「自分でサークル作ってみたいなあ…」
「でも、どうやって作るか分からないし、メンバーが集まるか不安…」
入りたいサークルが無かった人、自分で組織を作ってみたい人は、サークルを作る方法を知りたいですよね。
サークルを自分で立ち上げる経験は、自信がつきますし、大学生活をより有意義なものにします。
今回は、大学生が1からサークルを作る方法を分かりやすく解説!
メンバーが「楽しい!」「入ってよかった!」と思えるような素敵なサークルを自分の手で作りましょう!
この記事を読んで分かること
- サークルを作る手順
- 長続きするサークルの特徴
- すぐつぶれるサークルの特徴
- 自分でサークルを作るメリット
- サークル作りで一番大切なのは信念
大学でサークルを作る手順
それでは早速、大学生がサークルを1から作る方法を解説します。
大学によって環境が異なるため。不明点があれば大学の学生課などに問い合わせてみてください。
- 手順①大学内にどんなサークルがあるのか知る
- 手順②サークルの目的や種類を決める
- 手順③似たサークルがあれば差別化できる部分をつくる
- 手順④立ち上げメンバーを集める
- 手順⑤活動内容や場所を決める
- 手順⑥顧問を探す
- 手順⑦メンバーを増やす
- 手順⑧実際に活動を行う
手順①大学内にどんなサークルがあるのか知る
まずは、大学内にどんなサークルがあるのか、それぞれどのくらいの規模なのかなどを確認しましょう。
確認する項目
- サークルの種類・ジャンル
- 規模・人数
- 会費
大学ホームページやSNSを使って調べるのもアリですが、今後のことも考えて色々なサークルに知り合いを作っておいた方が良いでしょう。
幹部にはどんな役職があるのか、会議はどれくらいの頻度で行っているのか、合宿はどうやって行うのかなど、実際にサークルを動かしている人からアドバイスをもらうことができますよね。
人脈があった方がサークルを作りやすいため、他サークルのリサーチをきっかけに大学内に知り合いを増やすことをおすすめします。
手順②サークルの目的や種類を決める
大学内にどのようなサークルがあるのか分かったら、サークルの目的を明確にしましょう。
手段が明確な場合
例えば、サークルを立ち上げる理由が「卓球がやりたいから」「釣り仲間がほしいから」など具体的なやりたいこと(=手段)が決まっている場合は
「〇〇(手段)で何を目指すのか」
「〇〇を通してメンバーにどんな状態になってほしいのか」
などを考えます。
卓球を例に挙げると
「□□大会入賞を目指せるサークルにする」
「このサークルを卓球が楽しいと思える場所にする」
「卓球を通してメンバーには何でも話せる仲間をつくってほしい」
など。
ただ「〇〇をやるサークル」というだけでは組織として不安定になってしまうため、目的を明確にすることは非常に重要です。
手段が明確ではない場合
組織を立ち上げる経験がしたい・暇だったからなどの理由でサークルを作る人の中には、手段が明確ではない人もいるのではないでしょうか。
手段が明確ではない人の中で、
「こんな組織をつくりたい」
「これくらいの規模のサークルにしたい」
など、なんとなく作りたいサークルの雰囲気やイメージがある場合は、作りたい状態を作るためには何をするサークルにすると良いのか決めると良いでしょう。
活発な人を集めたい
メンバーで海やキャンプに行きたい
↓
運動系や海外系
一緒に趣味を楽しめる仲間を作りたい
上下関係のないサークルにしたい
↓
文化系や同好会系
飲み会をたくさんしたい
やりたいことがたくさんある
↓
オールラウンドサークル
上記はあくまでも私個人のイメージですので、実際にジャンルを決める場合はもう少し具体的なキーワードを出して自分なりのイメージをもつと良いでしょう。
また、自分自身がまったく興味のないジャンルだったり、既にいくつも大学内に存在しているジャンルだったりすると上手くいかないため、以下の3点を意識することをおすすめします。
- 作りたい雰囲気・集めたい人に合ったジャンル
- 自分が熱意をもって取り組めるジャンル
- 大学内に需要があるジャンル
実は、就職して商品やサービスを企画する際にも役立つ考え方です。
将来的に大学以外でも組織を作りたいと考えている人は、特に意識してみてください。
ジャンルを決めたら、サークルを作る目的も言語化してみましょう。
手順③似たサークルがあれば差別化できる部分をつくる
サークルの目的や種類が決まったら、サークルの特徴を考えましょう。
例えば、
- アットホームな雰囲気
- 上下関係がない(ある)
