大学生になると様々な人や経験と出会う機会も増え、自分のスキルアップを検討し始める方も多いかもしれません。
資格や検定はわかりやすく自分のスキルをあらわすこともできますし、話題作りにも最適です。
モノによっては就職活動や職業選択の場面でも役立つものもありますから、大学生のうちに取得しておいて損はありません。
そこで今回は話題作りにもなる面白い検定から、大学生に人気な資格まで網羅的にご紹介していきます。
検定に関しては、担当の方に取材をして掲載しているので、より分かりやすくご紹介しています。
大学生のうちに資格・検定を取得すべき理由
資格を取るタイミングは非常にたくさんある中で、なぜ大学生が一番取りやすい時期といえるのか、理由は以下の3つです。
- 社会人にあると勉強する時間がない
- 学生時代に取り組んだこととして紹介できる
- 就活の面で役立つ
以下で詳しく解説していきます。
社会人になると勉強する時間がない
大学生のうちに検定や資格の勉強をしておく理由として、社会人になると勉強する時間がないことが挙げられます。
大学生のうちは自分で好きな授業を選択して、コマ割を自由に決められます。
1日に3時間分しか授業がないこともあり、1日のうちン凝りの21時間は実うに過ごせるのです。
一方で社会人になると、1日のうち8時間は労働に費やし、プラスして通勤時間や一人暮らしなら家事にも時間を割かなければなりません。
睡眠時間を差し引いてしまうと、余暇の時間が学生に比べて少なくなってしまいますから、努力しないと勉強する時間を捻出できないのです。
学生時代に取り組んだこととして紹介できる
大学生のうちに資格を取得すべき理由として、学生時代に取り組んだこととして紹介で着るメリットもあります。
大学生のうちは上手に時間を使うことで、充実した生活を送れます。
学生時代に熱心に一つの目標を見据えて、検定や資格取得に奔走した経験は、一つの武器になります。
また年上の人と話す時に頑張っていることの一つとして紹介できるので、話題性としても抜群です。
就活の面接で役立つ
大学生時代に検定や資格を取得するメリットには、就活の面接で役立つという点も挙げられます。
就職活動では面接官から「学生時代に力を入れたことは何ですか」と聞かれる場面が多いいですよね。
しかしコロナウイルス蔓延後、大学のサークル活動も自粛ムードになり、バイトも思うようにシフトにはいれない日々も続いています。
最近ではガクチカに出来る経験がないと嘆いている就活生も多いですから、一つの目標に向かって努力し続けた経験は、一つの資産としてアピール出来るのです。
もちろん検定や資格は一つだけではなく、複数持っていると印象も変わります。
大学生におすすめな面白い検定
話題性抜群!お好み焼き検定
お好み焼き検定は、にっぽんお好み焼き協会が主催する検定です。
お好み焼きのこれまでの歴史はもちろんのこと、美味しい食べ方や焼き方などの知識を身
に着けているかを判定します。
食べ方や作り方まで学べるので、外食に行ったときに役立つ資格でもあります。
お好み焼きは友達と食べに行く機会も多いですし、社会人になってからも同僚や上司と食
べに行くこともありますから、検定を取得しておくことで腕前を披露できます。
検定は初級と上級の2つの等級に分けられています。
出題範囲は初級は要点集からの出題のみ、上級は要点集だけではなく、お好み焼きの焼き
方の動画から出題されます。
問題数は全部で50問、筆記試験で選択・穴埋め・記述を使用します。
受験料は初級で3,300円、上級で5,500円です。
受験者に対しては、お好み焼きに関連するグッズのプレゼントもありますので、気になる
方は是非受験してみて下さいね。
大学生におすすめ就活で活用できる資格10選
日本には様々な検定がありますが、資格も取得しておきたい!と考える学生さんもいますよね。
大学生におすすめ・人気な資格は以下の通りです。
- TOEIC
- 簿記
- FP
- 秘書検定
- 普通自動車免許
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- 宅地建物取引士
- 知的財産管理技能士
- MOS
以下で詳しく解説していきます。
TOEIC
TOEICは国際ビジネスコミュニケーション協会が主催する、英語能力テストです。
