学生コラム

大学を退学する理由の大多数はコレが原因!でもその決断ちょっと待って!

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高校時代、青春のすべてを勉強時間に費やして、第一志望の大学に入学を果たしたとしても年間約2%もの学生が、辞めている現状にあることを知っていましたか。

努力した結果、憧れを抱いて入学したにもかかわらず、「中退・退学」の決断を取るしかない「理由」がありました。

さらに2020年初頭からは今なお猛威を振るっている「新型コロナウイルス」の影響もあって大学を中退・退学せざるを得ない状況に拍車がかかっています。

今回は、努力の末入学を果たした大学を中退・退学をする決断に至ったのか、その理由を解説していきます。

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大学を中退・退学する理由

まずは大学生が「中退・退学」を決断するに至る主な理由を紹介します。

経済的理由

大学生が「中退・退学」を決断する多くの理由が、「経済的」な問題です。

具体的な問題の多くとして以下のものが挙げられます

  • 学費が支払えなくなった
  • 両親の収入の低下
  • 家族のために働かざるを得なくなった
  • 在学中の結婚

などが挙げられます。

その中でも「収入の低下」による学費未払いを理由とした中退・退学が比較的高いとされています。

最も、2020年初頭から猛威を振るっている「新型コロナウイルス」の影響もあり、今日に至るまで、両親の収入の低下が原因で中退・退学を決断している学生が多いです。

学歴不振・意欲の低下

次に多いとされているのが「学歴不振」や「学びに対する意欲低下」を理由とした中退・退学です。

大学に入れば、学業に精を出すのが学生の本分ですが、部活やサークル、アルバイトなどこの時にしかできないことが多くあります。結果としてこれらに現を抜かすあまり、試験はボロボロ、単位が取れず進級はおろか卒業すら危ぶまれる始末ということから中退・退学を決断する学生もいます。

また「学びに対する意欲の低下」という点においても、サークルや部活、アルバイトなどが絡んでいる側面もありますが、もっともな原因は「学びたいと思っていた分野が学べない」という点にあります。

比較的自由な時間が取れる大学だからこそ、ある程度は節度を持って物事を楽しむのがちょうどいいといってもいいでしょう。またこのような事態を招くのは、己を律せなかったことが原因と言わざるを得ません。

進路変更

次に多いとされているのが「進路変更」です。

具体的な例を挙げると「学生起業を実現し、そっちに専念したい」という理由から中退・退学を決断する学生です。

もちろん起業以外にも理由は様々です。

家庭の事情で「家業を継がねばならなくなった」や「別で学びたいことができたから別の大学/専門大学に編入した」などがあります。

これらを理由に中退・退学を決断する学生を受け入れる側は、前向きなものとして受け止める節があり、不信感を持たれることはそうありません。

ケガや病気で通学が困難

次に「ケガや病気などが原因で通学が困難」と判断してやむを得ず中退・退学を決断する学生です。

進路変更同様に、ケガや病気を理由にやむを得ず中退・退学をした場合でも、受け入れる側は不信感を抱くことはそうありません。しかし、仕事をするうえで支障をきたす恐れがあることを懸念しているので、積極的に採用するかどうかは企業側の判断に委ねられます。

人間関係や大学生活不適応

次に「人間関係の悪化」や「大学生活不適応」との理由から中退・退学をする学生です。

大学には「クラス」と呼ばれるものがないのが通です。そのため友好関係を築くならば、部活やサークル、ゼミなどの場で人間関係を構築していかないと、4年間を「孤独」に過ごすこととなります。

とはいえ、交友関係ができたとしても、「価値観の違い」などの理由から人間関係が悪化することもしばしあります。これらが原因で精神的に追い込まれ中退・退学をする学生も少なからずいます。

中退・退学をした時のメリット・デメリット

大学を「中退・退学」を決断する理由は人それぞれにあります。

ここからはこれらを決断するにあたってのメリット・デメリットをご紹介します。

置かれている現状によっては功を成すこともあれば、逆にこれから苦労を強いることもあります。

メリットデメリット
  • やりたいことに専念できる
  • 学費を支払う義務がなくなる
  • 早い段階で社会経験を積むことができる
  • 在学によるストレスからの解放
  • 人間関係・身を置く環境をリセット
  • 最終学歴が「高卒」となるため、志望する職種・業界によっては就職できない場合がある
  • 学びなおしを選択した場合、また1から受験勉強をする
  • 面接の場で「なぜ中退・退学をしたのか」を聞かれる
  • 「何もしない」期間が生まれる場合がある

