グループディスカッションは現在、たくさんの企業が取り入れる選考方法のひとつです。
しかし、「初対面の人と話すグループディスカッションが苦手」「自分がどの役割をすべきかわからない」「いつも結果が残せない」という人も多いはず。
そこで今回は、グループディスカッションの役割について評価されるポイントや注意点、役割の決め方などについて解説します。
インターン生や就職活動中の学生のかたはぜひ参考にしてみてくださいね。
グループディスカッションとは…
ひとつのテーマについて3~10人程度の学生でディスカッションをおこない、チームとしての結論を出し発表する選考方法。
書類や面接選考では見れない、集団における個人の性格や能力、役割などを見極められる、一度に複数の学生を選考できるなどのメリットがある。
グループディスカッションとは?目的や対策方法、ポイントについて紹介!|インターン/就活に役立つ情報メディア|ユアターンPlus
グループディスカッションの役割
グループディスカッションの役割は以下のものが挙げられます。
今回は、それぞれの役割で採用担当者が評価しているポイントや注意点についてご紹介します。
グループディスカッションの役割
- ファシリテーター(司会)
- タイムキーパー
- 書記
- 監視役
- アイデアマン
- 発表者
- 役割なし
➀ファシリテーター(司会)
ファシリテーター(司会)は、おもにグループ内のリーダーとしてディスカッションをより効率的に進めたり、意見をまとめる役割です。
評価されるポイント
ファシリテーター(司会)が評価されるポイントは以下のものがあります。
ファシリテーター(司会)が評価されるポイント
- 論理的思考力
- 他の人の意見を引き出す力
- 意見をまとめる能力
- リーダーシップ力
- 傾聴力
- 臨機応変な対応力
- 全体を俯瞰する能力
ファシリテーターは一見、目立ちやすく積極的なイメージがありますが、いかに周りの人の意見を引き出せるかがポイントです。
もし議論している時に発言できていないメンバーがいれば、「あなたはどう思いますか?」などと発言を促してみてください。
そうすることでリーダーシップだけではなく、どんな人でも発言しやすい環境づくりができる対応力の高さや周囲への気遣いが評価されるでしょう。
自己紹介の際にも率先して進行を始めたり、それとなく周囲に純案を促したりすると、グループ内でのリーダー性が高まるのでおすすめですよ。
注意点
ファシリテーター(司会)になったら、自己主張が強くなりすぎないように注意しなければいけません。
たとえば、リーダーシップをアピールしたいと思って、ひとりで強引にまとめようとすると周囲が置いてけぼりになったりします。
また、制限時間にとらわれすぎて相手の話を聞かなかったり、自分の意見を押し通そうとするのもNG。
あくまでファシリテーター(司会)は「メンバーから意見を引き出すこと」「意見をまとめること」に注力し、グループ内の雰囲気なども気を付けるようにしましょう。
②タイムキーパー
タイムキーパーはディスカッションにおいて、おもに時間の管理をおこなう役割です。
評価されるポイント
タイムキーパーが評価されるポイントは以下のものがあります。
タイムキーパーが評価されるポイント
- 時間管理能力
- 議論の状況に合わせて時間配分を変える
- 時間管理をしながら、他の役割やサポートができているか
- 段取り力
- 臨機応変な調整力
ディスカッションには制限時間があり、話し合いだけではなくまとめる時間、発表をするための準備をしなければいけない場面もあります。
また議論では、予定外に話が白熱したりまとまらなかったりする可能性も出てきます。
そういった場合は、どれだけ盛り上がったとしても「あと〇〇分です」と自分から働きかけることが大事です。
注意点
タイムキーパーの仕事は、時間を管理するだけに囚われてはいけません。
他の役割と同じとまではいかなくても、意見を出さなければ「積極性に欠ける」と思われてしまうため、適度に会話に参加するように意識してみてください。
タイムキーパーは先を見通す能力に長けたタイプや、「まずはグループディスカッションの場面に慣れたい」といった初心者の方におすすめ。
時間管理能力や全体を見通す能力が養われるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
③書記
書記はメンバーから出た意見や議論の要点などをメモして、発表のための記録を残す役割です。
評価されるポイント
書記が評価されるポイントは以下のものがあります。
書記が評価されるポイント
- 要点をこぼさずメモできているか
