テスト期間が近づいても勉強を後回しにしていたら、いつの間にかテスト前日になっていたという経験のある大学生もいるのではないでしょうか。
そうなるとやはり徹夜で勉強をすることになりますよね。
そもそも、大学のテストは範囲も広く人によっては科目もとても多いため、徹夜をしなければならない状況に直面する大学生は多いでしょう。
今回は徹夜でテスト勉強をする際のコツや注意点を紹介するので、是非参考にしてテストを乗り切りましょう。
徹夜で勉強する際のコツ
徹夜は基本的には良くありませんが、どうしてもしなければいけないときもあると思います。
徹夜で勉強する際、少しでも効率をあげて時間を無駄にしないようにコツを紹介するので、テストで失敗しないためにも事前に一度チェックしましょう。
徹夜する科目を絞る
全ての科目を徹夜して勉強することはできないので、事前にどの科目を徹夜で勉強するのか決めましょう。
連日の徹夜は逆効果になるので、難しい暗記科目だけ徹夜で覚える、最終日の前日だけ徹夜する、など考えることが必要です。
徹夜した分だけ点数があがる、ということはないので効率よく取り組むことが大切です。
3時間くらいの仮眠をとる
徹夜する際は、一睡もしない完全徹夜は避けるようにしましょう。
完全に徹夜をすることで、テスト中に眠くなりむしろ点数が下がってしまうこともあります。
徹夜する際は3時間を目安に仮眠をとると良いでしょう。
15分の仮眠を何回かにわけてとることも有効的です。
最低限の仮眠をとることで、テスト終了まで体力も集中力も保つことができるので、勉強の成果も出しやすいでしょう。
仮眠をとった後はそのままだらだらしないように、シャワーを浴びて眠気を覚ますことや、消化の良い食べ物を食べることで、メリハリを付けることが重要です。
過去問を利用して勉強する
テスト直前の勉強では、とにかく大事な部分を頭に詰め込みたいので、過去問が必須です。
過去問があることで、なんとなく頻出問題や出題方式、傾向をつかめるので、なにも分からないで勉強するよりも圧倒的に役に立つでしょう。
少しでも範囲を絞って今までテストに出た分野を重点的に勉強することで、効率よく高得点を狙えます。
過去問がない場合はすぐに友人や先輩に連絡して、重要な部分などすこしでもテストへのヒントを知るようにしましょう。
すでに合格点がとれそうな場合は徹夜しない
徹夜をしても十分な効果が発揮できるとは限らないので、すでにある程度点数がとれそうな科目の場合は、徹夜を控えましょう。
全くできない科目であれば、直前に詰め込むだけでも点数のあがりに期待できますが、現時点で7割とれる科目を9割にしたい場合は、徹夜では難しいです。
むしろ徹夜することで、テストに悪影響を及ぼすことや、他の科目のテスト勉強の時間が減ってしまうことがあるので、休めるときに休むことも大切です。
朝日を浴びる
徹夜した朝は、朝日を浴びて生活リズムを取り戻すようにしましょう。
1回の徹夜で生活リズムが狂ってしまうと、テスト期間だけでなくその後にも影響してしまうので、区切りを付けるために朝はカーテンを開けると良いです。
朝日を浴びることで眠気覚ましや寝坊対策にもなるので、眠いままテストを受けることを防げます。
徹夜でテスト勉強をするデメリットは多い
徹夜で一気に詰め込む大学生は多いと思いますが、実際徹夜によるデメリットはとても多いです。
徹夜する際は、デメリットを把握したうえでおこなうようにしましょう。
集中力が下がり勉強の質も低下する
徹夜をしていると、脳も休めない状況になるので、集中力低下に伴い記憶力や考える力も下がります。
そのため、徹夜による勉強の質は良いものではなく、普段の勉強に比べてテストへの期待もあまりできないことが多いです。
集中力が続かない分、だらだらと勉強を続けてしまいがちですが、その状態で無駄に時間を割いても意味が無いので、一度仮眠をとる、身体を動かす、シャワーを浴びるなどして、メリハリを付けましょう。
徹夜で勉強した分点数に反映されると思っている大学生は、このデメリットを良く把握して考えてください。
テスト本番に悪影響
徹夜をすると普段にくらべて一日中眠気におそわれることは確かです。
テスト最中に眠くなってしまう可能性も高く、普段のテストよりもケアレスミスも増え結果点数が下がることもあります。
夜通し勉強しても、本番で成果を出すことができなければ何の意味もありませんよね。
寝坊する危険性がある
徹夜しているときに、いつの間にか寝てしまい気づいたら朝になっていたという大学生も多いと思います。
徹夜をするとそれだけ疲労もたまるので、仮眠のつもりだったのに寝過ごしてしまうことは珍しくありません。
また、ぎりぎりに起きて焦って支度すると忘れ物をすることも多いです。
徹夜をする際は、朝方眠くなっても我慢する、絶対にアラームをかける、テスト開始時間が迫っても教室に来ない場合は友人に連絡してもらう、前日に持ち物を用意しておく、など事前に対策をしておきましょう。
徹夜でテスト勉強をするメリットや向いている科目は?
