4年間大学に通っていると、寝坊や交通機関のトラブルから、大学の授業に遅刻することがあると思います。
大学の授業に遅刻したときに、「教室の入り方が分からない」と悩まれることがあるのではないでしょうか?
この記事では、大学に遅刻したときの教室の入り方について解説します。
遅刻が単位に影響あるのかということや、遅刻が問題ない授業などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
大学に遅刻したときの教室の入り方とは?
大学に遅刻したときに、「教室の入り方がわからない」と悩まれることがあると思います。
遅刻しているということは、すでに授業が始まっているので、教室の入り方として最適なのは、後方のドアから入ることです。後方のドアから入ることで、授業を妨げることはありません。
また、授業に参加している学生からの視線を受けることなく、教室に入れます。
遅刻したときの教室の入り方で最もおすすめしないのが、前方のドアから入ることです。
前方のドアから入ることで、授業の進行を妨げますし、授業に参加している多くの学生の視線を受けます。遅刻したことが全員にバレてしまうので、教室の入り方として後方のドアが最適です。
担当の教授に謝罪しなくて良い
大学に遅刻したときは、すでに授業が始まっているので、担当の教授に謝罪しなくて大丈夫です。
後方のドアから教室に入って、そのまま授業を受けていいでしょう。
しかし、授業が終わってから、担当の教授に謝罪することをおすすめします。
担当の教授に謝罪したことで、「今回の遅刻を免除する」ということになる可能性は低いですが、教授に与える印象は良いです。遅刻したことに対して、謝罪をする学生は少ないので、遅刻しているにも関わらず、良い印象を与えられる可能性があります。
大学に遅刻したことを反省している方は、授業後に謝罪することをおすすめします。
事前にメールを送ると好印象を与えられる
大学に遅刻することが確定したときは、授業を担当している教授にメールすることをおすすめします。事前にメールで遅刻する旨を伝えておくことで、教授に好印象を与えられます。
大学に遅刻したときのメール例文は下記の通りです。
体調不調が理由の場合
件名:遅刻届(名前)
おはようございます。
学籍番号 学部学科 名前と申します。
起床してから腹痛が続いており、本日の授業を10分〜20分ほど遅刻してしまいます。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
寝坊が理由の場合
おはようございます。
学籍番号 学部学科 名前と申します。
大変申し訳ございませんが、寝坊をしてしまいました。
今から家を出ますので、〇時○分には大学に到着できると思います。
以後、このようなことがないよう自己管理には十分気をつけます。
申し訳ございません。
大学は授業を担当している教授が、すべての評価をおこなうので、好印象を与えておくことはとても大切で、単位のことで困ったときに助けてくれる可能性があります。
少し面倒かもしれませんが、遅刻するときはメールを送ることをおすすめします。
大学に遅刻し続けると単位に影響がある?
基本的に大学の授業では、「○回以上、欠席したら単位が取れない」と回数が定められています。
遅刻は欠席の1/2としてカウントされるケースが多く、遅刻を2回することで欠席1回と同じ扱いを受けるので、遅刻し続けると単位に影響があります。
遅刻すればするほど、出席点が引かれていき、単位が取りにくい状態になります。
また、出席点が評価の多くを占める授業は、1回の遅刻で引かれる出席点が多いです。
1回や2回の遅刻で「単位が取れない」ということではありませんが、遅刻するたびに単位が取れる可能性は低くなります。
大事な授業の日は単位が取れなくなる可能性がある
大学の授業では、1回の遅刻で単位が取れなくなるときがあります。
それは、授業のテストがある日です。
大学のテストは決められた日程でしか実施されず、10分以上遅刻するとテストを受けさせてもらえないことがあります。
テストの点数は単位に大きく影響するので、テストがある日に遅刻をしてしまうと、単位が取れなくなる可能性が高いです。
また、課題の発表や実習などの単位に大きく影響するであろう授業のときは、遅刻することで単位が取れなくなるかもしれません。
遅刻しても問題ない授業
大学には遅刻しても問題のない授業があります。
遅刻してしまうことが多い方は、下記の授業を履修することで単位が取りやすくなります。
遅刻しても問題ない授業をいくつかご紹介するので、下記から参考にしてみてください。
出席点がない授業
大学では各授業によって評価方法が異なります。
基本的に「出席点・授業内課題(レポート)・期末テスト」の3つから評価されます。
大学に遅刻しても問題ない授業は、「出席点」がない授業です。
出席点が評価に含まれていない授業は、遅刻・欠席を繰り返しても単位に影響はありません。
ただし、出席点が含まれない分、単位を取ることが難しくなります。
授業内課題や期末テストで高得点を取らなければいけないので、「高得点を取る自信がない」という方は、出席点の含まれる授業を履修してください。
友達が履修している授業
