大学生の定番アルバイトといえば、コンビニやスーバー、薬局、喫茶店など「接客サービス業」ですが、その中には塾講師やチューター、そして家庭教師といった教育面に携わるアルバイトも含まれています。
実際に「大学生」が家庭教師バイトを始める前に抱く先入観は
- 受け持つ生徒の成績が悪かったら親御さんからとやかく言われそう
- やっぱり大学・学部がブランドとなっているから、そこそこな大学に通う自分じゃ高収入は望めないし、案件も入ってこないだろうな
- そもそも家庭教師のアルバイトって会社に所属する以外に手はあるの?
などが挙げられます。
また一部では「家庭教師バイトはやめておいた方がいい」という声も挙がっています。
しかし、そんなことはありません。
「家庭教師バイト」を通して得られる経験やスキルは、今後の人生において大きな財産となるものばかりです。
そこで今回は「家庭教師バイト」に関すること、バイトの探し方、おすすめする/しない理由、バイトの評判など、そのすべてを「特集」という形でご紹介します。
大学生に家庭教師バイトのおすすめ賛否
ネット上では、学生バイトの定番の1つである「家庭教師」を賛否する意見が多く飛び交っています。
以下はおすすめする理由としない理由それぞれです。
おすすめする理由
高時給が望める
まず「家庭教師バイト」の時給はコンビニやスーパー、カフェ店員といったバイトとは異なり、「高時給」のバイトに区分されており、短時間で稼ぐのに持ってこいとされています。
平均相場は1,500円~2,100円前後とされています。さらに所属している大学・学部といった「学歴ブランド」と生徒指導実績を加味した特別手当が加算されます。
もちろん会社によって待遇が変わってきますのでご注意ください。
未経験者からでも始めやすい
次に「業界未経験者からでも始めやすい」という点です。
どんなアルバイトでもいきなり現場入りしてもらうようなことがないように、「家庭教師バイト」でも最初の数日間は研修があります。場所は主に採用された派遣会社で行われます。
研修内容は「家庭教師としての心得」「指導の仕方」「保護者への対応」などを学んでいきます。
研修後は実際に生徒の自宅へと派遣されるわけですが、会社側は
- 大学生であること
- 経験年数
の2点を考慮して生徒の自宅へと派遣を行いますので過度な心配は不要です。
就活時のアピールポイントになる
おすすめする理由3つ目は「就活時のアピールポイントになる」ことです。
具体的に「家庭教師バイト」がアピールポイントとなる箇所は
- 指導経験
- 保護者という年配の方と日常的に接してきたこと
- 生徒の将来に対する責任ある業務に携わってきたこと
の3点です。
その中でも「指導経験」というものは、今後社会に出た時非常に役に立つものです。
たとえば
- 後輩や部下を持った時に業務指導ができること
- 企画や会議などの場面におけるプレゼンテーションでは「伝える」という力が発揮される
などの場面で大きく役立ちます。
以上3つの理由が「家庭教師バイト」をおすすめするものとなります。
おすすめしない理由
では逆に「家庭教師バイト」をおすすめしない理由とはどういう点にあるのかをご紹介します。
生徒のモチベーションを引き出す
「家庭教師バイト」をおすすめしない最大の理由は、「受け持つ生徒」によって当たりはずれがあります。
基本的に家庭教師派遣会社所属の教師は、教育プランナーあるいは営業が保護者と契約を交わした段階で受け持ち生徒が誰になるかがか決まります。
生徒によっては、勉強に対する意欲が著しく低い場合や、全くコミュニケーションを取ろうともしない場合など手間のかかる生徒を受け持つことが多々あります。
その過程で最も苦労するといわれているのが、成績を上げるよりも「生徒のモチベーションを引き出すこと」です。
生徒本人のモチベーションが上がらない限り、「成績アップ」というものは夢で終わってしまいます。保護者はお金を払って、会社と契約を交わしています。その責任を果たすのは、指導者である教師側にかかっています。
思いのほか稼げないことがある
派遣会社の大小や個人契約を問わず、自身のブランド力によっては案件を得られず全く稼げないという状況にあります。
「家庭教師」は主に「家庭教師派遣会社」もしくは「個人契約」のいずれかで生徒を獲得します。
「生徒を獲得する」という過程において、保護者側が最も重視するのは、指導力があるうんぬんよりも教師の「実績」「学歴」の2点を見て判断しています。
【大手家庭教師派遣会社】
基本的に生徒獲得ができる教師は、「高学歴」かつ「実績」があるプロを中心に、同様の経歴を持つ学生、そして未経験者の家庭教師バイトというようなカーストができているため、未経験のうちは案件獲得にもどかしさを覚える日々が多いでしょう。
