大学に入ってもう1年経ったけどそろそろ就職活動を意識しなきゃ!
先輩たちはインターンをしているらしいし、同じ学年の子も何人かやっているって言っていたなぁ…。そろそろ私も調べてみようかな。
でもインターンって3年生からするのが普通って言うけど、実際はどうなんだろう?今から始めるメリットってあるの?そんな大学1・2年生の疑問を詳しく解決していきます!
そもそもインターンシップでは何をするの?
まずは、「インターンシップ」とはどんなものなのであるかについて説明していきます。
インターンシップとは、簡単に言うと就労体験です。
しかし全ての企業がインターシップを行っているわけではないです。更にどんなことをするかも企業によって大きく異なります。
例えば、企業で働いている社員の方と同じ業務をすることもありますし、それとは逆にインターン生用のプログラムが組まれていることもあります。
以下でインターンシップについてもう少し詳しく見ていきましょう。
インターンシップにはどんな種類がある?
上でも少し述べましたが、インターンシップの内容は企業によって大きく異なります。
例えば、インターンシップの期間や、給与が出るか否か、募集しているインターン生の数などが大きく変わってきます。
さらには、インターン生を募集する企業側の、インターンシップを行う意味も大きく異なります。では以下で、インターンシップにはどのようなものがあるかについて、大きく3つに分けて説明していきます。
長期インターンシップ
まずは長期インターンについて説明していきます。
3年生が参加している「インターン」の半数ほどはこの長期インターンです。一般的なイメージとしての「インターン」もこの長期インターンです。
先ほど述べた通り企業によって内容が大きく異なるため一概には言えませんが、この長期インターンの特徴として、文字通りインターンシップの期間が長く、有給である場合が多いということが挙げられます。
この型のインターンシップでは、社員と平行に並んで様々な業務を行なったり、社員がトップに立ってインターン生皆でプロジェクトを行なったりなど、実際に企業に貢献する仕事ができる場合が多々あります。
して後ほど詳しく話しますが、この長期インターンでは企業から内々定を頂ける場合もあり、最も就職に近いインターンであるとも言えます。ベンチャー企業が多くこの体型をとっています。
②短期インターンシップ
次は短期インターシップについて説明していきます。
この短期のインターシップは、1日や3日、長くて2週間程の期間で開催されます。内容も長期インターンとは異なり、実際の業務を行なうというよりはそれに近いものを体験する形になり、インターン生用の特別なプランが準備されていてそれに沿って業務体験をすることも多々あります。
更には、旅行型での数日間連続業務体験の形を取っているインターンシップを開催しているところもあります。
しかし、長期インターンとは異なり、給与や交通費が出ないことが多く、本当の意味で「インターン生が業務体験をさせて頂く」という形態になります。また、内々定などにつながるような形態をとっている企業は少なく、主に大企業などにこの型が見られます。
長期インターンと短期インターンはどう違う?働く期間やメリット・デメリットを徹底比較!
③説明会/講演会
そして最後は、説明会や講演会についてです。厳密に言うとこれはインターンシップと呼べるものではないです。
しかし、企業のインターンシップを掲載しているサイトにも、講演会や業界説明会たるものが載っていることが非常に多いのです。
これの説明会はどのようなものかというと、企業の社長や人事部長などの重役が、自分の業界についての説明や、自分の会社のモットーなど、様々なことを演説するという、文字通りの講演会です。
もちろん交通費や給与は出ませんし、実際に業務も体験できることもほとんどありません。
2年生からインターンシップに参加するメリット
上で述べた様に一口にインターンシップと言っても様々なものがあるのと同じく、インターンシップに参加するメリットも様々なものがあります。
どのメリットを享受したいかは人それぞれなので、下のメリットをよく読んで自分にあったインターンにシップに参加するといいです。
早いうちから仕事をしながら知識や技術を学べる
まずは、知識や技術が学べるという点です。
これは、最も想像しやすいメリットであるのではないでしょうか。例えば、長期や短期のインターンシップに参加すれば実際に業務やそれに似たことが体験できるわけですから、例えばExcelの使い方やパソコンのショートカットキーなどを知ることができます。
そしてあるいは、説明会に参加すれば、知らなかった業界の仕事内容について学ぶことができます。
このように、どの形態のインターンシップに参加しても、このメリットは享受できますし、どの学年の学生でもこのメリットを享受することができます。
その点で、知識や技術が学べるというのは、インターンシップに参加することで得られる最大のメリットであるといえます。
内定直結型ならそのまま就活もできる
次は、内定や内々定を頂くことができることがあるという点です。一般的には大学3年生になると多くの人が企業から内定を頂くために就職活動をします。これが、インターンシップを通して得られるのです。
しかし、内定や内々定は短期のインターンシップや説明会ではまず得られないと考えるのが妥当です。長期インターンでさえ内定を出す企業は多くありませんし、前提として内定直結型のインターンシップは多くありません。
とはいえ、内定に直結するインターンもありますので、本気で内定を狙いたい人は自分に合った企業で、内定直結型のインターンを開催している企業の長期インターンに参加してみるべきです。
ビジネスマナーが身につく
次のメリットはビジネスマナーなどの社会人として必要な作法が身につくということである。
学生としてアルバイトをするのと、一社会人として企業のインターンシップに参加するのはマナーの面でも大きく異る異なることがあります。
大学を卒業してから社会人一年目として、社会人に必要なビジネスマナーを初めて学ぶよりもその前に社会人0年目として早めに学ぶことができるのは非常にプラスになります。