となります。

ここからは上記表にまとめた中から一部分ずつ抜粋して解説をしていきます。

メリット

やりたいことに専念できる

大学生は社会人や中高生と比べて有効に使える時間が多いです。しかし、在学している以上は受講している講義を受けなければなりません。これに使用している時間を除けば、サークルや部活、アルバイトなどに費やす時間はその人の意志で始めたことであり、時間を有効的に使っているといえます。

とはいえ、これに費やしている時間がどうしてももったいないと感じて中退・退学を決断した場合に感じるメリットがこれになります。

特に「学生起業を実現して経営に専念したい方」や「ワーキングホリデーで海外に働きに出たい」と考えている方にとっては学業に縛られることなく存分に時間を活用することができます。

ただことによっては在学しながらもできるので、中退・退学を決断する前に一歩踏みとどまって考え直してください。

学費を支払う義務がなくなる

中退・退学を決断する理由の中でも最大のメリットとして挙げられるのがこれです。

現在の1年あたり支払う大学の授業料は国立で約50~70万円、私立で80万~110万とされ、さらに学部学科によって事細かくなります。

また大学進学をきっかけに1人暮らしをする方もいます。そうなれば生活費を余分に用意せねばなりません。

前述で述べたように「中退・退学を決断する理由」で最も多いのが「経済的理由」です。

1度決断すれば、支払いの義務は発生しません。

しかし、本当にこれでよかったのか、今一度踏みとどまって考えてください。

デメリット

最終学歴が「高卒」となる

大学を中退・退学した場合、最終学歴は「高卒」となります。

こと就職において「高卒」と「大卒」とでは、企業側が提示している条件や待遇面で大きな差が出ます。

たとえば「求人職種」です。

大手メーカー開発系や総合職などでは最終学歴「大卒」に限っていることは珍しくありません。ついては全く望んでもいないところにしか就職先がないケースもあります。

そのほか、待遇面では「給与」に「高卒」と「大卒」とでは差があります。この要因には「高卒者の正規雇用をすることが少ない」ということが挙げられます。

これらはあくまで「大学には進学をしたものの数年は通って中退・退学をしたもの」に限られます。高校卒業後に就職をした方の待遇はまた別のものとなります。

面接の場で「なぜ中退・退学をしたのか」その理由を聞かれる

大学を「中退・退学」した方の多くは次の進路として「就職活動」に励む方が多いです。

その過程で履歴書の学歴では当然のことながら

「年○月 ○□大学 経済学部 中途退学(家庭の事情により中途退学)」

と記述をしなくてはなりません。

この時面接官は履歴書に書かれた学歴と年齢を照合して「なぜ中退・退学に至ったのか。その経緯は何ですか」と理由を聞いてきます。

人によっては言いたくないもの、かえってストレスに感じるものかもしれませんが、就職活動をするうえでは避けては通れません。

「中退・退学」の理由やそう決断したきっかけを前向きなものとして伝えることができれば、企業側からは好意的に受け止めてもらえます。

「何もしない」期間が生まれる場合がある

「中退・退学」を決断したのはいいものの、その後の進路を決めずに決断してしまった人に限って「「何もしない」期間が生まれます。

俗にいう空白の期間です。

人によっては大病を患っていたためという理由からできなかったという人もいます。

しかし、「「何もしない」期間がある=悪いこと」ではありません。人生はとてつもなく長いのですから、そのような空白の期間が一時はあってもいいでしょう。とはいえ、「なぜあの時行動に移せなかったのか」と負い目に感じる方もいるでしょう。

生活に支障を出さないとしても、就職活動においてはこの空いている期間は何をしていたのかを問われることが多いです。

結果として今後の人生に大きな困難を招く可能性が出てきますので、辞める決断をする際はこの先の進路を決定してから決断を出しましょう。

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2020年初頭にかけて今なお猛威を振るっている「新型コロナウイルス」の影響と相まって、大学を中退・退学している学生が後を絶ちません。

そのように決断せざるを得ない理由の多くが、「経済的理由」から来る「学費の未払い」や「生活の困窮」そして「アルバイトの収入減」などを理由として決断する学生が多くいます。

そのほかにも、「全授業がオンライン化」したことが原因でやめている学生もいます。

理由は以下のものがあります。

  • オンライン環境が整っておらず、授業についていけなくなった
  • 何のために学んでいるのか「目的」を失った

などが挙げられます。

コロナ禍以前より「経済的理由」から「中退・退学」を決断している学生は多かれ少なかれいましたが、新型コロナウイルスの影響と相まって拍車がかかったように決断を学生が多いと考えられます。