【中堅・小規模な家庭教師派遣会社】
こちらの場合は目新しい実績がない限り、生徒数はおろか案件獲得すらままなりません。仮に生徒を確保できたとしても良くて2人です。
また「高時給」と言われますが、会社規模が大手と比べて小さい分、それに比例して時給も大したことありません。
【個人契約】
個人契約の場合は自分自身が「商材」となるため、率先して生徒獲得を目指して自分を売り込んでいかなければなりません。
契約も保護者との直接契約となりますので、設定している待遇が仕事と見合わなければ相手にもされません。それは学歴ブランドで飾り立てていても同様です。
受け持ちの生徒の成績UPがプレッシャーとなる
「家庭教師バイト」をするうえで、最も苦労するのは「生徒のモチベーションを引き上げること」ですが、引き上げた先である「成績を上げること」が家庭教師バイトではプレッシャーになるといわれています。
保護者も会社と教師を信頼してお金を払って契約しています。「仕事をすればお金が入る」というものは、労働の対価という意味もありますが、その額に応じて「責任」があることを指しています。
「家庭教師」の時給が他のバイトよりも高いのは、それが理由であると考えられます。
もちろん成績を上げるのは生徒本人の努力があってこその結果です。
その結果を導くためにも、モチベーションを引き出すことが至難の業であり、プレッシャーでもあります。
生徒1人1人に合った指導内容の準備が大変
「家庭教師バイト」で次に大変とされているのが、生徒1人1人にあった指導内容の準備です。
準備することの多くは
- 指導内容の予習(受け持つ生徒全員分)
- 指導内容、分野に使える資料作成
- 模試、課題等の採点
などやるべきことが多岐に渡ります。
慣れてくれば効率よく準備をこなせますが、慣れないうちは何から手を付けるべきかあたふたすることが多いでしょう。
その中でも「指導内容」を勉強しておくことは、家庭教師を問わず教育関係全般で言えることです。
教える立場にある以上、人の3倍は理解しておくべきと言われるほどです。
得意科目を軸として生徒を受け持ちますが、指導内容の予習は欠かさず行うべきです。
家庭教師バイトってどんなことをするのか
家庭教師バイトの基本情報
【仕事内容】
「家庭教師バイト」は、教育案件依頼を受けた小中高生の自宅に出向いて勉強を教える仕事です。
教える科目は受け持ち生徒1人1人に合わせて、教師が割り当てられます。1科目を専攻して教える場合もあれば、複数科目を兼任して教える場合があります。複数科目を兼任して教える場合、そのすべてが得意科目という学生は早々いません。なので、面接時に「自分が得意とする科目」をアピールしておくといいでしょう。
採用された後、その科目を教える機会を会社側が提供してくれます。
【利用目的】
また「家庭教師」を利用目的は、派遣先の過程によって異なります。
たとえば
- 勉強する習慣を身に着けるために利用する
- 学校からの課題を見てほしい
など、子どもに勉強の習慣を身に着けさせることと並行して成績アップを図っている家庭もあれば、「志望校合格のため」に利用する家庭もあります。
生徒の人生を大きく左右する「受験対策」として派遣される場合は、その担当する科目に精通している力量を持ち合わせていないといけません。
仕事の相場
「家庭教師バイト」の平均時給相場は「1,500円~2,000円」前後となっています。
また指導実績や所属する大学・学部といった「ブランド」によって、時給額は大きく変動します。
家庭教師バイトの探し方
「家庭教師バイト」を始めるにあたって、指導先となる生徒からの案件を見つけ出す方法は全部で3つあります。
家庭教師派遣会社に登録
まずは「家庭教師派遣会社」に登録する方法です。
「家庭教師センター」などの斡旋・仲介会社に名前を登録すれば、その会社から派遣された教師として生徒を紹介してもらえます。
「会社」の実績と信頼あってのものということもあり、初めての「家庭教師バイト」をする学生にはおすすめの方法です。
個人契約サイトに登録をして案件を待つ
次は個人契約サイトに名前を登録して案件を待つ方法です。
個人契約サイトには「生徒募集掲示板」と「教師募集掲示板」の2種類があります。
前者の「生徒募集掲示板」では自らを「商材」として扱って生徒と個人契約を交わすものであり、後者の「教師募集掲示板」では保護者が教師を募集しているものとなります。
「個人契約サイト」の利点は
- 自分が提示する条件にあった生徒と契約を交わせること
- 商材が「自分」なので、ダイレクトに自分のアピールポイントを伝えられること
が挙げられます。
ただし競争倍率が非常に高いため、派遣会社との契約もして生徒獲得を行っている学生もいます。
大学・生協側からの紹介
最後は所属している大学・生協からの紹介です。
