新歓やイベント後の打ち上げ、合コンなど「飲み会」をより一層楽しく盛り上げてくれる「コール」はお酒が入る席では定番であり、欠かせないものです。
そんな「コール」は定番のものから珍しいもの、はたまた「ホストクラブ」で使用されているものまで様々です。
そこで昏睡は大学生の飲み会で、使われている「コール」を10選ご紹介します。
乾杯の掛け声「コール」
「コール」とは
そもそも「コール」とは、新歓や合コンなどの飲みの席で「お酒を交わす」時に使われる「掛け声」「合いの手」です。主に「飲み会」という宴の席をより一層盛り上げるために使用されるものもあれば、「一気飲み」を煽るときなどにも使用されます。
コールをするメリット/デメリット
コールをするメリット/デメリットは以下のような点となります。
メリット | デメリット |
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「コール」をする最大のメリットは「場の雰囲気を盛り上がる」ことです。
お酒が入れば、酔いが回り誰でも、テンシヨンが上がると同時に緊張もほぐれ、心地のいいリラックス感を得られます。そんな時に使われるコールは、そのひと時をより一層楽しくしてくれるものです。
加えて飲みの席を通して知り合えた初対面の方とも、肩を並べて仲良くなるきっかけを作ってくれます。
逆にコールは「強要感を煽るもの」「騒がしいもの」として外野からは疎まれています。
前者については、「強要感」中でも「一気飲み」を煽るものとして使用されることが多く、「急性アルコール中毒」などを引き起こすとして危険視されています。
後者は、外野の目ということもありますが、場所を提供している店としても迷惑極まりません。楽しい気持ちでお酒を飲み交わしているのは自分たちだけではなく、他の方々もおなしです。「自分たちさえよければいい」という考えは捨て、周りのことを考えてコールするのがベストといえるでしょう。
極論を言ってしまえば、「しない」ことがベストでしょうし、店員から注意を受けて盛り下がるのは気持ち的にも萎えます。
学生の飲み会で歌われているコール10選
ここから飲み会で定番のコールと一風変わった珍しいコールをご紹介します。
①「ちょっといいとこ見てみたい」
このコールは、いついかなる場面でも使用することができる定番中の定番コールです。
「○○さんのちょっといいとこ見てみたい! (3回ずつ手を叩きながら)それイッキ!イッキ!イッキ!(飲み終わるまで)」
と名指しを受けた方が、杯に注がれたお酒を飲み乾すまで言い続けるものです。飲み干したら拍手して褒めたたえましょう。
②「飲~んで飲んで飲んで」
「飲~んで飲んで飲んで」を3回繰り返し手拍子に合わせて歌ったたら最後に「飲んで?」で締めます。
中にはこの言い回しを相手がお酒を飲み乾すまで言い続けるコールもあれば、動画のように「締め」の部分をべつの言い回しで「アレンジする」など様々なものがあります。
③「なんで持ってんの」
お酒が入ったグラスを持っている方にかけるコールで、掛け声は「はい!な~んで持ってんの?な~んで持ってんの?飲み足りないから持ってんの!は~!飲んで飲んで飲んで飲んで~」となります。
基本的に「お酒を持っている人」に飛ばすコールであり、自分もお酒を持っているならばコールが飛んでくるので気を付けましょう。
④「代打コール」
コール回避のコールです。名指しを受けたけど、これ以上は無理というときに活躍するものです。
掛け声はコールを回避したい人が「「だーいだっ!代打!代打!○○(代わりの人の名前)~!」(全員で)「だーいだっ!代打!代打!○○(代わりの人の名前)~!だーいだっ!代打!代打!○○(代わりの人の名前)~!」」
と代打で指名された人が代わりにお酒を飲みます。
代わりとなってくれる方はお酒が強い人を選ぶようにしましょう。
⑤「飲んでから言え」
話が長かったり、面白くなかったりしたときに使用するコールです。
掛け声は「言いたいことは~飲んでかーら言え!飲んでかーら言え!飲んでかーら言え!マジ黙れ!」と、相手が飲み乾すまで言い続けます。
ただし「マジ黙れ!」は時として勘違いからもめ事を引き起こすきっかけとなりますので、やんわりといいましょう。
⑥今日もお前はいい波のってんね~
「king Rabbts」の「イイ波のってん☆NIGHT」の歌詞の一部を使用したコールになります。掛け声は「隣のあなたもいい波乗ってんね~、財布の中身もいい波乗ってんね~、みんな今日もいい波乗ってんね~」というように、曲に合わせて言うのがセオリーです。
⑦「参勤交代」
「参勤交代」のリズムで合いの手をします。
「1、2、参勤交代”!江戸、江戸~、江戸、江戸~参勤交代!江戸、江戸~、江戸、江戸~参勤交代!」
のリズムに合わせて合いの手をします。
また締めの言葉は飲み会によって様々です。
⑧おかえり
お酒を飲み続けていると途中でお手洗いに行きたくなるものです。
このコールはお手洗いなどで席を外した方が戻ってきた際に使うコールです。
⑨イッキで終われば男が廃る
このコールは「お酒が強い人」限定で使うコールになります。「強い」といっても、人それぞれに限度がありますのでご注意ください。4本まで飲み乾すことができれば盛り上がることは間違いありませんが危険を伴います。
掛け声は1(イッ)キで終わらば男が廃る!2(ニ)キー2(ニ)キーニ木ゴルフ!2(ニ)キで終われば男が廃る!3(ミ)キー3(ミ)キー三木道三!3(ミ)キで終われば男が廃る!4(シ)キー4(シ)キー劇団四季!4(シ)キで終われば男が廃る!
