まず皆さんは「キョロ充」という言葉を一度でも耳にしたことがありますか?
「リア充」や「ソロ充」などの「○○充」と同じ部類は入るものと考えられますが、そもそも「キョロ充」という言葉はいったいどこから生まれたのでしょうか。
そこで今回は「キョロ充」という言葉の語源を解説しながら、この言葉が当てはまる「人」の特徴・心理を紐解いていきます。
これを読んだ後「もしかして私ってキョロ充なの!」って気づくかもしれません。
キョロ充とは
キョロ充の意味・語源
「キョロ充」とは、「常に周囲を気にして、あたり一帯を見渡して知り合いを探している人」のことを言います。この人を探す素振り「キョロキョロ」という擬音を当てはめているところからきています。
実はこの「キョロ充」という言葉は、「リア充」と同じ部類に入っていますが、その地位は底辺に入ります。理由は「1人で行動できない」「常にだれかと一緒じゃないと落ち着かない」ということが挙げられます。要するに、「リア充になりたくて「無理」をしている人」ということになります。
棘のある言葉でいうと「金魚のフン」に当たります。
また語源は「ネットスラング」から来ています。
キョロ充の特徴
ここからは「キョロ充」の特徴をあげていきます。
没個性/無個性
まずは「没個性/無個性」という点です。
「キョロ充」は、「リア充になりたく「無理」をしている人」を指します。つまり、周りからどう自分が写っているかばかりを気にするあまり、流行に合った服装やヘアスタイルばかりを取り入れている特徴があります。
要するに「流行りものに乗っている=リア充」と勘違いしているとでも言いましょう。
確かにトレンドに乗っていれば周りから浮くことはありません。しかし、そこに「自分らしさ」つまり「個性」があるのかと問われればありません。
「キョロ充」の視点でいうと、「周りにどう思われているか」ばかりを気にしているので、自分の考えや個性を表に出すことをしません。
SNSに依存
次に「SNSに依存」している点です。
たとえば、「友人の投稿を常にチェックしてコメントを送っている」や「毎日のように○○した」などの投稿をこまめに行って、「リア充アピール」に必死です。
真のリア充であれば、このような投稿に時間を費やすことはなく、あくまで「1つのコミュニケーションツール」として活用し、「友人と今何している」というような投稿を逐一上げていません。
本人のことを知らない人からすれば「リア充だな」と思われるかもしれません。しかし、筋用を知っている人からすれば「必死すぎて笑う」「ただの痛いやつ」として見られています。
ここまでくるとただの自己満足の世界といえます。
常に「群れ」ていないと落ち着かない
そもそも「キョロ充」は「自分がリア充であることを錯覚」しているといってもいいでしょう。そのリア充は「友達と常に一緒にいる」というものです。
なので、「キョロ充」の視点でいうと「1人でいること」は「友達がいない奴」つまり「ぼっち」と思われるのを極端に恐れています。
話題を持ち合わせていない
「キョロ充」の多くは「自分から話題」を振ることはしません。
それは「私生活が充実しておらず、自分から話せるような話題を持っていない」からです。
リア充になりたいがために、周りと無理やり話を合わせているだけであって、決して自分から何か話題を振ったりしません。
そもそも「没個性/無個性」の人間が、何かしらの話題を振れるわけがありません。
周りの顔色ばかりを伺っている
「キョロ充」は「周りからどう思われているか」ばかりを気にしています。
それは相手と会話するときも同じです。
自分の発言で相手がどう思うかばかりを気にして会話をしていきます。本人は「うまく会話のキャッチボールができている」と思っていますが、相手からしてみれば「無理に会話を合わせている」などと思われています。
キョロ充の心理
自信が持てない
「キョロ充」の多くは「相手と同じ行動をしていれば安心、周りから浮くことはない」と思っています。
つまり自分がとる行動1つ1つに「自信が持てない」といってもいいでしょう。
確かに1人で行動するとき、変な不安が押し寄せてくることがあります。でも大抵は「何とかなるさ」で片すことができます。
でも「自身が持てない人」ほど焦りがちです。
異様なまでにプライドが高い
「キョロ充」は自信がない割には、異様なまでに高いプライドを持っています。
「誰かと一緒にいる自分はリア充だ」
「オレってこんなに友達がいるんだぜ」
などと思い、「1人でいること」を嫌い、「自分はぼっちじゃないよ」アピールに必死です。
とにかくなんとしてでも、誰かと一緒に行動していたいと思う心理が働いているのでしょう。
嫌われることを恐れている
「過去にいじめを受けた」「仲間外れにされた」など、「孤独」を招くような経験がトラウマとなり、人から嫌われないように接するようになります。
「キョロ充」もまた同じです。
会話するときも「人の顔色ばかり伺って話す」ことや、「周りと話を合わせる」ことも「嫌われないため」にしていることです。
なので、「キョロ充」は「金魚のフン」のように誰かに引っ付いているのです。
リア充・ソロ充・キョロ充を比較
三者三葉それぞれに違いはある
リア充
「リア充」とは「リアルが充実している人」のことを指します。
「リアルが充実している」とは具体的にどんなことを指しているのかというと
- 学校生活や仕事が順調
- 友達や恋人がいる
- 毎日が楽しい
など、とにかくプライベートな時間が満たされている人を言います。
