大学生になると、海外旅行やショッピングなどでクレジットカードを利用する人も多いですよね。
なかには、複数枚のクレジットカードを持っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、大学生が持つべきクレジットカードの適正枚数や、複数枚持つことのメリット・デメリット、注意点などについてご紹介します。
「もう一枚持っておいたほうが良いの?」「複数枚持つとしたらどこがおすすめ?」と気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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そもそも大学生だとクレジットカードは何枚持てるの?
当然ですが、大学生に限らず社会人であってもクレジットカードは無制限に作れるわけではありません。
クレジットカードは基本的に、当人の収入や支払い能力に応じてカードの利用枠が異なり、その影響で発行できる枚数が決まってきます。
一般的に、社会人が利用するような通常のクレジットカードであれば利用金額は10万~100万円程度に対して、学生カードだと、5~30万円程度が相場でしょう。
ただしなかには、大学生でも世帯収入(保護者の収入)が高いと利用可能枠も増えるので、多くのクレジットカードを持てる人もいます。
しかし多くの大学生の場合であれば、30万円を利用枠としてクレジットカードを発行するのが目安ということですね。
たとえばクレジットカードが10万円の利用枠だと、3枚までなら持てるということになります。
大学生が持つクレジットカードの適正枚数はどれくらい?
クレジットカードを発行する際は、当人の収入や支払い能力によって変動し、おおよそ3枚程度なら持てるケースが多いことがわかりました。
では実際に大学生が持つ場合、クレジットカードの適正枚数はどれくらいなのでしょうか?
一般的には大学生がクレジットカードをもつのであれば、1~2枚程度が望ましいでしょう。
とくにネットショッピングやたまの旅行などでより手軽に支払いをしたいといった場合、1枚持っておくだけでも充分事足ります。
海外旅行に頻繁に行くなら、2枚以上持っておくと安心
留学や海外旅行を検討している場合、国や地域によっては使えない国際ブランドがあります。
したがって、頻繁に海外に行きたい方やあらゆる国に行く予定がある方であれば、2枚など複数枚持っておくことをおすすめします。
ほかにも、クレジットカードを持つべき理由には以下のものが挙げられます。
大学生がクレジットカードを持つべき理由
- ポイントがたまるとお得に買い物ができる
- カードの利用実績を持っておくと、将来のための社会的信用を獲得できる(ローンやハイクラスのクレジットカードの発行など)
- 海外旅行保険や特典、優待など、カードの付帯を利用できる
- お金の管理や扱いが上手くなる
また大学生が複数枚のクレジットカードを持つのであれば、各種の国際ブランドをもっておくのがいいといった考えもあります。
一般的な国際ブランドというのは、おもに「JCB」「VISA」「Mastercard」のこと。
もちろんすべての国際ブランドを持つ必要はありませんが、複数枚持つのならどれか一つの国際ブランドを1枚持っておくと、海外でも苦労しないでしょう。
大学生がクレジットカードを複数枚持つことのメリット・デメリット
では大学生が複数枚のクレジットカードを持つことや、1枚だけ持つ場合とのメリット・デメリットにはどんなものが挙げられるのでしょうか?
ここでは大学生がクレジットカードを複数枚持つ際のメリット・デメリットについて解説していきます。
クレジットカードを複数枚持つことのメリット
カードを複数枚持てばまず、持っている各カードの特典やサービスを用途に合わせて利用できるといったメリットがあります。
とくに大学生だと、サークルの付き合いなどで飲食店やショッピングといったサービスをよく利用しますよね。
そういった時に、クレジットカードに付帯している特典やポイントなどを利用すればお得に!
ほかにも海外に留学や旅行に行く予定のある方であれば、海外旅行傷害保険がついていたり国際ブランドのクレジットカードを1枚でも持っていれば安心です。
また複数枚のクレジットカードを持っておくことで、単純にカードの限度額が増えるといったメリットもあります。
クレジットカードを複数枚持つことのデメリット
反対に、クレジットカードを複数持つことにはデメリットもあります。
それは何枚も持っていることで、カードの管理が難しくなるということです。
もしカードの管理が不十分であった場合、紛失や盗難の被害に遭う可能性が高くなるリスクがあるので注意が必要です。
最悪の場合、カードを不正利用されることも!