- 発表がスムーズにできるような内容を書き留められているか
- ヒアリング力
- タイピングスキル
- 文章構成力
書記は、書いた内容を最終的にメンバーに伝えたり、発表の参考にするため、手書きの場合は誰でも読み返せるような丁寧な字で書くのが大事です。
もし丁寧な文章で書くのが苦手だという人は、箇条書きなどをりようしてみるのもひとつ。
また、書記は話したことを全て記録する必要はありません。
似たような意見をまとめたり、反対意見を体系的に理解して整理することを意識してみてください。
注意点
書記もタイムキーパーと同様、自分の役割のみに注力しすぎないことが大事です。
とくに書記はメモを取る作業に追われやすく、なかなか自分の意見を主張しにくい傾向にあります。
しかし、書記もまたメンバーのひとりなので、人一倍とまではいわずとも必ず何らかの発言をするようにしてください。
④監視役
監視は議論の進行にズレが生じないように、主旨が間違った方向へ進むのを防ぐ役割です。
評価されるポイント
監視役が評価されるポイントは以下のものがあります。
監視役が評価されるポイント
- 冷静な判断力
- 論点がずれないようにコントロールする力
- 傾聴力
- 論理的思考力
監視役はあえて役割として挙げられることは少ないですが、時間制限に間に合いそうになかったら議論を止めてまとめの方に導く存在感のある役割です。
ファシリテーター(司会)ほどリーダーシップに自信はないけれど、臨機応変に冷静な対応ができる人には向いています。
注意点
監視役は議論の方向性について正すなど、基本的には客観的に物事を捉える力が求められる仕事です。
しかし、正論だからといって何を言っても良いわけではないため、意見を言いすぎるなど協調性に欠ける行為に注意しなければいけません。
あまりにも攻撃性の高い言葉や感情、自己主張の激しさが前面に出てしまうと低評価に繋がるため要注意!
たとえ議論のテーマにそぐわない意見が出たとしても、伝え方や言葉の使い方にはくれぐれも慎重になってください。
⑤アイデアマン
アイデアマンは議論がより進展するように、さまざまな角度からアイデアや案、改善策などを出す役割です。
評価されるポイント
アイデアマンが評価されるポイントは以下のものがあります。
アイデアマンが評価されるポイント
- 多角的な視点
- グループ内の雰囲気をあたためる
- たくさん発言する
- グループへの貢献度
アイデアマンも監視役同様、役割決めの際にはあえて決めないことが多い仕事ですが、話し合いの際には必ずいなければ進まない重要な役割です。
グループディスカッションでは初対面であることから、なかなか話し出す人がいなかったり意見が出なさすぎることで進まないこともよくあります。
有意義な意見を出そうとするのは悪くありませんが、採用担当者は出した意見の質よりも、「いかに意見を出してグループに貢献できたか」を重視していることが多いですよ。
グループ内の雰囲気を良くしたり、温める仕事でもあるので、アイデアマンとなった方はとにかく意見を出すことを意識してみましょう。
注意点
アイデアマンは発言量が重視される立場ですが、あまりにもテーマからずれた発言をしてしまうと、かえってグループ内が混乱してしまうので注意が必要です。
ただし、良い意見や正しい意見を言おうとして消極的になるのも気をつけなければいけません。
ほかの人の意見の出やすさやグループ内の雰囲気を見ながら、臨機応変にアイデアを出すことが大事です。
⑥発表者
発表者は、グループでまとめた結論や結果を代表して発表するのが役割です。
評価されるポイント
発表者が評価されるポイントは以下のものがあります。
発表者が評価されるポイント
- プレゼンテーション力(立ち居振る舞いや話し方、表情)
- トークスキル
- 大勢の前で話す積極性
- 聞く人にわかりやすく伝える能力
発表者は書記がまとめた内容をそのまま伝えるのではなく、自分の言葉で周りの人たちに伝わるように例えなどを用いるのがポイントです。
反対にあからさまに原稿をそのまま読んでいる様子があったり、大勢の前で話すのに声が小さすぎるなどがあれば評価につながりません。
グループよりも多い人まで話すことに緊張しない人や、かみ砕いて説明するのが得意な人に向いているといえます。
注意点
発表者はファシリテーター(司会)と同様、注目を集めやすい役割。
発表者はただ発表するだけが仕事ではなく、議論の最中の貢献度や発言力も評価の対象になることを忘れてはいけません。
また大人数だと、役割がない人もほかにいる可能性もあります。
