インターンシップは、興味がある企業の雰囲気や理念を実際に体験できる就活生にとっての大きなチャンスです。
気になっていた業界が自分に向いているのかなどを知ることができ、就職する業界を決めきれていない方とっても貴重な情報収集の場となるのは間違いありません。
みんなのインターン平均参加社数はどれくらい?
ですが、いざ参加するとなった時には「何社くらい参加するのが普通?」という疑問を抱くかも知れません。
少な過ぎてはチャンスを逃しているような気にもなるでしょうし、多過ぎると逆効果な気もしますよね。
ですからまずは、インターンシップにチャレンジした人たちが、何社くらいに参加しているのかの平均から調べていきましょう。
平均は参加社数は「3社」
2018年の秋に就職サイトとして有名なマイナビが調査した結果ですが、インターンシップ経験者の平均参加社数は「3社」というデータが残っています。
2015年度は平均2社を切っており、そこから年々増加していることから、これからも参加社数の平均数は増えることが予想されます。
ただ平均が3社であっても、短期・長期を含めた数であることには注意が必要です。
例えば1DAYインターンに5回参加してもトータル日数は5日であり、1ヶ月の長期インターンに1社だけ応募した方の方がインターンに参加している期間は長くなります。
ですから平均3社とは言っても、数にあまり拘る必要は無いかも知れませんね。
1DAYインターンへの参加者がもっとも多い
参加するインターンとしては、やはり気軽に参加することができる「1DAYインターン」の利用者が最多です。
ですが、期間が長い方が中身が濃くなりやすいのは事実であり、企業側の印象に残りやすいのも長期インターンです。
入社を希望する企業に対してならば入社前に雰囲気などを感じ取れる長期がおすすめですし、まだ考えがまとまっていないのなら短期で色々な企業を見て回るのもアリです。
こんな風に何を求めて参加するのかを考えてから、参加するインターンの期間の長さを選ぶというのも1つの方法ですね。

実は3割ほどがインターンに参加していない
2018年のインターン参加率は約73%です。
2015年度では56%ほどだったことを考えれば、参加している割合はかなり増えていることになります。
とは言っても、このデータではまだ約3割の方はインターンに参加していないということにもなります。
インターンは参加するだけでもメリットのあるイベントですので、参加しておけば少なくともその約3割の方達よりも就職に関しては有利になれるかも知れません。
ですから、まだ応募するか悩んでいる方も積極的に応募していくことをおすすめします。
インターンシップは多く参加すればいいものではない
インターンに参加している大学生に対して、企業は「積極性」や「真剣さ」を感じます。
それは他社に対してのインターンであっても同様です。
ですが参加した数が多ければ評価が高くなるかと言えばそうではありません。
短期のインターンに何十社も参加している方に対して企業は凄いとは思わず、「就職先に迷っているのかな?」という印象の方が強いはずです。
もちろん実際に迷っていて、自分に合った業界や企業を見つけるためであれば、それは意味があるインターンです。
逆に特に理由もなくインターンに参加して数を求めても、大した効果を得ることはできませんよ。
興味のある会社を比較することが大切!
学生の方がインターンを利用するのは、「興味のある会社(業界)のことを知るため」ではないでしょうか?
ただ数を稼ぐのを目的に興味のない会社にまで応募するのは、あまり意味のある行動ではありません。
ある程度は働きたいと思う会社が絞られているのであれば、比較検討を目的として利用するのが最適です。
皆さんと企業にとって大切な時間を消費して参加するインターンに意味を持たせるためにも、闇雲ではなく厳選することも大切です。
参加数を自慢する「意識高い系」大学生には要注意
もしかすると皆さんがインターンで参加した先には、「参加したインターン数が自慢」の意識高い系の大学生がいるかも知れません。
色んな企業を見てきた経験を話して聞かせてくれるかも知れませんが、その意見にあまり惑わされないでください。
また感化されてしまい、自分も参加者数を増やそうと考えたりしないでください。
企業に対して深く知るためにはインターンの期間が長めに必要です。
数が自慢の方は短期でしかインターンに参加していないはずであり、その短期のインターンも数集めでしか無い可能性があります。
そんな人たちの意見に惑わされてしまうのは、皆さんにとってデメリットにしかなりませんよ。
インターンへの応募は何社でもOK
インターンへの応募には数の制限はありません。
極端な話ですが、目に付いた全てに応募しても構わないということです。
ここまででご紹介したとおり、興味がない企業へのインターンはあまり意味はありません。
ですが興味がある業界や企業に対してのインターンは、時間の許す限り参加することをおすすめします。
気になるインターンを見つけたのであれば、応募数なんて気にせずに申し込みを行いましょう!
長期インターンは一定基準の選考があるので複数社に申し込もう
短期インターンでも人気のある企業の場合は選考が行われることがありますが、長期インターンの場合はほとんどの場合で選考があります。
場合によっては数カ月も社内に招き指導したりするわけですから、誰でもOKというわけにもいかないのは当然のことですね。
長期の場合は、審査を通過できる割合は20%程度と言われています。
もちろん企業側の希望にマッチする方や評価されやすい方は、申し込んだ全てで合格できるかも知れません。
そこまでの自信がないのであれば、複数社に申し込みインターンに参加できる可能性を高める方が無難ですね。

