中高生以上に大学生は、有限ともいえる時間を有効的に使用することができます。その有効活用の一環として「プログラミング」を学び、自己を高めようとする学生が今多くいらっしゃいます。
しかし実際に「プログラミング学習」に取り掛かったとしても
- 理由が漠然としすぎて、その後は何をしたいか決めていない
- 「プログラミング学習」と言っても、取り扱い言語は豊富で何から手を付けていいのかわからない
- 文系だけど習得できる「プログラミング言語」はあるのか
など、学習に対する不安がポンポン出てきますが、問題はありません。
「プログラミング学習」は文理系・年齢を問わず学ぶことができるからです。
今回は、そんなプログラミング学習にこれから取り組もうと考えている学生におすすめの「プログラミング言語」をご紹介します。
大学生がプログラミングを学ぶ理由
大学生のうちから「プログラミング学習」を学ぶ理由は以下の点にあります。
学習時間の確保が容易
第一の理由として「学習時間の確保が容易」という点です。
そもそもプログラミング言語の全体像を掴むまでに要する時間は、約200~300時間以上もかかるとされています。
もちろん全体像を掴んだからと言って、現場で活躍できるほどの力量が備わっているかというそんなことはありません。現場で活躍できるまでにかかる時間はプラスして約600時間以上もかかるとされています。
これだけの時間を日々の生活の中で容易に確保しやすいのは、大学生である4年間だけです。社会人になってから学びを得ようという方もいますが、就業しながら学習時間の確保はそう容易なことではありません。
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アイデアを形にすることができる
「プログラミング学習」に着手して1言語の習得ができれば、その言語を用いて思いつく限りのアイデアを形にすることができます。
設計という工程は大変かもしれませんが、一度形に起こしてしまえば以降はその図面に沿って構築していくだけです。
もちろん間でデバック作業もあります。
しかし一度でもアイデアを形にすれば、今後はソノアイデアを起点に改良・改修・新規アイデアの生成とプログラミングが楽しくなっていきます。
またデータ入力、書類作成などの単純作業の自動化も可能とします。
文理系を問わず誰でも習得できる
「プログラミング学習」と聞けば、情報工学系を含めた「理系」の分野であるため、文系には到底無理に分野領域として考えている学生も少なくはないでしょう。
しかし、「プログラミング」には「数学的要素」「理学的要素」がないので、文理系問わず誰でも学びを得ることができます。
最も、学習に取り掛かる段階から数学的要素はありませんし、プログラムを組む際は基本「英文」が主となります。
就活の幅を広げられる
大学4年生に進級すれば多くの学生が、本腰を入れて「就活」に取り組みます。
専門的な免許を必要する職以外であれば誰でも就職することはできますが、「プログラミングスキル」があることで、就職できる業界・職種の幅を広げることができます。
IT化が進む現代において、「プログラミングスキル」もとい「PC操作」がスムーズに扱えることはもはや「通」「常識の範囲内」として見られています。
「プログラミング学習」を進めていく過程で「PC操作スキル」も身に着けられるので、学んでおいて損はないでしょう。
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おすすめプログラミング言語
初心者におすすめプログラミング言語5選
Java
【評価】
習得難易度:
市場価値:
将来性:
汎用性:
まずはアメリカのサン・マイクロシステムズ社が開発した「Java」です。
「Java」はWindowsやMac OS, Linux OSなどあらゆるOS環境に依存することなく、様々なデバイス、ソフトウェア開発の現場で使用されている「汎用性に優れたプログラミング言語」の1つです。
昔からある「プログラミング言語」として、多くのエンジニアから親しまれている「Java」の需要は高く、その市場価値が下がることはありません。
また「オブジェクト指向」という独読の概念を持っている「Java」の習得は、容易じゃありません。しかし、この「オブジェクト指向」の概念を含めて「Java」の全体像を理解できれば、他言語の習得が容易になります。
Python
【評価】
習得難易度:
市場価値:
将来性:
汎用性:
次は90年代にプログラマー「グイド・ヴァンロッサム氏」によって開発された「Python」と呼ばれるプログラミング言語です。
この言語は主に「Webアプリケーション」の開発現場で使用されています。例えば、画像や動画投稿に特化したSNS「Instagram」や、動画投稿サイトの大御所「YouTube」など、あれらはすべて「Python」を用いて開発されています。
