学生コラム

親友とルームシェアをしたい大学生へ送る「おすすめの間取り」

大学進学をきっかけに1人暮らしを始める学生は多かれ少なかれいますし、中には親友との「2人暮らし」、つまり「ルームシェア」を検討している学生もいます。

1人暮らしの始める準備とは異なるルームシェア。

親友と2人で暮らするならば「どれほどの間取り」を用意した方がいいのか、悩まれる方もいます。

そこで今回は、これから親友とのルームシェアを始める大学生に向けて「おすすめの間取り」をご紹介します。

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親友や恋人とルームシェアを検討している

ルームシェアをするなら「2K」から

これから親友との「ルームシェア」を始めようと考えている場合、おすすめの間取り、キッチンや浴室などの水回りなどの共有スペースと併せて、個人のプライベート空間となる「個室」が完備されている「2K」「2DK」「2LDK」の中から選ぶのがベストです。

プライベートを重視するなら2K/2DK

「2K」はキッチンスペースと2部屋の間取り、「2DK」はダイニングキッチンと2部屋の間取りをしています。いずれも「リビング」がないため、「プライベート重視」の間取りとなります。

お互いにプライベートを尊重し合えるもので、後述する「2LDK」よりも家賃が安く済みます。ただし、話し合いのない「ルームシェア」はよく失敗するといわれますのでご注意ください。

コミュニケーションを重視するなら「2LDK」

「2LDK」は、「共有スペース」となるダイニングキッチンとリビングと併せて2部屋の間取りをしています。

「共有スペース」となるリビングで、共通の友達を呼んでパーティをしたり、ルームメイト同士、より交流を深める場として利用することを考えている方にはおすすめの間取りです。

1LDKからでもルームシェアはできる!けど工夫が大切

「2K~2LDK以上」の間取りは2人の予算上少し難しいということで、「1LDK」の部屋を借りてルームシェアをされる方がいます。

そもそも「ルームシェア」を始めるにあたってこの部屋の間取りでするようにという「決まり」というようなものはありません。なので、「1LDK」からでも、ルームシェアを始めることは可能です。

ただし、1LDKの場合、2Kのようにお互いの「プライベート空間」となる「個室」が1つしかない点です。どんなに仲がいい友人、恋人と「ルームシェア」をするとなれば各自の個室を確保しておくことが望ましいです。

もし1LDKでルームシェアを検討されているのであれば、メリット・デメリットを理解したうえで「工夫」を凝らす必要があります。

メリットデメリット
  • 2K~2LDK以上に家賃が安く済む
  • リビングがあるので、共有の友人を招いてパーティが開ける
  • 2K以上の部屋を借りるよりもにぎやかに過ごせる
  • プライベートの確保が難しい
  • 2人分の生活必需品を置くため、収納が手狭
  • 「1人の時間を確保したい」のであれば、初めから2K以上の間取りを確保するのがベスト

プライベート空間を作る

1LDKは個室1つとダイニングキッチン、リビングの間取りとなっており、「プライベート時間の確保が難しい」です。

しかし、この「デメリット」を克服する方法があります。

それが「リビングに間仕切り」を立てて、プライベート空間を作ることです。

たとえば、ベッド周りをカーテンやパーテーションで囲むだけなら床や壁を傷つけることなくお互いのプライベート空間を確保することができます。

また少し背の高い家具を利用して、空間を確保することもできます。ただし人によっては圧迫感を感じることがあります。そういう場合は、ソファや背の低い棚を利用してみるのもいいでしょう。

コミュニケーション

「ルームシェア」をするうえで「コミュニケーション」は最も大切なことです。

2K以上の間取りを借りる際でもコミュニケーションは大切なことですが、1LDKの部屋を借りる場合は、特に大切です。

部屋を借りる際もあらかじめお互いが納得するまで話し合い、許容範囲内でルールを決めておきましょう。

「ルームシェア」が失敗する理由の多くは「コミュニケーション不足」によるものが多いです。トラブルなく円満な「ルームシェア」を送るためにも、必要以上にコミュニケーションを取っておきましょう。

間取りで見落としがちな「共有スペース」

実際に部屋を借りてみないことには、部屋の良し悪しというものは分かりません。特に「共有スペース」となるダイニングキッチンやリビング、玄関スペースやバルコニーなどで意外な見落としをしていることが多々あります。

そこで以下は部屋を決める際、「共有スペース」の各所見落としポイントをご紹介します。

玄関スペース

まずは住宅の入り口となる「玄関スペース」です。

ここで見落としがちなのが「靴箱」です。

2Kの部屋を借りたとしても物件によっては靴箱が小さい恐れがあります。収納スペースは間取り図だけでは確認ができかねますので、物件の下見の段階で「靴箱」の容量を確認しておきましょう。

浴室や手洗い場

浴室やお手洗い場のチェックも欠かさず行いましょう。ここで見落としがちなのが「同室」に設置されている「ユニットバス形式」のものか、「別々」でスペースが確保されている「独立式」かを確認することです。

人によっては同室に配置されているものがいいという方もいれば、別々で用意されている「独立式」がいいという方もいます。どちらも利便性という点において差異はありませんので、契約を結ぶ前にどっちにするかを決めておきましょう。

またより快適な生活を送るならば、スキンケア、ヘアケアなどの必需品が置ける場所や、追い焚き機能、浴室の乾燥機など設備もチェックしておきましょう。

キッチンの収納スペース

キッチンスペースで確認しておくべきは、食器や調理器具などの収納スペースの広さです。

食器棚などを用意すればいいと思われがちですが、これを配置するだけでも限られたスペースを圧迫しかねません。

食器も用途や種類に応じて何種類もそろえておくので、相応のスペースを確保しておく必要があります。

バルコニーの広さ

下見の段階でバルコニーの広さを確認しておきましょう。

確認内容は「2人分の洗濯物をまとめて乾せるだけのスペースがあるか」です。物干し竿を用意すれば確保は容易です。しかし、足りない場合は別途物干し竿を用意する必要があります。

なので別途用意したものが置けるかも含めて広さを確認しておきましょう。

いざ不動産で契約!でも審査が厳しいってホント?