またそれぞれ異なるカード会社で発行したとなると、カードの支払い日は会社によって違うのでそこで支払いの遅延などが起きると信用情報に傷がつきます。
さらに大きなデメリットではないですが、複数枚のカードを持っていてそれぞれでポイントを貯めると分散してしまうため、「効率的にポイントを貯めたい」といった方にとってはあまりおすすめできません。
なお、仮にクレジットカードを1枚のみ持っている時に考えられ売るメリット・デメリットには以下のものが挙げられます。
カードを1枚持っている際のメリット
- カードの管理が楽
- ポイントを効率的に貯められる
- 支払日や支払金額の把握がしやすい
カードを1枚持っている際のデメリット
- 店舗によってはカードの利用ができないケースがある
- 1枚だけだとカードの限度額が小さい
- カードをなくした場合、予備のカードがなくなる
カードを複数枚持つ場合はさまざまなメリットがありますが、カードの管理が増えるといったデメリットもあるのは事実です。
したがって「カード管理に自信がない」といった方は、国際ブランドなどで1枚持っておくと便利でしょう。
大学生が持っておくと便利なクレジットカード5つ
クレジットカードは複数枚持っておくことでメリット・デメリットがありますが、大学生のうちに発行しておくべきクレジットカードがあります。
そこでここでは、大学生が持っておくと便利なおすすめのクレジットカードについて5つご紹介します。
大学生が持っておくと便利なクレジットカード5つ
- 学生専用ライフカード
- JCB CARD W
- 楽天カード
- 三井住友カード(NL)
- エポスカード
➀海外旅行に行く人は「学生専用ライフカード」
年会費 | 無料 |
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ポイント還元率 | 0,5%~3% |
学生専用ライフカードとは、18歳以上25歳以下の学生限定で発行できるクレジットカードです。
VISA・JCB・Mastercardといった国際ブランドから選べるほか、学生限定で最大2,000万円の海外旅行傷害保険や海外旅行先でのカード決済だと5%のキャッシュバックが付くなど、海外旅行や留学の予定がある学生にはおすすめ。
また初めてのクレジットカードで不安といった方向けに、学生専用の窓口も設立されているため、万が一トラブルや困ったことがあっても安心です。
カードの年会費は卒業後も継続して無料ですが、上記のような学生限定特典は利用できないため注意しなければいけません。
おすすめポイント
- 年会費無料
- 海外でのカード利用で5%のキャッシュバック
- ANAマイルやAmazonギフト券などに交換できる
- ステージによってポイントが2倍までアップ
- 海外旅行・留学に行く大学生におすすめ
- ポイントの使い道が豊富
- 最大2,000万円の海外旅行保険が自動付帯
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②持っておいて安心の1枚「JCB CARD W」
年会費 | 無料 |
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ポイント還元率 | 1%~5,5% |
JCB CARD Wは18歳から39歳まで申し込める、若年層向けのクレジットカードです。
WEBからの申し込みに限られますが、年会費無料・ポイントの還元率は常に2倍など効率よくポイントを貯めたい方にはおすすめです。
また「JCBオリジナルシリーズパートナー」では、コンビニやカフェ、Amazonといった比較的大学生に馴染みの多い店舗で利用することでさらにポイントアップを目指せます。
おすすめポイント
- 年会費永年無料
- 常時ポイント2倍
- 盗難時の保証など、セキュリティ面の安全性が高い
- 18歳以上なら無収入でも審査に通る可能性が高い(世帯の収入源にもよる)
- ポイントが使える店舗が多い
- 最短5分でカード番号発行
- 18歳から39歳以下での申し込みができる
- WEB入会限定のクレジットカード
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③通常ポイント還元率が高い「楽天カード」
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 1,0%~15,0% |
楽天カードは年会費永年無料かつ、通常ポイント還元率1,0%と高還元率を誇るクレジットカードです。
楽天ポイントカードと一体になっており、楽天市場や楽天トラベルなど楽天グループのほかにSuicaのチャージなどで利用できます。
さらにポイント加盟店では、二重でポイントを獲得できるのうれしいポイント。
楽天ではスーパーセールやお買い物マラソンなど、ポイント還元率を上げるキャンペーンなども定期的におこなわれているので、普段から楽天でよくお買い物をする方は持っておくといいでしょう。
おすすめポイント
- 年会費永年無料
- 通常ポイント還元率1,0%
- 海外旅行傷害保険最大3,000万円
- 楽天ユーザーにおすすめ
- Suicaへのチャージもできる
