就職する前に、学生が企業などで就業体験を行う『インターンシップ』。
学生の間ではインターンとも呼ばれ、長期や夏休み限定など様々な種類のインターンがあります。
今回の記事では、そんなインターンの無断欠勤について就活への影響やお詫びの方法などについて紹介します。
ぜひ参考にしてください。
インターンをぶっちで欠勤するとどうなる?
インターン先が決まったのはいいが、その後いろんな企業を見ていくうちに目移りしてしまうこともあるかもしれません。
インターン中に自分のやりたいことが変わることもあるかもしれません。
インターンに行きたくない…という時に、学生がやりがちなのがこの『無断欠勤』です。
結論的に、インターンの無断欠勤はたとえ学生であっても当然マナー違反になります。
短期・1Dayならそのまま終了するケースが多い
インターンには短期や1Dayのものがあり、1Dayなら1日で終わります。
そのため、ぶっちしたとしてもそのまま終わるケースが多いですが、その企業から内定をもらえる可能性は減ると考えておきましょう。ぶっちした学生を採用したいとは思いません。
また、インターンを欠席したことで参加できなかった学生もいるはずなのでよく考えた方がいいです。
長期でも1回程度であれば後日連絡・出勤すればOK
長期のインターンの場合は、一回のぶっちだけで即効クビになることは少ないと思います。
ただ、体調不良などどんな理由でもぶっちしてしまったことは後日謝罪を込めて連絡してください。
厳しい企業では一回の無断欠勤でクビになります
基本的に、一回のぶっちではクビになることは少ないですがもちろん全ての企業でそうとは限りません。
企業によっては即解雇なんてこともあります。
無断欠勤によって企業が受ける被害はとても多くたった1人の欠席と思うかもしれませんが、企業によってはその人がいないことで新規出店が遅れたり、取引先から契約が打ち切られたりなど致命的なことにもなり得ます。
実際、物理的な被害がなかったとしても無断欠勤を断固として許さないような企業なら即クビになるでしょう。
無断欠勤が続けば当然クビになります
無断で休むのはどんな理由があっても許しがたいことですが、人間なら誰でも過ちは犯します。
一回の過ちをずっと責め続けるのはよくありませんが、大切なのはその過ちから何を学んだかです。
今回ならインターンをぶっちするですが、仮にこれが何度も続けば当然クビになります。
それは社会に出てからも同じで、学生の皆さんがやっているアルバイトでも同じだと思います。
他人に迷惑をかけ、自分の都合しか考えていないような人材は社会は必要としません。
実際、このような無断欠勤は何もインターン生だけでなく社会人にも稀に起こることです。このような問題に頭を抱えている企業もいます。
大学に連絡が行くことは基本ありません
インターンをぶっちしてしまった時に、心配するのが大学に連絡がいくのかということです。
大学に連絡がいくとキャリアセンターなどから『要注意人物』と思われる可能性があるので、今後の就活の足かせになるかもしれません。
ただ、インターンをぶっちしても基本的には大学に連絡がいくことはありません。
心配して親に連絡がいく可能性はあり
ただ、大学への連絡の代わりに親や家族に連絡がいくことはあります。
それは、怒りの連絡というよりはぶっちした学生の安否確認のための連絡です。
無断欠勤したら確実に親に連絡がいくというわけではありませんが、その可能性は十分あります。
損害賠償を請求されるリスクはある?
インターンを無断欠勤しても基本的には損害賠償にまで発展することはありませんが、企業や場合によっては可能性は決してゼロではありません。
ただその可能性は限りなくゼロに近いので、損害賠償についてはあまり心配する必要はなさそうです。
バイト同様に無断欠勤を想定しているから大きな問題にはなりません
決していいことではありませんが、そもそもインターンでの無断欠勤というのは何も珍しいことではありません。
だからいいというわけではありませんが、企業側もある意味 ‘’想定内’’ 的なところはあります。
そのため、企業の大きな損失に関われば損害賠償などに発展する可能性はもちろんゼロではありませんが、そこまで大きな問題にならないことの方が多いでしょう。
インターンをぶっちすると今後の選考に影響はある?