- 友だち作りのために入ってOK
- 真剣に活動に取り組んでいる人だけ
- 会費が安い(高いけどリターンが大きい)
- 飲み会が少ない(多い)
など。
ここで決めたことは、メンバーを集める際に「ウリ」として使います。
また、卓球サークルを作るときに他にも卓球サークルがあるなど、似たようなサークルが存在している場合には差別化を図ることにもなりますよね。
『卓球サークルが2つある…どっちにしよう…』と悩む人に対して、「私のサークルは上下関係がないサークルですよ!」とアピールできれば、他のサークルとの違いを決め手にメンバーを集めることができます。
手順④立ち上げメンバーを集める
方向性が決まってきたら立ち上げメンバーを集めましょう。
いわゆる「初期メンバー(初期メン)」ってやつです。
大学1年生の春でなければ、仲の良い友だちを誘うケースが多いですが、仲良し度よりもサークル運営へのやる気を重視したほうが良いと言えます。
また、「とにかく人を集めよう!」という気持ちで最初からたくさん人を集めると、考え方や価値観が合わない人が紛れ込んでしまったり、まとめるのが大変だったりするため注意が必要です。
人数は3人~5人程度がおすすめ。
出会い方は、
- 元々友だちの人に声をかける
- 元々所属しているサークルやクラス
- SNSで興味のある人を集め、面談(直接話す)
など。
立ち上げメンバーはサークル存続のために非常に重要ですので、大胆かつ慎重に選ぶことが大切です。
手順⑤活動内容や場所を決める
具体的な活動内容や場所を決めましょう。
活動場所に関しては大学に申請をする必要がある場合もあるため、ルール違反にならないようにあらかじめ確認することをおすすめします。
きちんと手続きをしないと活動禁止になる危険があるため注意してください。
人数が少なくで場所が借りられない場合は、友だちに名義だけ借りるという方法もあります。
手順⑥顧問を探す
大学のルールによりますが、サークルを立ち上げる際には顧問をつける必要があります。
顧問といっても毎回活動に参加するわけではなく、活動報告をしたり、書類にハンコを押したりするだけのことが多いです。
自分の学部の教授にお願いしたり、サークルの種類に合わせたりして顧問を探しましょう。
サークルが不祥事を起こすと、顧問は多少なりとも責任を負うことになるため、社会や大学のルールに則って活動するということを伝えることが大切です。
手順⑦メンバーを増やす
いよいよサークルのメンバー集めです。
私の大学では、春にサークルの勧誘ができる(構内にブースを出したり、チラシを配ったりできる)日があるため基本的にそこでメンバーを増やします。
サークルを知る機会は意外と少ないため、そういったイベントは非常に重要です。
そして、イベントでサークルの認知度を高めた後、新入生歓迎会を開催してサークルの雰囲気を知ってもらいます。
情報を流すためにあらかじめLINEグループやSNSアカウントを作っておきましょう。
SNSを使ったメンバー集め
現在、ほとんどの大学は新型コロナウイルスの影響でオンライン授業ですよね。
対面で勧誘できなくなった今、SNSでどれだけ人を集められるかが大切です。
メンバー募集の投稿以外にも、大学生向けの情報を発信したり、現メンバーの自己紹介をしたりして注目を集めましょう。
サークル活動がイメージできるように写真を増やす・投稿を頻繁にすることがおすすめです。
新入生歓迎会が勝負
大学が主催するイベントで、参加者は複数のサークルから勧誘を受けます。
そのため、イベントだけでなくその後サークル独自で行うイベントでどれだけ参加者の心を掴めるかが重要です。
新入生歓迎会だけでなく、お花見やカフェ会を開催するサークルもあります。
予算を考えつつ、できるだけ機会を増やせるようにしましょう。
手順⑧実際に活動を行う
メンバーが集まったら、実際に活動を行います。
立ち上げメンバーだけが楽しい活動にならないように、メンバーの意見を聞きながら活動していきましょう。
大学によって公認サークルの条件はそれぞれ
大学によって、一定人数集まったら公認サークルになれる・活動を始めて〇年で公認サークルになれるなど条件はそれぞれです。
公認サークルになることで、補助金が出たり、活動に制限がなくなったりなど、良いことがいっぱいあるため、大学に嫌われるような行動は避けましょう。
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立ち上げ当初のサークルがメンバーを集めるコツ
サークルを1から作る方法は分かりましたか?
