初めて参加するインターン。企業からの通知メールには「自由な服装でお越し下さい。」と書いてある。
じゃあ私服で行こうと考えたあなた、「自由な服装=普段の私服」ではないのです。
え、じゃあ何を着ていけばいいの?やっぱりスーツで行くべきなのかな?そんなあなたのインターンに着て行く服装に関するお悩みを解決!!
「自由な服装=何を着て行ってもいい」というわけではない
企業からの通知メールに、服装自由と書いてあるからと言ってどんな服装を着ていって良い訳ではないのです。
言うまでもなくラフすぎる服装は相応しくないです。あくまで一人の社会人として働く、それがインターンなのです。
半袖短パンやミニスカートでオフィスに出勤している社会人は見たことないですよね。それと同じです。自由といえども社会人としてある程度の規範はあります。
着ていくべく服装や絶対に着て行ってはいけない私服や、自由な服装と私服との違い、理想的な服装について、以下で詳しく説明していきます。
自由な服装と普段の私服との違い
自由な服装と私服は同じではありません。普段の私服というのは、自分の着たい服や自己を強く表現するものである場合が多いですが、社会人としての自由な服装というのは普段の私服とはイコールではありません。
例えば、上にも書いたようにミニスカートや短パン、Tシャツなどは相応しいとは言えません。では具体的に、どのような服装が社会人として相応しい服装であるのかを具体的に紹介していきます。
社会人としての自由な服装は一般的にビジネスカジュアルやオフィスカジュアルと呼ばれています。
理想の自由な服装 ~ビジネスカジュアル~
ビジネスカジュアルとは、ビジネスマンとして最も相応しい服装のことを指し、スーツを少し着崩したようなフォーマルな服装のことを言います。
しかしここで、具体的に説明するにあたって最も厄介なことがあります。ビジネスカジュアルには、具体的な定義がないことです。では、どのようのものをビジネスカジュアルというのでしょうか。
以下で男性の場合と女性の場合に分けて詳しく見ていきましょう。
男性のビジネスカジュアル
まずはトップスについて詳しく見ていきます。
トップスは襟のあるシャツ(ポロシャツやYシャツ)を着ていきましょう。色は白や黒などにして、ピンクや黄色などの派手な色は相応しくないです。
襟付きのシャツであっても半袖のものはラフな印象を与えてしまうので避けましょう。更に、真夏でなければ必ずジャケットを着て行きましょう。
次にボトムスです。ボトムスは白や茶色のチノパンや黒色系統のスラックスが良いです。ジーパンについては不可とは言えませんが、濃淡の激しいものやダメージジーンズなどは絶対に避けましょう。
ここで言えるのは、悪い印象を与える可能性のあるものは着用していくべきではないのです。よって、ジーパンは控えて、必ずチノパンやスラックスにしましょう。
そして、言うまでもなくですが、たとえ夏でも、短パンはダメです。腰ベルトも必ず忘れずにつけていきましょう。
そして最後はシューズです。黒色系統の革靴が相応しいです。
女性のビジネスカジュアル
同じくまずはトップスです。
トップスは、男性同様襟付きのシャツか、落ち着いた色のカットソーやブラウスが良いです。ひらひらした装飾がついているものや、派手な色のものはNGです。
落ち着いた印象を与えるパステルカラーのものがおすすめです。胸元が緩いものは控えましょう。そして、男性同様ジャケットを着用するべきです。
しかし、女性の場合は、落ち着いた色のカーディガンを羽織るのもビジネスカジュアルに相応しいと言えます。
そして最後はシューズです。黒色系統のパンプスが最も良いです。しかし、ヒールが高すぎるものや、派手すぎるものはNGです。
女性はさらに露出度が高いとカジュアルであるとみなされてしまうことがあるので、露出度を小さくするために、ストッキングを履くのもおすすめです。
注意すべき意外な服装の落とし穴!