ただ単語を知っていればいいだけではなく、ビジネスの場や日常会話のシーンを想定したコミュニケーション能力を測るための指標として用いられることが多いです。
日本では大学生から受験する人が多く、大学によっては学内を会場にして開催することもあります。
5点単位で計算され、満点は990点です。
前半でリスニング問題、後半でリーディング問題が出されます。
2時間以内に合計で200問の問題を解く必要があるので英語能力は勿論のこと、回答時間管理も必要になります。
履歴書に書ける点数は一般的に600点以上といわれています。
企業によってはTOEICの点数によって足切りされるところもあるといわれているため、大企業に就職したい方は大学1年生から受験しておいて損はないでしょう。
簿記
簿記は商業関連の資格で、企業内のお金の取引を記録し、決算書を作成できる能力を示す時に活用できます。
経理担当として活躍することもできるほか、企業内のお金の動きが理解できるようになるので経済学を理解しやすくなるメリットもあります。
学部によっては資格取得を目的にした授業が開講されているところもあるようです。
簿記検定は資格の総称で、下記4つの種類に分けられています。
日商簿記 | 一般社会人が対象。1~3級がメイン |
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全商簿記 | 商業高校の生徒が対象。1~3級がメイン |
全経簿記 | 専門学校生がメイン。上級から4級まである |
日ビ簿記 | 一般社会人が対象。1~3級まで |
大学生が受験するのであれば、日商簿記がメジャーです。
日商簿記は初級から始められて、2級以上合格してると企業の経営管理についての知識が身につけられているという証明になります。
書店でも参考書籍が続々と販売されていますので、気になる方は是非購入してみてください。
FP
FPはファイナンシャルプランナーとしての知識を測るための検定の一つです。
1級から3級まで用意されており、1級は国家資格としても認められます。
ただし大学生として取得できるのは、2級までです。
1級になると実務経験が求められるので、就職後にFPに関する実務を経験してから受験する必要があります。
家計の話から税金、貯蓄等お金に関する知識を全般的に問われるので、取得しておけば家計管理もしっかり出来るようになるでしょう。
銀行や保険会社等で提案時に役立つ他、出題範囲が非常に広いので大学生で取得するメリットが非常に大きい資格であるといえます。
秘書検定
秘書検定とはその名の通り秘書としての知識と技能をはかる試験です。
秘書は社長等役職の高い人のそばで仕事をすることが多いため、社会人で身に着けるべきスキルや対応力が求められます。
ビジネス文書の作成から正しい敬語の使い方まで完全にマスターできるので、これから社会に出るであろう大学生にとっては受けておいて損はないでしょう。
1級~3級まであり、1級になると非常に合格率が少なくなります。
2級以上を取得しておくと、就職活動の時にアピール出来ます。
普通自動車免許
普通自動車免許は地方によっては高校卒業後にも取得する人が多い資格の一つです。
実は履歴書にも書ける資格の一つなんです。
普通自動車免許があれば、営業で外回りの多い場合優遇される可能性もあります。
受検に30万円程度かかり、定期的に警察署で実施される講習を受けるのは面倒くさいですが、公的な身分証明書としても活用できます。
普通自動車だけではなく大型やバイクの免許を持っていても、職種によっては優遇されることがあります。
ITパスポート
ITパスポートは国家資格の中でも特に新しい資格の一つです。
情報処理技術者の知識量をあらわす資格の一つで、入門編の立ち位置です。
受検できる年齢に限りはなく、就職・転職両方で活用できる資格としても知られています。
特にエンジニア関連の企業に未経験で就職したい方は、取得しておくと面接で有利に働く可能性があります。
現在IT関連の企業は急成長を見せており、今後も業界市場は拡大していくことが予想されますから、資格を取得しておいて知識を身に着けておいて損はないです。
基本情報技術者
基本情報技術者は、ITパスポートの上位互換版に当たる資格です。
ITパスポートの範囲では触れられてこなかった詳しいITに関連する知識を問うことが多いです。
