大学生になったらほとんどの人がバイトを始めるというイメージがある人は多いのではないのでしょうか。
しかし、実際にはバイトをしてない人は多くいます。バイトをしている人としていない人の割合や、なぜバイトをしていないか、はたまたなぜバイトをしているのかなどの、大学生とバイトとの関係について詳しく説明していきます!
バイトをしようか他のことに時間を使おうか迷っている学生は必見です。
大学生はみんなアルバイトをしている?
大学生になると多くの人がアルバイトをし始める、このようなイメージを持っている人は少なくないと思います。
確かに初対面の人達の会話でも「バイト何してんのー?」という内容はよく耳にします。そして、友達と遊んだり昼食を食べたりするのにもお金が要ります。
そのためお金は必要なのです。しかしアルバイトをしていない人だっています。アルバイトすることとしないことについて以下で詳しく見ていきましょう。
アルバイトをしている人の方が多い
アルバイトをしていない人と比べてアルバイトをしている人はとても多いと言えます。
そしてアルバイトをしている人の多くは1年生の夏休み前までに始めています。
やはり、大学生として過ごすにはお金が必要になってくるため、お金稼ぎのためにアルバイトをしている人は多いです。そしてアルバイトをすることの目的のほとんどがお金稼ぎだということも言えます。
アルバイトをしている人としていない人の割合は?
ではアルバイトをしている人としていない人の割合はどれくらいの割合なのでしょうか。
実際に以下で見ていきましょう。
ベネッセコーポレーション | 63% |
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JASOO(日本学生支援機構) | 74% |
就活ジャーナル | 58% |
求人サイトan | 54% |
モッピージョブ | 54% |
以上のアンケートによると、6割くらいの学生がアルバイトをしていると言えます。
しかし実際には、アルバイトを当時していなかったけど始めた人や、アンケートで詳しくアルバイトについて聞かれるのが面倒くさくて「アルバイトをしていますか?」の質問に適当に「いいえ」と答えた人が多いと考えると、実際にはもう少し多いということができますが、それを踏まえても、アルバイトをしている人としていない人の割合は、7:3くらいであると言えます。
飲食店や塾講師としてアルバイトしている学生が多い!
ではどんな職種のアルバイトをしている人が多いのでしょうか。
多いのは、ファミレスや居酒屋、カフェなどの飲食か家庭教師や塾講師などの教育現場で働いている人が多いです。
飲食が人気な理由としては、働きやすく同年代の学生アルバイトとの関わりも持てて、友達の輪が広がるということが挙げられます。
そして、教育系のアルバイトが人気な理由としては、まず第一には高時給であるという点が挙げられます。他にも、ずっと座っているだけなので体力的に楽という点も人気ポイントです。他にも、アパレルやコンビニ、事務のバイトなども大学生にとても人気です。
大学生がアルバイトをすることのメリット
広く一般にアルバイトをしている学生が多いのは、アルバイトをすることには多くの利点があると感じているからです。
では実際にどんなメリットがあるのか、大きく3つに分けて以下で説明していきます。
お金が稼げること
まず第一は、お金稼ぎということです。アルバイトは年間で103万円の収入以下の場合所得税を払うことなくお金を稼ぐことができます。
年間で100万円稼ぐことができると、友人と遊んだり旅行へ行ったりすることもできます。更に遊びだけではなく、自分の学費を払う為にアルバイトをする人もいます。
このように、様々なものに役立つお金を稼げるというのはアルバイトの一番のメリットであり、一番の目的であるともいえます。
社会的な体験ができる
そして次にあげられるメリットは、社会的な体験ができるということです。これはどういうことかというと、例えば店長や社員との上下関係や、お客様を相手にするということを体験ができるということです。
この体験は、単に学生として生きているだけでは得られるものではありません。これは必ず社会に出た時に学ぶことでありこれを大学生のうちに学ぶことができるのは貴重な体験と言えます。
友人の輪が広がる
そして最後は、交友関係が広がるという点です。大学生は、人生の夏休みともいわれるほど自由な時間が多い期間です。