というように乾していく数に応じていていきます。
⑩ごちそうさまが聞こえない
このコールは昔からある定番のコールです。
名指しされたコールに合わせて飲み乾したあと「ごちそうさま」を言わなかったがために振られてしまう振り人極まりないコールです。
掛け声は「ごちそうさまが聞こえない!それいっき!いっき!いっき!」と続けます。
このほかにも様々なバリエーションがあります。
このコールも⑨など同様に連続でお酒を一気飲みするので、コールを振るのは「お酒が強い人」だけにするなどの配慮を心掛けましょう。
またやりすぎると友情に亀裂が入ることもあります。
時代錯誤! 飲み会で「コール」をしない席もある
今は「コール」をしない飲み会があるのは本当か?!
飲み会をより楽しくする「コール」ですが、その多くがお酒の「一気飲み」を強要するものです。お酒の一気飲みは「急性アルコール中毒」などの症状を引き起こす原因とされ、今では大学側、場所を提供している店側がコール禁止の張り紙、規制を設けています。
それでも、ついやりたくなってしまうのが若者の性というものです。
しかし、お酒は人付き合いの1つであり、縁を深める「交流の場」として飲みの席を主催側も設けているわけであります。盛り上がることは間違いないと知っていても、世の中的にアウトということでしない、すること自体を禁止しているサークルもあります。
騒がしい飲み会は苦手! コールがない飲み会の見極め方
世間的に「コール」が禁止されているとはいえど、こっそりやるところはありますので、「絶対やらない」という星用はまずありません。
それでもコールが飛び交わない飲み会を心掛けているサークルや席を設けているところはあります。以下はその見極め方です。
①先輩に聞く
一番手っ取り早い方法は「先輩に聞く」です。
内部事情に詳しい先輩からあらかじめ飲み会の情報を聞いておけば、先輩もそれを察して対応を取ってくれるはずです。
②コールの有無
世間的に禁止がされていることでも、こっそりしたくなるのが若者の性というものです。お酒が入れば理性は飛び、一時のテンションで身を亡ぼすことも度々あります。
もちろんサークル内ルールで禁止されているとしても、コールが飛び交うっていうこともあります。ここで確認を取ることは飲みの席で人一倍飲む人がいるかどうか、酒が入ると豹変する人がいるかどうかです。特に後者の人がいる場合、コールが飛ぶ可能性があります。
このようなサークルに入会したくないという方は、下記サイトをぜひチェックしてみてください。
飲み会は好きだけど「コール」は避けたい!
「飲み会は好き」「騒がしいのも大丈夫」でも、一気を強要してくる「コール」は無理という方必見! コールの避け方をご紹介します。
①酔い潰れたふりをする
手っ取り早いのが「酔い潰れたふりをする」です。
「コール」では「酔い潰れた人に追い打ちをかけるような飲み方を強要する」ために使用することはまずありません。
お酒が入れば、判断力が鈍るうえ、身体もふらふらしますので、「酔った演技」をしたとしても早々にばれることはありません。
ただし飲み会毎にやるのは嫌われてしまうので、ここぞというタイミングで使いましょう。
②ノンアルコール・ソフトドリンクに変える
お酒の中には、ソフトドリンクと変わりないものが多くあります。たとえばコークハイやウーロンハイなどです。
誰も見ていない隙に注文を済ませて、飲んでいる「フリ」をしてその場を乗り切りましょう。
③お酒が弱いアピール
「コール」などで強要する「アルコール・ハラスメント」などが問題視される現代において、強要を迫る人は少なくなっています。
「飲めるけど数杯飲んだら」と、先輩や幹事、参加する同級生にあらかじめ事情を話しておくと、飲み会の席では頼れる仲間として助けてくれます。
「コール」による強要は犯罪になる
コールによる一気飲みの強要が「犯罪」になることが認知されるようになったのは、最近になってからです。
そもそもアルコールの一気飲み事態、命にかかわる危険な行為になるので、当然のことです。
具体的にどのようなことが罪に問われるのかというと、強要から「急性アルコール中毒」を発症すれば「過失傷害罪」、相手が当症状を訴え死亡した場合は「過失致死罪」として罪を問われます。
また酔い潰れた相手を介抱しないことも、また罪に問われます。
潰れた方を放置した場合「保護責任者遺棄罪」、そのまま死亡した場合は「保護責任者遺棄致死罪」に問われます。
お酒に飲まれた方がと言いたくもなりますが、飲ませる側にも責任があります。前提として相手が酔い潰れるような飲み方をさせないことがもっともです。
しかし、お酒が入れば理性も思考も鈍ります。一方が潰れてしまった場合は、責任をもって介抱してあげましょう。
まとめ
以上が、飲み会を盛り上げる「コール」10選のご紹介となります。
定番のものから物珍しいものまで今回取り上げたもの以外にもコールは多く存在し、そのバリエーションも豊富に存在します。
ただその多くが「一気飲み」を強要するものとして扱われているので、ご注意ください。
下手すれば、あなたの人生を台無しにしかねない行為ともなりえます。
楽しい気持ちで飲み会を過ごすのは、幹事としても開催冥利に尽きます。しかし、事が起きてしまえば楽しいひと時が台無しとなります。
「コール」は場を盛り上げてくれるものです。しかし、裏を返せば危険行為をさせていることとなります。
そのことを十分理解したうえで、飲み会を楽しみましょう。