自分の学歴に対する劣等感、自分より高学歴の人に対する嫉妬心からネガティブな発言や他人に対して攻撃的な行動をしてしまう。
また、自分より低学歴な人を過度に見下してしまう人のことを学歴コンプレックスといいます。
この記事を読んでいるあなたは、「自分ってもしかして学歴コンプレックスかも…」と苦しんでいるのではありませんか?
学歴コンプレックスはあなたの学歴のせいではありません。
ここでは学歴コンプレックスを取り払い、充実した学生生活を送るための方法を紹介します。
学歴コンプレックスとは?
学歴コンプレックスとは簡単に言えば、「自分の学歴に劣等感を抱くこと」です。
たとえば、「ほかの人のほうが有名大学に通っていた」「そもそも大学を出ておらず高卒」などの状況に陥ったことはありませんか?
とくに就活などは学歴を重視する傾向が強く、学歴を強く意識したり、ネガティブな感情にふさぎ込まれる学齢は少なくありません。
また、学歴コンプレックスには「学歴コンプレックスによって卑屈になる人」「自分よりも高学歴もしくは低学歴の人を攻撃する人」に分かれるといわれています。
物事を全て学歴のせいにしてしまったり、他人をけなしてしまうと人間関係にもひびを入れることにつながるので注意が必要です。
学歴にコンプレックスを感じてしまう人の特徴5つ
では、具体的に学歴コンプレックスに陥る人にはどのような特徴があるのでしょうか?
ここでは、学歴コンプレックスになってしまう人の共通点についてご紹介します。
- 学歴に関する自虐を言う
- 学歴や受験の話を避ける
- 高学歴の人の欠点を探す
- 失敗を学歴のせいにする
- 他人に対してすぐにマウントを取る
➀学歴に関する自虐を言う
学歴コンプレックスの人は「俺大学に行ってないから馬鹿だわ~」「私なんて〇〇大だからさ~」と、自分の学歴をネタにして自分自身を攻撃する傾向があります。
要するに自虐です。
これは、先に自分で言っておくことで、周りから自分の学歴のことを言われても傷つかないようにしている、自己防衛の心理が働いています。
自分が気にしていることを他人に言われるとかなり傷つきますもんね。
しかし、大学に行っていない=頭が悪い、受験に失敗した=ダメな人間、自分でそう言ったとしても本当はそんなこと思っていないのではないですか?
周りにそう言うことで自分を守っているのかもしれませんが、自虐をして良いことはひとつもありません。
②学歴や受験の話を避ける
学歴コンプレックスの人は、学歴や受験の話を避ける傾向があります。
例えば、同窓会のように久しぶりに地元の友人と会う場面。
それぞれの進学先や就職先の話題が上がりますよね。
誰がどこに進学した、こんな仕事をして活躍しているという話を聞きたくないと思うのが学歴コンプレックスの特徴です。
学歴コンプレックスを抱えた人は、その気持が影響して自分の進学先、就職先での毎日を楽しいと思えない、満足できてきない場合が多く、嫉妬するのです。
また、自分の学歴や納得していないため、できるだけ他人には知られたくないと思います。
「そういえば〇〇さんはどこに進学したの?」と話を振られることを恐れています。
それと関連して、受験も黒歴史だと思っている人も多いため、受験の話もしたがりません。
しかし、失敗はそんなに良くないことなのでしょうか?
③高学歴の人の欠点を探す
学歴コンプレックスの人は、自分より高学歴の人の欠点を見つけようとする傾向があります。
これは、悪い意味で「学歴とか関係なくない?」と思い込むために使う方法です。
悪い意味でというのは、人の欠点を見つけて高学歴でもその人に価値があるわけでは無いということを証明したところで、自分は何も変わらないということです。
人の価値を自分の中で下げる、他人に話してそう思わせたところで、自分の学歴は変わりません。
むしろ人の悪い部分を見つけて言うということで自分の価値を下げる行為なのではありませんか?自分の学歴コンプレックスを認めている証拠でもあります。
「学歴なんて関係ない」、それならば他にもっとやるべきことがあるはずです。
④失敗を学歴のせいにする
学歴コンプレックスの人は、自分が失敗したときに学歴のせいにします。
「所詮自分はFランだから」「頭が悪いからこんなこともできない」「このレベルが限界だ」そう言うことで自分を納得させようとします。
はっきり言って、自分のミスは自分のせいです。
しかし、ミスは誰にでもあります。
そういった意味でも学歴は全く関係ありません。
学歴のせいにしてもどうしようもないことは、心のどこかではわかっているはずです。
自分以外のなにかのせいにして終わらせるより、「なにがいけなかったのか」「次失敗しないためにはどうすればよいのか」を考えるべきではありませんか?
