学びます。
- 挨拶
- 名刺交換
- ビジネスマナー研修
- 電話・メールのかけ方・書き方
- アポイントの取り方
- 提案資料の作り方
営業の仕事は新規開拓して仕事をとったり、すでに取引実績があるところにルート営業をかけるスタイルなどさまざまあります。
営業は社会人として基本的なマナーがなければ商談成立にはつながらないので、インターンでも基礎的な部分をしっまり学ぶことになります。
マーケティング
マーケティングは簡単に言えば、新商品やサービスの企画のための市場調査や営業戦略、プロモーション手法などを考える仕事です。
たとえば、競合企業の調査やターゲットとするエリアや人に合わせた戦略、SNSのプロモーション手法などの検討などをおこないます。
マーケティングの長期インターンでは、おもにデータの数字から分析する作業やPDCAを回す能力を身に着ける研修などを体験することが多いようです。
グループでおこなう作業なども多く、個人の能力の高さだけではなく協調性やチームワーク、組織内での振る舞い方などをチェックされていたりもします。
エンジニア
エンジニアはインターンの中でもITに含まれ、就活生から人気を博している職種のひとつだといわれています。
おこにコンピュータシステムの提案や設計、開発、テストなどをおこなう仕事です。
なんとなく「プログラミング経験がないと採用されないのではないか」と思いがちですが、企業によっては未経験者でもインターンで最初から教えてくれるといったところもあります。
もちろん独学である程度知っているといった方はアピールにもなりますし、「将来やりたいと思っている」とこれから学ぶ人にもおすすめです。
長期インターンを探す時によくある疑問
以下では実際に長期インターンを探すときによくある疑問を紹介していきます。
これから長期インターンを探す学生さんは、是非参考にしてみてください。
Q1.大学と本当に両立できる?
長期インターンは大学の授業と両立することは可能です。
午前中の授業のみに設定しておいて、午後から出勤することもできますし、テスト期間はきちんと休ませてくれます。
1,2年で安定して単位を取得しておけば、大学と両立することは問題ないでしょう。
ただし理系の学生で実験が多い場合は、参加できる日数が限られてしまいますので注意が必要です。
Q2.同じ大学の人が参加してないところがいいんだけど…
同じ大学の人が参加していないインターンに参加したい場合、採用実績を見てみるといいでしょう。
在籍している大学の採用実績がないかを確認してから、応募するとある程度は防げるでしょう。
しかしインターンにはいった後に、同じ大学の他の学生が入ってきてしまうことはありますので、完全に防げるわけではないので注意が必要です。
Q3.友達と一緒に探して同じところに応募しても大丈夫?
長期インターンを友達と一緒に探すのは問題ないですが、一緒の企業に応募するのは避けたほうがいいでしょう。
同じ企業に応募したとしても、片方が落ちてしまう可能性があるためです。
友達と一緒に参加できるマインドで応募して、片方がインターンの内定をもらえないと、残された側のモチベーションが低下してしまいます。
探して相談し合うまでは問題ありませんが、別々の企業に応募しておきましょう。
Q4.ガクチカ以外にメリットってあるの?
長期インターン=ガクチカの一つとして認識されやすいですが、その他にも下記のメリットがあります。
- 社会人としての基本的スキルが身につく
- ビジネスマンとしての考え方が身につく
- 就活の軸が決まる
何度もお伝えしているように、インターンでは企業内で事業に携われる貴重な機会です。
ビジネスの最前線で活躍している人たちの中で業務ができるので、ビジネスマンとしての感が方が自然と身についていきます。
またメールの作法や報告の仕方など、社会人としての基本的スキルも身につくでしょう。
就活にも生きてきますから、ただガクチカとして活用する以外にも経験で周囲の学生と差をつけることが可能です。
長期インターンをじっくり探して自分に合った企業を見つけよう
いかがでしたか?
長期インターンを探す際は、人脈・サイト・企業情報などさまざまな角度から見て、最適な方法で求人を探してみましょう。
学生のうちしか経験できない貴重な機会ですから、慎重にじっくりと選定していきましょう。
探し方を決めたら、次は目的によって絞り込み方を変えてみましょう。
就活目的、スキルアップ目的と様々ですので、自己分析や目的意識を深堀していきましょう。
せっかくの機会ですからインターン先選びで失敗しないよう、事前準備を怠らずに企業を調べてみてくださいね!