就職活動に取り掛かり始めているそこの大学生、都市部ではなく地方での就職に興味を持っていませんか?
都会の喧騒から離れて、のどかなところで働きたい、大学は都会だけど就職は地元でやりたいなど理由は様々でしょう。
地方就職は土地に根差した企業の求人を探しますから、地域密着型の企業が集まるイベントに参加する方がいいですよね。
そこで今回は地方就職イベントや、大学生が地方で就職するメリット・注意点まで徹底的に解説していきます。
地方就職を希望する大学生が増加している
近年大学生の中でも、地方就職を希望する学生が増えています。
大学は都市部を選んでも、住みやすさや働きやすさを求めて、地方での就職に転換するケースが多くなっています。
一方で、地方自治体では都市部に出た学生を地元に集めようと、U/Iターン就職に力を入れ始めています。
求人専門ページを作成したり、定期的にイベントや説明会を開催し、地元への誘致を進めているのです。
地方就職イベントとは
地方就職イベントとは、その名の通り地方で新卒採用を行っている企業を集めて行われるイベントのことを指します。
都市部では基本的に大手企業向けの説明会が行われることが多いですが、地方での就職イベントでは地元密着型の企業の求人を多数集められます。
地域で就職するときのコツから、就活のノウハウを説明してもらえることもあるので、就職したい地方が決まっている大学生にとっては貴重な機会です。
どのイベントも参加料は無料なので、気軽に参加できるのもありがたいですね。
大学生におすすめ地方就活イベント
山日YBS企業ガイダンス
山日YBS企業ガイダンスは、山梨県での就職を希望する学生向けの就活イベントです。
甲府市にあるアイメッセ山梨等、大規模な会場を活用して合同就活イベントも開催しています。
山梨県内にある企業のうち、なんと97もの企業が参加しており、山梨県での就活を検討するなら参加しない手はありませんよね。
全国規模の就活サイトでももちろん山梨県の求人はあるものの、地元密着型の企業を探すのは難しいとされています。
県内の求人をより多くチェックしたいのであれば、ブックマークして常に確認できる状態にしておきましょう。
利用登録をしておくと、気になる企業に一括でエントリーも可能です。
また、山日YBS企業ガイダンスの公式サイト上では、就活イベントだけではなく各企業が個別で実施している企業説明会も一覧でチェックできます。
各企業ごとに詳細な実施内容の記載されているページが用意されているので、当日どんなコンテンツがあるのか、参加しやすい開催形式かも確認できちゃいます。
オンラインの会社説明会も実施されているので、他県の大学に進学した学生のUターン就職や、都市部からのIターン就職にも活用できるのはありがたいですよね。
毎年サイトがリニューアルされますので、これから就活を考え始める3年生、就活をさらにブーストをかけていきたい4年生は必見です。
就ナビ新卒
定期的に地方就職者向けのイベントを開催しており、特に注目すべきは「企業参加型の就活イベント」です。※2023年卒版は全日程が終了しております
企業が直接説明を実施してくれるので、岡山県や香川県で新卒を募集している企業について知ることが可能です。
また企業に関する情報だけではなく、自己分析や選考対策になる一石二鳥のイベントを多数開催しています。
また企業参加型のイベントだけではなく、セミナー型のイベント「就ナビキャリアゼミ」も開催中。
就活ノウハウはもちろんのこと、社会で役立つスキルのブラッシュアップ等実戦的なプログラムが用意されています。
セミナー形式なので、周囲の就活生とコミュニケーションもはかれるため、「脱・ぼっち就活」につながるのも参加する大きなメリットです。
新型コロナウイルス感染症の流行を考慮して、ZOOMを利用したオンラインでの実施なので、Uターン就職を考えている学生にもおすすめでしょう。
参加する前に必要なものはなく、参加年代に縛りはないので今後の就職活動に備えて参加してみたいと考えている方は、是非利用を検討してみてください。
直近(2022年現在)では下記の日程が用意されているので、気になるものがあれば是非、参加を検討してみてください。
- ~3月31日(木) バーチャルフェスタ(オンライン開催)
- 3月22日(火) 就ナビキャリアゼミ 「面接練習」編(Zoom開催)
大学生が地方で就職する6つのメリット
なんとなく地方で就職を検討している大学生も多いでしょうが、実は以下の通り地方就職にはこれだけのメリットがあります。
- 家賃が安く負担が少ない
- 通勤で混雑しにくい
- 犯罪件数が少ない
- 地域の人と交流できる
- 地元なら友達と遊びやすい
- 実家住まいで貯金しやすい
以下で詳しく解説していきます。
家賃が安く負担が少ない
地方で就活して生活の基盤を置く際、都市部よりも家賃が安く生活の負担が少ないメリットがあります。
以下は東京都と山梨県のワンルームの1か月の家賃を比較した表です。