学歴コンプレックスから抜け出したいのであれば、失敗を学歴のせいにするのはやめましょう。
⑤他人に対してすぐにマウントを取る
基本的にプライドの高い人は学歴コンプレックスを感じやすい傾向にあるとされています。
またプライドが高く学歴コンプレックスに陥っている人は、学歴以外で自尊心を満たすために優位に立とうとします。
たとえば、「収入に見合わないブランド品をやたらと持つ」「恋人やパートナーに対して高学歴や高収入など、社会的地位の高さを求める」「やたらと知識をひけらかそうとする」など。
他人に対してマウントを取ろうとすると、「嫌な人」として認定され、人間関係も築けにくくなります。
学歴コンプレックスに陥る原因6つ
そもそもなぜ学歴コンプレックスに陥ってしまうのでしょうか?
学歴コンプレックスに陥る原因には以下のものが挙げられます。
- 自分に自信がない
- 周囲に高学歴の人がいた
- 志望校に落ちた経験がある
- 学歴の低さで待遇の差を感じた
- 学歴至上主義の環境で育った
- もともと負けず嫌い
➀自分に自信がない
「学歴コンプレックスを抱えるのは今の自分を変えたいと思っているから」、つまり「自分はもっと出来るはず」「上に行けるはずだ」という気持ちがあるのです。
実は向上心をもった人間だということがわかります。
学歴コンプレックスであることはむしろチャンスだと言えますよね。
しかし、自分に自信があれば学歴コンプレックスに陥ることもなかったはず。
一歩踏み出す自信がない…そんな人も多いでしょう。
学歴を変えることは難しいかもしれませんが、小さな一歩を踏み出すことで学歴コンプレックスを克服することは簡単にできます。
そして、同時に自分に自信をもつこともできるのです。
②周囲に高学歴の人がいた
親や兄弟などの家族、友人など周囲に高学歴の人がいれば、幼少期から比較されるため、無意識に学歴コンプレックスに陥りやすいです。
直接的に言われなくても、「〇〇ちゃんは〇〇大学に行ったんだって」などと言われ続けていると、やはり「自分はどうしようもない」と負い目に感じてしまいます。
ほかにも、つねに親が兄弟と比べてくる場合もまた自分が周囲と比べる原因になります。
③志望校に落ちた経験がある
中学でも高校でも第一志望校に落ちた経験があれば、いつまでも記憶の中に残り学歴コンプレックスにつながることもあります。
「自分はダメな人間だ」と大きな挫折となり、劣等感を抱くということですね。
たとえ社会的に見て高学歴だと判断される学校に通っていたとしても、一番行きたい学校でなければコンプレックスを持つことだって少なくありません。
とくに受験のために遊びなどを犠牲にして勉強一本で努力してきた人ほど、大きな学歴コンプレックスとなるとされています。
④学歴の低さで待遇の差を感じた
自分はそこまで意識していなくても、これまで自分の学歴や偏差値で待遇の差を感じた経験があれば、それがきっかけで自分もまた他者を学歴で判断するようになったりもします。
たとえば、就活などが代表的な例となるでしょう。
現在はそこまで学歴による影響はないといった声もありますが、老舗企業や人気企業ではやはり暗に学歴によって判断する「学歴フィルター」の空気はまだ残っています。
実際、高卒よりも大卒の方が基本給が高めにせっていされていることも。
また同じ結果を残していても、なんとなく高学歴の方が評価されやすかったなどの経験はありませんか?