大学周辺地域の家庭から家庭教師派遣の募集を募集して、自分に合った条件の案件であればそれを受注するものです。
ただし今は大学・生協に家庭教師派遣の募集をかける家庭は少なくなっています。理由は「個人契約サイト」の普及によるものとされています。
そのほかにも「ゼミやサークルの先輩から生徒を引き継ぐ」という方法もありますが、年度末など「時期」的に限られていますので、推奨できる方法とは呼べません。
確実に生徒を確保するならば、派遣会社への登録、個人契約サイトの利用がベストです。
おすすめ家庭教師のアルバイト5選
ここからは「家庭教師バイト」の求人をしている、おすすめ「家庭教師派遣会社」を5社ご紹介します。
家庭教師のトライ
まずは「家庭教師」業界最大手の実績と信頼を寄せる「家庭教師のトライ」です。
「家庭教師のトライ」は株式会社トライグループが運営を務める「家庭教師派遣会社」で、全国約583箇所もの教室を構えています。
なぜ「家庭教師のトライ」をおすすめするのかというと、それは「業界随一のブランド力」にあります。
当社は家庭教師の分野のみならず個別指導塾の分野でも高い評価を得ています。故に「トライ」に所属しているというだけで、契約者側としても好印象を持ってもらえます。
また大手だからこその集客率ということもあり、自宅や大学近辺で案件を見つけることも容易にできます。
学歴 | 4年生大学および卒業生 |
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交通費の支給 | 全額支給 |
教材利用 | あり |
時給 | 1,400円~ ※実績に応じて増額 |
公式サイト | 家庭教師のトライ |
家庭教師のサクシード
次は「家庭教師のサクシード」です。
「家庭教師のサクシード」は、株式会社サクシードが運営を務めており、家庭教師の派遣業務の他に、塾や学校などの教育機関への講師派遣事業も行っています。
教室は関東圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)と関西圏(大阪・京都・費用後・奈良・滋賀)を中心に展開しています。
「家庭教師のサクシード」がおすすめの理由は、「家庭教師」1本に絞らず「講師」として塾や学校機関への派遣も行ってくれているので、「教育」という仕事をバイトのうちから経験することができる点です。
学歴 | 4年生大学、大学院生、短大生および卒業生 |
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交通費の支給 | 全額支給 |
教材利用 | 自社販売のテキストを使用 |
時給 | 2,100円~ ※実績に応じて増額 |
公式サイト | 家庭教師のサクシード |
\全学年に対応!家庭教師のサクシード/
学研の家庭教師
次は「学研の家庭教師」です。
「学研の家庭教師」は、学習塾として知られている「学研」と同じ株式会社エル・スタッフィングが運営を務める「家庭教師派遣会社」です。
「学研の家庭教師」では、下は幼児コース、小中高生コース・中学受験コース・高校認定コース・不登校コースなど事細かくコースが設定されています。
「学研の家庭教師」がおすすめの理由は、学習塾である「学研」と同じグループに属しており、そこから得た教育研究の情報が共有されています。ついてはそこから得た情報を頼りに指導方針を見定めることができます。
また派遣元からのサポートも万全を期しているため、初めての家庭教師バイトをするには打って付けの会社です。
学歴 | 専門学生、短大生、4年生大学および卒業生 |
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交通費の支給 | 全額支給 |
教材利用 | あり |
時給 | 1,800円~ ※実績に応じて増額 |
公式サイト | 学研の家庭教師 |
家庭教師のランナー
次は「家庭教師のランナー」です。
「家庭教師のランナー」は、株式会社マスターマインズが運営を務めている「家庭教師派遣会社」で主に東北、関東、東海3県、関西(京都、滋賀)、中国、九州に教室を展開しています。
また当社を利用される生徒の多くが「勉強嫌い」「勉強というものに対して苦手意識がある」といった生徒が多く集まります。
そのような事情を抱えた生徒の面倒を、「家庭教師のランナー」をメインとしています。
なので、指導方面としても「受験対策」や「成績向上のきっかけ」などのような始めたてのころから重責あることをさせられるというよりも、学校課題を淡々とこなしながら「勉強の楽しさ」を伝えていくことが多いです。
学歴 | 専門学生、短大生、4年生大学および卒業生 |
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交通費の支給 | 全額支給 |
