履歴書を記入する際に「最終学歴って?」と疑問に思うこともあるかもしれません。
「在学中は卒業見込み?」「中退したら高卒?中退?」など書き進めて行くうちに、疑問にぶつかったという人も少なくないでしょう。
そこで今回は、そんな疑問を解決すべく最終学歴を書く時の注意するべきポイントについてお話していきます。
大学在学中に「最終学歴」を書く際は「卒業見込み」でOK!
大学生が就活をする際に、エントリーシートや履歴書の記入が必要になると思います。
そこに学歴を記載する際に、最終学歴をどれを書けばよいかと悩んだことがある人いませんか?
結論から言いますと最終学歴には「卒業見込み」と記載してください。
そもそも最終学歴とは、その人の学歴の中で最も高い教育機関の卒業歴のことをいいます。
大学院の修士課程を修了した人は「大学院修士課程修了」となります。
最終学歴という欄を見ると、最後に卒業した学校と捉えられがちですが、学歴欄の一番下の学校が最終学歴とは限りません。
以上のことから、大学在学中の人が、就職活動をしている場合は「卒業見込み」と記載することができるのです。
「卒業予定」「在学中」より「卒業見込み」のほうが好印象
「卒業見込み」と記載することが一般的ですが、中には「卒業予定」や「在学中」と記載してしまったという人もいるのではないでしょうか。
また同じ意味と捉えてしまっている人がいたら、それは間違いです。
まず「卒業予定」ですが、「卒業見込み」と大きく意味が変わらないと思われがちですが、実は違います。
見込みは、年度末での卒業が確定しているのに対して、予定はあくまでも予定であり、説得力のない、不確かな物として採用担当者に捉えられてしまう可能性があります。
また「在学中」に至っては。いつ卒業できるのか、採用担当者はわからないためNGです。
いつ卒業するのかわからない人物を採用することは、企業ではあり得ません。
そのため「卒業見込み」と書くのが正解といえるでしょう。
インターンシップも同様に「卒業見込み」と記載することが適切とされています。
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大学を中退した場合は「高校卒業」となる
先ほど最終学歴とは「その人の学歴の中で最も高い教育機関の卒業歴のことをいいます」とお話ししましたが、大学を中退した場合はどうなるのか、と疑問に思ったことなある人もいると思います。
その場合、最終学歴は「高校卒業」になります。
重要なのは、最終学歴とみなせるのは「学位を修得した学歴」という点です。
大学を中退していると、学位を修得しているとはみなせないので、卒業している高校が最高学位、すなわち「最終学歴」となるのです。
学歴は中学卒業から!履歴書に書く際に気をつけるべきポイントは?
新卒で、履歴書に学歴を記載する際に、中学から記載することが一般的とされています。
しかし中学は義務教育なので必要ないと思っている人もいるかもしれませんが、中学から記載することでメリットもあります。
そこで次から履歴書を書く際に気を付けたいポイントについて、詳しくお話していこうと思います。
中学受験をした場合学歴で好印象を与える場合がある
履歴書の学歴の欄に、中学から記載するのは、義務教育なのだからいらないと感じる採用担当者もいます。
しかし、中学で受験をして私立などに通っていた場合、その期間頑張った、努力の証として見てもらえるのです。
中学受験という頑張りを、採用担当者が評価に加えてくれることで、書類選考やその後の面接にも、大きな影響を与えることにも繋がる可能性があります。
履歴書は、あなたが今までやってきたこと・頑張ってきたことを書くものです。
中学受験という頑張りを自分の武器として、書きましょう。
大学と大学院は学部・学科も必ず記入しよう
学歴欄に大学・大学院を記載する際に、学部・学科を忘れずに記載しましょう。
大学では、理系なのか文系なのか学部で、学んできた内容が異なります。
また文系の英文科・社会学科・哲学科など細かな学科によっても学んだこと・スキル・資格などが異なり、どのようなことを学んできたのかを採用担当者がイメージしやすくなるからです。
学部や学科をきちんと記載することで、自分が学んできたこと・スキルなどをしっかりと見てもらい、面接で質問してもらいやすくなるでしょう。
大学院の学歴を書く場合は「修了」と書く
そもそも大学院は「博士課程前期」と「博士課程後期」にわかれています。
前期は修士課程、後期は博士課程であり、「大学院卒業」と履歴書に記載してしまうと、採用担当者は「前期・後期」を修了した「博士号」なのか、前期のみの「修士」のみなのかわからないからです。
「修了」と「卒業」は意味はあまり変わらないのですが、採用担当者が区別しやすいように、「修了」と書くのが正解というわけです。
卒業前に「卒業」と言い切るのは違法!
卒業前に「卒業」と履歴書に記載してしまうのは、虚偽の申告により「軽犯罪法 第一条15号」で罪に問われてしまう可能性があるので注意が必要です。
”官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者”
(https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=323AC0000000039)
とあり、法的拘束力はないものの「経歴詐称」となってしまうこともあります。
社会的信用にも繋がるので、卒業前には「卒業」ではなく「卒業見込み」と記載するようにしましょう。
学歴の記入は正しく丁寧に行う
履歴書に学歴を記入する際に、いろいろ悩むところもあり「面倒くさいな」と思ってしまったことがある人も少なくないと思います。
しかし、履歴書は自分が頑張ってきたこと、自分を紹介する上でとても大切なものです。
適当に書いてしまうことは、採用担当者に「この人は会社に入ってからも適当な仕事しかしないかも」という印象を与えかねません。
正しく丁寧に記入することで、自分がこれまでしてきた勉強や、身についたスキル・資格などを相手にアピールするチャンスに繋がります。
履歴書を見た採用担当者が、興味を持って面接時に質問してくれたり、会話に繋がりあなたを知ってもらえることが採用に大きく近づくことにもなります。まずは面倒臭がらずに、丁寧に正しく記入して、読む人に好印象を与える履歴書を作成するように心がけましょう。
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【まとめ】大学生は最終学歴を「卒業見込み」と書こう!
ここまで長々と最終学歴に関することや、履歴書を書く際のポイントについてお話してきました。
- 最終学歴には「卒業見込み」と記入
- 「卒業予定・在学中」より「卒業見込み」のほうが好印象
- 学歴記載は「中学卒業」から
- 大学の「学部・学科」は細かく記載
- 卒業前に「卒業」と記載するのは違法
- 丁寧に正しく記入
最終学歴とは、最も高い教育機関の卒業歴であり、大学卒業が年度末に見込まれている場合には「卒業見込み」と記載することができます。
最終学歴に「大学卒業見込み」と書けるのは、あなたが頑張ってきた証です。
正しく丁寧に記入して、就職活動に励んでくださいね。