東京 | 6~8万円 |
---|---|
山梨 | 4~5万円 |
※当サイト調べ
都市部と地方ではワンルームでこれだけの家賃の差があります。
家賃は固定費ですから、毎月の費用が軽減できるのであれば生活費の負担が少なくなります。
一人暮らしだと食費も家賃もすべて自分負担になりますから、出来るだけ節約できるのはありがたいですよね。
通勤で混雑しにくい
地方は電車での通勤が少ないため、通勤電車でラッシュに巻き込まれることが少ないです。
都市部の通勤電車は乗車率が200%を超えることも多々あり、毎日継続するとなると体にも精神面にも負担が大きくなってしまいます。
車や自転車での通勤ができるので、スペースを確保できるのは大きなメリットですよね。
犯罪件数が少ない
都市部は人が集まりやすいため比例して犯罪が多くなりますが、地方では人口の少なさも相まって犯罪件数が少ない傾向にあります。
犯罪件数が少ないということは、生活する上での危険性が少ないことと同義です。
一人暮らし、特に女性が暮らすとなると、治安面は重要ですよね。
心配している親御さんからしても、治安の良いところで生活できるのは、安心材料となり一人暮らしを許可してもらえる可能性が高くなります。
地域の人と交流できる
都心部では近所の人との交流がなく、個人で生活することが多いです。
しかし地方の場合は、地域の人と交流できる機会が多く、単身で住んでいても孤独感を感じなくて済みます。
地域の人の交流を通して、何かあったときに頼れる先ができたり、お互いにお土産を渡しあったりと日常生活が楽しくなることも。
地元で地域の人と交流する機会が多かった人は、懐かしさも覚えるのではないでしょうか。
地元なら友達と遊びやすい
地方のうち、地元での就職を検討しているのであれば、友達と遊びやすくなり公私ともに充実する可能性が高いです。
都心部に住んでいると、地元の友達と遊べる機会は帰省の時のみで、頻繁に遊ぶのは難しいです。
地元であれば幼馴染や高校の友人と遊ぶ機会もできるので、交流を楽しみながら生活ができるでしょう。
実家住まいで貯金がしやすい
地方就職、特に地元で生活する場合は実家住まいになることもあるでしょう。
実家に住んでいると、食費や光熱費を入れるだけで済むので、貯金が貯まりやすくなります。
実際に一人暮らしと実家住みでは、貯金額に大きな差が出ます。
給料を自分の好きなものに費やしたい方は、実家通勤を選ぶといいでしょう。
大学生が地方就職をするときの注意点
大学生が地方就職をするときの注意点は、以下の4つです。
- 自動車免許が必要になる
- 地元の場合一人暮らしができないことも
- 求人数が少ないため就職先を探しにくい
- 都市部よりも給料が安い
以下で詳しく解説していきます。
自動車免許が必要になる
地方就職をすると移動手段として自動車免許が必要になります。
どこに行くのにも車が必要で、1人に1台ないと生活できない地域もあります。
大学に通いながら自動車免許を取るのはスケジュール管理が難しいですが、どうにかして取得しておくことをおすすめします。
地元の場合一人暮らしができないことも
地元で就職する場合、家庭の事情で一人暮らしができないこともあります。
家族から反対されたり、家の方針で後を継ぐために一人暮らしをさせてもらえないこともあります。
一人暮らしをしたい願望があるなら、都会をおすすめします。
求人数が少ないため就職先を探しにくい
地方での就職は都心部に比べて求人が少ないため、就職先を探すのに難航してしまいます。
都心部は人口が多い分、大企業やその子会社、ベンチャー企業などが密集しているため雇用であふれています。
求人数が少ない分地元の他の就活生も同じ求人を狙っていることもあるので、注意が必要です。
都市部よりも給料が安い
地方は都市部よりも物価が安い分、それに比例して給料が安くなる傾向にあります。
そのため都市部で働く友人よりも初任給が安くなることが多いです。
給料を重視したいのであれば、都市部での就職活動をおすすめします。
大学生が地方就職を成功させるポイント
大学生が地方での就職活動を成功させるには、下記のポイントを守っておくといいでしょう。
- 地域密着型の就活イベントに参加する
- 大学のU/Iターン就職イベントに参加する
- 地元の知り合いに紹介してもらう
以下で詳しく解説していきます。
地域密着型の就活イベントに参加する
修飾したい地域で開催されてい地域密着型の就活イベントに参加することをおすすめします。
地域の独占求人を紹介してもらえたり、地元の有力企業が出展している可能性が高いためです。
開催期間が限られているので、気になる方はチェックしてみてください。
大学のU/Iターン就職イベントに参加する
大学のU/Iターン就職イベントに参加するのも一つの手です。
地域の活性化を検討している地方自治体は、大学に交渉してU/Iターン就職イベントを開催していることも多いです。
イベントに参加することで、