「インターンシップやってみたいけど、長期と短期のどちらがいいのかな?」そう考えている学生の方は、たくさんいると思います。
今回は、「インターンシップに興味があるけど、どんなものなのかわからない」「インターンシップやりたいけど、長期と短期のどちらが良いのかわからない」と言う方々のために、インターンシップの特徴を解説していきたいと思います。
長期インターンシップとは?
長期インターンシップは、主にベンチャー企業が実施しているもので、3ヶ月~というものが一般的です。正社員たちと一緒に働くため、実社会に出た時に役立つ経験を積むことができます。
実際の社会で働くことによって、業界や職種への理解が深まるだけでなく、社会人に必要なスキルが身についたりするため、就職してからの強みともなるでしょう。
長期インターンシップに参加する学年
長期インターンシップは、1年を通じて多くの会社が募集をかけているため、参加する学年はバラバラです。
また、学年不問とする所も多いため、1年生でも歓迎されます。最近では、内定者インターンなどもあるため、4年生も参加する人が増えています。
長期インターンシップの勤務期間
基本的に、長期インターンシップは3ヶ月~としている企業が多いです。
長期インターンシップ生の約7割以上が平均6ヶ月以上勤務しているという企業もあるため、勤務期間は個人や企業によって異なってきます。
長期インターンシップの給料
長期インターンシップは、特に東京での募集が多いため、給料は時給1000円を超えるところが多いです。
その他にも、インセンティブ制のところがあったり、日給制のところがあったりと企業によってバラバラです。
長期インターンシップの仕事内容
長期インターンでは、アルバイトとは異なる仕事を任せてもらえます。
営業や企画、マーケティングやライター、エンジニアなどの多くの募集がかかっています。
いずれにしても、普通の大学生活では味わえないような、会社を動かす実践的な仕事ができます。
長期インターンシップのメリット・デメリット
長期インターンのメリット
長期インターンシップのメリットは、アルバイトとはまた違う仕事を任せてもらえることです。
それとともに、社会人に必要なスキルが身につけることが出来たり、自分の興味ある仕事への理解を深められます。
また、業界や職種についての理解を深められるため、自分の将来についてじっくり考えることもできます。
長期インターンのデメリット
長期インターンシップのデメリットは、その名の通り、長期で働かなければならないため、学業との両立が求められたり、サークルやアルバイトの時間を上手に割く必要が出てきます。
また、家の近くに魅力的なインターンシップを募集している会社があるとは限らないため、通勤に時間を割かなければならないのもデメリットです。
短期インターンシップとは?
短期インターンシップとは、1dayや2day、1weekや2weekなどのように、短期間で終わるものを指します。
サマーインターンやウィンターインターンはこれに入ります。
短期インターンシップに参加する学年
短期インターンシップに参加する学生の大半は3、4年生です。
就職活動に向けた参加で、募集対象も「20〇〇年卒」といったように制限がかかっていることが多くあります。
中には、学年不問のものもありますが、参加率の大半は、就職を控えた学年が主に占めています。
短期インターンシップの勤務期間
就活生対象の短期インターンは、1日で終わる1dayインターンや2日間おこなわれる2days、1週間や2週間おこなわれるなど、様々な期間が用意されています。
1dayなどの特に期間が短いものは、会社説明や簡単なワークが用意されている内容で、実際の仕事を体験するものではありません。
1週間から2週間のものになると、実際の仕事に触れさせてもらえたり、グループでワークをやったりします。
短期インターンシップの給料
短期インターンは、労働としてみなされないため、基本的に給料は支給されません。
交通費も自腹となっているものも多くあります。
短期インターンの中でも、勤務期間が長いものだと、交通費や宿泊費、報酬が支給されるものもありますが、そういったものは、インターンシップに合格するために提出するエントリーシートや面接をくぐり抜けなければならないので、その対策も必要になってきます。
短期インターンシップの内容
短期間で終わるものであるため、基本的に会社説明や、簡単なグループワークを通じて会社や仕事への理解を深めるということで終わります。
数日間に渡るものだと、会社側からお題を提示されて、それに対してグループで解決策を模索していったりもします。
短期間の中でも、期間が長いほど、会社や仕事への理解は深めることができます。
短期インターンのメリット・デメリット
短期インターンシップのメリット
短期インターンのメリットは、期間が短いため、自分の予定と上手く折り合いをつけることができるところです。
また、期間が短いがゆえに、たくさんの会社に行くことができたり、たくさんの職種・業界に触れることができるため、視野が広がります。
就活時の選択肢を増やすこともできるため、就活を控えている学生にはおすすめです。
短期インターンシップのデメリット
短期インターンのデメリットは、期間が短すぎて、会社や仕事への理解を深めることができないところです。
また、給料や交通費の支給がない企業が多くあるため、費用がかかってしまうところもデメリットとして挙げられます。
あなたは長期と短期どちらがおすすめ?