教材利用 | あり ※補習を目的として使用 |
時給 | 1,800円~ ※実績に応じて増額 |
公式サイト | 家庭教師のランナー |
プロ家庭教師ウイング
最後は「プロ家庭教師ウイング」です。
「プロ家庭教師ウイング」は、市進学院教育グループに属し株式会社市進ホールディングスが運営を務めている「家庭教師派遣会社」です。
取り扱っているコースは主に「中学受験」「高校受験」「大学受験」など受験対策に力を注いでいるため、学力に自信が持てる高学歴の学生向きとなっています。
そのためバイト採用もかなり厳選的に行われる傾向にあります。
学歴 | 現役大学生、大学院生、および卒業生 |
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交通費の支給 | 全額支給 |
教材利用 | あり |
時給 | 1,700円~ ※実績に応じて増額 |
公式サイト | プロ家庭教師ウイング |
働くうえでの確認ポイント
学生バイトの定番「家庭教師」を始める前に確認しておくことをご紹介します。
交通費・給与以外の「待遇面」は要チェック
「家庭教師バイト」は生徒指導で積み上げてきた実績と、自身が持つ学歴ブランドで時給額が変動する場合があるので「高時給バイト」として知られています。
しかし、基本的に時給相場は「1,500円~2,000円」前後の横並びです。ただし「交通費」などの別途手当があるかないかで、給与は大きく変動します。
会社によって給与体系は大きく異なりますので、この点を踏まえて会社選びをしてみましょう。
派遣エリア
基本的に「家庭教師」が派遣される生徒の自宅は、その教室が受け持つ営業エリアを中心に派遣されます。
会社によっては「世帯数」などの情報を基準に、営業エリアを絞っています。
「家庭教師バイト」は、教室に一度出向いてから生徒の自宅に派遣されるというよりも、直接出向いて、就業後は直帰するというのが通の流れです。
なので、求人検索をかける際は、会社の営業エリアに的を絞って探すのがベストです。
仮に教室が自宅の近くにあったとしても、派遣先が遠かったらその分通勤費用が膨らみますし、時間もかかります。
適切な選び方としては、営業エリアが自分の通勤可能距離の範囲内に収まるかを重視して選んでみましょう。
塾講師と家庭教師の違い
同じ教育分野のバイトとして「塾講師」のバイトが挙げられます。
以下は「家庭教師」と「塾講師」それぞれの違いです。
授業カリキュラム
【塾講師】
「塾講師」の場合、集団指導塾と個別指導塾のそれぞれに分かれます。前者の指導方針を取っている塾では、その学年に応じた学習指導カリキュラムがすでに完成されています。講師はそのカリキュラムに従って授業を進めていく形を取ります。
一方の個別指導塾の場合も集団指導塾同様のスタンスを取っている会社もあります。
しかし、中には生徒1人1人の学力と能力に応じたカリキュラムを組んで進めていく塾もあります。独自のカリキュラムを組むことで、生徒の学習状況に応じた対応をその都度行える強みがあります。
【家庭教師】
家庭教師もまた生徒1人1人に合わせた授業カリキュラムを組んで指導に当たっています。
生徒との関わり方
【塾講師】
まず塾講師、特に雌雄団指導を行っているところでは1度の授業で数十名単位の生徒を相手にするため、生徒1人1人をじっくり相手する暇がありません。
個別指導塾の場合、マンツーマン方式を除いて、1コマ当たり2~3人を1度に相手することがあります。授業時間も限られていますので、生徒1人に何十分も時間を割くことはありません。
【家庭教師】
家庭教師の場合、基本的にマンツーマンで指導をしてもらえるため、教師とのコミュニケーションがばっちりとれます。その過程で分からないことがあればその場ですぐ聞けるという利点があります。
研修後の流れ
どちらにも選考面接を受け、合格を頂いた後は各社所定の場所にて研修を受けることとなりますので、安心して生徒指導に励むことができます。
研修を受けた後、それぞれに違いが出てきます。
【塾講師】
塾講師の場合、個別・集団を問わず研修期間終了後は、早速授業を受け持つ流れとなります。
【家庭教師】
一方家庭教師の場合、研修期間終了後は生徒獲得がまだなされていないため、しばしの間「待機となる」ことが多々あります。なので、研修を受けたからと言ってすぐに仕事が入ってくるという保証がありません。
この家庭教師バイトには気をつけろ
ここからはこの「家庭教師バイト」には手を出すべきじゃないというものをご紹介します。
教師派遣型と教材販売会社
「家庭教師バイト」の雇用を行っている会社の多くが、「家庭教師のXX」という屋号で生徒の募集を行っています。