上で述べたように相応しい服装をしていても企業に悪い印象を与えてしまうことがあります。それは、大きく分けて2つあります。
ライバル企業の服を着てしまった
1つ目は企業のライバル企業など、競合する企業の服を着ていってしまうことです。
一見してフォーマルで清潔感のある服装をしていても良くない印象を与えかねません。よって、Yシャツやポロシャツなどはなるべく無地のものを着ていくのがいいです。特に衣服関係会社のインターンへ行くときはより注意しましょう。
着ようとしていた服が汚れていた
2つ目は、服が汚れていたり、解れている部分があったり、サイズがあってなかったりすることです。どの場合であっても全て事前に確認・準備しておくことで防ぐことができます。
例え、適当な格好をしていたとしても、清潔感が欠けてしまっています。インターン前に外食をしていて、その際に汚れてしまったというのもよく耳にする話です。気をつけましょう。
服装についての記載がないときはスーツ!
企業からの指定が「自由な服装」となっている時は以上で説明しましたが、全く指定がない時はどうすればいいのでしょうか。
最も無難なのはスーツです。指定がない時は企業にとって、スーツが当たり前なのかもしれないのです。勿論、「指定してない=本当に何でもいい」という可能性もありますが、確実で最も無難なのはスーツです。
なぜなら、スーツというのは社会人にとって最も一般的で制服的な役割を担う服装であるからです。
とは言え、私服でも大丈夫なんじゃないかと思ってるあなた
企業からの服装の指定がない時は、そこも見られているかもしれないと考えるべきです。すべての場合について、服装が試されているとは言えないです。しかし様々な可能性を考えて行動するべきです。
とはいえ、もちろん素直に個性を見たいがために服装について何も書いていないことだってあります。では、どうすればいいのか。自分らしい服装で行くべきか、スーツか。答えは、スーツで行くべきだ、というものです。
なぜなら、もし私服で行ったが企業側の望んでいた服装はスーツであった場合非常に良くないからです、。しかし、その逆(スーツで行ったが、企業側は私服で来てくれていいと思っていた)場合、スーツを着て行っても問題はないのです。なぜなら、先にも述べた通りスーツは社会人の制服的な格好であるからです。
よって、記載がなくて迷ったらスーツで行きましょう。
注意! 何でもスーツで行けば無難なのでは、、、は危険!
ここまでの内容をしっかりお読みになった皆さんはもしかすると、なんでもスーツで行けばいいのではないか、と思ったかもしれません。
しかし、その考えは大きく的から外れていると言えます。大切なのはしっかり企業からの指定の意味を理解して考えることが大切です。
例えば、私服でお越しくださいと書いてあるのと、私服可と書いてあるのではニュアンスが大きく異なりますし、服装自由と書いてあるのと、基本はスーツですが服装は問いませんと書いてあるのでも、意味は大きく異なります。
つまり、企業側の意図を十分理解するのが大切であり、なんでもスーツで行けば良いとは一概には言えません。
企業の指定する服装でインターンに臨む事が最も大事
インターンに着て行く服装を考える際に最も大事なことは、指定通りの服装を着て行くことです。
例えば「当日は作業実習をしてもらいますので、動きやすい格好でお越しください。」と書いてあった場合のスーツは完全にNGです。
他にも例えば、スーツの色が指定されている場合などは完璧に基準に合わせるべきですし、女性のスーツのズボンかスカートかなども同じです。
いかなる場合でも指示に完全に則ることが一番大切です。
服装についてのその他の注意
最後に、服装以外にも、頭髪の色やアクセサリーにも気を使いましょう。
時代の変遷によって、ピアスや茶髪が素行不良などのイメージと結びつくと考える人が減ってきたのは事実で、世間が寛容になりつつあるのも事実ですが、未だにそのような認識をしている人がいるのも事実です。
つまり、ピアスや茶髪などは相手に悪い印象を与えかねないのです。
よって、なるべく避けるべきです。ピアスや茶髪以外にも臭いの強い香水などにも十分配慮するべきです。悪い印象を与える可能性のある因子はなるべく減らすべきです。
インターンから服装に気をつけよう
最後になりますが、服装が整ってなかったりピアスをつけていたり茶髪な人が必ずしも能力が低いという訳ではないです。しかし重要なのは印象なのです。
「人の評価は第一印象で決まる。」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。そして実際に、就職活動は周りとの勝負でもあります。第一印象だけで「この子はだめだ」と思われたくないですよね。
インターン生は学生としてではなく、社会人として立派な行動を取るべきです。社会の常識を身につけて社会人としての行動をとれば、余計なところで損をする必要はないのです。