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④セキュリティ面を考えると「三井住友カード(NL)」
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 0,5%~5% |
三井住友カード(NL)は還元率が高く、セキュリティ面の高さから大学生にはおすすめのクレジットカードのひとつです。
学戦用の学生ポイントと呼ばれる特典があり、サブスクの利用なら最大10%、携帯料金の支払いなら最大2%などポイント還元率もアップします。
またクレジットカード番号や有効期限、セキュリティコードなどといったカードの情報が記載されていない「ナンバーレスカード」によってセキュリティ面も安全。
入会特典には最大8,000円相当のポイントが付くので、ぜひ申し込んでみましょう。
おすすめポイント
- 年会費永年無料
- カードの発行スピード最短即日
- 「ナンバーレスカード」によりセキュリティ面の安全性が高い
- huluなどのサブスクや携帯料金の支払いでポイントの還元率アップ
- 願減率5%以上の対象店舗数が多い
- 家族の人数に応じて、最大10%のポイント付与される「家族ポイント」がある
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⑤あらゆる店舗で特典を利用したいなら「エポスカード」
年会費 | 無料 |
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ポイント還元率 | 0,5%~2,5% |
エポスカードはマルイグループが発行している、即日発行ができるクレジットカードです。
マルイでのショッピングを年に4回ある優待期間すれば、代金が10%オフになるといったメリットもあるので、マルイをよく利用する大学生にはおすすめです。(「マルイウェブチャンネル」でのショッピングも対応可能)
また国内では、飲食店や娯楽施設などおおよそ10,000店舗以上でさまざまな特典を受けられるため、必ず自分が利用できる店舗が見つけられるはず!
ほかにもエポスカードは持っているだけで海外徐行傷害保険が付くので、海外旅行や留学に行く予定がある大学生は持っておいて損はありません。
おすすめポイント
- 即日発行可能
- 国内だと10,000店舗で特典が受けられる
- 年会費無料
- 入会特典では最大2,000円ポイント付与
- 海外旅行保険自動付帯
- マルイ店頭・マルイオンラインなどでお得にショッピングができる
- エポスカード ゴールドへのインビテーションがある
大学生がクレジットカードを複数枚持つ際の注意点3つ
クレジットカードを複数持っておくといいこともありますが、一方でカードの管理には注意しなければいけません。
大学生がクレジットカードを複数枚持つ場合、以下の問題やリスクが発生することもあるので注意してください。
大学生がクレジットカードを複数枚持つ際の注意点
- 紛失や盗難のリスクがある
- カードの管理が難しくなる
- 不正利用に気づきにくい
➀紛失や盗難のリスクがある
まず、何枚ものクレジットカードをもっていると、先にも述べたようにそれだけ紛失や窃盗のリスクが高くなります。
とくに昨今では、カード本体ではなくカード情報のみを引き出すような犯罪の手口が増加傾向にあるため要注意です。
②カードの管理が難しくなる
複数枚のクレジットカードを持っていると、どうしても利用頻度の少ないカードやまったく使わないカードが必ずといっていいほど出てきます。
普段使っていないクレジットカードや、WEBで明細を確認するタイプのものに関しては特に請求を見逃しでしまいがちです。
見逃してクレジットヒストリーに傷がついてしまわないためにも、発行後に使ってないクレジットカードは定期的に解約・整理するようにしましょう。
③不正利用に気づきにくい
不正利用されていると多くの場合、クレジットカードの請求書が届くまで気づかないケースがほとんどだといわれています。
被害金額が大きくなってしまう前に気づくため、請求書のチェックは必ず毎月おこなうようにしましょう。
まとめ~大学生がクレジットカードを持つ際は、特長ごとに使い分けるのがおすすめ~
回は、大学生が持つべきクレジットカードの適正枚数や、複数枚持つことのメリット・デメリット、注意点などについてご紹介してきました。
基本的に大学生がクレジットカードをつくる際、利用金額が許せばカードの枚数自体に制限はありませんので、大学生であっても複数枚のクレジットカードを持つことができます。
クレジットカードを複数枚持っていれば、それだけ利用できる海外の地域も増えたり、ポイントの利用地域が増えるため便利です。
複数枚のクレジットカードをより効果的に使いたいのであれば、カードそれぞれの特長ごとや用途別に使い分けるのがおすすめ。
たとえば、「旅行用はこのカード」「国内で普段使いするのはこれ」などとあらかじめ決めておくといいでしょう。
ただし一方で、カードの枚数が増えることによって管理が難しくなるといったデメリットもあります。
カードの管理が上手くできなかったり、利用詳細をマメに確認する習慣のない方だと、気づかないうちに不正利用されてしまう可能性もあるので要注意。
もし管理に自信がないといった方は1枚、多くても2枚程度にとどめておくのが無難でしょう。