「Python」が初心者にオススメと言われる理由は、「文法がシンプルで書きやすい」という点です。
「プログラミング学習」は、コードの読み書きができてこそ力がついているといってもいいです。
その「読み書き」という点において、最も習得が用意なのが、この「Python」です。
ほかにも、「Python」は今注目を浴びている「AI」、「機械学習」の分野です。この分野は今でこそ注目を浴びているため、今後市場価値そのものも比較的好調ともいえる分野の1つとして見ることができます。
故に将来は最先端技術のプロジェクトチームに加わって、仕事をしたいと考えている学生には最適解とも言えます。
Ruby
【評価】
習得難易度:
市場価値:
将来性:
汎用性:
次は、日本人プログラマー「まつもとゆきひろ氏」によって開発された「Ruby」というプログラミング言語です。
「Ruby」という「プログラミング言語」は、主に調理レシピ投稿サイト「クックパッド」や、大手グルメ情報サイト「食べログ」などで使用されています。
日本人によって開発された言語ということもあり、日本のスタートアップ企業では非常に重宝されている言語です。また独学をする際に使用する参考書や解説サイトも多く存在するので、独学でプログラミング言語を学んでいきたいという方にはおすすめの言語です。
また「Ruby」の文法構造は、「Python」以上にシンプルです。
たとえば10行以上にわたって記述したプログラムコードが、たった数行に収まるほどのシンプルな構造をしています。
また手ごろなWebサービス開発にも「Ruby」を用いて始めることができますので、将来的に個人事業主として活躍をしたいと考えている方に向いている言語です。
PHP
【評価】
習得難易度:
市場価値:
将来性:
汎用性:
次は「PHP」と呼ばれる「サーバーサイド言語」です。
この言語は、ユーザー側がサーバー側に「アレコレこういう処理を実行してくれ」というリクエストを送り、それをサーバーが実行処理してくれる言語です。
主にWebアプリケーション開発現場やYahoo!ショッピングやAmazonなどのショッピングサイトなどで利用されています。
最も今あるWebサイトの多くが、「PHP」を用いて開発された「WordPress」と呼ばれるソフトウェアによって作られています。
ついては「PHP」を習得できれば「WordPress」を用いて制作されたサイトの運営や構築が容易になるということです。
また「PHP」の習得と並んで、マークアップ言語である「HTML&CSS」の習得も並行して進めると、自分でWebサイトを構築することができます。
サイト構築のスキルが身につけば「Web制作案件」や「サイト運営」などを、早い段階で担うことができます。そして行く行くは「フリーランス」としての活躍ができます。
JavaScript
【評価】
習得難易度:
市場価値:
将来性:
汎用性:
最後は「JavaScript」と呼ばれる「フロントエンド言語」です。
前置きとして名前に「Java」とついていますが、この「JavaScript」はプログラミング言語の「Java」と類似的関係性は全くない「別モノ」として扱われます。
話しは戻り、この「JavaScript」は、主にWebサイトに「動き」をつける際に使用される言語です。
たとえば、月ごとに新規キャンペーンを紹介するときや既存の取り組みを紹介する「スライド」、サイトトップに一瞬時に戻れる「ボタン」の配置など、Web業界において必要不可欠な存在です。
「JavaScript」の読み書きをするうえで、何か特別な環境が必要かということはありません。「JavaScript」は、メモ帳などの「テキストエディタ」や、chromeなどの「ブラウザ」があれば、すぐに学習を始めることができます。
C言語/C++は逆におすすめしない
初心者におすすめのプログラミング言語を紹介する際、「C言語」とその拡張言語に当たる「C++」をおすすめとしているところがありますが、「特別な理由がない」限りはおすすめしません。
「C言語」「C++」は、コンピューターのメモリー管理、ハード制御などといった「組み込み系」の分野で重宝されますが、この分野に精通することから取り組む理由がない場合は、他言語に焦点を当てるべきといえます。
言語と併せて身につけておくと市場価値が上がるスキル
エンジニアとして将来就職を考えている学生は、前節でご紹介した言語と併せて以下のスキルを身に着けておくと、個人としての市場価値を高めることができます。
マネジメントスキル
こと開発の現場は、「数名単位」から結成されるチームで、開発プロジェクトを進めていきます。プロジェクトはタスク管理を担うマネージャーを中心に、進行していきます。