「ルームシェア」を目的とした契約は厳しい!

不動産の紹介を通して物件の下見をしたあとお気に入りの1件が見つかれば契約に移ります。

しかし、「ルームシェア」を目的として入居審査を通過して契約を結ぶのは、1人暮らしや家族で暮らす場合の審査以上に難しいといわれています。

基本的にその物件を貸すかどうかを決めるのは、物件所有者である「大家」が決めます。貸す側が信頼できる人物であると判断したら、契約成立となって入居ができます。しかし、「大家」がこの理由では貸すことはできないと判断した場合、契約を結ぶことはかないません。

「大家」にとって「ルームシェア」を目的とした契約が難しい理由は、「家賃の滞納」です。

「ルームシェア」の最大の利点は「家賃負担を減らせる」ことにあります。逆に片方が支払いをしなかった場合、もう片方にその負担がのしかかり最悪の場合、家賃滞納という金銭事故を招く恐れがあります。

「大家」にとって「ルームシェア」を目的とした契約は、このような金銭事故を招く恐れがあるため、物件によっては禁止しているところもあります。

審査通過を目指すなら「全員が契約者」になればいい

「ルームシェア」を目的とした入居審査の通過を目指すのは難しいといわれています。しかし、それは「一般的な賃貸契約を結ぼうという場合」に限ります。

「一般的な賃貸契約」というのは、1人暮らしであればそこに住む「本人」、家族で暮らす場合であれば「家の代表」が契約を組むことを指します。また入居者が家賃支払いをできなかった場合は親やその親族が連帯保証人として責任を取るか、保証会社に責任が行きます。

このような事態を未然に防ぐためにも、「ルームシェア」を目的として審査を通過する場合は、「連名契約」と呼ばれる方法を取ります。

この方法は、その物件に住む予定の2人がその物件を借りる「契約者」となるもので、契約者それぞれに「連帯保証人」を立てておく必要があります。

「ルームシェア」を目的とするならば、原則「連名契約」が求められます。

また物件を選ぶ際は「ルームシェア可」と明記されているものを選ぶようにしましょう。同じニュアンスで「2人入居可」というものがあります。一般的には「親子」「夫婦」といった「家族」向けを指しており、「ルームシェア可」ということを指しているわけではありません。

ただし不動産会社によっては、この明記で「ルームシェアができる」場合もありますが、極力「ルームシェア可」と明記されているものを選ぶのが無難です。

もし、不動産に内緒でルームシェアを行った場合、契約違反で退去を命令される場合がありますのでご注意ください。

円満なルームシェアを実現させるためには

親友や恋人との「ルームシェア」を始めて、円満な生活を実現していったとしても、些細なことでトラブルになり、生活が崩壊したという失敗を聞きます。

ここからは円満なルームシェアを実現させるためのポイントをいくつかご紹介します。

前もって生活様式の違いを話しておく

「ルームシェア」を始めるにあたって大切なことは、前もって「生活様式の違い」など自分はこういう生活を送っていることを話しておくことです。

「ルームシェア」を始めて間もなくトラブルに発展しやすいとされているのが、「生活様式の違いからくる不満」が原因とされています。

元は赤の他人同士。それが縁あって一緒に暮らすということですので、一緒に暮らす前にはしっかりと話し合いをして、相互理解を得ておきましよう。

その過程でしてはならないのが、「価値観の押し付け」です。

「自分はこういうスタイルでやっているから、それに合わせて」と無理に強要するのは、トラブル発生の元となります。

円満なルームシェアを実現させるためならば、些細な不満を水に流しましょう。それでも不満にお模様であれば、やんわりと「こうしてくれると嬉しい」と伝えましょう。さすれば相手も改善に努めてくれます。

費用負担

次に光熱費や家賃などの「費用負担」です。

「ルームシェア」では「費用負担」は人数で等分するのが一般的とされています。

しかし、個室の専有スペースや在宅時間など様々な要因が合わさって一方にとっては不利な状況になる恐れがあります。

このような状況をなくすためにも、片方が家賃を少し多く支払い、その代わりに他の支払いをもう片方が多く支払うなどの手を打って等分するといいでしょう。

共有スペースは整理整頓

お互いに気持ちのいい生活を送るためには、「リビング」などの共有スペースにおける私物の片づけや整理はきっちりこなすことが大切です。

特に「ゴミ出し」や「掃除」は当番制にして、片方だけに負担が行かないようにしておくとベストです。また当番制関係なく自ら進んでこれらのことをするともっといいでしょう。

まとめ

以上がこれから「ルームシェア」を始める大学生に送るおすすめの間取りの紹介でした。

一般的に「ルームシェア」をする場合は「2K」の間取りを基準として部屋を探すのが、ベストです。

もちろん、部屋の間取りも大切ですが、家賃や光熱費などの生活費の予算を定めておくことも大切です。

また「ルームシェア」をしていくにつれて互いに不満に思うことも出てきます。このような事態になったら「話し合い」をする手段しかありません。

歯切れの悪い形で片すのではなく、相互理解、納得をした形が取れるような話し合いをすることが、円満な生活を送るためには必須といえます。

「親しき中にも礼儀あり」

「ルームシェア」を行う上で肝に銘じておくべき言葉として、こちらも紹介させてもらいます。

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