先ほども少し述べましたが、インターンをぶっちすると当然企業からの印象はよくありません。
選考時に同じ能力の学生がいたらぶっちしていない学生を選ぶのが普通だと思います。
また、今後の選考に影響するかはインターンの目的や内容によって異なります。
例えば、インターンに参加した学生が業界や企業への理解を深め自社のイメージアップにつながるようなことを目的にしているインターンならそこまで選考に大きく影響することはないかもしれませんが、本選考を前提とした学生の能力を見極めるようなインターンならその後の選考に多少なりとも影響すると考えられます。
まあいずれにしても、ぶっちしていないに越したことはありません。
逃げ癖がついてしまうのは確実に悪影響
今後の就活に直接的な影響はなかったとしても、一社会人として無断で欠席するのはよくありません。
どんな急用でどんな理由があったにせよ、責任という意味でしっかり連絡する必要があり一度無断欠勤をしてしまうとその甘さに甘えてしまい自分自身の成長への足かせになります。
休んでしまったのはもう仕方ありません。連絡をしなかったのも終わってからはどうしようもありません。
遅くなってもいいのでしっかり謝罪と連絡をすることが、今後の逃げ癖を解消するためにもとても重要なのです。
逃げ癖は何も就職時だけでなく、今後何かを始める際に悪影響になることがあります。
社会勉強だと思ってきちんと欠席の連絡を入れましょう
インターン中はまだ学生なので厳密には社会人ではありませんが、今後社会に出ることを考えて欠席する際はしっかり連絡を入れましょう。
欠席の説明の仕方、連絡の取り方などここで学べることは多いです。自分自身のことだけでなく、自分が欠席することで会社が受けるダメージなど相手の立場になって考えてみましょう。
インターンを欠席する際の伝え方
インターンを休む際は、あまり考えないで素直に伝えることが何よりも大切です。
一番ダメなのは言い訳をしたり事実に反するような内容を言うことで、簡潔に誠意を持って説明すると相手もきっと理解してくれるでしょう。
あと、休むことが決まったらなるべく早く連絡を入れるようにしてください。早ければ早いほどいいです。
体調不良の場合
体調不良は誰にでも起こり得ます。
ここでも変な言い訳をせずに簡潔に状況を伝えます。
体調によってはあまり細部まで伝えたくないこともあるかもしれません。そんな時はそこまで細かく伝える必要はありませんが、少なくても相手に状況が伝わるようにしっかり説明します。
病院の診断書などがある場合は、しっかりその旨も伝えます。
私用の場合
家族のことなど何か私用で欠席しなければいけないこともあると思います。
これはプライベートで繊細な話題なので細かく説明する必要はありませんが、オブラートに包む過ぎるのも伝わらないのでよくありません。
「一身上の理由」やもうちょっと細く説明するなら「家庭の事情で」などが一般的だと思います。
学校都合の場合
インターンをするのは学生が多いので、大学の授業と日程が重なってしまうこともあるかもしれません。
その他、大学の行事で行けなくなることもあります。
ただ、いずれにしてもその理由をどのように伝えるかはとても重要でできるだけ具体的に伝えるようにします。
「大学の授業が入ってしまった」と「インターンの申込み後に大学の特別講義が入ってしまった」では相手に与える印象は大きく異なります。
1つ目の理由だけなら「しっかりスケジュール管理をすれば防げたのでは?」と思われますが、2つ目の理由であれば致し方がないと思われるでしょう。
大学生の本業は勉強なので、大学の都合で欠席すること自体は別に悪いことではありません。大切なのはその伝え方です。
メールで連絡してもOK?
大学生に多いですが、インターンの欠席は基本的には電話で行います。
メールだと人事担当者が確認していないことがありますし、欠席の連絡をメールで済ませてしまうのは適切とは言えません。
企業によっては欠席の連絡はメールにてと指定があれば別ですが、それ以外は基本的に電話で行います。
電話で欠席の旨を伝えてたらメールでお詫びを入れるのはOKです。
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インターンや就活にはさまざまなマナーが存在します。
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インターンや就活は人生にとって非常に重要なイベントですので、頼れるものは頼るというスタンスでいきましょう。
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ブラックインターンじゃない限りぶっちはやめよう
短期でも長期でもどんなインターンでもぶっちはおすすめしません。
今後の選考への影響、損害賠償の可能性などの前にインターンをぶっちするメリットはありません。
インターンに参加することでその企業や業種のことをさらに深く知られ、今後の就活にも役に立ちます。
もし、どうしても欠席しないといけない理由がある場合は、事前にちゃんと連絡を入れてその旨を伝えます。すでに無断欠勤してしまったという人は、過去は取り戻せないので企業に反省の意を込めて連絡をしましょう。
いかがでしたか?
今回は、インターンのぶっちに関する内容でした。無断欠勤が必ずしも就活に影響するとは言い切れませんが、ぶっちするメリットはないのでちゃんと考えて行動してください。
では、この記事が皆さまの役に立てば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。