内定が重複したときは早めに断わりの連絡を入れよう
申し込んだ長期インターンでめでたく数社の内定を受けることができたとしても、スケジュール的に問題があるようであれば残念ですが断りの連絡を入れなくてはなりません。
断りの連絡は丁寧に、そして速やかに行いましょう。
長く待たせてしまってからやインターン開始直前になってからのキャンセルは、迷惑になってしまうだけでなくビジネスのマナーにも反します。
当然、企業側の印象も悪くしてしまいますので、そうならないように参加できないとわかったらすぐに連絡をしましょう。
インターンのお断りについての注意点
- 特に問題がない限りは、まずは電話
- メールでのお断りも行う
- 他社を優先したと思われないようにする
特にキャンセル方法の指定が無い限りは、インターンのお断りは電話で行いましょう。
そして電話の後にはメールを送っておけば、キャンセルを行ったという証拠にもなります。
お断りを伝える際には理由も必要となりますが、他社を優先したのが事実だとしても、それを伝えてしまっては「失礼」と捉えられる危険があります。
できれば学業や家庭の事情など、やむを得ない理由があると伝えましょう。

「量より質」を重視したいならキャリアチケットへの登録がおすすめ

先ほどもお話したように、やみくもにインターンに参加しても時間を無駄にするだけです。
「どうやってインターン先を選べばいいのか分からない…」
「自分のこのやり方でいいのか不安…」
就活は初めてのことばかりで、自分がちゃんと進んでいるのか、本当にこれで良いのか不安になりますよね。
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方向性がないままなんとなくインターンに応募しようとしているのであれば、目的を明確にして無駄なく就活をするためにも是非相談してみてください。
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就活を有利に進めるインターンシップの参加方法
興味がある企業や業界へのインターンは参加するだけで様々な経験を与えてくれ、企業や業界間の比較検討を可能としてくれます。
ですから積極的に参加していただきたいのですが、就活を有利に進めるためのちょっとしたコツも存在するんです。
積極的過ぎて皆さん自身が大変にならないように、また時間を無駄にしないようにするためのポイントを幾つかご紹介します。
長期インターンは掛け持ちは2社まで
数週間から数カ月にもなることがある長期インターンですが、時期や活動時間が被らないのであれば掛け持ちをすることも可能です。
毎日の出社を求められなければ、曜日ごとに分けてスケジュールを組むこともできるはずです。
ただ現実的に掛け持ちができるのは「2社まで」です。
それ以上になると時間的にも心身的にもかなり厳しくなります。
皆さんにとっての初めての体験が続くのがインターンですので、詰め込みすぎては疲れてしまい、せっかくの体験をするチャンスが活かしきれないようになってしまう危険もあります。
特に長期インターンの場合は無理せず参加できるスケジュールを維持しましょう。
短期インターンなら5社前後申し込んでもOK
数日から2週間程度の短期インターンの場合は、期間的に問題なければ5社前後申し込んでも大丈夫です。
1週間で終わるインターンに毎週参加しても良いでしょう。
短期インターンは1日の拘束時間が長くなることが多く、掛け持ちには向きませんので注意が必要です。
複数の業界や企業のインターンに参加すれば、業界や企業ごとの違いや自分に対しての向き不向きなどを知ることができて大変有益です。
1DAYインターンは興味があれば参加する
1日で終わる1DAYインターンの場合は「興味があれば」幾つでも申し込み、参加してOKです。
もちろんスケジュール調整を行う必要はありますが、掛け持ちすることができる可能性もあります。
就職活動を成功させるためには情報収集が大切です。
1DAYインターンに積極的に参加して、たくさんの情報を手に入れましょう!
人気の企業の1DAYや短期のインターンは狭き門
人気があったり注目されている企業の1DAYや短期インターンは、応募が殺到して数十倍という競争率になってしまうことがあります。
ですから人気企業ばかり選んで応募した場合、10社申し込んでもインターンには1つも参加できなかったということになるかも知れないのです。
それを避けるために興味のない参加できそうな企業を選んでは意味がありませんが、「人気企業のインターンは狭き門」であることを知っておくことも大切です。
迷っているならなるべく違う業界、規模の会社で比較しよう
就職したいと思える業界や会社を決めることができずに迷っているのなら、様々な業界と会社規模のインターンに参加することをおすすめします。
参加するインターンをなるべくバラエティ豊かにすることで、自分に向いている仕事と雰囲気や環境を見つけやすくなります。
これからの道を見つけるために参加する場合は、短期インターンが最適です。
ビビッときた会社が見つかれば、気軽に応募してくださいね。
進む道が決まっているなら同業他社で比較
「この業界で働きたい!」というように進むべき道がある程度決まっているのなら、同業他社のインターンに参加しましょう。
ここだ!という企業が決まっているのであればその1社だけでも構いませんが、可能であれば他社のインターンにも参加して比較検討するのをおすすめします。
他社との違いを入社前から感じておくことも、実際に働き始めてからに役立つはずですよ。
インターンシップの見つけ方
インターンシップが就職に役立つとしても、「どこで見つければ良いの?」と思ってしまうかも知れません。
情報を集める方法としては以下の3つが基本です。
- 求人情報サイト・就活サイト
- 企業のホームページ
- 大学や知人の紹介
インターンシップの情報に特化したサイトなども存在しますので、上手に利用してチャンスを逃さないようにしてください。
インターンに参加することは内定への近道!
「数を稼ぐ」などでなく、きちんとした目的を持って参加するのであれば、インターンシップに何社参加しても何も問題はありません。
積極的にインターンを利用するのは内定への近道にもなります。
参加平均社数をあまり意識すること無く、その会社や業界のことを知りたいと思ったのであれば、無理のない範囲でドンドン応募していきましょう!!