大学では、授業内で配布される出席カードや出席名簿で出席状況を確認します。
出席カードや出席名簿は誰が記入してもバレることはないので、友達が履修している授業は遅刻しても単位に影響しない可能性が高いです。遅刻するときは、友達に出席カードや出席名簿に名前を記入してもらうことで、出席したことになります。
代わりに出席してもらうことは、大学用語で「代返(だいへん)」と言われています。
ただし、人数の少ない授業では、代返していることが担当の教授にバレる可能性が高いです。
また、顔が覚えられている方は「〇〇は来ていない」と教授に認識されるため、代返してもらうことが難しくなります。
友達が履修している50人以上の授業では、遅刻しても問題ないです。
大学に遅刻したときに抑えておきたいポイント
4年間大学に通っていると、一度や二度、遅刻することがあると思います。
そこで、大学に遅刻したときに抑えておきたいポイントをいくつかご紹介します。
友達に授業の内容を教えてもらう
大学の授業では、期末テストの評価が50%以上を占めることが多いので、遅刻したときは、友達に授業の内容を教えてもらうようにしてください。
一度でも授業に遅れを取ってしまうと、授業の内容がどんどん分からなくなります。
それでは学期末テストで高得点が取れないので、遅刻しても授業の内容には付いていくようにしてください。もし、履修している授業に友達がいない場合は、遅刻したことを謝罪して、授業を担当している教授に教えてもらうことをおすすめします。
自分で出席状況を把握する
何度もお伝えした通り、大学では欠席・遅刻できる回数が定められているので、自分で出席状況を把握しておくことが大切です。自分で出席状況を把握しておくことで、「あと、何回遅刻できるのか」「あと、何回欠席できるのか」ということが分かります。
また、欠席・遅刻が許される回数を超えたにも関わらず、授業を受けることは「時間の無駄」と考えられます。単位の取れる可能性のない授業に出席する必要はありません。
自分の出席状況は授業を担当している教授から教えてもらうことが可能です。
遅延証明書をもらう
電車やバスなどの交通機関で通学していると、踏切のトラブルや渋滞などで大学に遅刻してしまうことがあります。そのような場合は、「遅延証明書」をもらうようにしてください。
遅延証明書があれば、遅刻したことを免除してもらうことが可能です。
ただし、遅延証明書がなければ本当に交通機関の遅れで遅刻しても、免除されることはないので、もらい忘れることがないように注意してください。
遅刻している理由を考える
大学に遅刻したときは、「なぜ、遅刻したのか」ということを考えることが大切です。
大学に遅刻した理由を考えなければ、何度も何度も遅刻を繰り返してしまい、履修している授業の単位が取れなくなってしまいます。自分自身で、「なぜ、遅刻したのか」ということを考えて、その理由を改善するようにしてください。
例えば、寝坊で遅刻してしまった場合は、下記の改善方法が考えられます。
- 就寝する時間を早くする
- アラームを何度もセットする
- 昼寝をしないようにする
- 友達に起こしてもらう
- 早起きの習慣を付ける
などが挙げられます。
遅刻している理由を考えるだけで、大学の遅刻を未然に防げるようになります。
遅刻したことが就活に影響することはある?
大学3年生の秋頃から就活が始まるのですが、「大学に遅刻したことが就活に影響するの?」と気になることがあると思います。
結論からお伝えすると、遅刻したことが就活に影響することはありません。
就活では「GPA」だけを確認されます。
GPAとは、「Grade Point Average」の略で、大学の成績を数値化したものです。
そのため遅刻を繰り返していても、高いGPAを残していれば、就活に影響はありません。
ただし、企業によっては「GPAよりも、欠席・遅刻回数を重要視する」ということがあるので、就活のことを考えても、なるべき遅刻は避けるように努力してください。
社会人になってから困る可能性がある
大学に遅刻したことが就活に影響することは考えにくいですが、社会人になってから困る可能性があります。学生時代に遅刻癖を付けることで、社会人になっても遅刻を繰り返してしまう可能性が考えられます。
社会人は1分1秒の遅刻でも許されない環境になっているので、学生時代から時間管理は徹底しておくことが大切です。
また、就活でも「〇〇時に集合」「〇〇時までに提出」など、時間を定められることが多いため、遅刻癖はすぐに直すことをおすすめします。
遅刻したときは教室の後ろから入るべき
この記事では大学に遅刻したときの教室の入り方をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
遅刻したときの教室の入り方として最適なのは、後方のドアから入ることです。
後方のドアから入ることで、授業の進行を妨げることなく、席につけます。
また、大学に遅刻したときは、授業後に教授に謝罪することをおすすめします。
大学の授業は、教授がすべての評価をおこなうので、好印象を与えておくことが大切です。
大学には遅刻しても問題ない授業がありますが、就活や社会人になることを考えると、学生時代から時間管理は徹底しておくべきです。