手順が分かっても、上手く人を集められるのか不安な人が多いでしょう。
そこで、立ち上げたばかりの知名度も実績もないサークルがメンバーを集めるコツについてお話します。
- 女子が多いサークルには自然と男子が集まる
- 断られる覚悟で積極的に声をかける
- 所属するメリットを具体的に話す
女子が多いサークルには自然と男子が集まる
大学のサークルが大きくなる流れとして、女子が増えると男子も増えるというものがあります。
理由は想像通りで、女子と仲良くなりたいと思っている男子大学生が多いからです。
そのため、女子メンバーを集めることを意識するとメンバー集めがスムーズになります。
立ち上げメンバーに先輩力のある女子を入れたり、女子が食いつくイベントや活動内容にしたり、女子が集まる工夫をしてみましょう。
断られる覚悟で積極的に声をかける
人集めに臆病になっていては、初期を乗り越えることができません。
断られていちいち傷付いていると大変ですよ。
「100人に声をかけて、10人に興味をもってもらえれば良いや」というタフな気持ちをもつことが大切です。
また、回数を重ねるごとに営業トークや勧誘に成功するコツ(時間・場所など)が分かってきます。
社会人になっても役立つスキルですので、是非積極的に勧誘活動を行ってみてください。
所属するメリットを具体的に話す
勧誘をする上で大切なことのひとつとして「サークルに入ると自分にメリットがある」と感じてもらうことが挙げられます。
そのため、勧誘を行うメンバー全員がサークルに所属するメリットが言える(実際にメリットを感じている)状態にしましょう。
ただなんとなく集まっているグループだと、自然消滅するリスクがあります。
「うちら集まっててこんな良いことあるよね」と言える関係性を立ち上げる段階で作れるようにしておきましょう。
長続きするサークルの特徴3つ
次にサークルが自分たちの代だけでなく、1年後、5年後、10年後も続いていくために大切なことをお話しします。
- どんな人に入ってほしいサークルかが明確である
- メンバー同士が頻繁に会っている
- 幹部がメンバー目線で企画を考えている
どんな人に入ってほしいサークルかが明確である
少し難しく言うと、理念や方針など。
サークルの目的があり、ターゲットが明確でないと、やりたいことや考え方はバラバラな人たちが集まりいつか崩壊してしまいます。
そのため、立ち上げ時や幹部(役員、運営)の引継ぎ時に「こんな人がメンバーにほしいよね~」と確認することが大切です。
これは会社で社員を採用する際も同じですよね。
長続きする組織をつくる際には、会社でもサークルでも人が重要だと言えます。
メンバー同士が頻繁に会っている
活動が定期的(週1~)にある、活動以外でもメンバー同士がコミュニケーションを取っている(飲み会、お出かけ、休み時間に一緒に過ごすなど)ことも長続きするために大切なことです。
会ったり話したりする機会がないと、どれだけ魅力的な活動内容でもメンバーのモチベーションが下がってしまいます。
自分が積極的にメンバーを誘って飲みに行ったり、連絡を取ったりしましょう。
幹部がメンバー目線で企画を考えている
企画がひとりよがり、幹部(役員、運営)よがりだとメンバーが離れていってしまいますよね。
人数が多いことは重要ではありませんが、たくさんの人が長くサークルにいてくれるようにするためにはメンバーの気持ちを常に考えることが求められます。
社会人になって商品やサービスを提供していく際にも必ず求められるスキルですので、メンバーの気持ちを考えることを大切にしましょう。
すぐつぶれるサークルの特徴3つ
せっかくサークルを立ち上げたのにすぐにつぶれてしまっては悲しいですよね。
次に、すぐつぶれるサークルの特徴を紹介します。
- 会費を取っていない
- 学年によってキャンパスが違う
- 合宿や飲み会のお金の管理がずさん
会費を取っていない
「会費が0円だと嬉しいんじゃないの!?」と思う人が多いでしょう。
しかし、会費を取らないことで
- 単純に活動の質が低い
- 「参加しなくてもいいや」というゆるさが生まれる
というデメリットがあります。
会費を取ることは「お金を払っているからちゃんと活動に参加しよう」という気持ちにさせるという効果もあるのです。
学年によってキャンパスが違う
どうしようもないことではありますが、学年によってキャンパスが変わる大学は、サークルを続けていくのが難しいです。
毎年メンバー集めを頑張らないとすぐにつぶれてしまうため、より目的や方針をしっかり決めることが求められます。
合宿や飲み会のお金の管理がずさん
お金の管理がずさんだと、メンバーから反感を買ったり、活動が成り立たなくなったりします。
また、大学に支出を報告しなければならないこともあるため、お金の管理はしっかり行いましょう。
会計担当を作るなど、仕組みから工夫することがおすすめです。
大学生がサークルを作るメリット3つ
最後に、大学生がサークルを作るメリットについてお話します。
仲間を集めて単純に楽しかったり、思い出をつくれたりすること以外にも良いことがたくさんあるのです。
サークルを立ち上げる経験はメリットや感動が多いため、興味がある人は是非一歩踏み出してみてください。
- 自分のやりたいことがやれる
- 組織をつくる経験ができる
- 就活のネタになる
自分のやりたいことがやれる
まずは、自分のやりたいことを実現させられる点が素晴らしいですよね。
「やりたいな~」と思いつつただなんとなく大学生活を終える人が多いです。
やりたいことを実現させられる力は非常に価値があります。
組織をつくる経験ができる
組織をつくる経験は、自信になります。
「大学生活で何か残したい!」と思っている人のひとつの手段としてサークル作りがあるのです。
実績やマネジメント経験が欲しいのであれば、長期インターンなども一手段としておすすめですよ。
就活のネタになる
サークルの立ち上げ経験は、就活のネタにもなります。
理由は、先ほどお話したように
- やりたいことを実現させる力
- 組織を立ち上げる・マネジメントする経験
が評価されるからです。
短期インターンが内定につながるって本当?知らないと損する本選考との関係とは
【まとめ】長続きするサークルには信念がある!
いかがでしたか?
まとめると、長続きするサークルを作れる人には目的や思い、その奥にある信念があります。
みなさんも是非、サークルを立ち上げてみてください!
「大学生活で何か経験したい!」「実績を残したい!」という人は長期インターンという手も考えてみてくださいね。