IT人材として働くための基本的な知識が問われていくので、プログラム言語について学ぶ必要が出てくるなど、より本格的にITに関わることができます。
年間約10面人が受験している資格の一つで、エンジニアやWEBデザイナーなども受験していることから、受験者の年齢層が若いです。
国家試験の一つなので、履歴書にも書ける資格の一つです。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産会社に就職を希望している学生であれば、大学在学中に取得しておきたい資格の一つです。
宅地建物取引士は、土地や建物の売買当を対応する際に、重要事項を顧客に説明するために必要な資格です。
国家資格の一つであり、受験者数が多いものの合格率は10%台と、難易度の高いことで有名です。
不動産会社は宅建の資格を持っている従業員を人数割合いに応じて設置しなければならないため、明確に不動産会社への就職を志しているのであれば取得しておいて損はありません。
知的財産管理技能士
知的財産管理技能士は、知的財産を取り扱うために必要な知識保有していることをあらわす資格です。
弁理士と似たような資格ではありますが、あくまで技能面での資格ですので、独占業務は発生しません。
しかし企業内で知的財産を取り扱っている場合、法務部や開発部でその知識を活かすことが可能です。
知的財産保護の重要性が叫ばれている今、資格を取得することでより社会の動きや普段触れている知的財産の価値も理解できるようになります。
MOS
MOSはマイクロソフトの主催している、Officeソフトの技能を問う資格の一つです。
企業では基本的にExcel・Word・PowerPointの3つを活用して、プレゼンや企画作成を実施します。
しかし大学生の間に上記のソフトに触れる機会は少なく、社会に出てから初めて利用方法を細かく知るなんて方もいますよね。
授業でも高度な技術があると、発表の見栄えも変わりますし、卒論の時にも活かすことが可能です。
大学生が資格・検定の勉強をするときの注意点
大学生が資格・検定の勉強を進める時、ただがむしゃらに始めてしまうと、無駄な時間を須吾してしまうこともあります。
大学生が資格・検定の勉強をするときに注意点は、以下の3つです。
- 参考書をむやみやたらに購入しない
- 勉強時間の平均をチェックする
- 大学3年生までに受験を済ませておく
以下で詳しく解説していきます。
参考書をむやみやたらに購入しない
ひとつの検定の勉強をするときは、必ず最初に購入した参考書をやりこみ、他の参考書をむやみやたらに購入しないようにしましょう。
知名度の高い資格になると、書店で販売されている書籍の種類も多くなり、目移りしてしまいがちです。
実は参考書ごとに対策されている設問や説明内容が異なるため、一つのテキストで一貫して勉強を進めてしまうと勉強をしたつもりの気分になってしまうんです。
人気のある書籍なら一つ購入して、それを徹底的にやりこむようにしていきましょう。
勉強時間の平均をチェックする
資格を取得する前に、資格取得に必要な勉強時間の平均をチェックしておきましょう。
難易度の高い資格の場合、勉強時間が数か月にわたることもあります。
きちんとスケジュール管理をして勉強に取り組まないと、受験日にまで対策間に合わない可能性があります。
平均をチェックして今の生活で、1日あたりどの程度の勉強時間を捻出できるかを計算してみましょう。
大学3年生までに受験を済ませておく
資格や検定を取得するためには、大学3年生までに受験を済ませておくことをおすすめします。
大学3年生になってくると、ゼミが本格化したり、サマーインターンへの参加が必須になったりと段々と磯が良くなってくる時期です。
就活の準備を始める人も増えてきますから、段々と自由な時間が少なくなっていきます。
難易度の高い資格を受験するときには、できるだけ学年の低いうちから勉強を進めておくといいでしょう。
大学生で検定・資格を取得して就活・話題に活かしてみよう
いかがでしたか?
大学生で資格や検定を取得しようとしてみると、時間も多く勉強に割く時間も多くなります。
就活や年上の人との話題作りにも役立ちますので、今後を見据えて取得しておきたい方は是非、受験を検討してみてくださいね!