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中退・退学をして後悔しないためには

前述でしたように大学を「中退・退学」をする理由には人それぞれに背景があります。

決して「中退・退学」をすることが「悪いこと」ではありませんし、同様に「いいこと」でもありません。

「中退・退学」を決断すれば以降の人生は、苦労を強いられます。

もちろん決断をする前には前もって進路を決めておくことが得策といえます。しかし、その「中退・退学」の決断を出すのに待ったをかけます。

本当に「中退・退学」をすれば悔いや未練もなく、次の進路に向けて歩みだすことはできますか? 本当はもっと大学で学びたいことややってみたいとこがあるのに、このタイミングでやめてしまっていいのかと葛藤しているのではないでしょうか。

そういう方は1度間を取って「休学」という手段を取ってください。

「休学」は、「中退・退学」とは異なり、大学に「在籍」している状態を維持しながら、「やりたいことに時間を使える」ほか、アルバイトに専念して学費の足りない分を補填する機関として利用するなど様々な「目的理由」をもって「休学」をする学生もいます。

もちろん、この期間を利用して今一度自分を見直す「きっかけ」にもなります。

また最終的に休学期間を経て「中退・退学」をしたとしても「その期間中にやれることはやった悔いはない」という気持ちになれます。

それに「中退・退学」をするかの最終判断は自分で決めるよりも、親御さんを含めて周囲の関係者に相談して決めましょう。

中退・退学をした後の進路

具体的な進路5選

ここからは「中退・退学」を決断した学生の主な進路先です。

一般企業への就職

まずは一般企業への就職です。

大学を「中退・退学」した場合は基本的に「高卒」での応募となりますので、応募前に企業の募集要項をしっかり確認してから求人応募を出すようにしましょう。

また業界・職種によっては志望先が叶わない場合もありますのでご注意ください。

1点「求人応募要項」で「学歴不問」や「人柄・能力・カルチャーフィットなどを重視する」と書かれたところあります。

こういうところを謳っている企業の多くは「ベンチャー」や「NPO法人」が主です。

少しでも就職先の幅を拡張するのであれば、こういうところも見逃さずに応募してみましょう。

公務員試験を受験する

次に「公務員試験」を受講して公務員になる進路です。

「公務員」って大卒見込みの方じゃないと受けられないのではと思われがちですが、試験の中には「高卒者」でも受けられる試験があります。

もちろん試験に合格するためにはそれ相応の勉強をする必要があります。

他大学への再入学/専門学校に入学

次に「他大学への編入」と「専門学校への入学」です。

・他大学への編入

まずこちらを選択する場合の理由の多くは「学風が合わなかった」「別で学びたいことができた」などの理由から選ばれるものです。

どの理由を取ったとしても、また受験勉強する必要があります。

ここで注意しておくべきは受験制度の変化です。中でも2021年を機にセンター試験に代わる新たな試験方法が導入されているので、勉強を進めていく中でこういった受験情報を並行して集めておく必要があります。

・専門学校への入学

一方で「専門学校への入学」を選ばれる方の多くが、将来的に手に職をつけたい人や各種職業に直結するスキルを身に着けたいという理由で入学をする方がいます。

そもそも「専門学校」とは、「職業人を育成するための学校機関」になります。

学問を中心とする大学とは異なり、専門的知識、スキルを身につけられるので、もし「専門学校への入学」を希望される場合は、一度学風を知るためにオープンキャンパスに参加してみるのもいいでしょう。

