大学受験を終えた高校生や、大学に入りたての新入生だと、大学のテスト期間や難しさ、どんな感じなのだろう、と不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
大学に入ってももちろんテストはありますが、高校生までとは評価方法や期間が異なるので、今回は大学のテストについて詳しく説明したいと思います。
勉強のコツや気をつけることについても紹介するので、ぜひ参考にして初めての大学のテストも乗り切ってください。
大学のテスト期間はいつ?学期制別に紹介
大学のテスト期間は何学期制なのかによって大きく異なります。
学期制ごとのテスト期間を紹介するので自分の大学がどれに当てはまるのか事前に確認しておきましょう。
2学期制は年2回テスト
大半の大学は前期と後期に分かれる2学期制です。
2学期制の場合、前期は4月から8月初旬、後期は10月から2月初旬という区切りが一般的ですが、大学によって明確な日にちは変わります。
基本的にテストは学期終わりにあるため、前期が終わる7月中旬から7月下旬に中間テスト、後期が終わる1月中旬から2月初旬に期末テストが実施されることが多いです。
テスト期間はほとんどが1週間ほどで終わり、テストが終われば夏休み、春休みが始まります。
長期休みに浮かれて直前のテストを怠ることがないように気を引き締めて取り組みましょう。
3学期制は年3回テスト
大学によっては、高校と同じような3学期制を取り入れていることもあります。
3学期制の場合、1学期は4月から7月下旬、2学期は9月から12月、3学期は1月から3月という区切りが一般的です。
学期末ごとにテストがあることは変わらないので、2学期制よりもテストの回数が1回増え、1学期の6月下旬から7月上旬、2学期の11月下旬から12月上旬、3学期の3月上旬にテスト期間が入ることが多いです。
詳しい日程は大学に確認して間違えることがないように気をつけましょう。
4学期制は年4回テスト
最近では4学期制を取り入れている大学も増えています。
4学期制の場合、春学期前半は4月から6月上旬、春学期後半は6月中旬から8月中旬、秋学期前半は9月下旬〜11月中旬、秋学期後半は11月下旬から2月中旬と区切ることが一般的です。
4学期制でも学期末毎にテストがあるため、春学期前半が終わる5月下旬から6月上旬、春学期後半が終わる7月下旬から8月上旬、秋学期前半が終わる11月中旬から11月下旬、秋学期後半が終わる1月下旬から2月上旬にテスト期間が入ることがほとんどです。
2学期制や3学期制に比べてテストが多いため、1つの授業の履修期間が短く、短期間でも濃い内容の学習ができます。
また、留学もしやすいことから導入している大学も多いので、自分が行く予定の大学の制度が変わっていないか、事前に確認しましょう。
大学のテスト勉強は2週間前から始めると安心
大学のテスト勉強をいつから始めれば間に合うのか分からない新入生もいると思いますが、基本的にはテストの1週間から10日前に始める大学生多いです。
そのため、2週間の余裕を持って勉強を始めると遅すぎることはないでしょう。
テスト勉強期間の1日の勉強時間は3時間弱くらいの大学生が多いので、少なくとも1日2時間以上は勉強時間を作れるようにしたいですね。
大学のテスト勉強のコツ
大学のテストは単位にも大きく影響するので、不安を感じる大学生は多いと思います。
今回はテスト勉強を始める際のコツを紹介するので、これからテストを迎える大学生も参考にして効率よくテスト勉強をすすめましょう。
普段の講義から重要点を見極める
テスト期間が近づくと、ここテストに出るよ、ここ重要だよ、と講義中にヒントを与える教授も多いです。
範囲が広い大学のテストにおいて、少しでも勉強範囲を絞れると楽になるので、テスト直前の講義は休むことがないように気をつけましょう。
また、普段の講義で教授が強調している部分はテストに出ることも多いので、重要点を整理して勉強しましょう。
完全にやまをはるのは良くないですが、ある程度力を入れて勉強する分野を決めることは高得点にも繋がります。
過去問をもらう
大学のテストは毎年内容が同じであることや、似通うことが多いので、過去問を手に入れると一気に勉強もはかどるでしょう。
過去問を集中して解くことで、出題方法や傾向、繰り返し出ている問題が分かるので、テストにも安心して臨むことができます。
事前に同じ講義を受けた先輩や友人を探して過去問を持っているか聞くなど積極的に動くことが大切です。