そういった場合は「一緒に発表しませんか?」と提案することで、採用担当者からは協調性や気遣いができるアピールにつながるのでおすすめです。
⑦役割なし
5人以上などグループによっては、役割が与えられない人も当然います。
役割がなくても、採用担当者にはしっかり観察されているので気を抜いてはいけません。
評価されるポイント
役割がない人が評価されるポイントは以下のものがあります。
役割がない人が評価されるポイント
- 積極的に議論に参加できているか
- 役割のあるメンバーをサポートできているか
- グループへの貢献度
- 協調性
- 発想力
役割がない場合、「以下に積極的に議論に参加できているか」「役割のあるメンバーのサポートができているか」「協調性があるか」などが見られています。
役割がないからと周囲に任せっきりにしてしまうと、「積極性がない」「貢献度が足りない」となるので要注意。
ときにはファシリテーター(司会)のように、「残り時間は?」と確認したり、意見が言えていない人に話を振ったりしてみてください。
注意点
「この役割しかしたくない」「ほかの役割のサポートなどしたくない」などと、役割に対してこだわりすぎないように注意しましょう。
メンバー内で役割争いやポジション被りが生じてしまうと、企業からは「協調性がない」「柔軟性に欠ける」と評価されてしまう恐れがあります。
また、残り時間の確認やあえてファシリテーターに進行を促すことで、議論への参加として評価されるので積極的に発言することをおすすめします。
役割がないことをポジティブにとらえ、逆にどんな役割にでもなれると考え貢献することが大事!
グループディスカッションの役割には、それぞれの長所やアピールできる面が必ず備わっています。
そして、どの役割が有利で不利といったこともありません。
目立ちそうなファシリテーター(司会)や発表者になっても、自分の性格や特性を活かせなかったり、うまく進行ができていないと逆にマイナスポイントになることも!
グループディスカッションでは「いかに役割としてグループ内に貢献できたか」が重視されます。
やりたい役割ではなく、自己分析や自分の得意な分野は何かを見つけて、自分に合った役割に徹するするようにすると高評価につながります。
グループディスカッションの一般的な流れ
グループディスカッションは一般的に以下の流れになります。
グループディスカッションの流れ
- テーマや時間、ルールなどが採用担当者から伝えられる
- 自己紹介をする
- 役割を決める
- 議論をおこなう
- 意見をまとめる
- 発表
基本的にグループディスカッションの制限時間は、30分~1時間程度。
一連の流れがわかっていると、「何から始めたらいいの?」とならずスムーズにディスカッションができるので頭に入れておきましょう。
また、発表時にパワーポイントを使うパターンの場合、表に書き起こす作業などが必要となるため、短い時間のなかで「どれにどれくらいの時間を割くか」がキーポイントに!
自己紹介や役割決めは、なるべく時間をかけすぎないように意識しましょう。
タイムキーパーや進行だけではなく、ひとりひとりが時間に対してシビアに考えることがグループディスカッション成功への道なのです。
グループディスカッションの進め方とは?効率的に進めるコツについて紹介|インターン/就活に役立つ情報メディア|ユアターンPlus
スムーズな役割の決め方
「役割の種類は分かったけれど、具体的にどう役割分担をすればいいの?」と思う方も多いはず。
ここではスムーズな役割の決め方についてご紹介します。
指名制
グループディスカッションでは、はじめにファシリテーター(司会)を決めてから司会の振興のもと役割を指名する方法があります。
参加者によっては、なかなか立候補してくれないところもあります。
役割分担で時間がかかると話し合いやまとめに時間が割けられなくなるため、ここではあまり時間をかけないようにしなければいけません。
もし自分がファシリテーターになったら、「この役割をしたい方はいませんか?」「私から指名してもよろしいですか?」と周囲に同意を得たうえで進めてみてください。
そこで自分勝手に進めてしまうと、「周囲の意見を聞かない人」「自己主張が強い人」とイメージダウンにつながる恐れがあります。
立候補制
自己紹介で1番最後の人や、席の端にいる方がそのまま立候補制で役割を決めないかと提案する方法もあります。
その場合も指名制と同様、「周りの意見を尊重する」「ほかに良い案や得意な役割がないか」も忘れないように提案することが大事です。
もし、自分が向いていそうな役割があれば、そこで積極的に立候補すると決まりやすいのでおすすめ。
役割分担でもめそうになったら?