その中で、広い交友関係を構築して、様々な人と関わることは非常に大事なことであり、人生の大きな経験にもなります。大学生は、中高生と比べて学校内での親しい関係の構築が難しく、バイトの仲間と多くの時間を共有する学生も少なくありません。
大学生でアルバイトをすることのデメリット
次にアルバイトをしないことのデメリットについてです。多くの学生がしているアルバイトですが、当然デメリットもあります。大きく2つに分けて説明していきます。
自由な時間が減ること
そして次に自由な時間が減るということです。大学生は先ほども述べたように人生の夏休みともいわれるほどに自分の時間が取れる期間です。
アルバイトをすると、当然その自由な時間は減ります。例えば、アルバイトをしない理由として、資格を取るためということが挙げられることは多々あります。
アルバイトをするということに時間を使うか、資格を取るために時間を使うかは人それぞれであり、一概にどちらが良いというようなことは言えません。
しかし、学生のうちに資格を取ることが将来の給料に繋がるという可能性があるということを考えると、アルバイトではなく資格を取ることに時間を使うのは非常に効率のいい時間の使い方であると言えます。
学生のうちに働くという経験ができないこと
アルバイトをすることのメリットで「社会的な体験ができる」という点を挙げましたが、実際に、学生のうちにアルバイトを経験して、「働く」という経験をしている人は非常にたくさんいます。
その様な学生と就職活動の際に同じラインに立った時に、やはり経験上の差がついてしまいます。
この点で学生のうちに「働く」という経験をしないことは将来マイナスに働くことになってしまします。
アルバイトよりも自分の能力が上がるインターンという選択肢
先に挙げたアンケートで「アルバイトはしていない」と答えた学生の中には、長期インターンに参加している学生もいます。
長期インターンは、お金を稼ぐことができるという点ではアルバイトに似ていると言えます。しかし、アルバイト=長期インターンではありません。
長期インターンとアルバイトの最も大きな相違点は、学生として働くか、一社会人として働くかという点にあります。インターンシップはアルバイトと違って軽い気持ちで参加しようとすると失敗します。
さらに、アルバイトよりも時間を拘束される時間が多くなることが多いです。しかし、きちんと社会人として働くという意志があり、学業に余裕がある学生にとってはとても良い選択肢の1つであると言えます。
長期インターンには様々なメリットがあります。詳しく説明していきます。
社会人としての作法がしっかり身に付く
社会人として働くということにより、必然的に社会人としての常識的なマナーが学べます。
例えば、様々な場面での挨拶の仕方や、会食の際の上司に対するマナーなどが挙げられます。
これは社会人一年目に誰しもが学ぶことですが、これを学生のうちに身につけられる場があるというのはとても貴重なことであり、将来の自分にとってとても有利に働くこともあります。
就職活動に有利になる?
そして、長期インターンは就職に有利に働くことが多いです。
例えば飲食などのアルバイトでは得られない、オフィスワークで使う技術を長期インターンでは学ぶことができます。
自分が就職を志望している業界と否事業会の長期インターンに参加すれば、間違いなく就職に有利になります。
さらには、長期インターンを行っている企業の中には、長期インターンに参加している学生に内定を出す企業もあります。このように間接的にではなく直接内定に繋がることも少なくありません。
インターンとアルバイトの違いとは?あなたはどちらを選ぶべき?
大学生だからといって必ずバイトをする必要はない
最後に、大学生はアルバイトをするという風潮が何となく世の中にあることは間違いないですが、時間の使い方は人それぞれです。
なので、大学生だからバイトをしているのが普通ということもないのです。バイトをしないでその時間や体力を他の物事につぎ込む人はたくさんいます。
よく「バイをしていない大学生はカス」などと言うことが言われることもありますが、そんな事は全くありません。
しかし、アルバイトをするということにも、お金を稼ぐ以外にもたくさんの経験が得られるというメリットがあります。
よって、色々なことを、周りと比べてではなく、自分なりに考えてアルバイトをするかしないかを決めることがとても大事です。人生の夏休みとも言われる膨大な時間を有効に使って楽しい大学生ライフを過ごしましょう。