上記のような経験によって、「頑張っても学歴がないと認めてもらえない」「努力しても無駄だ」といった考えに陥ってしまうのです。
⑤学歴至上主義の環境で育った
生まれ育った環境が学歴至上主義の場合、小さいころから人や自分を学歴で判断するようになるため、自然と学歴コンプレックスを感じてしまいます。
学歴至上主義の環境下だと、つねに誰かと比較されたりネガティブな評価を受ける機会が多くなります。
少しでもミスがあったりすると、本当はそうでもないのに「自分には価値がない」と思ってしまうのです。
よくあるのは親からのプレッシャーや進学校ならではの教育方針など、いつも学歴が重視される環境にいるケースなどが挙げられます。
⑥もともと負けず嫌い
周囲の環境など関係なく、もともと負けず嫌いな性格だったり、プライドが高い人は学歴コンプレックスに陥りがちだとされています。
自分でも努力はしますが、広い社会に出て自分よりも優れた人が出てくると、途端にプライドを保つためにほかの高学歴の人の粗探しをしたりするのです。
また反対に自分よりも学歴が低い人を見つけたときに、一気に攻撃的になることで自分の自尊心を守るなんて人もいます。
いずれにせよ、人からの信頼や人間関係を良好に築けにくくなるので注意しなければいけません。
学歴が低くても劣等感をもたない人もいる!
学歴が低いからといって、みんなが学歴コンプレックスに陥っているわけではありません。
「そんなヤツ、ただ開き直っているだけだろ?」と思うかもしれませんが、学歴コンプレックスから開放されることで低学歴でも社会で大きく成功した人がいます。
いい意味で学歴を気にすることなく自分の価値を高めることは誰にでも出来るのです。
つまり、「学歴なんて関係ない」かどうかは、自分の行動とその結果が決めるということです。
学歴コンプレックスから抜け出すための8つの方法
現状に満足している人はその状況から抜け出そうとは思いませんが、学歴コンプレックスのように現状に満足出来ていない人は、変わるために行動することができます。
それならば、学歴コンプレックスを克服し、なりたい自分になるために動きだすしかありません。
学歴コンプレックスから抜け出すにはどうすればいいのでしょうか?
ここからは、学歴コンプレックスを克服する方法として、具体的な方法をいくつか紹介します。
- 学校や仕事でエンジョイする
- 資格試験の勉強や部活動に打ち込む
- 自信を持って言えるスキルを持つ
- 長期インターンへの参加で結果を出す
- サークルの幹部やゼミ長に挑戦してみる
- 高校・大学に入り直す
- まずは他人を学歴で判断しないようにする
- 学歴で判断する環境をできるだけ避ける
➀学校や仕事でエンジョイする
それができないから苦しい…と思う人もいるかもしれませんが、やはり自分が実際に所属することになった場所で満足することが一番です。
第一志望じゃないから最悪な学校というわけではないですよね?
今のあなたはおそらく、学歴コンプレックスフィルターで自分の入った学校や職場をみているのだと思います。
講義や仕事に真剣に向き合えていますか?
今いる環境を最大限に利用すれば手応えを感じられるのではありませんか?
周りのレベルが低いと、行動せずに思っていませんか?
自分と同じような考え方をもち、どんな環境でも行動し続けている人は必ずいます。
所属を変えなくとも、自分の生活スタイル、コミュニティを変えることで将来が大きく変わる可能性があります。
学歴は学歴で受け入れて、自分が刺激を受けられる場所で成長することを提案します。
②資格試験の勉強や部活動に打ち込む
学歴はどうしようもなくても、資格試験で高学歴の人が受けるようなレベルのものに挑戦したり、部活動で優秀な成績を残したりすることはできます。
もちろん努力は必要ですが、資格やスポーツなどの成績があれば就活の場面でも勝負できかもしれません。
また、「こんなに難しい試験に合格した!」「こんなに大きな大会で優勝した!」という事実は自分の自信にも繋がります。
また、結果だけではなく努力した過程は必ず自分を成長させます。
目標は自分で自由に設定して良いので、興味のあること・好きなことに取り組むことをおすすめします。
③自信をもって言えるスキルを持つ
学歴を気にしている人は、現在胸を張って言えることがないことが多いです。
学歴は過去の失敗かもしれませんが、それは「今」が塗り替えてくれます。
そこでおすすめしたいのが「オンライン英会話」です。
オンライン英会話は1回30分、今の生活を圧迫せず英語力を身につけられます。
スキルをひとつでももっていれば、自信がつき、学歴を気にしない人生が送れるのです。
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④長期インターンへの参加で結果を出す
大学生であれば、就活前に考え始めるインターンへの参加。
気になる企業や社会を知る機会に、就活を有利にしたりするために参加する人が多いでしょう。
実は、1、2年生から始められる長期のインターンが存在することはご存知ですか?