自分に合うインターンシップを理解して、ミスマッチを減らしましょう。
長期インターンシップに向いている人
長期インターンに向いている人は、会社の仕事に興味がある人です。
インターン生と言えども、働き始めたら、責任を持って仕事をこなさなければなりません。その分、アルバイトとはまた違うやりがいや達成感を味わうことが出来ます。「責任ある仕事をしたい」「アルバイトじゃ物足りない」「早いうちから会社で働いてみたい」という方にはおすすめです。
短期インターンシップに向いている人
短期インターンに向いている人は、広く浅く、業界や職種について知りたい人です。
自分に合うものがわからなかったり、とりあえず視野を広げたいというひとにはおすすめです。
企業の実施率
リクルートキャリアの出しているデータだと、2018年度(予定含む)インターンシップ実施率は95.9%でした。また、マイナビの出しているデータだと、短期インターンシップ参加率は72.8%。長期インターン参加率は4%ほどでした。
大学生のほとんどは、インターンシップに参加しているということになります。
そもそもインターンシップとは?
そもそも、インターンシップとは何でしょう?
ずばり、インターンシップとは「就労体験」です。
一般的に、大学生や大学院生が仕事の経験を積むために参加したり、企業側は仕事を理解してもらうために開催したりしています。
インターンシップとアルバイトの違い
「働くことを経験したいならアルバイトでも良くない?」そう考える方は多いと思います。
両者の大きな違いとして、まず「目的」が異なります。
中には経験を求めている方もいますが、多くの学生は、アルバイトを「お金を稼ぐ」ことを目的としています。一方、インターンシップの目的は、「就労体験をする、経験を積む」ということです。
インターンシップでも、お金を稼ぐことができるものも多くありますが、アルバイト以上に責任感ある仕事を任せてもらえたり、学校では得られない体験や経験をすることができます。
そして、インターンシップは、内定に有利に響く可能性があります。就労している会社の選考に有利に働く場合があるため、就職活動にはインターンシップはもってこいの機会となります。
インターンシップとアルバイトは両立できる?
アルバイトをやっている中、新しくインターンシップを始めようとしている方は、両立できるか不安ですよね。
両立については、それぞれの融通にかかっています。後ほど詳しく書きますが、1day型や1week型のインターンシップはアルバイトと両立は可能です。
しかし、長期インターンシップは、月の出勤時間や週の出勤日数が決められているので、自分の生活に合ったものを選ぶべきです。
インターンシップを始める時期は?
リクナビによると、2019年卒の内定者のうち、62%の学生がインターンシップに参加していました。
大学生のインターンシップ参加時期のピークは、8月と2月です。
大学3年生の時期に参加する人が最も多く、学生の大半は就職を見据えた参加となっています。
インターンシップの募集企業
長期インターンを募集している会社は、基本的にベンチャー企業が多いです。
出来てばかりの会社や、経営基盤が固まっていない企業が多く募集しているため、様々なスキルを身につけられます。
一方、短期インターンは大企業や中小企業での募集が多いです。
夏や冬などに実施されるもので、申し込むだけで参加できるものもあれば、エントリーシートを書いたり、面接やグループディスカッションなどの選考を受けてから参加資格を得られるものもあります。
インターンシップの探し方
インターンシップに参加したい人向けに、いくつか探し方をご紹介します。
自分で探す
長期インターンシップは、ユアターンやキャリアバイトなどで募集されています。
気になる職種や業界、勤務地などを絞ることが出来たり、インターンのコラムなども充実しているためおすすめです。
短期インターンシップは、マイナビやリクナビから探すことが出来ます。選考の通知を受けられたり、インターンの合同説明会についての連絡なども充実しているため、就活を控えている人は登録してみるといいです。
知人紹介
長期インターンシップに既に参加している知人がいたら、話を聞いてみるといいです。会社によっては、知人紹介という特別枠が適用される可能性があるからです。
また、実際に働いている様子を聞くこともできるため、ミスマッチを減らすことが出来ます。
イベントに参加してみる
特に、短期インターンについては、合同説明会が開催されるため、何に参加しようか迷っている人にはおすすめです。
合同でやっているところもあれば、企業ごと独自に開催しているところもあるため、気になる会社があったら、こまめに情報をチェックする必要があります。
大学の紹介
大学ごとに設置されているキャリアセンターを使って、情報収集するという手もあります。
大学でインターン募集がかかっている企業は、その大学の学生に来てほしいという想いがあるため、採用の難易度としては低いでしょう。
まとめ
このように、インターンシップには様々な種類のものがあります。
自分のスタイルに合うインターンシップをしっかり探して、大学生活を有意義なものにしてください。