大学に入学した皆さん、ご入学おめでとうございます。大学に入学したら何がしたいですか?
勉強・アルバイト・旅行…限りある学生期間なので後悔のないように過ごしてください。
そしてほとんどの人が自分の興味があるサークルに所属すると思います。
サークルってたくさんあって、見学したくらいではなかなか選べないですよね。
そもそもサークルは最初から1つに絞った方が良いのでしょうか。今回は、サークルの掛け持ちについて私の経験も踏まえてご紹介したいと思います。
サークルの掛け持ちは可能?
高校生までは馴染みのない「サークル活動」ですが、大学生になるとほとんどの人がどこかしらのサークル(または部活動)に所属するのではないでしょうか。
私が通っていた大学は特にサークル活動が活発だったため、サークルに所属していない人の方が少数だったと思います。
私は学生の時、大学の授業等でたまたま話す機会があった人とはまず、どこのサークルに入っているか、という話をしていました。
聞いてみると皆面白いサークルに入っていて、話も広がりやすく興味深かったです。
大学には様々なサークルがあり、活動内容も様々です。どのサークルに入ろうか迷う中で、どうしても興味があるサークルが複数出てきてもおかしくはありません。では複数のサークルを掛け持ちすることは出来るのでしょうか?
サークルの掛け持ちは大多数がOK
大体のサークルではサークルの掛け持ちが可能です。なかにはサークル内の決まりで掛け持ち禁止のところもありますが、ごく少数です。
私も1~2年生のうちはサークルを3つ掛け持ちしていました。ただし、サークルを掛け持ちしている人が多いか、と聞かれると体感ですがそんなに多くはなかったです。
サークルを掛け持ちするメリット
では、複数のサークルを掛け持ちする場合にどんなメリットがあるのかをご紹介します。
1.活動の幅が広がる
大学のサークルは、高校までの部活動とは比にならないくらい様々な活動ができます。
「演劇に興味があったけど、高校までは演劇部がなかった」なんてことはありますが、大学のサークルにはほとんどないです。
趣味の範囲でやりたかったことを思う存分できるのがサークルの魅力なので、そんなサークルの掛け持ちは多様な活動に参加することができ、今までにない経験がたくさんできるでしょう。
2.様々な人と関われる
所属するサークルごとにその雰囲気は様々です。
例えば、同じ運動サークルでも、「ここのサークルの人たちは皆面白い」「ここは皆マジメ」等所属してる人の性格も異なります。
サークルを掛け持ちすることで、様々なコミュニティの人たちと関われるため、色々な考えや話題に触れることができ、刺激を受けやすくなります。
3.馴染めなかった時の保険になる
この記事を見ている人のなかには、サークルで新しい人間関係を築くことに不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
「せっかく入ったのに馴染めなくて辞めちゃったら、どうしよう」「辞めた後また新しいサークルを探して入りなおすのも大変だよね」と思っている方、やはり途中からサークルに入るのはハードルが高いです。
もちろんサークル以外でも大学生活は楽しめますが、せっかくならサークル活動でも楽しい思い出を残したいですよね。
サークルに馴染めない可能性があることも考えて、複数掛け持ちしておくことも一つの選択だと思います。
サークルを掛け持ちするデメリット
次に、サークルを掛け持ちするデメリットは何があるのかご紹介します。
1.費用がかかる
サークル活動は有志が集まって行う「活動」なので、ほとんどの場合、費用が発生します。
私が所属していたサークルは大体、サークルのイベントに参加したら集金、懇親会に参加したら集金、その他に定期的な活動費の集金がありました。
複数のサークルを掛け持ちするとその2倍、3倍お金がかかるので、出費が重なるとかなり辛かった記憶があります。
2.自分の時間がなくなる
大学生活はサークル活動だけに集中できるわけではありません(んかにはそんな人もいましたが…)。
学生の本分である授業の勉強やアルバイト、インターン等、サークル活動の他にもやらなければいけないことがたくさんあります。
そんななかでサークルを掛け持ちしていると、どうしてもサークル活動が中心の生活となってしまい、他のことまで手が回らなくなることもあります。
3.イベントが重なる
サークル活動の内容は様々ですが、新入生歓迎会や文化祭等の大きなイベントはほとんどのサークルが行います。
大きなイベントになればなるほど日程が被ってしまい、イベントの準備やイベント当日に所属するサークル全てに少しずつ迷惑をかけてしまうこともあります。