徹夜のデメリットは多いですがメリットはあるのか気になりますよね。
徹夜で勉強することで何が良いのか、向いている科目は何か紹介します。
勉強時間を確保できる
徹夜は睡眠時間を削るためその分の時間を勉強にあてることができます。
夜は周りも静かなので集中しやすい環境整いやすく、一日のみの徹夜なら効果的な場合もあります。
普段よりも勉強時間が長いことで油断しないように、何時までに何を勉強するなど目標をたてて取り組むようにしましょう。
範囲が限られているテストや暗記科目
テスト範囲やどこを勉強すれば良いか明確に分かっている科目や、その場限りで大丈夫な科目は、徹夜することで点数をあげられるでしょう。
また、そうでない科目でも苦手な部分だけを重点的に勉強するなど効率の良い勉強方法を考えることが大事です。
また、暗記科目などは声に出して覚えることで、眠気覚ましになるだけでなくより頭に入るので、テスト前日でも有効的でしょう。
基本的に徹夜をすることはデメリットの方が多いので、なるべく避けるようにしたいですね。
勉強を始める前に確認すること
徹夜で勉強を始める前に確認することを説明します。
もしかしたら徹夜する必要がない科目も多いかもしれません。
テスト科目の日程
テスト科目の日程やテストがいくつあるかを把握して、徹夜以外の勉強時間がどれだけあるか確認し、時間割によって空きコマも有効活用しましょう。
時間配分が分かることで、自分がどれくらい徹夜すれば間に合うかなんとなく計算できるので、目標も立てやすいでしょう。
また、徹夜した次の日の科目数や内容によって、どのタイミングで徹夜するか決めることも必要です。
連日の徹夜は身体にもテストにも悪影響があるので、なるべく減らすことを心がけて計画を立ててください。
テスト形式
テスト形式は講義によって異なるので、持ち込み可なのか、論述問題のみなのかなど確認しましょう。
持ち込み可のテストであれば、どこに何が書いてあるのか、何を自分で勉強すれば良いのか、どの資料が持ち込み可なのか、知ることで勉強方法も変わります。
持ち込み可のテストであれば、本番に忘れ物をしないように気をつけ、持ち込んで良い教材の条件を満たしていれば、ある程度の勉強でカバーできる可能性も高いです。
また、論述形式のテストであれば、求められるのが自分の考えであることも多く、最低限の知識があれば、その場で答えることもできるでしょう。
事前にテスト形式を詳しく把握して、それぞれにあった勉強法に変えることで、徹夜しなくてすむかもしれません。
徹夜をしないためには2週間前から勉強を始めよう
いつから勉強を始めれば余裕をもってテストに挑むことができるか気になりますよね。
一般的にはテストの10日前から勉強を始める大学生が多いので、2週間前から始めると安心でしょう。
徹夜をなるべく避けるためにも前もって計画的に勉強を始めることをおすすめします。
徹夜よりも早起きが良い
どうしても徹夜をしないと不安なこともあると思いますが、その時は徹夜よりも早起きして勉強することも良いかもしれません。
早起きでの勉強は徹夜に比べてデメリットも少ないので、早起きの方が良い理由を紹介します。
寝坊を防げる
早起きすることで、生活リズムも崩すことなく、テストまでの時間に余裕があることで、勉強、朝ご飯、持ち物の確認、などに関して万全の状態でテストを受けることができます。
寝坊する心配も無く、勉強にも集中できるため、本番でしっかり成果を発揮することができるでしょう。
テスト前にばたばたすることがないだけでも、ストレスも軽減されますね。
テストまで集中できる
テストが一日にいくつもあった場合、徹夜してしまうと最後の科目までに体力や集中力が切れる可能性が高いですが、早起きであれば、しっかり睡眠をとっているので、普段通りの集中力は続くでしょう。
また、朝勉強したことをすぐにアウトプットできるので、勉強の効率も良くなります。
まとめ
今回は徹夜でのテスト勉強について紹介しましたが、徹夜をする際はデメリットも把握して最終手段としてつかうようにしましょう。
もしも徹夜をする場合は時間を無駄にしないように気をつけて、早起きという手も考えてみるのもおすすめです。
なるべく、万全の状態でテストに挑むためにも、早い段階でテスト対策を始めて、無理のない計画を立てることが大切です。
大学のテストは大変ですが、単位を取ることが重要なのでしっかりと勉強して後悔しないようにしたいですね。