海外留学

次に「海外留学」を進路先とする場合、「中退・退学」の手続きを組む前にする方が多いです。

この進路を選択する多くの学生が将来的に「海外で仕事をしたい」ことを視野に入れで選択をします。

また日本の大学特有の学風が合わないって人にとっても、海外留学は最適なものといえます。

しかし、「海外留学」という選択肢が万人に向いているものかというと、そうとは限りません。

海外留学をする場合の段取りは多く、留学先では言語能力・金銭面・精神面・ビザなど留学先特有の雰囲気になじむ必要があります。

なので「海外留学」を視野に入れている場合は、家族と要相談をして決断するようにしましょう。

個人事業主・フリーランスとして仕事をする/起業をする

最後は「個人事業主」「フリーランス」として仕事をする方法、または「学生起業を実現したため経営に打ち込みたい」という場合です。

・個人事業主・フリーランス

まずはこちらの進路を選択した場合です。

「非現実的」とも捉えられますが、学生のうちからある程度のスキルを身につけている場合であれば個人事業主・フリーランスとして仕事をすることは可能です。

ただし、いずれも在学していてもできるものとなりますので、安易な気持ちで「中退・退学」をするのは控えるのが賢明といえます。

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・学生起業

現代において「起業に対する敷居」は低いです。

そのため、在学期間中に学生木々用実現させる学生も少なからずいます。もちろん学生起業を実現させれば学業と経営をバランスよくこなす必要があります。

しかし、学生の本分は学業です。こちらを疎かにしては、卒業はおろか進級すら危ぶまれます。だとしても起業したからには経営もうまく軌道に乗せたいと思います。そこで会社経営に専念したいという理由から「中退・退学」を決断する学生もいます。

決断して経営に専念したからといって、会社が軌道に乗るかはその人の腕次第です。

最も、失敗した時のリスクを考えると、安易な気持ちで起業をするのは非合理的といえます。

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中退・退学後の進路実現に向けて

大学を「中退・退学」をした方の多くが次の進路先として「就職」を選択されます。

そこに降りかかる問題として「中退・退学した学生でも就職はできるのか」という不安が過ります。

結論から申し上げますと、たとえ「経済的理由で大学を中退・退学したとしても、就職は可能」です。

無事就職できるかは周囲関係者からの支援あってのものとも言えますが、成功するかの鍵を握っているのはあなたの行動力次第とも言えます。

ここからは進路実現に向けてのポイントをいくつか紹介します。

就職支援機関を頼る

学歴を問わず、あらゆる事情を抱えた方の就職支援を行っている機関は多数存在します。

代表的な機関の例を挙げると「ハローワーク」です。

ハローワークに登録すれば、履歴書の書き方から自己PR・志望動機の添削、面接練習など、様々な支援を受けることができます。

また「ハローワーク」では、職業訓練の窓口を設けているので、スキルを身につけてから就職してみるのもいいでしょう。

そのほか、民間企業の就職エージェントを通して、就職活動を進めていく手もあります。

面接対策は入念にしておく

次に「面接対策」です。

前述したように、「中退・退学」した方の面接を受け持つとき、企業側は履歴書の学歴と年齢を照合して「なぜ中退・退学をしたのか」を聞いてきます。

問われたことに対してあまりネガティブに考えるのではなく、前向きな理由をもって受け答えすることで好印象をもたらしてくれます。

スキルを身につける

就職活動を始める前に、「専門資格」や「スキル」を身につけておくのもいいでしょう。

具体的には以下のものを身に着けておくといいとされます

  • プログラミング
  • 簿記の勉強
  • MOS(Microsoft Office Specialist)

などのスキル、資格を身に着けてからでも遅くはありません。

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心に余裕を持つこと

次に心に余裕を持つことです。

大学を中退・退学を決断される方の中には「空白期間をつくりたくない」という理由から焦って就職活動を進める方もいます。

功を焦って就職活動を進めたとしても、いい結果を導き出すことはおろか、希望していたものとは違うところに就職してしまう恐れがあります。

多少の「空白期間」があったとしても、問題はありません。

大切なことは「心に余裕を持って1つずつ今取り掛かるべき問題を片していく」ことが重要です。

社会とのつながりを保つこと

大学の「中退・退学」をすると、社会的居場所を失うほか、人によっては周囲から孤立する方もいます。

独りとなれば、他社からの意見はもちろん情報すらも入ってきません。また精神的にもつらくなってきます。

そうならないためにも、アルバイトやボランティアなど、身近に参加できることには積極的に参加するようにしましょう。

これらをきっかけに人生の転機が訪れることもあります。

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まとめ

以上が、大学を「中退・退学」する理由と、その後の進路のご紹介でした。

「中退・退学」を決断せざるを得ない学生の多くが、「経済的理由」で決断せざるを得ません。現在においては新型コロナウイルスが「経済的理由」の要因として絡んでいる現状にあります。

もちろん「中退・退学」をすること事態に「良し悪し」があるとは言い切れません。

決断するのはあなた次第というのもあります。

ただ、申請をする前には一度親御さんとご相談してから決断を下しても遅くはないといえますし、「休学」をしてから決断を下してもいいと思います。

決断をするからには「後悔がない」ようにするのが、もっともです。

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