このスキルは、学祭の準備や飲み会の幹事など、「スケジューリング」や「タスク管理」を要する催しをこなしていくことで身に着けることができます。
コミュニケーション能力
開発現場において「コミュニケーション能力」は、タスク管理やチームメンバーと良好な人間関係を構築していく上で必要不可欠なスキルです。
相手との意思疎通ができれば「コミュニケーション能力がある」と認識されがちですが、ここでいう「コミュニケーション能力」とは、相手側に正確な情報を伝えることができること、伝わった情報を正しく認識できていること。
この2点ができた時、初めてその人には「コミュニケーション能力がある」といえます。
意欲・積極性
IT業界では、常に技術の流行り廃りが激しく入れ替わっています。
今のトレンドとも呼べる言語もいつかは廃れますし、別の言語に需要が出て、市場価値を高めてしまうということもあります。
1つのことに固執するのではなく、逐一新しいことを取り入れておくと、現場異動となったときも即順応ができます。
また個人としての市場価値も高められます。
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プログラミング学習の進め方
ここまでプログラミング初心者入門におすすめの言語を5つご紹介してきました。
実際にこれらの言語習得を目指して学習を進めていくわけですが、どのような手段を用いて学習を進めていいのかをご紹介します。
言語習得に向けて目的を立てる
とにもかくにもまずは「目的」を立てることから始めましょう。
目的は曖昧なものじゃない限り、どんなことでも構いません。
たとえば、「Webサイトを構築して、そこを起点に様々な情報サービスを発信、運営していきたい」など作りたいことを明確化しておくと、学習のモチベーションになります。
たとえを目的として現実に起こす場合は「PHP, JavaScript, Ruby」がおすすめです。まだ並行してマークアップ言語「HTML&CSS」の習得もできれば、Webサイト制作の受諾もできます。
学習の方法
プログラミング学習の方法は「独学」か「スクール」に通うかの方法があります。
独学の方法を選択した場合、「学習進捗のタスク管理」といった「自己管理」が習得の成功を担っています。
最も、「プログラミング学習」では学習を進めていくたびに不明点が出てきます。「独学」を取った場合、自己解決して先へ進むしか手はなく、最悪の場合「挫折」を招く恐れがあります。
「効率よく学習を進めてきたい」という方は、「スクール」に通うことをおすすめします。
スクールでは、不明点が出ても、その場で担当講師に聞くことができるので、挫折することなく最後まで学習を進めることができます。
もちろん、スクールに通えば習得ができるということはありません。スクールに通っていても「挫折する」学生はいます。それは授業を「受け身」で進めていることが原因です。
挫折なく学習を進めていくための秘訣は、「能動的に学習を進めていき、不明点が出た時は講師に聞いて解決していくこと」にあります。
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学習環境を整える
「プログラミング学習」を始めるにあたって、「パソコン」と「テキストエディタ」の2点は必ず整えておきましょう。
「パソコン」はもちろんのことですが、「テキストエディタ」は何を使用すればいいのかわからないという方が多いはずです。
おすすめの「テキストエディタ」は以下のものです。
- Atom
- Visual Studio Code
- Eclipse
の3つです。
いずれもオープンソース、「無料」で扱うことができるものとなります。
またエディタによって学習予定のプログラミング言語が対応していない場合がありますので、パソコンへのインストール前に1度確認をしておきましょう。
まとめ
以上が、プログラミング学習にこれから取り組もうと考えている学生におすすめの「プログラミング言語」をご紹介でした。
プログラミング言語習得は、一朝一夕でできるものではありません。全体像を掴むまでに何百時間もの膨大な時間をかけた時、初めて見えてくるものです。
全体像を掴み、自分の中にインプットすることができたらアウトプットして、自分の中に取り込まれていることを確認しましょう。
これができた時、はじめてその言語を習得したといえます。
言語習得はまず難しいものから取り組むのではなく、導入がしやすいもの、特に今回ご紹介した言語5選の中から1つを選択して始めてみるといいでしょう。
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