グループディスカッションの役割を決める際、なかなか決まらなかったり誰も立候補してくれないといったパターンもあります。
そういった時は、「自分は〇〇するので、あなたは〇〇をしてくれませんか?」と自分から提案することもひとつ。
初対面のメンバーであれば、字がきれいな人は書記、声が大きい人は発表者やファシリテーターなどとして指名するのもいいでしょう。
グループディスカッションは役割分担が目的ではなく、あくまで議論の話し合いの過程や結論をまとめるところにあります。
役割を決めるための理想の時間は数分~5分程度。
時間短縮のためにも、比較的自分の得意とする役職を担うことで、スムーズに議論を進めてみてくださいね。
グループディスカッション前にできる対策5つ
グループディスカッションは、当日になってみないと読めない面がたくさんありますが、それでも当日までにできることはたくさんあります。
ここでは、グループディスカッション前にできる対策について5つご紹介します。
「初めてのグループディスカッションで不安」「これまでグループディスカッションの練習が充分できなかった」と心配な方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
グループディスカッション前にできる対策5つ
- グループディスカッションのマナーやコツをおさえる
- グループディスカッションの回数をこなす
- 採用担当者が見ているポイントをおさえる
- グループディスカッションで落ちる人の特徴を把握する
- 普段からニュースや情報に触れておく
➀グループディスカッションのマナーやコツをおさえる
初めてグループディスカッションを受けるのであれば、最低限のマナーやコツを押さえておくことが大事です。
基本的なグループディスカッションのマナーやコツは、以下のものが挙げられます。
グループディスカッションのマナー、コツ
- 役割ごとの立ち回りを理解しておく
- つねに時間を意識する
- ほかのメンバーに共感する
- 発言をする際はハキハキを話す
- 脚を組む、ペン回しなど自分の癖や姿勢を見直す
- 異なる意見があっても頭ごなしに批判しない
- 議論中に話がそれたら修正を促す
- 発言できていない人がいたら話を振る
「時間配分をまったく気にしない」「自分勝手に話す」などが目立てば、そもそもグループディスカッションの本質を理解していないと落とされるため注意です。
また、話し方やふまいに何らかの癖がある方は、普段の日常生活から意識しておく必要があります。
さらに最近では、オンラインでのグループディスカッションも増えてきています。
その場合は表情や反応がより見えづらくなるため、対面で話すよりも少しオーバーリアクションで反応したり、大きく相槌を打つなどの対策が有効です。
発言もかぶりやすくなるため、挙手をしてから話し出すなどオンラインならではのコツやポイントを押さえておいてもいいでしょう。
グループディスカッションのコツとは?オンラインでの対策についても解説|インターン/就活に役立つ情報メディア|ユアターンPlus
②グループディスカッションの回数をこなす
グループディスカッションにおける緊張感をなくすには、とにかく場数を踏むことが大事!