また「リア充」と「キョロ充」をいうならば、「人を惹きつける魅力があるか否か」です。
「人を惹きつける魅力があるリア充」は自分が声をかけなくても、自然と人とが集まります。そこには「人を惹きつける魅力がある」つまり「話題性」と「個性がある」といってもいいでしょう。
一方で「キョロ充」には「「人を惹きつける魅力」はありません。なぜなら「没個性」ゆえ「話題性」を持ち合わせていません。また無理やりグループに居座っているだけで、他人の顔色を気にして行動をしていることしかできません。
そこには自分から率先して何かをしようという自信のなさを表しているといってもいいでしょう。
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ソロ充
「ソロ充」とは、1人でいることを気にせず、リアルが充実している人を言います。
よく「ソロ充=ぼっち」と思われるかもしれませんが、これらは全く異なります。
「ソロ充」は確かに1人で行動をしています。しかし、友達がいないというわけではありません。決して多いとは言い難いとしても「気の許せる」、または「信頼できる親友」がいます。
逆に「ぼっち」は、友達が欲しいし思いながらも友達が1人もいません。よって友たちがいないため、自分の意志に反すること、つまり一刻も早く現状から打開したいと考えて行動しているといってもいいでしょう。
また「ソロ充」と「キョロ充」の違いは「群れない」ことです。
「ソロ充」は1人でいることは「受け止めて」平然とした態度でプライベートを充実させています。
一方で「キョロ充」は、「常に誰か一緒にいないと落ち着かない」側面を持っています。もっと言えば「1人じゃ何もできない」といってもいいでしょう。ここにも「自信のなさ」がにじみ出ています。
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周りから見たキョロ充の反応
ここまで「キョロ充」の意味や特徴、「リア充」「ソロ充」との違いを解説してきました。
ここからは第三者の視点から「キョロ充」を見た時どう映っているのかを紹介していきます。
無理してしんどそう
一見すれば仲間内でワイワイ楽しそうにしているように見えます。これは「グループ外」から見た時の反応です。
しかし、仲間内から「キョロ充」を見た時、とこか不安げでぎこちなさを出している雰囲気があるように見えます。
結果として
「無理をしている」
「しんどそう」
と、哀れみの情を持って見られています。
大人数ともなれば、発言する機会はなく、ただ周りの雰囲気に合わせて「笑っている」だけで「自分から何かを言おうとはしない」と不自然に思われています。
イタイ人
あたかも自分が「リア充」であるかのように振舞っている人を、傍から見るとそれはただの「イタイ人」として映ります。
「キョロ充」は、そう思われないために必死になってリア充の真似事をして「自分はリア充だ」という振る舞いを見せますが、結果としてそれが「イタイ人」として映る要因となります。
リア充の真似事ばかりする
「キョロ充」の多くは「リア充」にあこがれを持っています。その結果、発言や服装、ライフスタイルなどあらゆる物事をとって「リア充の真似」をしています。
どれだけリア充の真似で自分を着飾ったとしても、周囲の人間からは「ただのコピー」としか映りません。
キョロ充は意識、行動次第で改善できる
散々な言われようの「キョロ充」ですが、実は行動や意識を変えるだけで脱することができます。
1人で行動することになれる
まずは1人で行動することから始めてみましょう。
「1人で行動をする」ことで「孤独を恐れないこと」や「自信を持つこと」ができます。
「1人でいること=寂しいこと」ということではありません。
むしろ誰かの後を引っ付いていることの方がよっぽど哀れに思えます。
趣味に没頭する
周りに合わせることばかりで、自分らしさがない「キョロ充」は、自分らしさを得るためにもまずは「趣味」に没頭しましょう。
「趣味」は人それぞれにあります。
長編小説を読んだり、近所をぐるっと散歩してみたりなど様々です。
最初は小さなことからで結構です。
趣味に没頭すればするほど、何が好きなのかが見えてきます。
軸を持つ
「キョロ充」はリア充の真似ばかりで言動や行動に一貫性がありません。
そのため、行っていることとやっていることに矛盾が生まれ、周囲からの信頼は得られることはありません。
周りからの信頼を得るためには「自分らしく生きる」を軸として定めることです。
具体的には、「自分は何が好きで、どんな考えを持っているのか」を知ることから始め、最終的に「どういう人間でありたいか」をはっきりさせることが大切です。
まとめ
以上が、「キョロ充」という言葉の意味、語源、特徴、そして自分がもしキョロ充だった場合の脱し方についてご紹介しました。
誰かに憧れを抱いて真似ることは決して悪いことではありません。しかし、それはあくまで「着飾っている」だけにすぎず、そこに「自分らしさ」というものはありません。
「キョロ充」も他人の真似事や雌雄身の視線ばかりを気にする暇があるのであれば、少しでも自分磨きに時間と労力を使うべきでしょう。
もっとも、「友達や恋人がいる=リア充」という考えは古いです。1人であっても、やっていることが楽しい、充実している気持ちに満たされるのであれば、それは列記として「リア充」といってもいいでしょう。
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