他にもサークルを掛け持ちしている人はいるのでとがめられることは少ないですが、大きなイベントがあるときには事前に先輩に相談する等、上手く立ち回る必要があります。
迷ったら掛け持ちしよう
ここまで、サークルの掛け持ちについてメリット・デメリット等をご紹介しましたが、個人的にはサークルの掛け持ちをするかどうかは、まず掛け持ちをしてみてから決めるのが一番良い方法だと思います。
「サークル活動」自体が大学生になって初めて行うものですし、大学の授業やアルバイト等と両立できるかどうかというのも人それぞれなので、実際やってみないと分からないと思います。
興味があるサークルが複数あって、サークル活動の内容を知った限りでは上手く両立できる、と思ったら掛け持ちすることをおすすめします。
私が経験したサークル掛け持ちについて
ここで、実際に私がサークルを掛け持ちした時はどんな経験をしたのかをご紹介します。サークルの掛け持ちをするか迷っている方の参考になると嬉しいです。
私は大学に入学した当初は、3つのサークルに所属しました。運動系のサークル1つと文科系のサークル2つです。
全て興味がある活動のサークルでしたし、サークルごとに活動する曜日がそれぞれバラバラだったので、なんとか両立できるのではないかと思って所属しました。
その時は大学の授業やアルバイトとも両立しなければならないことの大変さに気づいておらず、初めての中間テストあたりで、3つの掛け持ちは難しい…と1つのサークルを辞めました。
その後1年ほど2つのサークルで活動しましたが、サークル以外の時間(例えば、アルバイトや勉強等です)を増やす必要が出てきました。
2つのサークルにはそれぞれの良さがあって、どちらも楽しかったので何とか両立したかった気持ちはありました。しかし時間的に難しく、両方のサークルの雰囲気が掴めたところで、より居心地がよく且つ楽しく活動出来るサークル1本に絞りました。
結果的には1つのサークルに絞ることになってしまいましたが、複数のサークルに所属して色々な人と交流できたのは貴重な経験でしたし、楽しい思い出をたくさん残せたので、私は最初のうちにサークルを掛け持ちしてみて良かったなと思っています。
私の学部の友人達も、最初は複数掛け持ちして最終的に1つに絞る人が多かったですが、器用な人は最後までサークルを掛け持ちしていた人もいました。
掛け持ちが難しかったらすぐ辞めても大丈夫
サークルは高校までの「部活動」ほど厳しいルールはありません。
基本的には、集まりたい人が集まって活動しています。
もちろん、サークルの仲間に迷惑をかける形になることは避けなければいけませんが、サークルを辞めた・サークル活動に参加しなくなったからといって後ろめたくなるほどの責任感で所属するものではないです。
複数のサークルを掛け持ちしてみて、サークル活動が負担になった場合にサークルを辞めるというのは良くあることなので、まずは気軽にサークル活動を楽しみましょう。
掛け持ちする際の注意点
サークルの掛け持ちを決めた場合に、注意しなければいけない点をご紹介します。
活動が活発なサークルを複数掛け持ちするのは辞めよう
所属するサークルごとに活動の頻度も様々ですが、活動が活発なサークルを複数掛け持ちするのは辞めましょう。
最初から両立が難しいと分かっているのに所属してしまうのは、正直時間の無駄になるだけです。
どのサークルでの活動も中途半端なものになってしまいますし、最初は色々な活動に誘ってくれたサークルの仲間も「あの人は忙しい人なんだ…」と分かると遠慮がちになってしまいます。
結果、せっかく仲良くなった人と疎遠になる可能性もあり、良いことがありません。新入生歓迎会の時にサークルでの活動頻度は大体教えてもらえるので、自分で活動できる範囲と合致するよう絞って選びましょう。
サークル活動だけに集中するのは危険
大学生になって学年が上がるにつれて、自分の将来のためにインターン等の準備が必要な場合もあるでしょう。
大学の授業が忙しくなる人もいるかもしれません。サークル活動での経験はもちろん貴重ですし、楽しい思い出もいっぱいできます。
しかし他にもやるべきことが出来た場合に、サークル活動だけを優先してしまうと、後になって後悔してしまう場合もあります。
自分の時間を自由に使える学生期間だからこそ、きちんと時間の使い方を選択して楽しく過ごしましょう。
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まとめ
複数のサークルを掛け持ちすることは、両立が可能であれば何も問題がありません。
せっかく大学生になったので、自分の興味のあることにはどんどん挑戦してみましょう。
様々なサークルを見学して、自分が楽しく活動できる居場所を探してみてください。