その中には「家庭教師派遣会社」と「教材販売会社」の2つが存在します。
前者は文字通り、家庭教師を生徒の自宅に派遣して勉強を見ることを生業としていますが、後者の「教材販売会社」は講師紹介を見返りとして、数十万円からなる教材を顧客にかわせる企業を指します。
こちらの場合はあくまで「教師派遣」ではなく、「教材販売」を目的としているため、悪徳商法の片棒を担がされています。
また教材販売の他にも「体験入学後に契約」というところもあります。
このような会社に遭遇しない手段としては、実績と信頼が目に付く「大手家庭教師派遣会社」、その中で今回ご紹介した5社の中からに登録するのがいいでしょう。
無名の家庭教師派遣会社、事務所存在が疑わしい会社
前節でご紹介した「教材販売」を目的としている会社と併せて、無名の家庭教師派遣会社、事務所存在が疑わしい会社への登録も控えましょう。
そもそも「無名」の時点で紹介できるほどの生徒数を確保していないのは事実です。また依頼もそう多くはありませんので、登録するだけ無意味といえます。
ここで誤解してほしくないは「無名=悪徳企業」という点です。「無名企業」そのすべてが必ずしも悪徳企業ということはありません。新規事業開拓ということでできた新設校ということもあります。ただそういう会社はまだ目につく実績と呼べるものがないので、生徒数や依頼件数が乏しいのは事実です。
なので、時間を有意義に使って稼ぐとなれば、実績ある会社に登録をするのが賢明です。
家庭教師バイトに向いている人の特徴
「家庭教師バイト」のおすすめ会社から仕事内容等についてご紹介してきました。
では最後に家庭教師バイトに向いている方の傾向をご紹介します。
コミュニケーション
家庭教師はただ生徒に勉強を教えるだけが仕事ではありません。
生徒の勉強に対するモチベーションを引き出さないことには何も起きませんので、まずは「モチベーションを引き出すこと」から始めます。
また受け持つ生徒の多くは「勉強」というものに苦手意識を持っています。
原因の多くは、テストの成績伸び悩んでいることにあります。
生徒のモチベーションを引き出すうえでも、大切なことはコミュニケーションをとることです。
ただ話せばいいということではありません。
まずは生徒のことを知ることから始め、小テストでいい結果を出せばほめて伸ばすこと、時には雑談を交えてみるのも手です。
相していく中で、生徒との信頼関係が築かれていき、結果として生徒のモチベーションも挙がっていくとされます。
子ども好き
次に「子どもが好き」ということです。
家庭教師バイトを始めたての頃は、小学生や中学生を相手にする機会が多いです。
小学生の場合、大人から見れば用地的考えを持っている子を相手することもあります。そんな時でも冷静に生徒の相手をすることが大切です。
相手が子ども、ましてや低学年ともなれば、たまにイラッと来るような行動をしてくる生徒もいます。それでも手を上げず諭すようなしかり方ができることや、子どもと接することが苦ではない人は向いているといえます。
教えることが好きであること
最後に自分自身が誰かに物事を「教えることが好き」という点です。
なぜ、教えることが「得意」ではなく、「好き」なのかというと、人は何か好きなことができればそれを延々と継続し続けるものです。
好きじゃないことを延々と続ける行為は、人間誰でも苦と感じます。
なので、「教えることが好き」という気持ちがあれば、辛い家庭教師の仕事も楽しくこなすことができるというものです。結果としてそれが仕事をするうえでの原動力となり、詩人のモチベーションとなります。
この波長は受け持つ生徒にも影響を及ぼします。
生徒としても楽しく勉強を教えてくれる教師の方が、勉強をすることへの意義を見出せます。
結果として、勉強へのモチベーションも出てきて、毎週この時間が楽しみとなりえます。
よって、「教えることが好き」ということを持っている人は向いているということです。
まとめ
以上が「家庭教師バイト」に関すること、バイトの探し方、おすすめする/しない理由、バイトの評判など、そのすべてを「特集」という形でのご紹介でした。
家庭教師バイトは、時間の融通が利くと同時に学歴ブランドと指導実績が付けば「高時給取得」も夢じゃないアルバイトです。
ただし仕事をしていく上では、受け継も生徒1人1人に合わせた指導要領が求められる世界でもあります。
また時間外労働や派遣先によっては通勤時間の許容範囲を超える場合もありますので、「自分らしい働き方」を求める傾向が強い学生には向いていないアルバイトです。
それでも、受け持った生徒が自分の指導をもって成長をした際に得られる喜びは大きく、自分のモチベーションや自己成長につながるアルバイトです。
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