長期インターンはスキルアップを目的として参加する学生が多く、営業やプログラミング、マーケティングなど多くの職種があります。
学生のうちに企業で働く経験をし、普通就職してから身につける技術を先につけておけば、学生の中でも一歩前に出ることができます。
長期インターンは有給のものや歩合制のものが多く存在するので、お小遣い稼ぎのためだけのアルバイトをしているのであれば、インターンへの参加でスキルを磨き、学生のうちから社会で結果を出せる人間になるのも学歴コンプレックスを克服するひとつの手です。
長期インターンと短期インターンはどう違う?働く期間やメリット・デメリットを徹底比較!
⑤サークルの幹部やゼミ長に挑戦してみる
大学内のサークルの幹部をしたり、ゼミ長を努めたり…自分の所属するコミュニティのトップに立って自分を磨くというのも一つの手です。
合宿やイベントなどを企画・運営することで組織をまとめる力やコミュニケーション能力、問題解決能力がつき、将来の役にも立ちます。
最後までやり遂げることができれば、達成感と自分への自信になるでしょう。
自分に合ったサークル選びをしよう!~サークルを選ぶ時の注意点~
⑥高校・大学に入り直す
学歴コンプレックスを感じているのなら、高校や大学に入り直してみるのもひとつです。
受験勉強から卒業まではある程度の時間がかかりますが、少なくとも大卒や志望校に入り直すことができれば根本的な解決にはなります。
たとえば高校なら、通信制や夜間制の学校がありますし、大学でも社会人枠などが用意されています。
また、現役では入れなかった難関大学やMBAなどを取得するために入学することもできます。
ただし学歴コンプレックスを克服するためだけに勉強するとなると、途中でモチベーションが下がる可能性もあるので要注意。
「自分が何を学びたいのか」「何のために勉強するのか」「卒業後はどんなことに活かしていきたいか」などを明確にしておくことをおすすめします。
⑦まずは他人を学歴を判断しないようにする
自分自身に対して学歴コンプレックスを感じているのならまず、他人を学歴で判断しないようにすることも大事です。
とくに学歴コンプレックスを感じている人は、他人に対しても無意識に自分と比較したり、低い人をバカにする傾向が強いとされています。
まずは学歴ではなく、相手の内面や本質的な魅力、仕事などの実力など総合的に見る癖をつけるようにしてみてください。
⑧学歴で判断する環境をできるだけ避ける
先にも述べたように、周囲が学歴至上主義の傾向が強いと自分もまた学歴によって判断してしまいます。
したがって、家族や友人など学歴で判断する環境が身近にあるといった方は、少し距離をとってみてください。
もちろん自分が意識したからといって完全に断ち切れるというわけではありませんが、少しでも避けることによって学歴に対する自分の劣等感も薄まっていくはずです。
長期的に学歴で判断しない環境に身をおくことで、徐々に自分自身も必要以上に他人を学歴で判断しないようになっていくでしょう。
学歴コンプレックスは自分に自信を持つことが大事!
今回は学歴コンプレックスに陥る原因や特徴、克服方法などについてご紹介してきました。
学歴コンプレックスは、幼少期からの環境や不遇な経験、自分自身の失敗経験などが原因となって起こり、誰しも持つ可能性のある価値観です。
社会や企業でも、まだまだ「学歴フィルター」と呼ばれる学歴で学齢を判断する兆しは根強く残っています。
しかし、学歴コンプレックスは乗り越えられます。
たとえば「自分だけではなく他人を学歴で判断しない」「学歴ではなく仕事や実績などで結果を残す」「資格を取得する」などで自分に自信をつけることが大事です。
とくに大学生や就活中、社会人になりたての頃はつい意識してしまいがちですが、今回の記事を参考に克服してみてくださいね。