しかし、過去問だけで勉強すると想定外の問題や、テスト形式が全く新しいものになった際に対応できなくなるので、あくまで参考にする程度で利用しましょう。
友人と一緒に勉強する
自分一人ではなく、友人と勉強会をすることもおすすめです。
自分の知らない情報や自分が休んでいた分の講義内容を知ることが出来るだけでなく、お互い分からない部分を教え合うことで理解も深まるので、効率よく勉強ができます。
また、テスト勉強をしているとどうしても気分が下がる、疲れるということがありますが、友人といることで愚痴も話せるので、気分転換になるでしょう。
一人で勉強していても長時間の集中ができない大学生は一度友人に声をかけて一緒に勉強してみてもいいかもしれません。
テストを受ける前の注意点
大学のテストは受ける前に気をつけなければならないこともいくつかあります。
ぜひ参考にして見落としがないように注意しましょう。
試験方法を確認する
講義によって試験方法は様々なので事前にレポートの有無やテストの有無を確認しましょう。
レポートがある場合は、テスト勉強に十分な時間を割くためにも、期日を確認して早めに終わらせると良いでしょう。
テストがある場合は、教科書や資料が持ち込み可なのか確認して忘れ物がないように気をつける必要があります。
持ち込み可であれば、どこに何が書いてあるのか、何が書かれていないのか、どの資料を持って行けば良いのか、事前に確認してテストの際に困ることがないようにしましょう。
教科書や資料を持ち込む際、メモ書きがあるものは禁止など条件があることが多いので、当てはまることがないように気をつけましょう。
テストの割合を把握する
テストの割合を把握することで、どれくらい時間を割けば良いか変わってきます。
テストが10割の講義はもちろん本格的なテスト勉強が必要ですが、レポート5割や出席5割といった場合は、自分の現状を知りテストで何点とればいいか計算することで、他の科目に集中することもできます。
自分がとっている科目の中で、優先度をきめて勉強しましょう。
テスト期間中のサークルやアルバイトは減らすべき
大学生であれば、アルバイトやサークル活動をしている方も多いですよね。
テスト期間中は基本的にサークルも休みになりますが、サークルによって活動を続けるところもあるので、無理に参加せずに休むまたは減らすようにしましょう。
アルバイト先にも事前にテスト期間を伝えておくと、シフトを作る際に考慮してもらえます。
テスト期間中もお金を稼ぎたい、友人に会いたいと思うことはありますが、単位のために我慢して勉強を最優先させましょう。
テストで失敗し単位を落としたときの対処法
テストが終わると、多分単位もらえないだろうなと不安になる大学生や、うまくいかず単位を落としてしまった大学生もいますよね。
単位が危ういときは諦める前に一度冷静になってなにができるか考えましょう。
再試験や救済措置があるか確認する
科目によっては救済措置があるので、まずは教授や学生相談室に話を聞いてみましょう。
救済措置がある場合は条件を確認し、自分が当てはまるか把握する必要があります。
また教授によっては、レポートを出すことで点数を上乗せしてくれることもあり、対応は様々なので、テスト後に不安がある大学生は一度教授に相談することをおすすめします。
再試験やレポートがある場合は、その分夏休みが少なくなる可能性もあるので予定をいれないように気をつけてしっかり取り組み、落ちることを防ぎましょう。
集中講義をとる
必要な単位を落としてしまい、すぐにでも単位が欲しいという大学生には集中講義をとることをおすすめします。
集中講義とは夏休みなどの長期休暇の間に1週間ほど毎日朝から晩までみっちり授業を受けることで単位がもらえる講義です。
成績評価の方法は講義によってばらばらですが、単位が危うい大学生や必要単位に達していない大学生はとるようにしましょう。
大学4年生の卒業間際のテストで単位を落としてしまった際も集中講義が残っていることがあるので、諦める前に自分がとれる講義があるのか、単位を増やす方法があるのか調べてみてください。
まとめ
今回は大学のテスト期間や勉強方法について紹介しましたが、普段からの勉強や講義の復習が大切です。
テスト前に焦って徹夜をすることや詰め込んでテストを迎えることがないように、早めに計画を立てて無理なく勉強しましょう。
もしうまくいかなくても、対処法はありますが、その分休みを削らなければならない場合や、自分が大変な状況になることが多いので、後悔しないためにも万全の状態でテストに挑みましょう。