どれだけ役割や流れが頭に入っていても、全てが自分のイメージ通りに進むとは限りませんからね。
実践練習を積み重ねることで、徐々に臨機応変な対応ができてきて、自信にもつながるメリットもあります。
また一通りの役割を経験しておくことで、「自分に向いている役割は何か」「より自分をアピールできる立ち居振る舞い」などがわかってくることも。
キャリアセンターや中小規模の合同説明会では、疑似的なグループディスカッションをおこなっているところもあるため、ぜひ積極的に参加してみてくださいね。
③採用担当者が見ているポイントをおさえる
グループディスカッションを制するためには、採用担当者がどこを評価しているのかを把握しておくのがポイント。
具体的に採用担当者がグループディスカッションで見ているポイントは以下のものが挙げられます。
採用担当者が見ているポイント
- 自発性
- 積極性
- コミュニケーション力
- 論理的思考力
- 協調性
- 発想力
- アイデア力
- リーダーシップ力
グループディスカッションでは、「いかにグループに貢献しているか」「周囲とうまく連携しながら結論をまとめられているか」を見ています。
ですので逆に、評価ポイントに反した立ち回りをしたり、「何も発言しない」「自分の話ばかりする」「周囲と強調しようという姿勢が感じられない」のは避けるべきです。
また複数の人が集まっていると、どうしても自分とは異なった意見を持つ人が現れます。
ほかにも、議論とは離れた発言をする人や「クラッシャー」と呼ばれる人に遭遇することも!
そういった場合は、まず相手の話を一通り聞いて受け入れたうえで自分の意見を主張したり、もう一度テーマを振り返る時間を促すなど対策をしてみてください。
また役割を決める前に怪しいと思ったら、あえて書記に回ってもらうというのもひとつですよ。
ディベートや言い合いのようになってしまうと、どれだけ良い意見を持っていたとしてもグループ全体の評価が下がるため注意しましょう。
クラッシャーとは…
グループディスカッションなどの話し合いにおいて、自分の意見を強引に押し通そうとしたり、人の意見をすぐに批判するなど明らかに議論の妨げとなる行為をする人。
④グループディスカッションで落ちる人の特徴を把握する
グループディスカッションで落ちてしまうことが多い人は一度、初心に立って原因を探るようにしてみてください。
グループディスカッションで落ちてしまう人は以下の特徴があります。
グループディスカッションで落ちる人の特徴
- 評価されるポイントを把握していない
- 自己主張が強すぎる
- ほかの人の意見を受け入れない
- 企業が求める人物像にそぐわない
- ひとことも話さない
- 議論の流れを妨げる行為をしている
- 自分の役割を把握していない
上記の特徴や自分のふるまいに癖がある場合、なかなか自分では気づかないことも多いので、録音や録画をしておくのがおすすめですよ。
⑤普段からニュースや情報に触れておく
グループディスカッションのテーマには、その時に流行している社会問題や時事問題を取り扱う企業も多くあります。
そうなると、そもそものニュースや情報をしていないと話し合い自体が進まなくなることも。
どんなテーマが与えられても、ある程度話ができるように、自分なりの考えや主張ができるように普段の生活からニュースなどをこまめにチェックするようにしてください。
また世間的なニュースのほかに、志望する企業について業界の研究をしておくのもおすすめ。
「どんな商品やサービスをおこなっているのか」「業界における問題とは何か」「社会に与える影響は何か」などを軸に考えてみると、自然とテーマも絞りやすくなりますよ。
何かしらの商品やサービスを取り扱う企業であれば、売り上げの伸ばし方やターゲットに刺さるPRなどが取り上げられる傾向にあります。
就職活動のサイトでは、大手企業や業界ごとに過去のグループディスカッションのテーマを公開しているところもあります。
その場ですぐ考えたり、アドリブに自信がない方はこういった対策を事前にしておくことで、自信にもつながるためぜひ準備を怠らないようにしてくださいね。
~まとめ~グループディスカッションでは有利な役割はない!
今回は、グループディスカッションの役割についてそれぞれの評価ポイント、注意点などについて解説してきました。
一見グループディスカッションの役割では、注目をされやすいファシリテーターや発表者が選考に有利だと考えられがちですが、実はそうではありません。
どの役割でも、役割がなくてもグループ内で貢献したり、自分の出来ることを最大限発揮できていることが大事なのです。
反対に、どの役割につくかにこだわりすぎて、人前で話すのが苦手なのに発表者となって上手く進行できなかったら逆効果に!
自分の性格や長所、短所を十分に理解し、それらが活かせる役割に就くのがベストですよ。
また、そもそもグループディスカッションに対して苦手意識がある場合は、経験値を積むこともひとつ。
インターンやキャリアセンター、各企業では就職活動のグループディスカッション対策のイベントをおこなっているところもたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。