実際に企業に入社した際に、社会人として当たり前の事ができていれば上司から一目置かれ、他の同期との差をつけることが出来るかもしれませんね。
このようなビジネスマナーは主に長期インターンで培うことができます。
実際に社会人が働く職場の雰囲気を知ることができる
次に紹介するメリットは、上で述べたビジネスマナーを学べるということに似ていますが、実際の職場の雰囲気が知ることができるということです。
これは説明会や講演会などでは得ることはできず、大抵の場合、短期インターンでさえも職場のリアルな雰囲気を知ることは難しいです。
長期インターンで実際に職場に通い続けることでのみ、本来の雰囲気を知ることができます。雰囲気と言っても文字通りの雰囲気ではなく、残業をしている人がどれくらい居るのか、上司と部下の関係性はどうか、などの職場の状態を知ることができます。
人脈が広がる
次に挙げるメリットは、あまり考えたことがない人が多い事かもしれませんが、人脈が広がるということです。
例えば、説明会のフリートークの時間に企業の社長さんとお話して仲良く慣れるかもしれません。
その他にも長期インターンをしていた企業から他企業へ推薦をしてもらえるなんてこともあります。そして更に、人脈というのは企業の方との間だけの話ではないのです。
自分と同じような業界を志望している他の大学の仲間と知り合えるというのも大きなメリットだと言えます。
長期インターンなら給与がもらえる
そして最期に挙げるメリットは、上でも少し述べましたが、給与がでるということです。無論説明会や短期インターンシップでは給与はでませんが、ほとんどの長期インターンは給与や交通費がでます。
アルバイトをしていることが多い大学生ですが、アルバイトと同じ程度かそれ以上の報酬がちょきインターン
2年生からインターンシップに参加するデメリット
多くのメリットを上で上げてきましたが、インターンに参加することによって犠牲になることがないわけではありません。
自分の中で、先ほど説明したメリットと今から紹介するデメリットを天秤にかけて、インターンに参加するか否かの判断を決めるべきです。では早速、具体的にインターンシップに参加することでどんなデメリットの発生が考えうるのかを見ていきましょう。
自分の時間が減ってしまう
1つは、仕事(企業)に拘束される時間が増えてしまうことで、自分の時間が取れなくなることです。
説明会に関してはそのような懸念は少ないですし、短期のインターンシップであれば長期休みなどに時間を作って参加することはできます。
しかし、長期のインターンシップは、週3以上の勤務や1日5時間以上や3時間以上の勤務を応募条件にしているところが多く、インターンシップに割く時間が必然的に長くなってしまいます。
よって、学校の勉強や資格の勉強、遊ぶことに取れる時間がとても減ります。
何と行っても、特に長期インターンシップは社会人として働いているのも同然なのですから、仕方ありませんけどね。
アルバイトよりも精神的な負担は大きい
もう一つのデメリットは精神的な面での重荷です。先に挙げた物理的な時間の制約でとは別に、精神的な辛さがあります。
学校を卒業して仕事が本職になっている人にとっては何も問題ないですが、学生の本職は学生ですから、学生として考えることや悩むことも数多くあります。
仕事の面でも責任に押しつぶされ、学校のことでも悩むというのは、とても負担がかかります。このような責任は主に長期インターンシップで課されます。
そのため、自分には厳しい、今は無理だと考える人は、他の種類のインターンシップに参加してみると良いでしょう。
インターンとアルバイトの違いとは?あなたはどちらを選ぶべき?
結局どうしたらいいの!?
ここまで、インターンについて、様々な説明をしてきましたが、結局の所どうしよう、今からやって意味あるのかな、と未だ悩んでいる人は以下のことと自分を照らし合わせて考えてみると良いでしょう。
どのような人がどのようなインターンに向いているかまたは、向いていないのかについて纏めていきます。
こんな学生はインターンシップに2年生から参加してみるべき
今の生活にマンネリを感じている
まずは、毎日の学生としての生活につまらなさえお感じてきていて且つ、学業の方も安定しているという人は、長期インターンに参加してみると良いです。
毎日の平凡な生活が新しいことで満たされていきます。そして自分自身もさらなる高みの自分へと成長する事ができます。
学業が不安なら短期インターンもおすすめ
インターンに参加してみたいけど、学業が不安という方は、短期インターンシップや講演会などに行ってみることをおすすめします。
中には1週間程度のものから、1Dayインターンと呼ばれる超短期のインターンもあるので、授業の空いた日など活用してみてください。
インターンがどんなものか知っておくだけで、3年生になって周りがインターンへ行き始めたとしても焦らなくて住みます。
少しだけでも社会に踏み出してみることは大きなことです。
こんな2年生にはまだインターンは早いかも…..
まだまだ自由な時間を満喫したい人
まだ遊ぶ時間が欲しい、学生を堪能したい、資格の勉強が忙しい、と考えてる学生は、インターンシップをするにはまだ早いでしょう。
大学生として未だやり残したことが多い人は3年生になる前に全てやり終えることが太切です。3年生になってからでも十分間に合うので焦る必要はないです。
何か行動してみることが大切
何か就職に繋がることをしたいと考えている1.2年生は、まずは何か行動してみることが太切です。
具体的にインターンシップに参加することだけでなくても、色々な業界について調べてみることやインターンシップについてどんなものがあるかを調べるだけでも、とても大きな進歩です。何かしなきゃと考えることは、意味がありません。
行動を起こすことに意味があるのです。
2年生からインターンをはじめると大きなチャンスを掴める!
インターンシップに参加してみようと1、2年生の段階で考えられて言うことは、就職活動に関してしっかり意識を持てているということです。
自身を持って、そのまま高い意識を持ち続けることが太切です。インターンシップに参加することで自分の将来のビジョンが少しずつ見えてくるかもしれません。
何事も早く準備をするのは良いことです。時間と心に余裕がある学生は一度インターンシップに参加してみましょう。